人狼議事


254 東京村U

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視点:


お針子 ジリヤは、メモを貼った。

2016/10/03(Mon) 00時半頃


―新宿―

いや、違うんスよ。
まあ、ちょっと……このところ、カラスに目つけられてるっつーか。こっちをつけられてるっつーか。

なんなんスかねえ、全く…

[視線でちらちらと上空の様子をうかがう。カラスらしき影はない。]

まあ、鈴里さんが気にしてないならいいんっスけどね。
多分、何かあるとは思うんっスけどね、あの部屋……

[彼女がどこに行くかという事は少し気になったが、そちらの件は彼女の仕事だ。自分の件とはまた違う話だろう]

そっちの物件は事故っつってももう少し違う案件なんでしょう?
……まあ、気つけてくださいよ。

[鈴里には、そんなように告げておいた]


【人】 お針子 ジリヤ

― 新宿駅 東口アルタ前広場 入間澪音がいる場 ―

[1歩足を踏み入れた瞬間、駅の雑踏が遠のいた。
濃霧が立ち込めたかのように、群衆の気配が希薄になる。
そのなかで、たった一つ。圧倒的存在感を放つ人型があった。

それは入間 澪音の目には、はっきりと映っていただろう。
あるいは、周囲にいた人間の目にも見えていたかもしれない]

(1) 2016/10/03(Mon) 01時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[きらびやかな空色のステージドレス。
ミニのスカートからすらりと伸びた白いタイツ。
差し色の赤いチョーカー。
猫耳のボンボン耳当て。

ステージ上でスポットライトを浴びるかのように、
"ソレ"は歌い、笑い、踊った。

スピーカーなど、どこにもない広場には、しかし、
ハッキリと、BGMを伴って街に流れるあの歌が流れていた]

(2) 2016/10/03(Mon) 01時頃

【人】 お針子 ジリヤ

♪らぶらぶにゃんにゃん、らぶにゃんにゃん
♪恋する首輪でつながれたい

[それは紛れもなく、メディア媒体の中に存在した
"キャンディ・ノヴァ"のジリヤだった]

(3) 2016/10/03(Mon) 01時頃

【人】 お針子 ジリヤ

["ソレ"は、軽やかなステップを踏んで澪音の前に立った。
両手を広げ、澪音の身体を抱きしめる。

媚びるような、造られた笑顔。
閉ざされた口からは、しかし、はっきりと言葉が紡がれた]

(4) 2016/10/03(Mon) 01時頃

【人】 お針子 ジリヤ

だ〜〜〜い好きだよ♪ みおん♪

(5) 2016/10/03(Mon) 01時頃

[パパが出てきたのはそれから30分くらいしたあとだった。
安心したような表情でビルから出てくる。

それから、腕時計を見て足早にどこかに向かおうとして、通りがかったタクシーを止めてしまった]

「○○病院まで、急いで」

[病院の名前は良く聞き取れなくて、タクシーのドアが閉まってしまう。
タクシーは、北に向けて走り出し排気ガスの向こうに消えていく]


【人】 お針子 ジリヤ

[そっと澪音から身を引いた瞬間、笑顔はそのままに、

どこからか手にしたキッチンナイフを振り上げ、

澪音の眉間めがけて振り下ろした]

(6) 2016/10/03(Mon) 01時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[そのとき

            バチンッ


と、なにかが弾ける音が響いた]

(7) 2016/10/03(Mon) 01時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

[澪音の目の前に、もう"それ"はいなかった。

希薄だった群衆の気配は、何事もなく元に戻っていた。

ただ平凡な昼間の新宿駅が、そこにはあった。]

(8) 2016/10/03(Mon) 01時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

[シク    クンネ           ラクル
   アイ          フレ

どこからか、そんな言葉が聞こえた気がしたかもしれない**]

(9) 2016/10/03(Mon) 01時半頃

[それを見送って、それから私は又当てもなく新宿駅前まで戻っていた]

 駅、入れるかな?

[電車で家まで移動してみよう、と思ったけど。聞こえてきた音楽にびくっとして振り向く
怖い、と思った。何か、得体の知れないものがいる。

よく見れば、テレビで見た気がするような、その姿。
怖くて、思わず柱の陰に隠れた]


さて……

[鈴里と話をしていたのはどのくらいだったろうか。
別れて、どこか診療所か、せめて薬局を探して歩きだす。

歩き出して、どこかの横断歩道に出た時。]

「危ない!!」

[どこからか声が聞こえた。はっと辺りを振り返る。聞こえるのはその声の他には雑踏と、行きかう車の音と、タイヤの擦れる…]

………え?

[振り返った時には、トラックがこちらに向けて突っ込んできていた。反射的に飛びのいたのか。それとも吹き飛ばされたのか。目の前が暗くなる感覚と……それから地面に叩きつけられたか、背中に衝撃が走って。]


なに、が……あ、いつは……

[息ができなくなるほど背中を地面に叩きつけられた。人が集まってくる。右足に激痛がはしっていた。人が騒ぐ声。他にも負傷者がいるらしい。電柱にぶつかって前方が大きくひしゃげたトラックの運転席側の窓から、1羽の大カラスが飛び立った。

ハンドルを取られたせいでこちらに向けて突っ込んできたのだろうか。

……意識を失う前、病院の救急病棟で目を覚ます前に新宿の交差点で見た光景で、覚えているのはそこまでだった**]


メモを貼った。


【人】 お針子 ジリヤ

― 新宿駅 東口アルタ前広場 それからほんの数秒後―

[ようやくアルタ前広場についた。
待ち合わせ相手である入間澪音に電話をかけながら、
早く見つけてもらえるよう、少しでも高い段差の上に立つ]

……長めの髪に、白の……服?
どれだろう……人おおすぎ。

[あたりをきょろきょろを見回す。
行き交う人が、じろじろと自分をみる視線を感じ、
居心地の悪さを 感じる。

なんだか、普段よりも見られているような気がした**]

(10) 2016/10/03(Mon) 01時半頃

[それは消えた、ようにみえた。ううん、ただの幻覚だったのかも知れない。
一瞬だったし、何も、なかったように]

「こわい」

[右手の子が小さく呟いた]

 うん、怖い。ね。あの人、大丈夫、かな……。

[襲われそうになった女の子は私と同じくらい?
どちらにしてもこちらに気づく事なんてないから、私はその怖い場所から離れようとした。

さっき見た人と同じ顔が見えて足が止まる]

 ……?

[でもあの人は怖くない、と思う。同じ顔なのに。
それでも、柱から出ると、離れるように駅の中へと入った。
家に帰ろうと思ったけど、少し怖くて、右手に引かれながら駅の中を*歩く*]


メモを貼った。


お針子 ジリヤは、メモを貼った。

2016/10/03(Mon) 02時半頃


お針子 ジリヤは、メモを貼った。

2016/10/03(Mon) 02時半頃


お針子 ジリヤは、メモを貼った。

2016/10/03(Mon) 11時半頃


【人】 お針子 ジリヤ

[『入間です』

女の声に、身体がビクンッと跳ねた。
あの携帯から聞こえてきた声。
抑えめの低いトーン]

(······おこってる?)

[こちらを見つめる一人の女。
長い髪。刺すような視線。
固く閉ざされた口。
緊張したただずまい]

(······おこってる!)

(82) 2016/10/03(Mon) 15時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[口許に手をあて、ぶるぶると震えながら、
小さく何度も頷く]

······ゆ、ゆき······のせ
じ······じりや······です。

(83) 2016/10/03(Mon) 15時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[青ざめている顔から、さらに血の気が引いていく。
さながら断頭台にあがった罪人のような覚悟を決め、
ぎゅっと、きつく目を閉じる。
目頭に溜まった涙が、ぼろぼろ零れだした]

ご、ごめん······なさい。
······な、なんでも······お話しします。

だから、ゆ······ゆるして······。

(84) 2016/10/03(Mon) 15時頃

ジリヤは、イルマからの往復ビンタを覚悟した。

2016/10/03(Mon) 15時頃


お針子 ジリヤは、メモを貼った。

2016/10/03(Mon) 20時頃


【人】 お針子 ジリヤ

(······いけないっ。
泣くの······や、やめなきゃ)

[眉根を寄せた澪音(>>90)の表情に、母の面影が重なる。
反射的に息を止め、涙を堪えようと顔を強張らせた]

······ご、ごめっ······なひゃっ ······ひ

[右手の甲でごしごしと目元をぬぐう]

(119) 2016/10/03(Mon) 20時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[包丁、の一言(>>92)に目を見張る。
そこまで警戒されるとは思ってもいなかった]

そんなっ……ほ、うひょう……なんてっ
た、ただ……あたし……は、はなひを……っ。

[ポーチを目一杯開いて中身を見せる。
いくらかの化粧品とハンカチ、ティッシュ、携帯2台。
そして、らくがきだらけの黒い本が一冊。
背表紙には『東京村』のタイトル]

(120) 2016/10/03(Mon) 20時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

[鼻をひとつすすり、はぁっ、と息をついた。
今は泣いてる場合じゃない。
いつもの要領で気持ちを切り替え、落ち着いた態度を装う]

·······いろんなこと、一度にありすぎて。
頭のなか、ぐしゃぐしゃで······
はぁ······ごめんなさい。

本当は、これからホテルにいって、
中でゆっくりお話しするつもりだったんです。
でも、運転手が、帰ってしまって······もうひとりのあたしと。
あたしの偽物と。
なぜか連絡がつかなくて……

だから、どこか近くの、座れる場所に行きましょう。
お任せします。そのほう、きっと安心してもらえるだろうし。

(121) 2016/10/03(Mon) 20時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

[澪音の口から零れた言葉(>>92)は、
いつもジリヤ自身が放っていたものだった。
男に対して。祐輔に対して。そして、自分に対して]

(わかる······その通りだよ)

(123) 2016/10/03(Mon) 20時半頃

 ねぇ、ここはどこ?
 新宿駅、だよね。

[怖くはないと思うのに、右手に引かれていく先はよく知らない場所になっていた。
新宿駅は何度も来ている。小さい頃からすればずいぶん変わりもしたと思うけれど、大きくなってからは入っているテナントが変わったとか、広告の配置だとか、細かくは変わっても、駅の構造そのものは少なくともここ数日で変わるものじゃない]

「カエリミチ、知ってるから、だいじょうぶ」

 知ってるって、でも、どこに……。

[駅の中、たくさんいた人達の存在が希薄になっていく。
何だっけ、こんな話、知ってたような気がする。友達とのたわいない会話、その中で耳にしたような、都市伝説]


[それとも、全く別の場所だろうか。
だって、今の私は少なくとも「生身」じゃないことを知ってる。
新宿に来たのだって、どうやって来たのかも思い出せない。
何より、今私は――――にいるのだから]

 どこかの、駅?

[返事はないけれど、右手を引く存在は少し楽しそうに見えた]

 ねえ、楽しいの? どうして?
「タノシイ。遊ぶの、楽しい。おねぇちゃん。
今ね、ここにかくれんぼしてる人、いるよ。ダカラ、見つけて遊ぼう?」

[誰もいない駅。天井にはライトがついているのに、どこか薄ら寒さを感じる。
ひょっとして、と「ヤヘイ」の事が頭に浮かんだ。彼と遊ぶのは嫌だな、と思って足がすくむ。
右手は変わらずに私を引っ張っていくけれど]


【人】 お針子 ジリヤ

[澪音の指示(>>122)に一切の躊躇いもなく、両手をひろげ、
よく観察できるよう、ゆっくりと1周まわる。
脱げと言われれば、いまこの場で脱ぎだしかねないほど従順な態度だった。

ポーチの中にあった本から煙こそ出ていないものの、ほんのりと焦げた香りがしただろう。訳を尋ねれば、ジリヤも若干驚きつつ、話すと長いので詳しくは後で、と説明を一旦保留する]

(127) 2016/10/03(Mon) 21時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

ええっ!?

[澪音の"もうちょっと変なこと"(>>124)を耳にして、
ジリヤは驚きのあまり声を上げ、即座に口を手でおさる。
真剣なまなざしで澪音を見つめ返し、小声で言った]

そっ、それ!!
……それです!
あたしの影、偽物、ドッペルゲンガー……!

なにかされましたか?怪我は?
ああ……どうして……っ

全部わかりました、納得です!
そ、そんなの……怪しまれたって仕方ない!

[あたりを警戒するよう、左右を見渡す]

(128) 2016/10/03(Mon) 21時半頃

―新宿衛生病院―

ここ、は……?

[白い天井だ。声を出そうとして、痛みに胸を押さえた。
たまたま傍に看護師が付いていたから、話は早かった。

どうやら、自分は新宿の交差点でトラックの衝突事故に巻き込まれたらしい。他にも死傷者が何人も出たそうだ。それを考えれば、頭を打ったとはいえ肋骨にひびが入ったのと、右足を骨折しただけで済んだ自分は大分幸運だったのだろう。]


とは言え、これじゃ明日の面接は無理か……
随分大きな事故らしいし、連絡入れりゃ何のことかわかるだろうが……相手さんが面接待ってくれるかどうか。

ま、ダメならしゃあないな。今更10日ぐらい入院したって大勢には変わりねーし。むしろ再就職してすぐ入院ってなるよりこっちの方がまだしもだな。

[失うものが何もないのだし、重傷でないから入院もかえってアリだ。そう開き直ってベッドに寝転ぶ。]

……ん?不在着信か、これ。

[表面がひび割れているものの、機能自体は問題なく使えるスマホに着信が入っていた。]


これは……鈴里さんか?

[発信相手に向けてこちらからかけ直す。不在でも問題はない。用があれば向こうからかけ直してくるだろう。そうしながら、考えるのは事故の事だ]

あのカラスが運転席から飛んでいくのを…確かに見たぞ。
運転席の窓が開いてるところに入り込んで、運転手を襲って手元を狂わせたか……無茶苦茶やりやがる。

どうすっかな……

[今となっては疑いようもない。隣室の3人とも、あのカラスが通風孔の中の何かを人の目に触れさせないために何らかの方法で殺害したのだろう。
となると、このまま戻っても、また狙われるのがオチだ。何か対策を考える必要がある。]

駆除するつもりでいかねーと、こっちがやられるな……

[幸いにもまだ10日ある。黒い鳥に状況報告と面接延期の申し出を済ませた山岸五郎は、もはや面接の行方よりもカラスへの対策に意識を集中させていた]


お針子 ジリヤは、メモを貼った。

2016/10/03(Mon) 21時半頃


─ 出られない駅 ─

[切れてしまったスマホは、胸ポケットに入れておく。いつまた、鈴里から……もしくは他の誰かから着信があるとも限らない。そうなれば真っ先に気付く場所に仕舞っておいた。

人の声が聞けたことで、ほんの少しだけ救われたような気分がある。と同時に、次はもうないのではないかという恐ろしさもある。不安は、より大きくなったかのようにも思える。

階段を登ってみる。
少し開けた場所を左右見渡して、左を選んだ。
初めてくる場所のような気がする…いや、前も通ったか?
分からないながらも辺りを見渡し、ヒントを探る。]

 『「出られない」の?』

[他にすることもなく、だから脳裏には鈴里と交わした言葉が繰り返しある。>>3:*15
出られないのだと答えはしたが、そもそも何故彼女はそんなことを言ったのだろう。そう振り返ってみれば、随分前の会話もまた思い出される。休憩室で交わした、他愛もないほどの会話が。]


[東京から帰りたくない
確かに自分はそう言った。それに対して、彼女は同情めいた口調で、いろいろねと応じてくれたものだ。
出たかったり出たくなかったり。それは確かにそうなのだとしても、「出られない」と「出たくない」では大いに違う。だからやはり今は、「出られない」のだ。]

ヤヘイも……、

[いるのかな。と、思う。
こんな迷宮にいるのだろうか。それとも彼にとっては、もうあの日常の街そのものが出られない迷宮であったのだろうか。となれば今の自分も、あるいは彼と同じものとなりつつあるのだろうか。]


[嬉しくない想像に顔を顰めながら歩く。
電池の残量を気にしながら、時折、澪音と彼女の両親への連絡は試み続けた。繋がりはしない。鈴里からの連絡もまた、途絶えたままだ。]

(澪音ちゃんに、無事と伝わっていればいいけど。)

[とはいえ余計心配をかけてしまうか。しかし年下の従妹に無事が伝われば、ともかく生きていると知れればとは思う。もっとも、この先も無事かどうかは分からないけど。]


[角を曲がれば、行き止まりだ。
そんな理不尽にも慣れてきた。ため息一つ落として踵を返し、また違う道をたどり始める。]


 ………え。あれ?


[その向こう。これまで人の気配も見えなかった構内に、女の子の姿が見えた気がした。何かに手を引かれるようにして角を曲がっていく後ろ姿に、]


君!?待って…!

[声を張り上げて駆けだしていた。*]


メモを貼った。


【人】 お針子 ジリヤ

……カ、カマ?

[言い出した本人が目を丸くする様に、ジリヤは怪訝な顔をした。
訳を聞けば納得し、]

……構いません。
あたしも、最初は夢かと。
夢だったら……どんなにいいかと。

(135) 2016/10/03(Mon) 22時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

[澪音の利き手側に並んで、誘導されるがまま新宿の街を歩く。
喫茶店にむかっているようで、それはジリヤにとってもありがたかった。個室に2人きりになってしまったら、気まずい所の話ではない。

澪音が話して聞かせてくれた"にせもの"の目撃談。
空色のステージ衣装。歌う曲。
凶器での攻撃。そして謎の破裂音。
細かな違いはあるものの、ジリヤが体験したドッペルゲンガー現象と酷似しているようだった。]

(136) 2016/10/03(Mon) 22時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

……たぶん、間違いないです。
それ、あたしの"にせもの"……
ドッペルゲンガーです。

あたし、殺されかけて……2人も人が死んで。
だから、澪音さんが見たっていったとき、
ほんとにびっくりして……。

[例の本が入ったポーチを手で触れながら、
そっと心の中で礼を言う]

(137) 2016/10/03(Mon) 22時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

[振り返った澪音に、はっきりと一度だけ深く頷いた]

はい……死にました。

[澪音の顔がやや青くなったのがわかる。
悪戯に怖がらせるのは不本意だが、
危険を知らせるのも今日の目的の一つだ。
ぐっと唇を噛んで、喫茶店のドアを潜った]

(143) 2016/10/03(Mon) 23時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

― 午後:新宿のある喫茶店 ―

[店員に促されて、二人掛けの机に案内されてしまった。
このスペースで向い合せになるのは、正直、居心地が悪い。]

エスプレッソとプレーンクッキーを……
あの、澪音さんは?

[まじまじと見つめてくる澪音の視線を痛いほど感じる。
できるだけ冷静を装うが、テーブルの下では、
左右の脚が忙しなくクロスしては、組み変わっていた]

(144) 2016/10/03(Mon) 23時半頃

ジリヤは、イルマにチラリと目をむけるが、ばっちり合ってしまって、慌てて逸らした。

2016/10/03(Mon) 23時半頃


【人】 お針子 ジリヤ

[折をみて疑問を口にした。
その様子を見る限り、澪音がドッペルゲンガー現象を体験するのは、先が初めてのようだ。なら、彼女が見たという父親の"にせもの"は?]

ところで、その……そちらの方は?
裕輔さんの"にせもの"は
……澪音さんになにかしました?
怪我させるような……

……それが心配で。

[運ばれてきたエスプレッソに角砂糖を2つ。
ティースプーンでかき混ぜながら、ぐるぐると回る液面に目を落とした。

ドッペルゲンガーにも種類があり、性質が異なるのか。それとも、彼女が見た"にせもの"は、まったく別のなにかか――?]

(146) 2016/10/03(Mon) 23時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

[怪我の危険は今のところないと聞いて、ほっと息をつく。
だが、この短い話、不気味な個所がいくつもある]

……これっぽちも知らない。
つまり、全然似てないんですね?

[念押しするように聞き返した]

……なのに、なりすますなんて。
普通……似せてこないかな?

(153) 2016/10/04(Tue) 00時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

(うわっ、きた)

は、はい……あの、まだ整理できてなくて……
それに、ちょっと話しづらいことも多いから。

[エスプレッソをかき混ぜる手がはやくなる]

……マイルドに話すのと、そのまま話すのと、
どっちがいいですか?

[顔をあげて澪音の目をじっと見つめる。
今度は、目を逸らさなかった]

(154) 2016/10/04(Tue) 00時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

そのまま話すと……澪音さんが聞きたくない話、
いっぱい、間にはさまると思います。

[けれど、目の前の少女ならばきっと――]

(155) 2016/10/04(Tue) 00時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

[澪音から説明された、両親の特徴。
父親の裕輔に関しては、ジリヤがしるものとぴたりと一致している。母親の特徴については、じっとただ聞いているだけだった。

最後に零れた言葉に、ふと、
昼の通話で聞いた澪音の呟きを思い出した。

――知らない街]

(160) 2016/10/04(Tue) 01時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[『全部そのまま話して』
澪音の口から、そう要望された。
これで、もう、自分は逃げられない。

エスプレッソに一口つけて、息を整えた]

……昨日の深夜でした。
その晩、あたしは"お客様"を2人抱えていました。
"お客様"の1人……Aさんを他の部屋に待たせて、
あたしは先に、Bさんと寝ていました。
0時からAさんの部屋にいく予定だったのに、
つい寝てしまって――

(161) 2016/10/04(Tue) 01時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[昨晩、体験したドッペルゲンガーについて、
思い出せることを全て語った。
赤羽を殺害する夢。ドッペルさんの噂。
噂通りの鳴り止まない携帯。携帯と呼応するノック。
そして出現した"もう一人の自分"。
金縛り。謎の破裂音。そしてもう一人の死。]

――夢だ、と言われたら、そうかもしれません。
でも、2人が殺されてしまったのは本当です。

あの弾ける音は……きっと、この本が御守りになって、
護ってくれたとしか。

それも、もうほとんどのページがダメになってて……。

(162) 2016/10/04(Tue) 01時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[一通り話し終えたジリヤは、またエスプレッソを1口。]

……浮気とは、ちょっと違います。
あたしを買うお客様の1人、ですね。

(166) 2016/10/04(Tue) 01時頃

お針子 ジリヤは、メモを貼った。

2016/10/04(Tue) 01時頃


【人】 お針子 ジリヤ

[律儀に訂正する澪音に対して、ほんのわずかに顔がほころぶ]

はい……なにも、聞かされていません。
こちらからは、聞けない決まりですし、
そこはお客様次第……って感じですね。

(172) 2016/10/04(Tue) 01時半頃

[右手を引かれながら歩く。階段を降りて、それから登って。
どれだけ歩いても、不思議なことに疲れない。
ううん、疲れているのかも。そういった感覚は麻痺していたから、もうよくわからなかった]

 え……?

[人の声が聞こえて振り向いた。
いつもの駅構内なら、人の声なんてたくさん聞こえていたけど、今この場所で聞こえたのは初めてだったから。

だって、他に人の姿なんてない]


[足を止めて]

「ミツケタ」
「あの人、かくれんぼしてたの」
「何してあそブ?」

[嬉しそうな声は、聞くだけなら本当に無邪気な子どもの声だ。
その右手の先には影しかないけれど]

 帰り道知ってるって言ったよね、あの人も一緒に帰れる?

「ワカンナイ」
「イッショに帰りたい?」
「あの人は、カエリタクナイみたいだから」

[それが、ここにいたいという意味なのかはわからない。
でも、掛けられた声は必死さを帯びていたから、帰りたいんじゃないのかな? って。
近づいてくる人の顔は、知っている顔だった。

あの、不動産屋さんから出てきた人だ]


 どうも、ええと……不動産屋さんの前で、あいました……よね。

[近づいてきたお兄さんへと一度頭を下げてそれから声を掛けた]

 ここってどこだかわかりません、よね。
 私も良くわからなくて。この子に、連れてこられたから。

[右手には、誰かがつかんでるような手の跡。小さな手の形だ。
きゅ、と話さないように握られていて、その子の影はお兄さんから隠れるように私の後ろにあった]

 あの、私真嶋日菜子っていいます。
 気づいたら新宿にいて、この子に連れられてここまで来たんですけど、ちゃんと知ってる新宿の駅だったのに、途中から知らないところに来たみたいで。
 電車には乗ってないのに。

[お兄さんを見上げて、それから後ろに隠れていくその子を見た。
又一瞬だけ、その子の表情が見える。
怖がっていると言うよりも、なんていうんだろう、きゅっと握る手の強さを考えたら、恥ずかしがっているのかもしれない*]


メモを貼った。


【人】 お針子 ジリヤ

[澪音の目をまっすぐ見つめ返す。
怒るでもなく、嘲るでもなく、彼女の目は真剣だった。(>>177)
――なにかに気づいたのだろうか?]

はい。人づてに噂を聞き始めたのも、ここ最近です。
どこそこで、ステージ衣装のあたしが歌ってるところを見た、って。

……夢、ではないと思います。
実際に人が……死んでいるから。

[危険を強調するように、力強く言い切った]

(190) 2016/10/04(Tue) 05時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[澪音の証言(>>178)に、ハッと息を飲む。
エスプレッソを混ぜていた手が止まった。]

……にせものが、なまえを!?
そんな、だって……

[ジリヤの名前を知ったのが今日の午前(>>3:234)
それまでは、その存在すら知らなかった。]

そうですよね!
お昼に、お話して……
はじめて知ったのに……どうして!?

(191) 2016/10/04(Tue) 05時頃

【人】 お針子 ジリヤ


[ざわり、と悪寒が走った。

見られていた?
あの、"もうひとりの自分"――ドッペルさんから?

頬に冷や汗が伝い、食器をもつ手がカチャカチャと震えた。
胸を締め付ける漠然とした不安。

なにか、大切なことを見落としている……。]

(192) 2016/10/04(Tue) 05時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[そっくりなニセモノ。なりすまし。もう一人の自分。
『ドッペルさん』

"ソレ"は、外から来るものだと思っていた。
原因は、他の何かだと考えていた。
巻き込まれただけだと願っていた。

だが、それはやはり

                       ――影法師。]


……アレは……あたし?

[澪音の指摘(>>179)に、頭が真っ白になった]

(193) 2016/10/04(Tue) 05時頃

【人】 お針子 ジリヤ

……ご、ごめん。
ちょっと……気分が。

[世界がぐるりと反転するような衝撃。
警鐘の音が頭の中で鳴り響いた。
右脚の脛が、ズキズキと疼き始める。

テーブルに肘をつき、頭痛に耐えるかのように、
こめかみを押え、目をきつく瞑る。]

(……もし、そうなら。
あたし、思い違いしてる?)

(194) 2016/10/04(Tue) 05時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[昨晩のできごとは、澪音につたえたこと、それがすべて。
すべてのはじまりは、あの都市伝説。『ドッペルさん』
全ての怪異は、『ドッペルさん』の噂通り]

(……本当にそう?)

(195) 2016/10/04(Tue) 05時頃

【人】 お針子 ジリヤ


[ともすれば気を失いそうな意識を保ち、
昨晩の記憶を"手繰り"寄せる。]

(……ほら、しっかりして。
   "全部そのまま話"すんでしょ?)

(196) 2016/10/04(Tue) 05時頃

【人】 お針子 ジリヤ

『目撃される"自分"』、『殺害する夢』、『自分の番号から着信』、『着信と呼応するノック』、『みつけた』、『金縛り』、『もう一人の自分』――……

(197) 2016/10/04(Tue) 05時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[顔をあげて澪音を見つめる。
澪音の背後、窓ガラスに映る自分を見る。

真っ青な顔。震える口。おびえるような目。
あの晩に見た、煌びやかな自分の鏡像とはまるで違う(>>168)。

そう思いいたったとき、ふと、口から零れた。

あのとき、夢の中で、"もう一人のジリヤ"が口にした呪文。
今まで忘れていた言葉。]

(198) 2016/10/04(Tue) 05時頃

【人】 お針子 ジリヤ


…………"ラクル" (>>2:169)

[それだけは、『ドッペルさん』の噂から"違いすぎた"]

(199) 2016/10/04(Tue) 05時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[ハッと我に返り、口に手を当てた。
違和感の正体、それを少し掴んだかもしれない]

……"尾ひれ"、だったんだ
形を借りただけで、『ドッペルさん』は本質じゃない。

『みつけた』んじゃなくて、
最初から……あたしのなかに……っ

だから、澪音さんの名前を知れば、
むこうも名前を……

なら、この呪文は……あたしに関係が?

(200) 2016/10/04(Tue) 05時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[少しの間、ぶつぶつとつぶやき、思考をまとめると、
澪音に向き直り、こっくりと頷いた]

……"別"だけど、"同じ"。
うん、たぶん、そう。
だから、あたしが止めないと……。

ごめん、ちょっと電話かけるね。
確かめたいことがあって。

あ、澪音さん……ありがとう!
すっごい、いいヒントだったかも。

(201) 2016/10/04(Tue) 05時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[財布のカードポケットから1枚の名刺をとりだし、
携帯に番号入力した。発信]

……もしもし、*木露せんせいのお電話ですか?*

(202) 2016/10/04(Tue) 05時半頃

お針子 ジリヤは、メモを貼った。

2016/10/04(Tue) 09時半頃


お針子 ジリヤは、メモを貼った。

2016/10/04(Tue) 09時半頃


お針子 ジリヤは、メモを貼った。

2016/10/04(Tue) 09時半頃


お針子 ジリヤは、メモを貼った。

2016/10/04(Tue) 10時半頃


【人】 お針子 ジリヤ

[小さく声をあげた澪音に顔を向けた。
続く、アタシも聞いた、の声に、ぶるりと身体を震わせる。]

澪音さんも!?
······やっぱり、それが。

[まったく心当たりのない言葉に、
なぜか胸が激しくざわついた。
右脚のうずきがわずらわしい]

(213) 2016/10/04(Tue) 15時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[数回のコール音のあとな、電話の相手がでた。
期待どおりの声に安堵する]

······あ、先生っ!
あの······

(214) 2016/10/04(Tue) 15時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[言いかけたときに澪音が、ぎょっとした顔で、ある一点を見つめた。つられて振り替えると、そこには一人の小柄な女性と、それを抱き抱える男。呑気な声が、受話器と目の前から、重なって聞こえてくる]

······先生!?
えっ、あっ、ええっ!?
なんで!?刺すって、えっ!?

(215) 2016/10/04(Tue) 15時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[ぶるぶると頭を振る。
今はそんなこと気にしてる場合じゃない]

あっ、あっ、でも、丁度よかった。
実はあたし······みちゃった。
ドッペルゲンガー。それで先生に······。

(216) 2016/10/04(Tue) 15時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[ハタッと言葉を切った。
澪音に顔を向けてなら、また木露に向き直る。
続いて聞こえた声。『アイドルのドッペル』]

さ、刺されたの?······今朝?
あ、"あたし"が······刺したの?

[フリルをあしらった空色のワンピース。
格好こそドッペルゲンガーに似ているが、
その怯えるような、疲れきった顔は、
あの笑顔から程遠いものだった]

(217) 2016/10/04(Tue) 15時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[店内の視線が、集まるのを感じる。
さすがに店の真ん中で、女性を抱き支える男は目立つ]

あ、えと······場所、かえませんか?
静かでゆっくりできる······図書館とか。
もし、お時間が許せば、ですけど。

(218) 2016/10/04(Tue) 15時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[場所を移す道すがら、
ジリヤは木露に自分の体験を聞いてもらった]

先生と会ったときは、もう噂されてて、気になって······
それで先生に『ドッペルさん』の話を。
ばっさり切ってもらって、すっきりしたんだけど······
その夜、見ちゃったんです。
もうひとりのあたしを。
人を殺す、あたしを······

[澪音に伝えたように、あの夜に体験した全てを説明した。
澪音が今日、そのドッペルゲンガーを見たことも]

(219) 2016/10/04(Tue) 15時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

自分なりに、ちょっと考えて······
先生に聞いてほしくって。

あと、そうだ。
······先生、“ラクル”って知ってます?
ええと、確か······
シク、アイ、クン······いや、え、クイ······?

[記憶を辿って、あの聞こえてきた謎の言葉を
懸命に思い出そうとする]

(220) 2016/10/04(Tue) 15時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

······先生のところにも?

な、なにか·····他になにかしました?
なにか、言ったりとかは?

[少しでも情報を得るために、畳み掛けた。澪音には、だいすき、と言ったらしいが、先生にはなにか言ったのだろうか?]

(246) 2016/10/04(Tue) 20時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[さきに夕飯をという提案には、素直に喜んで従った。ジリヤの体験を聞いた先生は、さっそくなにかを考えてるようだ。質問に対して、ごくりと息をのんでから、躊躇いがちに答えた]

······実際に、二人も死んでます。
死体は、他のひとも見てるから、
夢とかじゃないと思います。

(247) 2016/10/04(Tue) 20時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[木露が、その言葉をスラスラと述べる様(>>224)に目を見張る]

……そう、そう!それです!
ああっ……先生も、やっぱり言われたんですね!
な、なんとかしなきゃ……

えと……シク、アイ、クンネ、フレ、ラクル……っと

[ポーチからマジックを取り出し、いそいで手の甲にメモをとる]

(248) 2016/10/04(Tue) 20時半頃

お針子 ジリヤは、メモを貼った。

2016/10/04(Tue) 21時頃


【人】 お針子 ジリヤ

― 某飲食店 ―

[澪音と別れ、木露たちと夕食をとる中、
さっそくジリヤが切り出した]

……先生、あたしの考え、聞いてくれますか?

最初、『ドッペルさん』が来たと思ったんです。
噂の内容とそっくりだったから。

それで、調べたんです。ドッペルゲンガーのこと。
でも、全然参考にならなくて……
人によって体験したことが全然ちがうから。

(252) 2016/10/04(Tue) 21時頃

【人】 お針子 ジリヤ

リンカーンは鏡のなかに、
サジェって教師は授業風景のなかに、
自分のドッペルゲンガーを見てて……
喋れないって定説なのに、喋ってる例もあって……

ずっと不思議でした。
でも、ドッペルゲンガーは、本人と"同じ"ものだ、
って考えたら、すっきりして……。

その人の経験とか、考え方によって、
"もう1人の自分の形"が決まるんじゃないかって。
ドッペルゲンガーは、きっと……
すごく個人的な、その……"怪異"

(254) 2016/10/04(Tue) 21時頃

【人】 お針子 ジリヤ

あたしは、『ドッペルさん』の噂を聞いて知った。
だから、その内容をそっくり真似しただけ。
あまり、そこには意味ないんじゃないかって。

大事なのは、『ドッペルさん』以外のところ……
"ステージ衣装"のあたしが、"人を殺す"。
あの、"呪文のような言葉"もそう。

それが、あたしの中にある、"もう1人の自分の形"
願望とか、欲望とか……そういうもの。

だから、あの"ステージ衣装のジリヤ"は……あたし自身。

(255) 2016/10/04(Tue) 21時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[そこまで言うと、烏龍茶を飲み干して、息をついた。

澪音の指摘(>>4:179)で閃いた仮説。
あらかた外れてもいない、という確信がジリヤの中にあった。

けれど、これは正確な説明になっていない。
わずかに残る、大きな違和感。
それを解消する答えは、その先にあった。

こんなこと、本当に話してもいいのだろうか。
唇を何度もなめて、息を整える。
飲んだばかりなのに、もう喉渇いてヒリヒリしてきた。

真面目に聞いてもらえるだろうか、こんな突拍子もないことを。
拳を膝の上で、ぎゅっと握りして、ジリヤは口を開いた]

(256) 2016/10/04(Tue) 21時頃

【人】 お針子 ジリヤ

それか

――……あたしの中にずっと憑りついてる"他の何か"。

(>>2:158)(>>2:159)

(257) 2016/10/04(Tue) 21時頃

ジリヤは、イルマが無事に両親と再会できることを祈った。

2016/10/04(Tue) 21時頃


ジリヤは、ドリベル様に、いつか自作の曲を披露したいと願った。

2016/10/04(Tue) 21時頃


お針子 ジリヤは、メモを貼った。

2016/10/04(Tue) 21時半頃


―新宿衛生病院―

しっかし……

[肋骨も右足もひとまず縫合が終わり、ギブスを巻いている。しばらくは車椅子、そのあと数日は松葉杖がいるだろう。とは言え、それだけだ。別段痕が残るというわけでもない。]

問題は、どうやってあいつに対処するかだよな……
夜ならさすがに問題ないだろうが、まさかって事もある。

……って事は、あれか。

[フルフェイスのヘルメット、ライダースーツ、バイクグローブ。この辺りの装備は必須だろう。バイクに乗らずにこの格好だと目は引くが、背に腹は……というより命には代えられない。]


……なんだったんだろうな。あいつ……

[ジリヤと名乗っていた少女の事を思い出す。ドッペルゲンガーがどうとか言っていたが、彼女は元気にしているのだろうか]

……ま、なんでもないって言ってたしな。
何か言ってこなけりゃそれまで……ってのは少し冷たいか?

どうだろうな。

[何か言ってきたとしても、この状況では何ができるわけでもない。命に別条がないとは言っても、病院の外に出られるような状態ではないのだ]

俺の経験よりよっぽど奇妙な事が起こってんのかね、東京では今……

[それはいくら考えても自分にはわからない事だ。窓の外、新宿の夜景を眺めながら山岸五郎は考えをそこで断ち切った。*]


─ ドコカノ駅 ─

[必死な形相であったろう。だって今までここで、人らしき人というものを見かけるのも初めてだ。見失わないようにと追いかけて、振り返った女の子の姿にほっとした。声は届いているらしい。

ええと、君………

[足を緩めて歩み寄る。何かの影のようなものが、彼女の後ろに隠れるのが見えた気がした。どこかで見た覚えがある、と。記憶を辿るより先、答えが先に差し出される。


あ、君はあの時の。

[言いかけて、口を噤む。僅かに記憶を辿る顔になった。
確かあの時も、見覚えのある顔だと思ったものだ。]


ええと……、…君は確か…
ああ!そうか!!!真嶋さんのところのお嬢さんか。

[名を聞けば、記憶は確かなものとなる
少女に見覚えがあるのもそのはずで、彼女は新宿不動産の所有するマンションの住人だ
事故物件という性質上、鈴里みよ子が主な担当としているものの、”雑用係”としては、関わったことのないわけでない。]


[ここがどこだか分からない。
彼女の言葉は予想通りの反応で、だが嬉しい反応というものでもなかった。僅かに期待したものはある。或いは彼女は、別のどこか…出口を知っているのではあるまいか、と。
そんな儚い期待は裏切られて、東蓮寺は深々と息を落とした。]

そうだね。
ここがどこなのか…どうやったら出ることが出来るのか。
俺にも、まるで分からないんだ。

俺は新宿駅構内で迷って、気が付いたらここにいた。
君もやっぱり新宿で?
ではやはり、ここは新宿駅に繋がっているのかな。

[考えこむように、顎に指先を当てる。
ふと、彼女の右手の先が気になった。視線で辿れば、淡く子供のような影がある。それと同時に、日菜子の身体が僅かに透けて見えることにも気が付いた。

思わずぎょっとした顔になり、自分自身の手を見つめる。透けてない。いや、そう見えるだけなのか?]


君は、もしかして……

[幽霊か。そう聞こうかと言葉を躊躇う間に、小さな影が少女の後ろに隠れていく。ごくりと喉が上下した。ここまで来て、何に動じるというのかと己に何度か言い聞かせた。]


その、君は、ええと……生身じゃ、ない、のかな?
一緒にいるのはお友達かい?




 君たちは───…どうしてここにいるんだい?


[冷え冷えとした感覚が背を震わせる。
白い照明に照らされた駅構内が、いっそう不可思議な場所に変貌したかのように*思えた*]


メモを貼った。


【人】 お針子 ジリヤ

[通話中、とつぜん焦り始めた木露に仰天する。]

……せ、先生?
地獄……っ!?

(276) 2016/10/04(Tue) 22時半頃

 私、家に帰ったはずなのに、気づいたら新宿駅にいて……それから、この子がここに連れてきてくれたんです。
 ……っていっても、よくわからないですよね……。
 私も、飲み込めてなくて。

[生身じゃないのか、って聞かれて、私はなんて答えようか迷った。誰も気づかないし、うっすらと覚えてることから考えれば、そうであるのが正しい、とは思う。
この子、と後ろに隠れた影を見下ろす。恥ずかしそうにしたままだったけれど、そっと後ろから顔を出したりして]

 ――たぶん、生身じゃないんだと、思います……。
 誰も、私に気づかないし、色んな所をすり抜けるし。

 生きてるとは、思いますけど。

[たぶん。それは、私の願望なのかも知れない]


【人】 お針子 ジリヤ

[木露の手に握られていた携帯から音が響いてくる]

……っ

[身の毛のよだつような音。
その上擦り引き攣れたかのような叫び。
この低音は、まるで――]

……せ、先生。
な……なんなんですか?
捜索って、なにが……!?

[懸命に誰かを呼びかける木露の様子に、
ただオロオロするばかりだった]

(284) 2016/10/04(Tue) 23時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[ジリヤに向き直った木露は、青ざめて見える]

……い、いいんですか?

[捜索、と言っていた。誰かがいなくなった?
澪音の両親も消息不明。こんなことばかりだ。
背筋が凍り、ぶるっと身震いする]

(285) 2016/10/04(Tue) 23時頃

[ふと、スマホの着信音が鳴った。手に取って発信元を確認する。]

鈴里さんじゃない…か。

もしもし。ん……ああ。お前か。

[表参道で今朝会った同僚からだった。どうやら、新宿の交差点での事故の時、近くに知り合いがいたらしい。これだけ人の溢れる街とは言え、自分が思っているよりも随分狭い世界らしい]

大丈夫だよ。何?カラスが…あいつ、やっぱり運転席にいたのか…

え?カラスが……運転?トラックを?
バッカお前、んなわけねーだろ。そりゃまあ、カラスは見たけどな。…ああ、見た。俺もな。


欲しいもの?見まいに来る?
よせよ、むさ苦しいだけだっつーの。まあ……来るってんならそうだな。果物でも持ってきてくれ。ブドウがいいな。あ、俺はデラウエアしか食わねーからな。

それと……そうだな。なんでも持ってくるってんなら…

北米インディアンについての本。何でもいい。図書館とかにある本。片っ端から借りて持ってきてくれ。返す時は手伝う。

……いや、そんな露骨に嫌そうな喋り方すんなよ。なんでもっつったろ?返す時は手伝ってやっからよ。え?当たり前だ?まあいいじゃねーか。頼んだからな。

[何でもと言った手前、渋々承諾するまで元同僚を説き伏せて、通話を切った。相部屋なので隣の人間が若干迷惑そうな顔をしていたが、山岸五郎はそんな事を気にするどころか、気づくような男ではない。]


……俺の予想だと。

多分これで、当たりが引っかかるんじゃねーかな……

[ごろりと横になって外を見る。夜の新宿はどこまでもいつも通りで、その中で奇妙な出来事が起こったとしても全ては日常として処理されていくのだろう。そんな事を思わせるぐらい、圧倒的に日常だった**]


お針子 ジリヤは、メモを貼った。

2016/10/04(Tue) 23時頃


家に帰ったはずなのに……?

ううん、そうか。分からないけど…、…君だって分からないんじゃ、仕方ないもんなあ。

[東蓮寺は微かに眉を寄せたのち、諦めたように柔らかな苦笑をほほに浮かべた。分からないものは仕方ない。自分だって、今の状況は良く分からないのだ。]

多分?そっか。
でも君は、俺と会話出来ているし…君が俺の願望であったとしても、そんなには驚かないけどね。ともあれ、俺がまだきちんと正気であるならば、君は君の自我をもってここにいるわけだ。


生きていて、抜けだしてきちゃったのかい?
君の、…そのお友達と一緒に?

[ひとまず彼女らが霊?かも知れないことを除けば、初めての遭遇者であり、しかも相手は従妹ほどの小さな女の子たち?なのだ。サッパリ分からないことだらけだし、不安といえば不安でしかないわけだけれど、]

(今更、だよなあ。)

[そんな開き直りにも似た糞度胸も、また据わりつつあった。もうこの際、幽霊だろうがお化けだろうがなんだっていいではないか。実際のところ、今、己自身すらまともな状況かも分からないのだ。]

…お友達に、名前はあるのかな?
大丈夫だよ、何も怖いことはしやしないから。

[おいで。と、少女の後ろに見え隠れする影へ手招いてみる*]


 すみません……、そうだ、さっきここに来るときにこの子が言ってたんです。
 かくれんぼしている人がいるから、一緒にあそぼうって。
 お兄さんのことだったのかな。
 他に、誰もいないから。

[右手の方で頷くような仕草。
名前、なんて言うのだろう? 私はこの子のことを何も知らない。きっと、この子は私のことを知っているのに。
お兄さんに手招かれて、影が右手の影から顔を出した]

 抜け出してきたって言うか、気づいたらここにいた?
 うん、……私、■■たんだと、思います。マンションの上から。

[その単語はどこかくぐもって聞こえた。自分の声なのに]

「ハナコ」
「ナマエ」
「ヒナちゃんと、イッショ」

[小さい声が名前を口にした。初めて聞く名前。イッショ、なのは似てるって事なんだろうか]


【人】 お針子 ジリヤ

─ 夜:タカシマヤタイムズスクエア ─

[携帯からの叫び声を聞いて、しばらく。
木露に勧められるがまま、ジリヤは会話を続けていた]

――……まだ、ほとんど勘ですけど、
生霊だったら、やっぱり、ちょっと変。
それだと、知り合う前の澪音さんを襲う理由がないです。

この呪文さえ、なにかわかれば、きっと……。
図書館に行きたかったのも、それなんです。
ネットで調べても、病院とか、そんなのばっかりで。

(288) 2016/10/04(Tue) 23時半頃

お針子 ジリヤは、メモを貼った。

2016/10/05(Wed) 00時頃


【人】 お針子 ジリヤ

[振動した木露の携帯に、どきりとする。例の捜索の件か、と身構えるが、どうも様子がおかしい。木露が読み上げた単語は、つい最近耳にしたばかりのものだ]

……新宿不動産?
眼鏡の女性って、たしか"みよ子"さんですよね?
お知り合いですか?

(300) 2016/10/05(Wed) 00時半頃

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