287 ―シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア2―
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[ジェレミの姿を見送り、踵を返す、そのところに。また別の姿を認めれば、歩み出すのは留まって。 今日は随分よく人に会うものだ、なんて、思いながら。その姿、ロイエ夫人たるに、向き直った]
やあ、今晩は。……と、 どうしたのかな、その傷は。 薬なら、お安い御用だが。
[挨拶するが早いか、向けられた言葉、そして見せられた傷に、首を傾け]
何か、犬にでも噛まれたかね。
[そんな事を言ったのは、戯れにだ。出血する其処にあるのは、それにはよらないだろう、だが疑いなき咬み傷であり。何より、その、薬指は、治療を拒む「刻印」があるところであったから。 何かしら、あったのだろうなと、 漠然たる察知は出来ようものだ]
(26) 2018/11/07(Wed) 04時頃
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[と、話していたところに、また新たな姿]
やあ、二人とも、今晩は。
マユミ嬢? 彼女なら、さっき会ったよ。私の部屋の前で。 今何処にいるかはちょっとわからないが。
[トレイルの問いかけを聞けば、廊下の向こうを見やりつつ答えた。 そうさっき会った、それから早くも、防げなかった誤解が一つ輝いていようとは、つゆしらぬところである、余談だが]
(27) 2018/11/07(Wed) 04時頃
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[一方で、クシャミには]
ああ、今夜も元気そうで何より。
[開口一番に深夜アニメの、威風堂々たる「オタク」であるところの彼には、今し方聞いたジェレミの件を思い出しつつ――も、とりあえず言及はしなかった。 ちなみに其方文化については、何分出身の由もあり。アニメは稀だが、漫画は時々読むし、ゲームもRPGやらSLGやらホラーやら、やる事もあったりはする男だった]
……君までか。 何だ、怪我をするのが今流行なのかね、
[火傷、と切り出す言葉を聞くと、片眉を上げつつ言った。まさかの今夜三人目の患者である。肩を竦めて]
薬ならあるとも。 しかし、十字架とはまた。 何をやっていたんだね、全く。
[その手に刻まれた、禁忌の形を眺めつつ**]
(28) 2018/11/07(Wed) 05時頃
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ほう。 まあ、蝙蝠というのは存外獰猛だからね。 過ぎて指を取られぬよう、気を付けるように。
[坊や、とロイエが語るのを聞けば、くつりと笑い、同じ調子に返した。一つの姿を頭に浮かべる傍らに]
……と。 倒れないようにも、気を付けるように。
[既に眠そうな有り様には、二つ目を重ねてもおいた。ナルコレプシーめくは、彼女の常態ではあるが]
(41) 2018/11/07(Wed) 20時頃
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うむ。 迅速な流行の廃りを願っておくとしようか。
禁断の……チョコ? 盗み食いで?
[クシャミの話し出した怪我の由来には、その唐突なフレーズに疑問符を浮かべて。ただ、詳細を聞いたならば、 まあそれはそれで、珍妙な話には違いなかったわけだが]
ふむ、十字と聖句のチョコで火傷とは。 愉快というか、器用というか、なんとも因果の果てというか。 珍しい症例には違いないな。
[など言いつつ、改めてまじまじと、観察する眼差しで、火傷を眺めたりしたのだった]
(43) 2018/11/07(Wed) 20時半頃
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不吉な、気の長い心がけだ。
[王子案件には、呟きつつも]
じゃあ、少し待っていてくれ。 薬を持ってこよう。
[そう言っては、男は場を離れ。ややあって戻ってきては、ロイエとクシャミに、それぞれ平円形の容器を渡しただろう。クシャミにはユージンに渡したと同じ火傷向けの軟膏を、ロイエには外傷向けのものを、それぞれに*]
(44) 2018/11/07(Wed) 20時半頃
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期待しているよ。 珈琲か紅茶なら、お出ししよう。
[スイーツでもというロイエには、冗談めかしに言って。アイテム使用したクシャミにも頷き、それから男は場を離れた。 己が部屋に戻り――
――そうして、夜の終わりに沈む*]
(90) 2018/11/07(Wed) 23時頃
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― 翌る夜 ―
[繁華街の一角。無数に在る路地裏の一本を進んだ半ば。其処に建つ古いアパート造りの一室は、締め切られ、青白い照明によって薄暗く照らされている。 金属棚が並び、中央には金属製のベッドが設えられ、床は古りてはいるがタイル貼りの。傍らに木製の机一つと椅子二つが並べられた、 室内の様子はあるいは手術室、あるいは診察室、どちらにせよ病院を想起させるようなものであり、 実際、其処は一つのそれだった。
ベッドの端には、一人の、二十前後の若い娘が腰掛けている。その傍らに、一人、男はそれを見下ろして立っていた]
(102) 2018/11/08(Thu) 00時頃
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[娘は、宙を見つめている。何をもその瞳に映さず、否、映しながら認識せず、虚ろな瞳をただ開いている]
――今日の調子はどうかな。
[彼女に、男は話しかける。診察みた声色で。実際、彼女は、男の患者には違いなかった。夜の闇に紛れて医術を施す、その一端の。男は当世の免許こそなくも、偽りなく医者として仕事をしていて、 ・・・・・・ ただ、中には、患者ならず、 研究の協力者とする者もいたし、 ・・・・・ この娘のように、余命を診断する事もあった、 という、それだけの事だ]
(110) 2018/11/08(Thu) 01時半頃
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[男の声に、娘は応えない。見ながらに見ず、聞こえながらに聞かず、在る娘は。深く催眠を施され、常には普段に過ごしながら、時折に此処へ向かうように、そしてその際には「睡る」ように、刻み込まれた、その娘は。 幾度の――吸血に、蒼白になりゆきある見目の彼女に。応えがないのを認めながら、元々知りながら、男は言葉を重ねる]
……人間は永く病を恐れてきた。そして、 初めには呪術を以て。知を拓いてからは、医術を以て。 太古の昔より、戦い続けてきた。
永い歴史において。 数多の病が暴かれ、治されてきた。 だが病とは、その概念こそが不知たる、無限のものだ。
病が世から総て消える事は永劫なく、 そうして消え得ないところの病は、 人間を苦しめ続け、 時折、死への門出に連れていく。
(111) 2018/11/08(Thu) 02時半頃
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[抑揚穏やかな声で男は語り、語りながら、その手を娘の首筋に伸ばす。青く透ける血管をなぞるように、肌に指先を滑らせ撫ぜる]
その視点から見れば、吸血鬼とは、 ――「病」の一つであるのかもしれない。
[もう片の手の指をかけ、男はマスクを引き下げる。ずらすでなく、顎下まで下ろす。露になった口元、その唇は薄く肌色と同じ蒼白を湛えて、 そうして、緩やかに弧を描いていた。 マスクから離した手を、指指を、ベッドに投げ出された娘の手に絡み組ませる。長身を屈めて、その首筋に唇を寄せる。薄らと開いた唇からは、鋭く白き牙が覗き、]
(112) 2018/11/08(Thu) 03時半頃
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[嗚呼、 甘露なものだ、 思いながら、その温かな血を嚥み下す。 意思は睡れど反射にぴくりと震える体の、 柔らかな鼓動を指に掌に味わって、
間もなく終わりを迎えるだろう娘の、 その終わりの日が来た暁には、 四肢を眼球を心臓を薬液に、骨を鍋に、 いつものように、 仕立て、保管してあげようとも――**]
(113) 2018/11/08(Thu) 04時頃
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― 温もりの断片 ―
[それは男が城を出ようとした時の事。幾時間前の事である。ホールに降りた男は、その時は誰の姿もなく、静まり返っていた辺りを見るでもなく視界に入れて――]
……ん?
あれは…… 炬燵? なんでまた。 28年振りくらいに見たぞ。
[一角に据えられた、見知った姿に。 思わず足を止め、呟いた]
確かにこれから、いい季節ではあるが、……
(146) 2018/11/08(Thu) 21時半頃
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[誰が迎え入れたものだか、気にもなりつつ。一方に、その懐かしさと想われる温もりに、つい少し入ってみたくもなったものだったが]
…………いや。 今は、やめておこう。
[少しで済ませられるとは限るまい。 なんとか自制して、外出した男だった。 冬本番だったら多分アウトだった*]
(152) 2018/11/08(Thu) 22時頃
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戦ひ止んで 長城遥か 月は輝く 穂草はなびく……
[吸血をした後なれば、気分は上向くのも道理にて――尤も、俺においては不機嫌というのは稀なのだが――歌を口ずさみに夜道を歩み、城まで帰り着き]
――おや。 いい歌だね。
[開けるホール、トレイルが歌っているのが聞こえれば、笑む気配の声色に感想を零し]
それに、そう、炬燵、 ……蜜柑でも持ってきたくなるな。
[やはり感想を重ね零して、 男はホールを通り過ぎただろう]
(172) 2018/11/08(Thu) 22時半頃
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[それから、男が向かったのは自室だ。荷物を置いては、衣装棚を探る、昨夜作業を半ばまでしたそれを取り出す。白衣の一着――を、丈詰めしたものを。胴回りは男がそも細身故問題はあるまい、袖は少々余るだろうが、 マユミに渡す予定のそれを、誤解の一顛末は知る由もないまま、仕立てる、 薬品の匂いは不可避なるものだが、*]
(229) 2018/11/09(Fri) 00時半頃
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