283 突然キャラソンを歌い出す村2
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銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。
2018/09/12(Wed) 09時頃
銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。
2018/09/12(Wed) 13時頃
銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。
2018/09/12(Wed) 19時頃
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― 回想>>*2:18 ―
…何も知らない同士でも、 ええ。私達はよく知ったもの同士ですよ。 仲良くしませんか?
そうですね、私のことを信じられないなら こうして時々お話するくらいなら良いでしょう? 私はゴーシュ。どうぞよろしく。
[おそらくはきっとそう。 首のないものの苦しみは、 首のないものにしかわからない。 たとえそれが元々ないのであれ、奪われたものであれ。 そして怪異とはそれぞれに孤独なものだ。 だからこそ、同類に出会えた喜びはひとしおだった。]
(*0) 2018/09/12(Wed) 20時半頃
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[『邪魔だったからどかした。』 友の言葉に、その無邪気さに気配が和やかに緩まる。 あまりの発言に笑いを含んだ様子で語りかけ続ける。]
そうですか。 まああんなことろで寝ていればね。
[かといって九尾塚に怪異が集まる理由となっていた 九尾の首をどかされては、魔女をおびき寄せるつもりの ゴーシュには都合が悪い。 更に続く言葉>>2:*19には流石に"声"をひくつかせた。]
それは………
それはそれは… そ、そうですか。なるほど…。
…ありがとうございます。 有力な情報です。
(*1) 2018/09/12(Wed) 20時半頃
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[これはゴーシュにとっては芳しくない状況だ。 ―魔女から回収を依頼されている九尾の頭。 ―魔女をおびきよせる罠になりうる九尾の頭。 これでは再び手がかりなしということになる。 つまり、結局許鼓ナツミの力を借りるしかなくなったのだ。]
(*2) 2018/09/12(Wed) 20時半頃
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[そんなことを一人で考えながら。]
では、君も私になにかあればいつでも。 出来得る限りではありますが。
[友好的な態度でこちらの要件を終える。 返事はあっただろうか。 そもそも、物は試しと送ってみた声に返事があったこと 会話が成り立ったことそのものが ゴーシュには奇跡に等しく思えた。
散々な一日だと思っていたが、 今日を締めくくるには良い出来事だった。]
(*3) 2018/09/12(Wed) 20時半頃
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― 学内 ―
[クラウザー剛志はドイツ生まれである。]
上品な鼻筋、理知的な眉、 慈愛をたたえた目元に、柔らかな唇 絹糸のような繊細な髪、均整な輪郭…。
はあ…、雨であろうと息を呑むほど美しい。
[そして極度のナルシスト。]
おはよう。
おはようございます。
Goodmorning♪
[決して人当たりは悪くない。 しかし反感を得やすい性格でもある。]
(119) 2018/09/13(Thu) 00時半頃
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[教育に熱心ではないが意欲ある人間と知識を わかちあうのは嫌いではない。]
おや、許鼓くん。 おはようございます。
(120) 2018/09/13(Thu) 00時半頃
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[クラウザーは生き物が苦手だ。 彼らは自分の真の姿を受け入れることをしないから。 どれだけ努力して受け入れてもらおうとしても、 いつだって何かが足りない。 ずっとどこか、後ろめたい。
だから自分が好きだ。誰よりも自分を愛せるから。 だからいつだって本心を声高に語るのだ。 「自分は美しい」と。]
(121) 2018/09/13(Thu) 01時頃
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[けれど生き物が好きだ。 クラウザーは彼らの優しい営みを知っている。 そして何より、本来の自分の生まれた場所だ。 その仲間に入っていたかった。]
(123) 2018/09/13(Thu) 01時頃
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― 回想 ―
[さて、ここで昔話をしよう。 昔話と言っても他のご長寿達と比べれば ごくごく最近のお話。
ドイツのとある平凡な夫婦の間に生まれた、 とても美しく、呪われた子供の話。]
(124) 2018/09/13(Thu) 01時頃
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[その少年は、生まれたときから 親にはちいとも似ておらず、 周囲からは天使や妖精などの言われようで とてもとても美しい顔をしていた。 その声も美しく、話せば人の心を蕩けさせ、 歌えば人々の心を癒やした。 坊やが声にして、叶わぬ願い事などなかった。]
(126) 2018/09/13(Thu) 01時頃
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[ところが坊やが10回目の誕生日を迎えたその日、 彼は初めて自分の願いが 全て叶うわけではないと知った。]
(128) 2018/09/13(Thu) 01時頃
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[村中に金属の皿を叩くような ひどく耳障りな音を響かせ現れたのは、 クラウザーが今も探し続けている魔女だった。
「約束を果たしに来たよ。」魔女はそう言うと、 懇願し泣き縋る両親を尻目に坊やの首をチョキン。
そのまま坊やの首を連れていってしまった。]
(129) 2018/09/13(Thu) 01時頃
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― 回想 ―
[坊やの首から吹き出した血は、 両親の体を真っ赤に染める。
――坊やの母親は、子を宿せぬ体だった。 それでも夫婦はどうしても子供が欲しかったのだ。
そして最後に頼ったのは、辺鄙な山小屋に棲む、 妙なインチキ薬を売り歩いている嫌われ者の女。
「この薬を飲めば妖精のように可愛い子供が手に入るよ。 そのかわり10年後、お代を貰いに行くからね。」]
(*4) 2018/09/13(Thu) 01時頃
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[そうして生まれたのがこのゴーシュ。
インチキの薬売りの正体は悪い魔女で、 飲ませた薬は妖精を煎じて作った実験薬。 ゴーシュは人の腹から生まれた妖精だったという顛末。
つまり、生まれる前から 人生スーパーイージーモードフェアリーで、 強くてニューゲームだったのだ。]
(*5) 2018/09/13(Thu) 01時頃
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[首をなくしても不思議とゴーシュは生きていた。 まあ妖精なのだから、当然かもしれないが。
それからというもののゴーシュの人生は様変わり。 首のないゴーシュの11歳の誕生日に 両親は揃って亡くなり、 残されたゴーシュの体はひとりぼっち。 ゴーシュは怖くても、寂しくても、 心細くても涙を流せない。 それが悲しくて悲しくて、 とても悲しくてゴーシュは必死でお願いごとを口にした。 だって、ゴーシュに叶わないお願い事はないのだから。
それでもゴーシュはお願い事を言葉にする口もない。 それならばと紙に一生懸命に書いた。]
(*6) 2018/09/13(Thu) 01時頃
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[するとどうだろう、 あっという間に坊やの顔は一年前に元通り。 ゴーシュはたくさん、たくさん泣いた。 もう嬉しいのか、悲しいのか、寂しいのか、心細いのか。 なんにもわからずにわんわん泣いた。]
(*7) 2018/09/13(Thu) 01時頃
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[しばらくすると、どこからともなく声が聞こえた。 「ゴーシュ、ゴーシュ。 ついておいで。お引越しだよ。」 「ゴーシュ、ゴーシュ。 ノームの指を取ってきておくれ。」
「ゴーシュ。 私の言うことをようくお聞き。」
不思議とゴーシュは この声に逆らうことが出来なかった。]
(*8) 2018/09/13(Thu) 01時頃
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[さて、あとはご存知の通り。 夜な夜な魔女のお使いをする首なし騎士の出来上がり。]
(132) 2018/09/13(Thu) 01時頃
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♪ 君は今どこに居るの…
届かない声に耳を澄ませて 待っていた時間を思い出したくない
君は辛い思い出ばかりをくれる 断ち切りたくて 断ち切れない Dangerous line....
(133) 2018/09/13(Thu) 01時頃
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君の声 響く 遠くから hah... 心を失くす I'm Marionette.
君の声 視線 耐えられなくて... 歪な夜を生きるSurvivor
積もらせて積もらせて 暴かれたくない真実は 数え切れなくて
彷徨い歩く 孤独なKnight... ♪
(135) 2018/09/13(Thu) 01時頃
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[誰も居ない廊下の壁に背中からもたれかかり、 自分を抱いたままずりずりと座り込み カメラから見切れると、既にそこに クラウザーの姿はなかった…。♪]
(136) 2018/09/13(Thu) 01時頃
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銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。
2018/09/13(Thu) 01時頃
銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。
2018/09/13(Thu) 01時頃
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― 英語科準備室・昼休み ―
[クラウザーは準備室で一人、食事をとっていた。 ―飢えても死にはしないが、腹は減る。 そして今後のことを考えていた。 おもんと交わした約束を果たす為に、今出来ること。 自分以外にもこの九尾塚に首なし騎士が居ることはわかった。 その正体は誰で、どこにいるのかはまだわからないが それは後でも良いだろう。 問題は首の在り処だ。 やはり許鼓ナツミの"眼"を頼るしかないのか…。]
(275) 2018/09/13(Thu) 17時頃
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ふう……
[憂鬱だった。 以前ここで彼女と対峙した時に思い知ったのだ。 彼女の瞳に捉えられると、「お前はただの怪異だ」という 現実を突きつけられているよう。]
(276) 2018/09/13(Thu) 17時頃
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[昼を過ぎても止む気配のない雨の校庭を眺めながら、 サンドイッチを一口頬張る。 ちなみに自作。 ライ麦パンにレタスと生ハムとズッキーニとトマトと玉ねぎ、そしてクリームチーズを挟んだサンドイッチはクラウザーの好物の一つだ。]
(277) 2018/09/13(Thu) 17時頃
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銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。
2018/09/13(Thu) 17時頃
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[そしてクラウザーは昨夜の会話を思い出していた。]
(*16) 2018/09/13(Thu) 17時半頃
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― 回想>>*9 ―
[随分と幼く、手探りな様子で彼はゴーシュに尋ねる。 「寂しいのか」と。 これが同類ということなのかと思った。 ずっと自分の抱いていた、名前のつけがたい感覚に 彼は当然のように触れてくるのだ。 傷のなめあいとも言うのだろうが、 人間だって同種族同士で領土を求めて争いあうことを 悲しみ共有し合っている。 それと同じ。それだけのこと。
だって我々は、人ならざるもの故に、 人を求めずにはいられないのだ。
それを噛み締め、穏やかな調子で彼に返事をする。]
(*17) 2018/09/13(Thu) 17時半頃
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ええ、君の言うとおり。 だから私達は同じなのです。 今君と話せることが私はとても嬉しい。
おや、随分可愛らしいお名前ですね。 改めてよろしく、ゆかりくん。
唯一無二の君。
["借り物じゃない名前"。
恐らく、この子供は、成り代わっている。
ゆかりという名が自分で名乗っているだけのものなのか、 どこからか得たものなのかは解りかねるが、どちらでも良い。 成り代わられた人間に憐れみを覚えもするが、 ゴーシュは「この友人を」歓迎した。]
(*18) 2018/09/13(Thu) 17時半頃
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[九尾の頭の件に、困ったかと尋ねる声がする。 困ったのか、そう言われると実際…]
ええ、少し。 ああいえ、動かしたことはそれほど…。 元々は"それ"に用はなかったのですが 思いもよらず必要なことになりまして。
…狐の目。
[ですから、学校に戻すことはありません。口にはしないが言外に。 "狐の目"についてはどういうことだかわからないが。 自分がナツミに感じたそれだろうか。 ゴーシュにとっては必ずしもそうではないが、 確かに視線というものは我々にとって苦いものでもある。 特に理由いついては深追いすることもなく、咀嚼する。]
(*19) 2018/09/13(Thu) 17時半頃
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―常闇倶楽部、ですか。
[聞いたことがある。…が、どこで聞いたのだったか。 この街について彼が知っていて 自分の知らないことがあったとは驚きだ。 はたまた"元の誰か"が知っていたのか。定かではないが。]
では、おまかせしましょう。 すみませんがよろしくお願いします。 なにか手伝えることがあれば仰ってください。
[そう告げて、話が終わろうとした頃。 九尾の首を探す理由、つまり自分がここに居る理由になるだろう。 自分の本質を問う質問だったが、 ゴーシュはこれにためらうことなく答える。]
(*20) 2018/09/13(Thu) 17時半頃
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魔女を探しています。 私の首を奪った魔女を。 [それを告げ、最後に笑いを孕ませながら、 くっつけませんよ。私の首はいつも空席です。と告げるのだった。]
(*21) 2018/09/13(Thu) 17時半頃
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