288 【半突発】僕たち、ほしぞら探検隊
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きみは自らの正体を知った。さあ、村人なら敵である人狼を退治しよう。人狼なら……狡猾に振る舞って人間たちを確実に仕留めていくのだ。
どうやらこの中には、村人が5人、王子様が1人、人狼が1人いるようだ。
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ねえ。見て見て。パン持ってきたんだ。 みんなにはナイショだよ?
(0) 2018/11/16(Fri) 23時頃
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12/28、昼。
定期船は夕月島の港に到着する。
一行は旅館「ゆかり」に荷物を置いた後に、
夕月広場へと移動する。
「水花の儀」。
夕月島特有の、死者を送る儀式。
それが、開かれようとしていた。*
(#0) 2018/11/16(Fri) 23時頃
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[ 夕月広場は、人が集まり始めている。 海斗の親族や、海斗の近所の人、漁師仲間。 もしかしたら、何ら関係もない人もいるかもしれない。
皆、海斗を見送る為にやってきたのだ。
中央当たりには、目立つ木製の棺桶。 その中に、海斗は横たわっている。
この土地ならではの「水花の儀」。 それが行われる時は近い。* ]
(1) 2018/11/16(Fri) 23時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2018/11/16(Fri) 23時頃
受付 アイリスは、メモを貼った。
2018/11/16(Fri) 23時半頃
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― 28日朝・夕月島港 ―
[ そろそろ、定期船が出発する頃だろうか。 愛梨は、夕月島の港で、一人待っている。
彼らが到着したときに、彼女はどうしただろう。 きっと、成長した一行に、驚いたことだろうか。 再会の時は、近づく。
そして、水花の儀も、 夕月広場で開かれようとしていた。 ]
(2) 2018/11/17(Sat) 01時頃
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― 夕月島港→旅館「ゆかり」 ―
[ 再会の喜びを分かち合った後、 彼女は一旦「ゆかり」に案内する。 その道中、「水花の儀」について、 説明があった。 ]
……「水花の儀」。 本土にいたら、馴染みが無いと思う。 夕月島の人が亡くなったときに行われる、 儀式が、「水花の儀」っていうんだ。
[ そう言って、愛梨は語り出す。 ]
(3) 2018/11/17(Sat) 01時頃
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……――そもそもね。 この島、江戸時代頃までは、 殆ど水葬で弔ってたんだ。
[ 水葬。もしかしたら、耳慣れない言葉かもしれない。 ]
ええっと、普通は、遺体を焼いて、 その骨をお墓に納める火葬が殆どだよね。 でも、夕月島は違って。 夕月島で亡くなった人は、その遺体を、 沖合に沈めて弔ってたんだ。それが水葬。
で、遺体を沈めるときに、その周りに、 蓮の花を撒いて、祈りを捧げるのが、 本来の「水花の儀」っていうんだけど。
(4) 2018/11/17(Sat) 01時頃
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[ 愛梨の話は続く。 ]
でも、江戸時代が終わった後。 水葬は法律で禁止されてしまったんだ。 でも、水葬は禁止されても、 水花の儀は廃れさせたくない。 夕月島の人はそう思ったわけ。
で、どうしたかっていうと、 焼く前の遺体、木で出来た棺に、 あらかじめ汲んでおいた海水を、 柄杓でばしゃーんって、かけて、 別れの言葉、祈りの言葉を投げかけるんだ。
死んだ人に海水をかけるっていうのは、 ちょっとびっくりするかもしれないけど、 ここの島の人は海に縁があるからね。 海の水を撒き、海の仏に呼びかけ、加護があるように、 そう祈るんだ。
(5) 2018/11/17(Sat) 01時頃
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そんな感じで、主な流れは、 お坊さんが念仏?ってのを唱えてる時に、 遺体……っていうか棺に海水を撒いて、 別れの言葉を言う。 最後にお坊さんが、 棺のそばに蓮の花を供えて、終了。
水のかけ方も、別れの言葉も、本当になんでもいいの。 変な話、乱暴にかけてもいいし、 注ぐように落としてもいいし。 別れの言葉も長くなっても良いし、 思いつかないなら何も言わなくてもいい。
――まあ、島の人がやってるの見たら、 こういうことなのか、って分かると思うよ。
[ そんな話をして、「ゆかり」に到着する。 ]
2部屋とれたけど、男女別でいいよね。 男子は「あおば」、女子は「つばき」に荷物を置いたら、 戻ってきて。 夕月広場に案内するから。 **
(6) 2018/11/17(Sat) 01時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2018/11/17(Sat) 01時頃
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― 船内 ―
[ 何だかんだでごたついてるうちに、船は出発した。色々話したり、気にかけたりしているうちに、ウトウトしてきて……、 気がつけば、すっかり眠り込んでしまっていた。 ]
……ん……
[ 誰かに起こされ、瞼を開く。……到着したのか、と、重い腰をあげる。 昔の夢を見た気がする。……海斗の夢を、見た気がする。 けれど、思い出せない。思ったよりも深く眠りすぎたようだ。 *]
(7) 2018/11/17(Sat) 21時頃
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食養会 ユエは、メモを貼った。
2018/11/17(Sat) 21時頃
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─28日・ 定期船内─
[窓の外、景色が行き過ぎていく。 青爾はうつらうつらと 船を漕いでいる養さんの後頭部を 見るともなく見ていた。]
海斗さんが亡くなったなんて、 本当に嘘みたいだ。
[先程までは女の子たちの囀るような おしゃべりを聞きながら、 6年前のほしぞら探検隊に 帰ってきたような思いに浸っていた。]
(8) 2018/11/17(Sat) 22時頃
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[しかし底の知れない海を見ていると、 再び心に影が降りてくる。 青爾の思考も海に沈むようで、 たとえ女の子2人が眠り込んでしまったとしても 気が付かなかっただろう。]
もう一度、隊長に率いてほしかったな。
[今は涙は出ない。 先程とは打って変わって、 信じられないなぁ。 という思いが再び占めていた。 荒れる海のように移る心に、 しばらく凪は訪れそうにない。]*
(9) 2018/11/17(Sat) 22時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2018/11/17(Sat) 22時半頃
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[ 船に揺られる間、みんなと何を話せたろう。 けれどきっと、離れた時間を取り戻すには 島に着くまでの時間は短すぎるし わたし達が失ったものは大きすぎたろう。
そうして島に来て出迎えてくれたあいりちゃんに わたしはまたにっこり笑ってみせるんだ>>2]
会うのは久しぶりだね、あいりちゃん。
[ 島に降りた瞬間から(かいとにぃに会いたくない)って 気持ちが何度も頭をもたげてきていた。 会いたくない、確かめたくない。 けれど、ここにいる皆同じ気持ちのはずだから 旅館に向かう流れに>>3わたしはただ身を任せた。]
(10) 2018/11/17(Sat) 22時半頃
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[ 「水花の儀」を見るのはわたしは初めてだと思う。 水葬自体は本で読んで知っていた。 見たことある人があいりちゃん以外にいるのなら その子の話も聞いたかな。 水に連れられて逝ってしまった人を また水にかけて送るのはなんだか不思議な感じ。
年の瀬迫る冬の海は、冷たくなかったろうか。 多少温暖な気候とはいえ、水遊びの季節から遠い。 かいとにぃが凍えた顔していたら、 わたしは抱きしめて温めようとしてしまうかも。]
……あいりちゃんは、会ったの? ─────かいとにぃに。
[ なんだか歯にものが挟まった言い方になってしまった けど、これから水花の儀で会う前に 心の準備が欲しくってあいりちゃんに尋ねたの。]*
(11) 2018/11/17(Sat) 22時半頃
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― 回想 >>10 ―
……――っ、 もしかして、皐子ちゃん!? うわぁ、久しぶり! 背、すごく伸びててびっくりした!
[ 下りてきた皐子ちゃんに、私は駆けよって、 拒まれないならばその手を両手で握ろうか。 もし、その兄の姿が見えたならば。 ]
養くんも来てくれたんだ! 久しぶり、愛梨だよ! 本当に6年ぶりくらいじゃないかな?
[ 興奮冷め止まぬ様子で、そう言って、 彼の手も握ってぶんぶんと振るだろう。 ]
(12) 2018/11/17(Sat) 22時半頃
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[ 背が高くなっても、見た目が変わっても。 探検隊の皆の名前は、しっかり覚えてた。 ]
……君は、もしかして。 青爾くん、でしょ? あの時小4だから……。 えー! 青爾くん今高1ってことだよね!? あの青爾くんが高1、もうギャップがすごい!
[ そういって、彼にも手を握りにいっただろう。 そして、もう一人。 ]
ええっと、貴方は、……乃々果ちゃん? 見た目、大分変わったね、あ、良い意味でだよ! でも、なんで分かったんだろ。雰囲気で、かな?
でも本当に、来てくれて嬉しい! 乃々果ちゃん、ありがとうね!
[ この段階でお礼を言いまくる、愛梨だった* ]
(13) 2018/11/17(Sat) 22時半頃
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[ 愛梨は、決して暗い顔を見せない。 海斗が亡くなった、今でも。
兎に角今は、皆の支えになってあげたい。 そういう思いがあったから。
ふと、皐子ちゃんから、呟く言葉 >>11。 "会った"、というのは、事故に遭う前か、後か。 でも、この雰囲気なら、後だろうな、と。]
……事故の後の海斗くんには、まだ、かな。 正直、私も勇気がない、けど。
[ 事故の前なら、それこそイブの時期に、会ったけど。 >>0:12 変な話だとは思う。 いつでも会えるのに、それをしなかった。 いつでも会えるからこそ、会わなかった、なんて。* ]
(14) 2018/11/17(Sat) 23時頃
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[久しぶりに会った愛梨さんは 一目で青爾の名を言い当ててくれた。>>13]
お久しぶりです、愛梨さん。
[しっかりと握手を返す。 青爾たちの副隊長は、 変わったけれど変わっていない。 流れた月日は誰もを成長させて 大人に近づけたけど、明るい笑顔は いつかほしぞらの下で見たそれと同じだ。 青爾は何故かその表情に、 つっと刺されたような痛みを覚える。
青爾がそう感じてしまったことを、 愛梨さんが気がついたかはわからない。]*
(15) 2018/11/17(Sat) 23時半頃
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[ あいりちゃんからの返答は期待と違ってた>>14 同じ気持ち……だけれど受け止める心の器の形は みんな違うんだ。
わたしは未だ甘い恋で満たされた器に 冷たい死の潮が流れてくるのが怖い。 ─────決して、口にはしないけど。
ふとせいちゃんをちらりと横目で見た。 船で泣いているところをちらりと見たけど わたしと形が違っていても 彼もかいとにぃを慕ってた、はず。
目が合っちゃったりしたら 「大丈夫?」なんて気遣うフリして誤魔化そう。]
(16) 2018/11/17(Sat) 23時半頃
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ー 「ゆかり」にて ー
[ 宿について広いお部屋をののちゃんとあいりちゃん 三人で過ごせる!って分かっても お泊まり会の時みたいなわくわくはない。
おにいちゃんの目もないからと その辺にどさりと荷物を放り出して まだ新しい畳の匂いに鼻先を埋めた。]
……もうすぐ広場に行かなきゃなんだっけ……?
[ このまま何も見ずに畳にくっついていたら まだ心の平穏は保たれるに違いない。 ─────それが出来ないのは知ってるけど。 まだ甘えてる心の中の子どもが いやだいやだと駄々を捏ねている。]
(17) 2018/11/17(Sat) 23時半頃
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[ だから、わたしは駄々を捏ねている心の中の子どもの頭を 必死になって押さえ付けるの。
あいりちゃんもののちゃんも せいちゃんもおにいちゃんも 皆かいとにぃが好きだったと思うもの。 わたしだけそんなワガママ言ってたらおかしいでしょう?]*
(18) 2018/11/18(Sun) 00時頃
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― 夕月島 ―
[ 久しぶりに出会った愛梨は、以前と全く変わらないような、それでいて大人びたような……。隣に海斗がいないことを含めて、不思議な感覚があった。 ]
……久しぶり、愛梨。
[ >>12 ぶんぶんと手を振られて苦笑する。6年も経つのに、みんなを覚えているのが流石だな、と思った。 ふと、どこかで、「実は嘘でした」とでも言うようにひょっこり海斗が出てくる気がした。……むしろ、それを望んだ。
見守るように、自然と皆のあとについて歩き出す。 体調を崩したり、遅れそうになった子がいても対応できるように……「ほしぞら探検隊」でも、いつだってそういう役回りを担っていた。
海を見る。……海は、好きだった。穏やかな波間をずっと眺めていたいくらいには、好きだった。 旅館に着くまでの道を、口数少なに歩く。……それでも、誰かが語りかけた時なら、穏やかな笑顔を浮かべて応えただろう。 *]
(19) 2018/11/18(Sun) 00時半頃
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食養会 ユエは、メモを貼った。
2018/11/18(Sun) 00時半頃
食養会 ユエは、メモを貼った。
2018/11/18(Sun) 00時半頃
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― 旅館「ゆかり」 ―
そうだ、私も今日はこの部屋で泊まるよ。 久々だもんね。
[ そんな声をあげただろう。 6年ぶりの再会だから。 私も一緒に泊まりたいな、 なんて母に言ったら、いいよの二つ返事。
よし、それじゃあ、行こうか、 そう声をかけようとした時。 ]
皐子ちゃん?
[ >>17 畳に蹲る様子の皐子ちゃん。 首を傾げて問いかける。続く言葉に。 ]
……そうだねぇ、みんな集まってるかも。
[ そう言って、抵抗されなければその頭を撫でただろうか。** ]
(20) 2018/11/18(Sun) 00時半頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2018/11/18(Sun) 00時半頃
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[未だに足元が揺れているような感覚を 頭を振って追い払おうとする。 ここちゃんと目線が掠めた。]
うん、僕は大丈夫。 ……ありがとうね。
[気遣いの言葉>>16が少し痛い。 ここちゃんは?と聞き返す資格が 自分にはないように思えたから。 このとき彼女は笑顔を 浮かべていただろうか。 もしそうなら、青爾はせめて なるべく自然な笑みを返しただろう。]*
(21) 2018/11/18(Sun) 01時頃
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― 旅館「ゆかり」 ―
そっか……。そういう儀式があるんだね。 あ、これ、バイト先の人が気を利かせてくれたんだけど、迷惑じゃなかったら……
[ 「香典」と書かれた封筒を差し出す。休みの連絡を入れたついでに、バスに乗る時に食べようと弁当を頼んだ。……そして、代金と引き替えに受け取った際、数珠と香典を半ば無理やり持たされた。 「知り合いの葬式」だとしか言っていないが、焼香のマナーなどもあれこれ教わってはいた。
……まだ、実感はわかないが、遺体を目の当たりにしたら、さすがに現実として受け入れるだろう。……受け入れなければならない。 部屋に向かうまでに、心の中で自分に喝を入れる。 ]
……せいじくんと二人きりって、なんだか不思議だね。 高校はどこに行ったんだっけ?
[ 部屋に着くと、喪服代わりの制服を脱いでハンガーにかける。「水花の儀」で着用する時まで、シワを寄らせたくはなかった。 **]
(22) 2018/11/18(Sun) 01時頃
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食養会 ユエは、メモを貼った。
2018/11/18(Sun) 01時頃
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[席に座って体が落ち着くまで ずっと背もたれに寄りかかって目を瞑る。 出航してしばらくしてからはずっと ココちゃんの横でお話を色々した。
海くんのことは、口に出せないままで。]
…あ、愛ちゃん。私も会えて嬉しいよ。 見た目は、は、恥ずかしいけどありがとう…
[会ったら、私すぐに涙目になった。 海くんがいなくて悲しいのもあるけれど、何より 好きな人を失った愛ちゃんの気持ちを想像してしまって。
好きな人がいる気持ちがまだハッキリとわかるわけじゃない。 ただ私の場合は両親に置き換えたら、 とてもじゃないけど普通じゃいられないな。]
(23) 2018/11/18(Sun) 03時頃
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[愛ちゃんは小学生の頃から変わらず、気丈な子だ。 当たり前が当たり前じゃなくなったのに、
彼女が話せば話すほど、 先ほど船で取り戻した笑顔が再び遠のいていく。
涙だけは堪えてみせたし、 昔より成長した。 もう泣き虫なんて言ってられないもの。]
(24) 2018/11/18(Sun) 03時頃
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[部屋についたら、さっさと荷物を整理しちゃって スマホと薬だけをパーカーのポッケに滑りこませ立ち上がる。 寝転がってるのを真似してたい気持ちは山々だけれど、 私、お姉さんだから。]
ココちゃん、も少ししたら、行こうね。 私も1人じゃ行けないから、みんなで。
[慣れないな、こういうこと言う立場。 色んな感情を我慢するんだ、って 今になって思い知る。]
… 大丈夫、かなぁ…
[窓の外の海の景色は昔と変わらずに美しいまま。 あの頃と変わったのは彼の存在だけ。
ポツリと小さく呟いた言葉は波音の中に消えていく。]**
(25) 2018/11/18(Sun) 03時頃
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─旅館「ゆかり」─
旭第一です。 乃々果ちゃんとは同じ高校だって、 今日初めてわかりました。
[養さんがこちらに話しかけてくれる。>>22 口を動かしつつ、脱いだ上着の シワを綺麗にしているらしい。
乱れた心境を御しきれない自分とは違って、 自然体というか、落ち着いた様子だ。 彼の心が本当はどう波打っているかは、 もちろん青爾にはわからないけれど。]
(26) 2018/11/18(Sun) 03時頃
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[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
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