人狼議事


308 【R18】忙しい人のためのゾンビ村【RP村】

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【人】 宝石収集家 ビアンカ


[ ゆっくりとしか階段だってのぼれないくせにね。**]
 

(53) 2020/10/23(Fri) 18時頃

宝石収集家 ビアンカは、メモを貼った。

2020/10/23(Fri) 18時半頃


【人】 宝石収集家 ビアンカ


[ ノーリーンはなかなか帰ってこなかった。]
 

(60) 2020/10/23(Fri) 20時半頃

【人】 宝石収集家 ビアンカ


[ リビングに戻って、子どもたちと少し遊んだ。

 絵本を広げるとその上に寝そべるオッドに、
 ゾーイは文句を言いながらも少し笑ってたわ。

 朝からよく泣いて疲れていたのかしらね。
 しばらくするとゾーイは眠ってしまった。

 ウィレムも腹ばいになって、
 無防備なオッドを撫でてやってたのね。

 わたしはお隣の奥さんや、
 弟さんのお嫁さんと今晩の食事について話していた。
 
 ノーリーンがいないことに気づいた彼女たちが、
 どうしたのかと尋ねてきたけれど、
 事情を説明したらそれ以上何も言われなかった。]
 

(61) 2020/10/23(Fri) 20時半頃

【人】 宝石収集家 ビアンカ


[ そんなときだったわ。
 家の前に車が止まる音がした。

 それなのになかなか玄関のドアが開かなくてね、
 わたしたちは訝しく思ってリビングを出たわ。

 外から帰って身なりを整えていたはずの、
 お隣のご主人や弟さんもそこにいた。
 同じように不思議に感じたのかもしれないわね。

 誰も動かなかった。
 けどわたしには奇妙な確信があったわ。
 扉の向こうにいるのは絶対にノーリーンだと。]
 

(62) 2020/10/23(Fri) 20時半頃

【人】 宝石収集家 ビアンカ


[ 彼女を招き入れようと、わたしは扉を開いたわ。
 ……そこにはやっぱりノーリーンが立っていた。]
 

(63) 2020/10/23(Fri) 20時半頃

【人】 宝石収集家 ビアンカ


[ 泣きそうな顔をしていたの。足から血を流して。
 その腕にはしっかりと抱きしめるように、
 卵色のうさぎのぬいぐるみを抱えていたわ。]

  ──ノーリーン!

[ 駆け寄ろうとしたわたしの腕を誰かが引いた。
 そこにいたのはお隣のご主人だったわ。
 彼は険しい顔をしてノーリーンに問いかけた。

 噛まれたんですか?

 ノーリーンは唇を噛み締めたままうなずいたの。
 どうして≠ニ旦那さんが言うのが聞こえた。]
 

(64) 2020/10/23(Fri) 20時半頃

【人】 宝石収集家 ビアンカ


  私を撃ってください
 

(65) 2020/10/23(Fri) 20時半頃

【人】 宝石収集家 ビアンカ


[ ノーリーンはまるで呼吸の仕方も忘れたように、
 ぜいぜいと大きく息をしながらそう言ったわ。

 信じられないことにさほど躊躇う様子もなく、
 一瞬下がったご主人は銃を手に戻ってきたの。

 わたしの喉からはほとんど悲鳴みたいな、
 掠れてろくに言葉にもならない声がこぼれた。]

  ──よしてください!
  そんな、そこまでしなくたって、
  意識だってはっきりしてるのに!

[ ご主人の腕に縋るようにしがみついたけれど、
 わたしみたいな年寄りの力じゃ、
 男の人が揺らぐ様子なんてちっともなかったの。]
 

(66) 2020/10/23(Fri) 20時半頃

【人】 宝石収集家 ビアンカ


  ノーリーン! あなたもよ、
  お願いだから考え直して。
  助かるかもしれないじゃない!
  あなたがいなくなってどうするの?
  母親の代わりなんていないのよ、ねえ。

[ 取り乱しているのはわたしだけだった。

 お隣の奥さんとその弟さんがわたしの腕をとって、
 銃を構えるご主人から引き剥がしてしまった。

 真っ白な顔をしたノーリーンが数歩歩み寄った。
 距離を詰められて、ご主人は少したじろいだわ。

 ノーリーンは唇を強く引き結んだまま、
 わたしにうさぎのぬいぐるみを強く押し付けた。
 そして、銃を構えるご主人の目の前に立ったの。]
 

(67) 2020/10/23(Fri) 20時半頃

【人】 宝石収集家 ビアンカ


[ わたしたちの視線を一心に浴びたノーリーン。
 ふいに彼女の唇がわなわなと震えだした。
 そしてそのほっそりとした両手で顔を覆った。]
 

(68) 2020/10/23(Fri) 20時半頃

【人】 宝石収集家 ビアンカ


  死にたくない 死にたくないわ!
   ああ神様 ひどいわ どうして!
 

(69) 2020/10/23(Fri) 20時半頃

【人】 宝石収集家 ビアンカ


  ──お願い、やめて!

[ そう叫んだきり、指の一本も、
 黒目のひとつだって動かせなかった。

 絞り出すようなノーリーンの声を遮るように、
 ご主人が震える指でその引き金を引いたの。

 ダン! とかバン! みたいな、
 なにかが破裂するような重い音がしたわ。
 支えを失ったように細い体が崩れ落ちて、
 赤い色が視界にさあっと散った。
 額の穴からどくどくと血を流して、
 ノーリーンはもうぴくりとも動かない。

 ドアの外で騒いでいたからでしょうね。
 何かが集まってくる気配がしていたわ。
 それでもわたしたち、なかなか動けずにいた。*]
 

(70) 2020/10/23(Fri) 20時半頃

ビアンカは、クシャミ、あなただった? どうにも思い出せないの。

2020/10/23(Fri) 21時頃


【人】 宝石収集家 ビアンカ


[ 少なくともわたしたちは人を殺してしまった。]
 

(75) 2020/10/23(Fri) 21時頃

【人】 宝石収集家 ビアンカ


[ 人を殺してしまった。
 本当にそれが正しい選択だったの? 

 警察に連絡をしたほうがいい?
 それとももう機能なんてしていない?

 ああ、こんな状況でいったい何が、
 わたしたちを裁いてくれるというのでしょうか。]
 

(76) 2020/10/23(Fri) 21時頃

【人】 宝石収集家 ビアンカ


[ 若い人のように自然に、
 見知らぬ誰かに問いかけることもできないで。]
 

(77) 2020/10/23(Fri) 21時頃

【人】 宝石収集家 ビアンカ


[ ようやく振り向いた先に、
 ウィレムが目を見開いて立っていたの。

 ジャーディンが向こうから駆けてきて、
 ちょうどウィレムの肩を強引に抱えるように、
 家の中へと走り去っていくところだった。]
 

(78) 2020/10/23(Fri) 21時頃

【人】 宝石収集家 ビアンカ


[ ふたりのあとを追うように、
 わたしもよたよたと走ったわ。

 年寄りの足で追いつけるはずもなく、
 すぐに見失ってしまったけれど、
 じきにどこからか泣き声が聞こえてきたの。

 それをたどるようにしてやっと見つけた。
 犬たちの根城になっている部屋の隅っこで、
 ジャーディンがウィレムを抱きしめていた。
 ふたりで小さな塊みたいに蹲っていたわ。
 犬たちがどこか心配そうに、
 ふたりを遠巻きに眺めていたの。

 そして、声を上げて泣いていたのは、
 ウィレムじゃなくてジャーディンだった。
 まだ呆然としているウィレムを強く抱いて、
 あの子が子どもみたいに泣いていた。]
 

(79) 2020/10/23(Fri) 21時頃

【人】 宝石収集家 ビアンカ


  ……ああ、ああ、なんてこと、
  ごめんなさいね、つらかったわね。
  あなたたちのことはわたしが絶対に守るわ。
  絶対に死なせたりしない、約束する……

[ ふたりまとめて強く抱きしめて、
 わたしの顔も涙でぐちゃぐちゃになっていた。

 外は何やら騒がしかった。
 つっかえになるものを持ってこいとか、
 何度か廊下で大きな声がしていたけれど、
 それもずいぶん遠くに聞こえたわ。

 子どもたちの体は熱いくらいに熱を持っていて、
 それを一片たりとも逃すまいとするように、
 ただ彼らの存在を両腕の中に感じていた。]
 

(80) 2020/10/23(Fri) 21時頃

【人】 宝石収集家 ビアンカ


[ そう、そのときはあまりに胸がいっぱいで、
 まだ自分のなくしものに気づいていなかったの。**]
 

(81) 2020/10/23(Fri) 21時頃

宝石収集家 ビアンカは、メモを貼った。

2020/10/23(Fri) 21時頃



  [はじめ、助かったと思った。
   つぎに、もう助からないと思った。
   最後は、せめて助けたいと思った。]
 


[何日たったんだろう?
日付の感覚なんてとうに失くしてしまった。

ただ、朝日が窓から差し込むから
それは網膜を焼くほどに眩しいから
また一日、経ったのだってことだけわかる。

だけど私の脳はどんどんふやけてくみたいに
わかってたことがわかんなくなってってる。

たとえばこれ。
手にもってるこの、長方形の…板?

縁についてる突起を押すと表面が明るくなるけど
これはなんのためのものなのか、わからない。]


― ??? ―

[空気の音が聞こえた。木を軋ませる、風の音だ。
 鳴き声みたいなそれをきっかけに、意識が身体に宿る。]

  ……?

[瞼を持ち上げたつもりだったが、前が見えない。
 まだ寝ぼけているのだろうか。
 昨晩は何をしていたんだったか……そう、そうだ。]

  ……。

[緩慢な思考は混乱も動揺も許してはくれない。
 ただ耳を澄まし、記憶に霞んでしまった呻き声を探る。

 風の音、軋む音。 風の音、   軋む音。
    小さな呼吸音。

 何かが、いる。]


[お腹空いたな。
おかあさんのお味噌汁が飲みたい。

…おみそしる?


なんだっけ。]


[今度は失敗しないよう慎重に瞼を持ち上げたが、
 一向に視界は晴れなかった。
 原因を確かめるよう無意識に手を伸ばすと、
 何者かに覚醒を気づかれたのだろう。
 呼吸を捉えられなくなり、代わりに衣擦れの音がした。]

  ……あ゛、 あ。

[生きているのなら、逃げなくては。
 思考よりもっと深い部分が警鐘を鳴らす。
 荒くなったはずの呼吸は、淀んだ呻き声になった。]

  あ……?

[その時。ミケ、と呼ばれた。動きが止まる。
 最近じゃ皆に合わせてマスタと呼ぶようになっていたし、
 同じ仕事に就いた時点で遠ざかっていた響きだ。

 後退の為に床についた手を止める。
 その指先は、眼球に触れてほんのり湿っていた。]


[左目に色素の薄い髪が映る。
 日に翳せば透けるような色は、くすんでしまっていた。
 けれど、それはきっと彼だけのせいではなく。]

  しー、 しゃ。

[どうして君が、ここにいる。
 濁った瞳の向こうに、いるはずのない命を見た。]*



  ……いつ、 きた。

[昨日、と返答があった。]

  いまは、

[日付だけを告げられる。
 それを受けて考えるよりも先に4日と続いた。]


― 4日後・コーヒーショップ『abbiocco』 ―

[壊れたドアを端材で無理矢理留めた場所から風が入る。
 その度にささくれた木がきぃきぃと甲高く鳴いた。

 どうしてここに――なんて。
 答えの分かりきった質問はしない。]

  ……触れた?

[代わりに、たっぷり時間をかけて別の問いを投げた。
 自身よりも大きく育った彼は壁際で膝を抱えている。
 膝頭に額を押しつけてから乱暴に首を横に振った。
 まるで水浴びをした後の犬のようだった。

 そうだ。それでいい。
 10フィート先からぐうるりと目玉を揺らして笑う。]


[思考も声も徐々に元通りへ近づいていったが、
 本当にただ近づいただけだった。
 安堵の吐息や笑い声には、まだ時折呻きが混じる。
 その度シーシャは怯え、警戒するように身を固くした。

 右目は相変わらず開いているのによく見えないままで、
 左目もごく稀に持ち主の意思に反して巡る。
 その時視界の端に映った左腕はずたずたになった
 どす黒い布地の向こう、生白い肌が歪に繋がって見えた。

 まるで、死にたくない心に肉が応えたかのように。
 応えてしまったかのように。]



  シーシャ、

[あの子はシーシャ。
 元部下で、半月に一度物資を届けてくれて、
 礼儀正しく、それでいて子どもっぽいところもある、
 どこへだって行ける足を持った若者だ。
 うんと小さい頃から知っている、可愛い子。

 やめろ。“あたたかいもの”なんかじゃ、ない。

 渇き張りつく喉を粘ついた体液で押し流し、口を開く。]



  出て行くか、殺すか。
  好きな方を選びなさい。**
 


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犠牲者 (6人)

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