人狼議事


254 東京村U

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【人】 PPP イルマ

[聞こえてくる単語が、随分特徴的だなあ、と思う。
言葉のだけ頭におさめるも疲弊した脳は像をむすべない。]

 金髪……空色。

 アルタ前……ですね。
 分かりました。じゃ、東口から出ます。

 アタシは……えー、髪はながめで…白い……
 ううん、いいや。
 雪野瀬さん、目立ちそうだから、こっちで探します。

(0) 2016/10/03(Mon) 00時半頃

PPP イルマは、メモを貼った。

2016/10/03(Mon) 00時半頃


―新宿―

いや、違うんスよ。
まあ、ちょっと……このところ、カラスに目つけられてるっつーか。こっちをつけられてるっつーか。

なんなんスかねえ、全く…

[視線でちらちらと上空の様子をうかがう。カラスらしき影はない。]

まあ、鈴里さんが気にしてないならいいんっスけどね。
多分、何かあるとは思うんっスけどね、あの部屋……

[彼女がどこに行くかという事は少し気になったが、そちらの件は彼女の仕事だ。自分の件とはまた違う話だろう]

そっちの物件は事故っつってももう少し違う案件なんでしょう?
……まあ、気つけてくださいよ。

[鈴里には、そんなように告げておいた]


[パパが出てきたのはそれから30分くらいしたあとだった。
安心したような表情でビルから出てくる。

それから、腕時計を見て足早にどこかに向かおうとして、通りがかったタクシーを止めてしまった]

「○○病院まで、急いで」

[病院の名前は良く聞き取れなくて、タクシーのドアが閉まってしまう。
タクシーは、北に向けて走り出し排気ガスの向こうに消えていく]


[それを見送って、それから私は又当てもなく新宿駅前まで戻っていた]

 駅、入れるかな?

[電車で家まで移動してみよう、と思ったけど。聞こえてきた音楽にびくっとして振り向く
怖い、と思った。何か、得体の知れないものがいる。

よく見れば、テレビで見た気がするような、その姿。
怖くて、思わず柱の陰に隠れた]


さて……

[鈴里と話をしていたのはどのくらいだったろうか。
別れて、どこか診療所か、せめて薬局を探して歩きだす。

歩き出して、どこかの横断歩道に出た時。]

「危ない!!」

[どこからか声が聞こえた。はっと辺りを振り返る。聞こえるのはその声の他には雑踏と、行きかう車の音と、タイヤの擦れる…]

………え?

[振り返った時には、トラックがこちらに向けて突っ込んできていた。反射的に飛びのいたのか。それとも吹き飛ばされたのか。目の前が暗くなる感覚と……それから地面に叩きつけられたか、背中に衝撃が走って。]


なに、が……あ、いつは……

[息ができなくなるほど背中を地面に叩きつけられた。人が集まってくる。右足に激痛がはしっていた。人が騒ぐ声。他にも負傷者がいるらしい。電柱にぶつかって前方が大きくひしゃげたトラックの運転席側の窓から、1羽の大カラスが飛び立った。

ハンドルを取られたせいでこちらに向けて突っ込んできたのだろうか。

……意識を失う前、病院の救急病棟で目を覚ます前に新宿の交差点で見た光景で、覚えているのはそこまでだった**]


メモを貼った。


[それは消えた、ようにみえた。ううん、ただの幻覚だったのかも知れない。
一瞬だったし、何も、なかったように]

「こわい」

[右手の子が小さく呟いた]

 うん、怖い。ね。あの人、大丈夫、かな……。

[襲われそうになった女の子は私と同じくらい?
どちらにしてもこちらに気づく事なんてないから、私はその怖い場所から離れようとした。

さっき見た人と同じ顔が見えて足が止まる]

 ……?

[でもあの人は怖くない、と思う。同じ顔なのに。
それでも、柱から出ると、離れるように駅の中へと入った。
家に帰ろうと思ったけど、少し怖くて、右手に引かれながら駅の中を*歩く*]


メモを貼った。


PPP イルマは、メモを貼った。

2016/10/03(Mon) 11時半頃


【人】 PPP イルマ

― 新宿駅 東口アルタ前広場 ―

[新宿東口のひとだらけの駅前。
たくさんの人がいるゆえの声や足音などがつくるざわめき。
新宿アルタ前広場が、待ち合わせの場所だった。
真っすぐ、やや速足にアルタ前広場へと入間は向かい――

不意に、耳鳴りや立ち眩みと近い感覚があった。
目の前が暗くなったわけでも、頭が重いわけでも、足から力がぬけていくわけでも、倒れそうなわけでも、甲高い音が耳に聞こえているわけでもない。
ただ、耳鳴りや立ち眩み時の時の音が聞こえにくくなる感覚や、周囲になにがあるのか分かりにくくなるような、それだけが似ていた。奇妙な感覚だった。]

(71) 2016/10/03(Mon) 12時頃

【人】 PPP イルマ

[入間はこの立ち眩みのような感覚を煩わしく思った。待ち合わせのひとを探さなければいけないのに。
目を細めるようにして、周囲を見渡そうとすると

そのなかで、ひとりだけ。
はっきりと見える人がいた。

「何アレ」と思わず口を動かしていた。

はっきりと見えたその人は、新宿東口の真ん前で、アイドルが着ているような空色の衣装を着ていた。
場所が場所なので「キツい」と咄嗟に思う。
音が遠くなった、と思ったのに、そこには、今はいやにはっきりと、音楽が流れている。]

(72) 2016/10/03(Mon) 12時頃

【人】 PPP イルマ

 (あー知ってるこれ)

[目の前の女の子も。ここにある音楽も。
教室で小馬鹿にして真似たあの歌声。]

 (キャノバだ)

[最初は、音楽はアルタ前のモニターのせいとか、どこかにスピーカーがあって流れているのかと思った。
……ソロコンサートか?とも。]

(73) 2016/10/03(Mon) 12時半頃

【人】 PPP イルマ

[女の子は、軽やかにステップをふみ、あっとう間に目の前にまでやってきた。彼女は顔に媚びた笑顔を張り付けている。

両腕を広げたのをみていたのに、後ずさることもできずに、入間は、そのアイドルにふわっと抱きしめられていた。]

(74) 2016/10/03(Mon) 12時半頃

【人】 PPP イルマ

 (え?)


[金縛りにあったかのようだった。
体は動かない。見るという動作だけが許されている。
入間はその女の子の口元を見ていた。開いてない。
腹話術のように、声だけがする。]

(75) 2016/10/03(Mon) 12時半頃

【人】 PPP イルマ

 (なんでアタシの名前知ってるの)

[その女の子も、入間の名前を知っていた。
何がおきているのか分からずにいると、女の子は感触だけをのこして、そっと身を引き――]

 (まって)

(76) 2016/10/03(Mon) 12時半頃

【人】 PPP イルマ

 
 (やばいまずいちょっとまって体がうごかな……

        だってあれ 包丁――……!!!)
 

(77) 2016/10/03(Mon) 12時半頃

【人】 PPP イルマ

[バチン、と音がした。]


 ……っっ、 あっ


[そこで入間はようやく呻き声のような小さな悲鳴をあげた。
手足がひどく冷たくなって、冷や汗をかいていた。
青ざめた顔であたりを見渡す。周囲の音も気配も元通りになっていて、目の前で消えた女の子も、もういない。
腕や背中には、まだ人に触れられた感覚が残っている気がして、二の腕を何度もさすった。
――なんだ、今のは。]

(78) 2016/10/03(Mon) 12時半頃

【人】 PPP イルマ

[眠らなかったから、白昼夢を見たのだろう。
あるいは、金縛りの一種なのかもしれない。
前髪を指でよけて、額をさわった。
切れていない。割れてもない。
寝不足気味の頭が重く痛んで、入間はこめかみをさわった。]

 (あ……)

[こめかみを揉みながら、入間ははたとした。
ジリヤ。どうして気づかなかったのだろう。こんなにもあのアイドルが出るまで聞き慣れない名前だったのに。ジリヤとは、キャノバの空色の子だ。]

 (あれ?まって。金髪で空色のワンピース……
 カードに会員番号……)

[口元に手をやって、入間は暫しの間、かたまっていた。]

(79) 2016/10/03(Mon) 12時半頃

【人】 PPP イルマ

[シク    クンネ           ラクル
   アイ          フレ

ふと聞こえた声に(>>9)固まっていた入間はきょろきょろとするが誰が言った言葉なのかはわからなかった。

かわりに、やや高い段差で、自分と同じように周囲をきょろきょろと見回している金髪の女の子を見つけた。(>>10)]

 ……ガチかよ……まさか……

[道行く人が、じろじろと彼女に視線をなげている。
入間は少しの間、恐怖心や戸惑いから足を動かせずにいたが、意を決して声をかけることにした。
人は急に消えたりしない、だからさっきのはアタシの夢か金縛り、と心のうちで自分に言い聞かせる。]

(80) 2016/10/03(Mon) 13時頃

【人】 PPP イルマ

 人違いだったらゴメン。
 入間です。

[と、やや高い段差にいる華奢な女の子に声をかけた。
頭の芯をぼんやりさせる寝不足と、さっきの白昼夢のせいで、やや警戒するような、愛想のない口ぶりになってしまった。
目の前の女の子の顔をジッとみる。奥歯を噛む。
先ほどの白昼夢の媚びた笑顔が脳裏に浮かぶ。
無意識に、じり、と半歩、後ろに下がっていた。]

(81) 2016/10/03(Mon) 13時頃

PPP イルマは、メモを貼った。

2016/10/03(Mon) 13時半頃


【人】 PPP イルマ

[この日本人離れした顔。
ちいさな背。おそらく自分より2つか3つは離れている年齢。
華奢な体。声の雰囲気。――先ほどみた白昼夢。]

 ……まじで、あなたが雪野瀬さん?

[信じたくないというか、俄かに信じがたかった。
目の前の少女はなぜか顔を真っ青にして、ついに泣き始めた。
驚くよりも心配するよりも、まずは自分が虐めたみたいになるじゃないかと、そう思って、入間は不服げに眉根を寄せた。
心配の声をかけるでもなく、入間は続ける。]

(90) 2016/10/03(Mon) 15時半頃

【人】 PPP イルマ

 なんでも話してくれるって今言ったよね。

 そうしてもらうつもりでアタシも来たし。
 聞きたいこともいっぱいあるし――
 てか、今さっき、聞きたいことも増えたから。

[しかし――それにしてもだ。] 

 (アタシより年下じゃん)
 (もう捕まれよあのクソジジイ!!!!!!)

[浮気の真偽はわからないが、会員番号を持っていたというだけでもドン引きである。なんだったら今現在警察のご厄介になっており過去の犯罪歴からすべてをあらいざらい白日のもとにさらけ出すことで自宅のアレは「なりすまし」であると証明してほしい。
ジリヤが想像したとおり、入間はある意味、怒っていた。]

(91) 2016/10/03(Mon) 15時半頃

イルマは、ジリヤをビンタするよりもまず父親にビンタをしたいというかキモすぎて触れたくない。

2016/10/03(Mon) 16時頃


【人】 PPP イルマ

 なんなの……キモすぎ……クソかよ……あのジジイ……

[疲れ果てたように、深いため息をついて小さく独りごちる。
父親への文句の続きに死ねよと言うのはどうにか飲み込んだ。]

 えーーーーーとね。
 あのさ。

 悪くおもわないでまず聞いて。
 一応いっとかないと、アタシもあなたと喋りにくいから。

 ………
 あなた、包丁もってない?

[入間は、急に飛びかかられるのも想像し、覚悟の上で訊ねた。
これだけ人がいるのだ。誰かしら助けてくれるかもと期待している。]

(92) 2016/10/03(Mon) 16時頃

【人】 PPP イルマ

[これだけは確認しないといけなかった。
いくら泣かれて、相手が喋れてなかろうと、入間はきっぱりとした口調で、次の指示をする。]

 ……両手開いて。一周ぐるっとまわってみて。

[確かに、ポーチの中には刃物らしくものはない。
普通の持ち物。中にも黒い本が一冊入っており……もしその本から煙でも出ていようものなら、驚くだろうが。]

(122) 2016/10/03(Mon) 20時半頃

【人】 PPP イルマ

 ……

[ジリヤは鼻をすすって息をつく。
いくらか落ちつきを取り戻してきたようだ。
昔から泣いてる女をみると、妙に冷めてしまうのだ。だから、今はいっそのこと冷静になれて、それがありがたかった。
入間は提案をきき、うーん、と唸る。]

 ……ありがと。その提案がちょうどいいかもね。

 いきなり変なこと聞いて悪かったとおもうけど。
 ……もうちょっと、変なこというね?

 ……さっきここで雪野瀬さん見た。って言ったら、どう思う?
 フリフリ着てた雪野瀬さん。

 今……かなり心配してるのは、そのせいね。

[入間はジリヤの目を見ていった。]

(124) 2016/10/03(Mon) 20時半頃

 ねぇ、ここはどこ?
 新宿駅、だよね。

[怖くはないと思うのに、右手に引かれていく先はよく知らない場所になっていた。
新宿駅は何度も来ている。小さい頃からすればずいぶん変わりもしたと思うけれど、大きくなってからは入っているテナントが変わったとか、広告の配置だとか、細かくは変わっても、駅の構造そのものは少なくともここ数日で変わるものじゃない]

「カエリミチ、知ってるから、だいじょうぶ」

 知ってるって、でも、どこに……。

[駅の中、たくさんいた人達の存在が希薄になっていく。
何だっけ、こんな話、知ってたような気がする。友達とのたわいない会話、その中で耳にしたような、都市伝説]


[それとも、全く別の場所だろうか。
だって、今の私は少なくとも「生身」じゃないことを知ってる。
新宿に来たのだって、どうやって来たのかも思い出せない。
何より、今私は――――にいるのだから]

 どこかの、駅?

[返事はないけれど、右手を引く存在は少し楽しそうに見えた]

 ねえ、楽しいの? どうして?
「タノシイ。遊ぶの、楽しい。おねぇちゃん。
今ね、ここにかくれんぼしてる人、いるよ。ダカラ、見つけて遊ぼう?」

[誰もいない駅。天井にはライトがついているのに、どこか薄ら寒さを感じる。
ひょっとして、と「ヤヘイ」の事が頭に浮かんだ。彼と遊ぶのは嫌だな、と思って足がすくむ。
右手は変わらずに私を引っ張っていくけれど]


―新宿衛生病院―

ここ、は……?

[白い天井だ。声を出そうとして、痛みに胸を押さえた。
たまたま傍に看護師が付いていたから、話は早かった。

どうやら、自分は新宿の交差点でトラックの衝突事故に巻き込まれたらしい。他にも死傷者が何人も出たそうだ。それを考えれば、頭を打ったとはいえ肋骨にひびが入ったのと、右足を骨折しただけで済んだ自分は大分幸運だったのだろう。]


とは言え、これじゃ明日の面接は無理か……
随分大きな事故らしいし、連絡入れりゃ何のことかわかるだろうが……相手さんが面接待ってくれるかどうか。

ま、ダメならしゃあないな。今更10日ぐらい入院したって大勢には変わりねーし。むしろ再就職してすぐ入院ってなるよりこっちの方がまだしもだな。

[失うものが何もないのだし、重傷でないから入院もかえってアリだ。そう開き直ってベッドに寝転ぶ。]

……ん?不在着信か、これ。

[表面がひび割れているものの、機能自体は問題なく使えるスマホに着信が入っていた。]


これは……鈴里さんか?

[発信相手に向けてこちらからかけ直す。不在でも問題はない。用があれば向こうからかけ直してくるだろう。そうしながら、考えるのは事故の事だ]

あのカラスが運転席から飛んでいくのを…確かに見たぞ。
運転席の窓が開いてるところに入り込んで、運転手を襲って手元を狂わせたか……無茶苦茶やりやがる。

どうすっかな……

[今となっては疑いようもない。隣室の3人とも、あのカラスが通風孔の中の何かを人の目に触れさせないために何らかの方法で殺害したのだろう。
となると、このまま戻っても、また狙われるのがオチだ。何か対策を考える必要がある。]

駆除するつもりでいかねーと、こっちがやられるな……

[幸いにもまだ10日ある。黒い鳥に状況報告と面接延期の申し出を済ませた山岸五郎は、もはや面接の行方よりもカラスへの対策に意識を集中させていた]


【人】 PPP イルマ

[入間は「本当は当人がしでかしている事なのではないか」と「白昼夢だったのではないか」の二つの考えの間で、ジリヤにこの話を「へんなこと」として言ったから、ジリヤの反応はひどく意外だった。もっと、電話先で叫び出した時のように「どうしてそんなこというんだ」と怒り出すとか、そんな想像ばかりしていたのだ。]

 えっ!?

[それです、と言われて、自分が言い出したのにも関わらず、入間は目を丸くする。]

 えと――えっ?
 もしかして、それが、雪野瀬さんが言ってた
 「にせもの」?

 ご、ごめん。
 アタシ実は、カマかけてたところがあって。
 ホントは夢か金縛りかなんかなんじゃないかって――

(130) 2016/10/03(Mon) 22時頃

【人】 PPP イルマ

 んー……
 怪我はないけど。

 ご、ごめん……なんかまだわけわかんないから、
 あくまでまだ「アタシの夢」のことって形で話しさせて?
 あ、移動しながらでいい?

[入間は、東口でどこかは入れる店を探す。
二人きりが恐ろしいなら、目的地は喫茶店あたりのほうが無難かもしれない。
入間はつい先ほど、自分が見たものの話をした。
周囲の気配が遠くなって感じ、「らぶらぶにゃんにゃん」を歌うジリヤを見たこととと、額を包丁で切り付けられそうになったことを話した。]

 だから……もし本当だったら、怪我してたかもね。
 最後に「バチン!」てなって、
 その、あなたのいうにせものは消えたんだけど。

(131) 2016/10/03(Mon) 22時頃

イルマは、みょんこに話の続きを促した。

2016/10/03(Mon) 22時半頃


─ 出られない駅 ─

[切れてしまったスマホは、胸ポケットに入れておく。いつまた、鈴里から……もしくは他の誰かから着信があるとも限らない。そうなれば真っ先に気付く場所に仕舞っておいた。

人の声が聞けたことで、ほんの少しだけ救われたような気分がある。と同時に、次はもうないのではないかという恐ろしさもある。不安は、より大きくなったかのようにも思える。

階段を登ってみる。
少し開けた場所を左右見渡して、左を選んだ。
初めてくる場所のような気がする…いや、前も通ったか?
分からないながらも辺りを見渡し、ヒントを探る。]

 『「出られない」の?』

[他にすることもなく、だから脳裏には鈴里と交わした言葉が繰り返しある。>>3:*15
出られないのだと答えはしたが、そもそも何故彼女はそんなことを言ったのだろう。そう振り返ってみれば、随分前の会話もまた思い出される。休憩室で交わした、他愛もないほどの会話が。]


イルマは、ドリベルに話の続きを促した。

2016/10/03(Mon) 22時半頃


[東京から帰りたくない
確かに自分はそう言った。それに対して、彼女は同情めいた口調で、いろいろねと応じてくれたものだ。
出たかったり出たくなかったり。それは確かにそうなのだとしても、「出られない」と「出たくない」では大いに違う。だからやはり今は、「出られない」のだ。]

ヤヘイも……、

[いるのかな。と、思う。
こんな迷宮にいるのだろうか。それとも彼にとっては、もうあの日常の街そのものが出られない迷宮であったのだろうか。となれば今の自分も、あるいは彼と同じものとなりつつあるのだろうか。]


[嬉しくない想像に顔を顰めながら歩く。
電池の残量を気にしながら、時折、澪音と彼女の両親への連絡は試み続けた。繋がりはしない。鈴里からの連絡もまた、途絶えたままだ。]

(澪音ちゃんに、無事と伝わっていればいいけど。)

[とはいえ余計心配をかけてしまうか。しかし年下の従妹に無事が伝われば、ともかく生きていると知れればとは思う。もっとも、この先も無事かどうかは分からないけど。]


[角を曲がれば、行き止まりだ。
そんな理不尽にも慣れてきた。ため息一つ落として踵を返し、また違う道をたどり始める。]


 ………え。あれ?


[その向こう。これまで人の気配も見えなかった構内に、女の子の姿が見えた気がした。何かに手を引かれるようにして角を曲がっていく後ろ姿に、]


君!?待って…!

[声を張り上げて駆けだしていた。*]


メモを貼った。


【人】 PPP イルマ

[その言葉を聞いた時。
あまりにも自然にそれが聞こえて、ふりかえって聞きかえした。
現実感が――わかないことは、なかった。
なぜならいやにリアルに夢で殺されかけたばかりだったから。]

 し……、……死んだ?

[入間が選んだのは、仕事中の大人が多そうな喫茶店だ。
店先でジリヤの顔を見て、やや顔を青くする。]

(139) 2016/10/03(Mon) 23時頃

【人】 PPP イルマ

[店内に入り、入口で店員ひとりを捕まえた。
どうやら二人掛けの席があいていそうだ。]

 ……つまり、アタシが見た夢……夢?夢……うーん……
 それを、あなたも見たことがあるってこと?

[それはそれで非現実的になってきた。
入間はわけがわからないといった様子で、これを現実として認めていいのかに戸惑っているようだ。]

(140) 2016/10/03(Mon) 23時頃

【人】 PPP イルマ

― 午後:新宿のある喫茶店 ―

[店員が来て、席に案内される。
二人掛け用の小さな机と、椅子がひとつづつ。
入間は向かい合わせになって、ジリヤの表情を、改めてまじまじと見ている。]

(141) 2016/10/03(Mon) 23時頃

【人】 PPP イルマ

 アタシはじゃあ……紅茶でいいや。

[と、ジリヤに続いて注文を済ませる。
ミルクティーを殆ど考える間もなく定番のように頼んで、ジリヤに再度視線をあわせる……が、視線はジリヤの方からそれてしまう。
入間は時にひとに怯えられることにある程度は慣れていたため、然したる問題には感じなかった。]

 ……パパの偽物ね。
 じゃあそっちの話からしよっか。

(147) 2016/10/03(Mon) 23時半頃

【人】 PPP イルマ

 アタシの家にはいま、アタシの家に勝手に住んでる他人が
 二人ほどいるわけ。
 二人ともアタシのこと「娘」って言ってる。
 てか、父と母だって言ってる。

 で、アタシはそいつらの事なんて、
 これっっっっっぽっちも知らない。

 …………、それだけで。

[キルロイ先生にも言ったが、何か暴力を振るわれるとか、乱暴にされるわけではないのだ。]

 怪我するってことは、今のところないよ。
 昨日の夜からずっと電話はかかってきてるけどね……。

(148) 2016/10/03(Mon) 23時半頃

【人】 PPP イルマ

 で……心配してもらってるみたいだし。

 ……フツーに命の危険があるっぽいから、
 あなたの言ってた「死んじゃった」って経緯について。
 一応聞かせてもらっていい?

(149) 2016/10/03(Mon) 23時半頃

【人】 PPP イルマ

 うん。うーん。
 全く似てない部分はないとはいわないけど、
 顔そのものは違うというか…

[おおまかな特徴――たとえば眼鏡をかけているとか、おおざっぱににている部分もあるが、基本的には他人だという、見てきたものの話しをそのまま聞かせた。母と父の特徴なども聞かせたろう。]

 ていうか……ちがうのに、
 ちがうのに誰もわかってくれない。

[入間は不快感も露わに、ぽつ、と零した。]

(157) 2016/10/04(Tue) 00時半頃

【人】 PPP イルマ

 ……マイルドに話されても、きっとわからないから。
 とりあえず全部。全部そのまま話してみて。

 ……聞きたくないもののなかに、
 聞きたい話がまざってたら、
 どうせ困るしね。

[父や母や従兄の顔を思い浮かべながら、入間は言った。]

(158) 2016/10/04(Tue) 00時半頃

【人】 PPP イルマ

[ジリヤの話を、黙って聞く。
ジリヤが体験してきた話。片鱗からわかるジリヤの仕事。
黙って聞き続け――その話の最後、テーブルに乗ったのは『東京村』という見た事のない小説だ。そして、その奇妙な落書きだらけの本は、ほとんどのテーブルはダメになっていた。]

 ……………。

 一回。ちょっと整頓しよ。

 雪野瀬さん。
 アタシ、ぶっちゃけ、あなたのことって
 パパの浮気相手かなんかだと思ってるけど。
 反論は?ない?

 違うなら今のうちにいってね。聞くから。

(164) 2016/10/04(Tue) 01時頃

PPP イルマは、メモを貼った。

2016/10/04(Tue) 01時頃


【人】 PPP イルマ

[確かにそこには、買われる側からしてみれば大きな差異があるだろう。入間はジリヤに頷いた。]

 たしかに……?雪野瀬さんとしては、ちょっとちがうか。

[小さく嘲って笑ったのも父親に対してだ。]

 じゃあ訂正ね。
 アタシの家のクソ親父が、買ってた。

 で、アタシの家のクソ親父は、
 結婚してることも娘が居ることも、あなたに言ってない。

(168) 2016/10/04(Tue) 01時半頃

【人】 PPP イルマ

 ……で。

[この質問を――しないほうがいいんだろうか。
つまり、命の危険とか、そういう意味で。
なにせジリヤの周りでは、人が死んでいるという。
入間はジリヤの目をみたままでいる。
先ほどの媚びた顔を思い浮かべた。]

 で、雪野瀬さんの「にせもの」が出てる話は、
 最近のことで、
 そのうえ、夢……じゃないかもしれない。
 ほんとに誰かが死んでるってことだもんね。

[声が震えかける。ビビるな。しゃんとしろ。
ここにはたくさんのひとがいる。そう自分に言い聞かせる。]

(177) 2016/10/04(Tue) 01時半頃

【人】 PPP イルマ

 ……、言ってなかったけど。
 アタシ、さっき雪野瀬さんの「にせもの」と会った時。

 「みおん」て呼ばれてるの。

 「だ〜い好きだよ、みおん。」だって。
 そう言ってた。

 アタシのパパは娘の話をしてないから、
 アタシの名前をあなたに言ってない。

 アタシ……電話で、あなたにしか名前を言ってない。
 しかも、今朝……てか昼か。
 今日いったばっかりでさ。

(178) 2016/10/04(Tue) 01時半頃

【人】 PPP イルマ

 ごめん、アタシ、気になったら言っちゃう性分なんだよね。
 ……、……

 あなたの話、疑うわけじゃないけど。
 本気で話してくれてるっぽい、と思ってきいてるんだけど。
 その……「ドッペルゲンガー」って。

[紅茶を飲んだはずなのに、喉がかわく。
乾いた喉を湿らせたくて、唾液を飲み込んだ。
息を整え、言う。]



 本当に……あなたと別のものなの?
 

(179) 2016/10/04(Tue) 01時半頃

【人】 PPP イルマ

[人殺しだと言いたいつもりもない。
けれど、これを口にするということは「おまえが人殺しなのではないか、もしかして」と口にするのと等しい。

ただ――できるだけ真っすぐに、この話を本当だとしてきいていくと、違和感にぶちあたってしまう。

もう、入間澪音には、どうしようもなかった。]

(180) 2016/10/04(Tue) 02時頃

PPP イルマは、メモを貼った。

2016/10/04(Tue) 02時頃


[右手を引かれながら歩く。階段を降りて、それから登って。
どれだけ歩いても、不思議なことに疲れない。
ううん、疲れているのかも。そういった感覚は麻痺していたから、もうよくわからなかった]

 え……?

[人の声が聞こえて振り向いた。
いつもの駅構内なら、人の声なんてたくさん聞こえていたけど、今この場所で聞こえたのは初めてだったから。

だって、他に人の姿なんてない]


[足を止めて]

「ミツケタ」
「あの人、かくれんぼしてたの」
「何してあそブ?」

[嬉しそうな声は、聞くだけなら本当に無邪気な子どもの声だ。
その右手の先には影しかないけれど]

 帰り道知ってるって言ったよね、あの人も一緒に帰れる?

「ワカンナイ」
「イッショに帰りたい?」
「あの人は、カエリタクナイみたいだから」

[それが、ここにいたいという意味なのかはわからない。
でも、掛けられた声は必死さを帯びていたから、帰りたいんじゃないのかな? って。
近づいてくる人の顔は、知っている顔だった。

あの、不動産屋さんから出てきた人だ]


 どうも、ええと……不動産屋さんの前で、あいました……よね。

[近づいてきたお兄さんへと一度頭を下げてそれから声を掛けた]

 ここってどこだかわかりません、よね。
 私も良くわからなくて。この子に、連れてこられたから。

[右手には、誰かがつかんでるような手の跡。小さな手の形だ。
きゅ、と話さないように握られていて、その子の影はお兄さんから隠れるように私の後ろにあった]

 あの、私真嶋日菜子っていいます。
 気づいたら新宿にいて、この子に連れられてここまで来たんですけど、ちゃんと知ってる新宿の駅だったのに、途中から知らないところに来たみたいで。
 電車には乗ってないのに。

[お兄さんを見上げて、それから後ろに隠れていくその子を見た。
又一瞬だけ、その子の表情が見える。
怖がっていると言うよりも、なんていうんだろう、きゅっと握る手の強さを考えたら、恥ずかしがっているのかもしれない*]


メモを貼った。


【人】 PPP イルマ

[ジリヤは青い顔をさらに青くしている。
最初は戸惑い、いまは考え事をしている風だ。
気分もすぐれないらしい。
心配の声がかけられるでもなく、黙ってじっと様子をうかかっていると、少しして、彼女は意味不明の言葉を発した。"ラクル"。]

 ……あっ。

[入間は声を上げる。おなじものを聞いている。
白昼夢だと断じるには、もう同じものを見聞きしすぎている。
強張った表情で、低く、入間はつづけた。]

 ……それ。
 アタシも聞いたとおもう。

[気味が悪い。
同じ夢をみているにしても、現実なら非現実的な何かを見たことになることも。]

(208) 2016/10/04(Tue) 13時頃

【人】 PPP イルマ

 ……けっこう、状況は違ってそうだもんね……。

[分かったことといえば、父が若い(若すぎる)女を買っていたことと、その女が奇妙なことに悩まされており恐ろしいことに殺人も関わっていそうなこと、祐輔がサービスを利用した最後の日付が昨日の朝より何日も前でありそうなこと。
そして、ジリヤの周りのひとたちも、入間祐輔を探していたが、偽物を本物だと思っているらしいということ。

つまり、ジリヤの身の回りで起きたことと入間家でおきていることとは別のことで、同じ事件として協力しあうことは難しく、また、父を見つける手がかりには、今のところならなさそうなのだ。]

 ……はぁ。

[入間は小さくため息をついた。]

(209) 2016/10/04(Tue) 13時半頃

【人】 PPP イルマ

[ジリヤは電話をかけるようだった。
一言ことわられて、「うん」と頷き、入間はまだ連絡のこないスマホへ視線をおとした。
――次は探偵事務所にでもいってみようかな。
そう考えていた時である。視界の端でなにかが大きく動く。]

(210) 2016/10/04(Tue) 13時半頃

【人】 PPP イルマ

[ぎょっとしてそちらを向いた。
そこには、出目を抱きかかえているキルロイ先生が居た。]

 ……えっ? え……え?
 居たんですか?

[目を丸くする。
なんだか昨日から奇妙な偶然ばかりだ。
あとやっぱりこの二人は付き合ってる。]

(211) 2016/10/04(Tue) 13時半頃

【人】 PPP イルマ

 そですね……電話するまえに会えちゃった。

[入間はキルロイ先生に頷く。
駅前すぐで便利そうな喫茶店ではあったが、意外だった。]

 は……!?
 キルロイ先生も見たの!?

[雪野瀬ジリヤに似た歌って踊るアイドルが、こちらを刺してくる話。どこまでも不可解で、気味が悪い。]

(249) 2016/10/04(Tue) 20時半頃

【人】 PPP イルマ

[うーん、と唸る。殺されかける奇妙な夢を三人もみている。なにか不気味で、ホラー作家の(スマホで調べた)キルロイ先生がもし知っているのなら、彼の見解はきいてみたいところではある。
しかし、自分の家族をほったらかしに聞きにいくことも選べないので]

 なんか……意味わかんないことばっかりですね。
 アタシはこれから行くところがあるんで、
 またあとで……夜に連絡しますね。

 えと、……いや、探偵とかってどんなもんだろうって思って。
 警察、ちゃんとしてくれないし。ちょっとネットで見てみたら
 捜索願も、あんまり探してくれないって書いてあったから。

(250) 2016/10/04(Tue) 21時頃

【人】 PPP イルマ

 ただ、アタシも刺されそうになってる……?から。
 もし何かわかったっぽかったら教えて貰えたら嬉しいかも……
 気味わるいし。

[お会計はキルロイ先生が払ってくれようとしたのだが、一応自分の分くらいは小銭を渡そうとした。
店の前で雪野瀬たちと別れる。]

(251) 2016/10/04(Tue) 21時頃

―新宿衛生病院―

しっかし……

[肋骨も右足もひとまず縫合が終わり、ギブスを巻いている。しばらくは車椅子、そのあと数日は松葉杖がいるだろう。とは言え、それだけだ。別段痕が残るというわけでもない。]

問題は、どうやってあいつに対処するかだよな……
夜ならさすがに問題ないだろうが、まさかって事もある。

……って事は、あれか。

[フルフェイスのヘルメット、ライダースーツ、バイクグローブ。この辺りの装備は必須だろう。バイクに乗らずにこの格好だと目は引くが、背に腹は……というより命には代えられない。]


……なんだったんだろうな。あいつ……

[ジリヤと名乗っていた少女の事を思い出す。ドッペルゲンガーがどうとか言っていたが、彼女は元気にしているのだろうか]

……ま、なんでもないって言ってたしな。
何か言ってこなけりゃそれまで……ってのは少し冷たいか?

どうだろうな。

[何か言ってきたとしても、この状況では何ができるわけでもない。命に別条がないとは言っても、病院の外に出られるような状態ではないのだ]

俺の経験よりよっぽど奇妙な事が起こってんのかね、東京では今……

[それはいくら考えても自分にはわからない事だ。窓の外、新宿の夜景を眺めながら山岸五郎は考えをそこで断ち切った。*]


─ ドコカノ駅 ─

[必死な形相であったろう。だって今までここで、人らしき人というものを見かけるのも初めてだ。見失わないようにと追いかけて、振り返った女の子の姿にほっとした。声は届いているらしい。

ええと、君………

[足を緩めて歩み寄る。何かの影のようなものが、彼女の後ろに隠れるのが見えた気がした。どこかで見た覚えがある、と。記憶を辿るより先、答えが先に差し出される。


あ、君はあの時の。

[言いかけて、口を噤む。僅かに記憶を辿る顔になった。
確かあの時も、見覚えのある顔だと思ったものだ。]


ええと……、…君は確か…
ああ!そうか!!!真嶋さんのところのお嬢さんか。

[名を聞けば、記憶は確かなものとなる
少女に見覚えがあるのもそのはずで、彼女は新宿不動産の所有するマンションの住人だ
事故物件という性質上、鈴里みよ子が主な担当としているものの、”雑用係”としては、関わったことのないわけでない。]


[ここがどこだか分からない。
彼女の言葉は予想通りの反応で、だが嬉しい反応というものでもなかった。僅かに期待したものはある。或いは彼女は、別のどこか…出口を知っているのではあるまいか、と。
そんな儚い期待は裏切られて、東蓮寺は深々と息を落とした。]

そうだね。
ここがどこなのか…どうやったら出ることが出来るのか。
俺にも、まるで分からないんだ。

俺は新宿駅構内で迷って、気が付いたらここにいた。
君もやっぱり新宿で?
ではやはり、ここは新宿駅に繋がっているのかな。

[考えこむように、顎に指先を当てる。
ふと、彼女の右手の先が気になった。視線で辿れば、淡く子供のような影がある。それと同時に、日菜子の身体が僅かに透けて見えることにも気が付いた。

思わずぎょっとした顔になり、自分自身の手を見つめる。透けてない。いや、そう見えるだけなのか?]


君は、もしかして……

[幽霊か。そう聞こうかと言葉を躊躇う間に、小さな影が少女の後ろに隠れていく。ごくりと喉が上下した。ここまで来て、何に動じるというのかと己に何度か言い聞かせた。]


その、君は、ええと……生身じゃ、ない、のかな?
一緒にいるのはお友達かい?




 君たちは───…どうしてここにいるんだい?


[冷え冷えとした感覚が背を震わせる。
白い照明に照らされた駅構内が、いっそう不可思議な場所に変貌したかのように*思えた*]


メモを貼った。


 私、家に帰ったはずなのに、気づいたら新宿駅にいて……それから、この子がここに連れてきてくれたんです。
 ……っていっても、よくわからないですよね……。
 私も、飲み込めてなくて。

[生身じゃないのか、って聞かれて、私はなんて答えようか迷った。誰も気づかないし、うっすらと覚えてることから考えれば、そうであるのが正しい、とは思う。
この子、と後ろに隠れた影を見下ろす。恥ずかしそうにしたままだったけれど、そっと後ろから顔を出したりして]

 ――たぶん、生身じゃないんだと、思います……。
 誰も、私に気づかないし、色んな所をすり抜けるし。

 生きてるとは、思いますけど。

[たぶん。それは、私の願望なのかも知れない]


[ふと、スマホの着信音が鳴った。手に取って発信元を確認する。]

鈴里さんじゃない…か。

もしもし。ん……ああ。お前か。

[表参道で今朝会った同僚からだった。どうやら、新宿の交差点での事故の時、近くに知り合いがいたらしい。これだけ人の溢れる街とは言え、自分が思っているよりも随分狭い世界らしい]

大丈夫だよ。何?カラスが…あいつ、やっぱり運転席にいたのか…

え?カラスが……運転?トラックを?
バッカお前、んなわけねーだろ。そりゃまあ、カラスは見たけどな。…ああ、見た。俺もな。


欲しいもの?見まいに来る?
よせよ、むさ苦しいだけだっつーの。まあ……来るってんならそうだな。果物でも持ってきてくれ。ブドウがいいな。あ、俺はデラウエアしか食わねーからな。

それと……そうだな。なんでも持ってくるってんなら…

北米インディアンについての本。何でもいい。図書館とかにある本。片っ端から借りて持ってきてくれ。返す時は手伝う。

……いや、そんな露骨に嫌そうな喋り方すんなよ。なんでもっつったろ?返す時は手伝ってやっからよ。え?当たり前だ?まあいいじゃねーか。頼んだからな。

[何でもと言った手前、渋々承諾するまで元同僚を説き伏せて、通話を切った。相部屋なので隣の人間が若干迷惑そうな顔をしていたが、山岸五郎はそんな事を気にするどころか、気づくような男ではない。]


……俺の予想だと。

多分これで、当たりが引っかかるんじゃねーかな……

[ごろりと横になって外を見る。夜の新宿はどこまでもいつも通りで、その中で奇妙な出来事が起こったとしても全ては日常として処理されていくのだろう。そんな事を思わせるぐらい、圧倒的に日常だった**]


PPP イルマは、メモを貼った。

2016/10/04(Tue) 23時頃


家に帰ったはずなのに……?

ううん、そうか。分からないけど…、…君だって分からないんじゃ、仕方ないもんなあ。

[東蓮寺は微かに眉を寄せたのち、諦めたように柔らかな苦笑をほほに浮かべた。分からないものは仕方ない。自分だって、今の状況は良く分からないのだ。]

多分?そっか。
でも君は、俺と会話出来ているし…君が俺の願望であったとしても、そんなには驚かないけどね。ともあれ、俺がまだきちんと正気であるならば、君は君の自我をもってここにいるわけだ。


生きていて、抜けだしてきちゃったのかい?
君の、…そのお友達と一緒に?

[ひとまず彼女らが霊?かも知れないことを除けば、初めての遭遇者であり、しかも相手は従妹ほどの小さな女の子たち?なのだ。サッパリ分からないことだらけだし、不安といえば不安でしかないわけだけれど、]

(今更、だよなあ。)

[そんな開き直りにも似た糞度胸も、また据わりつつあった。もうこの際、幽霊だろうがお化けだろうがなんだっていいではないか。実際のところ、今、己自身すらまともな状況かも分からないのだ。]

…お友達に、名前はあるのかな?
大丈夫だよ、何も怖いことはしやしないから。

[おいで。と、少女の後ろに見え隠れする影へ手招いてみる*]


 すみません……、そうだ、さっきここに来るときにこの子が言ってたんです。
 かくれんぼしている人がいるから、一緒にあそぼうって。
 お兄さんのことだったのかな。
 他に、誰もいないから。

[右手の方で頷くような仕草。
名前、なんて言うのだろう? 私はこの子のことを何も知らない。きっと、この子は私のことを知っているのに。
お兄さんに手招かれて、影が右手の影から顔を出した]

 抜け出してきたって言うか、気づいたらここにいた?
 うん、……私、■■たんだと、思います。マンションの上から。

[その単語はどこかくぐもって聞こえた。自分の声なのに]

「ハナコ」
「ナマエ」
「ヒナちゃんと、イッショ」

[小さい声が名前を口にした。初めて聞く名前。イッショ、なのは似てるって事なんだろうか]


【人】 PPP イルマ

― 新宿駅前 ―

[カラスだ。
黒い鳥はやや高いところから、東口前を歩く大勢の人間を見下ろしている。]

 ん……

[入間は一二三からのLINEに気づいて、返事をうった。]

 『ガチ?💦』
 『心配ありがと✨ いまから西口行くところだった』

[入間はホテルで調べておいた探偵事務所に向かうところだ。
どんな人が調べてくれるのかや、料金などのイメージもつかず、焦りながら評判など調べようとしても一切ピンとこなかった。
だから、良し悪しなんて分からないがとりあえず一か所まずは向かってみることに決める。]

(290) 2016/10/05(Wed) 00時頃

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


トップページに戻る


← ↓ ■ □

フィルタ

注目:イルマ 解除する

生存者
(4人 48促)

イルマ
30回 注目

種別

通常
内緒
仲間
死者
舞台
背景

一括

全示
全断
反転

ツール

クリップボード

ピックアップ

>>【】
(0.109 CPUs)
SWBBS V2.00 Beta 8 あず/asbntby
あっぱれ、うっかりアイコン by 小由流
人狼議事キャラセット by りりんら
管理 sol・laななころび