252 【飛び入り歓迎】学園の七不思議
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俺なら何があってもトシミちゃんのこと忘れないし、側にいてあげるし、大切にするし…
──勿論、裏切ったりもしないしね。
[指折り数えてひとつ、ふたつ、みっつ、──よっつ。 にっこり笑って、明るく声を掛けてあげようか。]
まあそういうことだから、さ。
あとは俺に任せて、安心して成仏しなよ!
[なにが無念なのか、なにを探してるのか。 そんなのは何だっていいから、自分を想う健気な少女を支えるつもりがないのなら。
──────早く消えて、いなくなれ、ってね。]
(69) 2016/08/26(Fri) 05時頃
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よし、説得おわり! 俺トシミちゃんと話したいんだけど、屋上行けば会えるかなー。
[そう尋ねれば、音楽室にいた誰かが答えてくれただろうか。]**
(70) 2016/08/26(Fri) 05時頃
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─ 音楽室 ─
……です、ねぇ。
[肩を竦めるカトリーナ>>64に、はふ、と小さく息を吐く。 こうなっちゃうと、ほんとに周り見えないよなあ、なんてちらっと過る]
あー……せんせ、また頑張りすぎてます?
[急いでプリンを作った、という話>>65にこて、と首を傾ぐ。 急いだ理由なんて知る由もないから、ついそっちで考えてしまった。 温かい内に、というお言葉にははーい、と素直に頷いて]
(71) 2016/08/26(Fri) 08時頃
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……んー……ちびにゃーは、まだ、です。 でも、ここに置いてっちゃう事にはしたくないから。
……戻るまでには、なんとか。
[猫の事を聞かれると、声がへにゃった。 自分で探しに行けていない事へのもどかしさも、ちょっと滲む。 でも、という気持ちはあるから、探し出すつもりではあるけれど。
なんて決意を固めている間にも、説得は続いて]
(72) 2016/08/26(Fri) 08時頃
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……おおう。
[最後の最後に話しだした級友の言葉>>68 >>69に、瞬いた。 見えないけど]
…………なんというか。 初めて、のっくんが格好いい、と思えたよ。
[なお、今までの印象はお察しください、という所である]
どーだろね。 でも、屋上にとどまってるなら、会えるんじゃないかなぁ?
[尋ねられれば、推測を交えてこう返す。>>70 実際にどうかはわからないけど。**]
(73) 2016/08/26(Fri) 08時頃
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[ピアノの音色は何度も乱れた。>>#13、>>#14 幽霊は動揺しているのだろうか。
邪魔にならない位置からピアノを見守っていると、最後に近づいたのはノックスだった。 幽霊へ向ける視線に、イラっとした>>67感情が浮かんでいるように見えた気がするけれども、
「……えー、じゃあ俺がトシミちゃん口説いてこようかな」>>68 へらりとした軽薄な笑み>>68と口調は、いいこと思い立ついた、とでも言いたげで。 どうやら幽霊を挑発する作戦らしい。>>69
傍らのラディスラヴァから、 「あー……せんせ、また頑張りすぎてます?」>>71と声をかけられ、
カトリーナは首を傾げた彼女のほうへ視線を戻す。 長い前髪に隠れて彼女の目元は見えない。 見えないが、]
そうかも……気をつけるわね、ありがとう。
[その眼に宿っているだろう気遣いを読み取り、カトリーナは微笑む。]
(74) 2016/08/26(Fri) 11時頃
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[猫はまだ見つかっていないようだ。 「ここに置いてっちゃう事にはしたくないから」>>72というラディスラヴァを見上げて同意し、]
……広すぎるのよね、この学校。 キャットフードに上手く誘われてくれれば……あ!
タマコさんにお願いできれば……? 彼女、校内のできごとを把握していそうな気がする。
…でも、どうやって伝えるのかが…わからない、か。
[そういう話をしているうち、どこか深いところから絞り出すような声が聞こえた。 「……少しまって、くれない、かな」>>#15
カトリーナは薄ぼんやりとした音楽教師の幽霊を見つめていたが、 やがて数回、小さく頷く。]
(75) 2016/08/26(Fri) 11時頃
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─ 音楽室→廊下 ─
[ラディスラヴァは何と答えたのだったか。
カトリーナは廊下へ出る。 先客のクリストファーが、鼻唄を口ずさみながら>>63座り込んでいて。]
約束のホットプリン、できてるわ。
[声をかければ、彼は立ち上がるだろうか。]
(76) 2016/08/26(Fri) 11時頃
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[カトリーナは音楽室を見やり、声を潜めた。]
わたしたちが囲んでわいわい言っても……ね。 トシミの声さえ聞こえないなら、彼自身、思い出すことを拒否してるのでしょう。
何もかも忘れることでしか、自分を保つことができなかったの、かも。 未来ある若い恋人をむざむざ死なせてしまって、 自分は生き残ったのだから…………。
[でも、と続ける。]
……ニコラスが怖気づいて、身を竦ませてしまったのは、わかる気がする。 生き物としては当然の反応だもの……。 気の弱い、優しい性格のひとなら、なおのこと。
[ここまでくると優柔不断の域かもしれないが。]
(77) 2016/08/26(Fri) 11時頃
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[クリストファーがその話題に乗ってこなければ、 いつものように少し困ったような微みを浮かべただろうか。]
……ねえ、やっぱり髪を切らない? 横だけでも、もっと短くすれば、こう…、 顎と首が見えて、すっきりした印象になるんじゃないかしら。
もちろん強制するつもりはないのよ? ただ、ちょっと見てみたいなあ、なんて……。
[ふんわりとしたスカートの裾へも視線を落とし、]
そういえば、その服はお姉さんのものだとどこかで聞いたような。 お兄さんはいないの?
[クリストファーのきょうだいの話をいくらか聞いただろうか。**]
(78) 2016/08/26(Fri) 12時頃
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[先生は?と尋ねられれば、]
わたし? 兄がいるの、ふたり。
長兄は14歳上で、とある大学の准教授よ。 専門は古生物学。
生命の進化について習ったでしょう?
地球で生命が誕生して、38億年。 40億年前までのマグマオーシャンが冷えて固まり、海ができて……、 細胞膜がアミノ酸からリン脂質へ変わり、たんぱく質ができて。
やがてカンブリア爆発に至る、と。
でも、最近の研究では、先カンブリア時代にも多様な生物がいたことはわかってるの。 エディアカラ生物群と呼ばれる無脊椎動物ね。
(79) 2016/08/26(Fri) 12時半頃
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