295 突然キャラソンを歌い出す村3
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[僕は場所の目星もつかないままに、園内に居るであろう六合を探して走り出した。 ああムカつく!!腹立つ!!!
───そんな状態でカッとなって走り出したものだから、 僕は途中まで邪道院が追ってきていることに気づかなかった。>>66]
邪道院、ありがとな。 連れてきてくれて。 …他にもな。
[今日はこいつに世話になりっぱなしだ。 今はマジでブチ切れているので、声そのものは僕にしては珍しく不機嫌だったかもしれないけど。]
(74) 2019/05/02(Thu) 22時頃
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………… じゃあ、改めていう。 危ないから、今は、離れていてくれ。
[警戒してもう一歩離れた。 攻芸は邪道院に言われた通り、理性を残す練習がてら唾液を飲みこみながら、欲を堪えた。]
………………
[何かあったら話していいと、宇津木はいっていた。 だから、邪道院には黙っていなければいけないことを少し零した。]
元通りとはいかないが 俺、死ななくてもいいかも。
[生きてたからって、どうだ?みたいな状態になるのかもしれないのだけど。それは伏せる。 きっとなんだかわからないだろうけれど――
戸高と邪道院が辿りつく、その少し前までの話だ。]
(75) 2019/05/02(Thu) 22時頃
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攻芸は、ウツギに、少しだけ笑いかけた。遠くで声や足音がしている。戸高たちが来たのかもしれない。
2019/05/02(Thu) 22時頃
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[──ここに来るまでに邪道院ん家の車で休んだとは言え僕の体力は限界で、ようやく六合を見つけたときには残りわずかな体力は底をつきかけていた。]
六゛合゛ぁ─────ッ!!!!
[やっと見つけた!>>75 一晩中探し回ってやっとだ! 僕はありったけの苛立ちを込めて声を上げた。 最後の体力を振り絞って、重たい脚を引き上げて六合に駆け寄る。 その瞬間、近くに知ってる人が見えた気がしたけど今の僕にはそれを気にしてる余裕はなかった。]
(76) 2019/05/02(Thu) 22時頃
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おま…っ逃げんじゃねえぞ!!!
[六合をめがけて振り上げた拳
それを振り抜く体力は、ほとんど残ってなかった。 ヘロヘロのしまらないパンチは六合に届いただろうか。
でも、どっちだっていい。 邪道院が六合を引き止めてくれてなかったら、殴りかかることすら出来なかった。*]
(77) 2019/05/02(Thu) 22時頃
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/*
wwwwwwwwwww♡洞察力ゥ♡
じゃないですよ?Wwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwww
久生屋、六合ずっとすきすぎててわろてる
まあ、いきなりでかいフラグと歌もらっちゃったからね
仕方ない 仕方ないわwww
まあ、わたしも?そうかな??そこそこね!
即落ちはさ、ある程度全員と絡むを
諦めねばならないのが悲しいとこだったね
/*
気が狂ってる酷いwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwwww
あれみて笑ってくれなかったら全私が爆死する
ってwwりあなかまなの?wwwwww
あれは、こう、グロリアとの接点をもちたくて
考えたら浮かんだどうでもいい共通点を
それっぽくするためには歌うしかないか
ってなった やつだなwwwww
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お前が俺の車に勝手に乗っただけだ。
[走る戸高>>74へ追いついて、礼など言われたものだから邪道院は眉間に皺を寄せた。礼の割には不機嫌な声だ。普段であれば誠意が足りないと凄む所だったが、面倒だったのでやめておいた。 何せ今も走っているのだ。今日は何かと体力の要ることばかりしている気がする。]
他にも探させる。 お前が先に見つけたとしても 絶対一人で向かうな。 [部下達には連絡済だ。六合が言う事を聞いていれば、 そのうち見つかるはずだ。 ぶん殴る、とは言っていたが相手は吸血鬼である。 素人相手では無理だぞ、と忠告して。]
(78) 2019/05/02(Thu) 22時頃
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R団 タカモトは、メモを貼った。
2019/05/02(Thu) 22時半頃
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─ 夜・市街地 ─
[学校に蝙蝠さんたちがたくさんやってきた夜。 わたくしは、家に帰らずに、 あてどもなく、街を歩いていました。]
吸血鬼を探せ。ですか。 [つきんと痛む唇の端を手で押さえます>>2:283 。わたくしが思い返すのは邪道院会長に言われた言葉です。>>2:284]
(79) 2019/05/02(Thu) 22時半頃
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[誘き寄せるための餌ということでしょう。 怪異。はっきり出会った不可思議な出来事は、 ミタシュさんとりりあ、それと──]
…
[あるいは昼間の、六合さんも、 含まれるのでしょうか。]
(80) 2019/05/02(Thu) 22時半頃
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[超常については、りりあの件をまざまざと目の前でみたばかりです。今も少し消えてしまった彼女を思うと胸が切なく痛みます。
神成る森の資格を奪ってしまった。という実感は上手くはできませんでした。
わたくしにできることといえば おせっかいと、諦めないことと 歌うことくらいなのですから──
(♪BGM:>>0:7>>0:8)]
(81) 2019/05/02(Thu) 22時半頃
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[今日もビルの隙間に金色の月が見えています。]
きれい……
(82) 2019/05/02(Thu) 22時半頃
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[あんな大きな出来事があったあとでも わたくしは、空を見上げて 月の美しさに見惚れて、 その場でいっとき、足を止めました。]
(83) 2019/05/02(Thu) 22時半頃
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[名前を呼ばれている。 戸高が遠くから走ってきていた。
――なんで? なにがどうして、こんなところまで来ているんだ。
攻芸にはそれが、わかりそうだからこそ、 わかりたくなかった。]
(84) 2019/05/02(Thu) 22時半頃
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/*
やっぱりポケモンじゃないかwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww>メモ
皆言い当ててくるから怖いね♡
色々設定こねてたらあんなクソデカ感情になってしまったけどそれでも自分のが大事っていうアレだけど〜!!
でもあの気の狂った歌もらって気が狂わない人間はいない
むしろ初日りりあEDもうむかえてんじゃんwwwwwwwwwwwwwwwwwwてなってたからなwwwwwwwww
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[逃げるな、という声。
アホでも攻芸は戦いに於いてだけはプロだ。 振り上げた拳が放たれた角度や速度で、どの程度の威力が出るかは、見ただけでなんとなくわかる。 逃げる必要すらない、しまらないパンチだ。
攻芸はそのまま、先輩のいうことを聞いて立っていた。 本当は逃げたいと思っていた。
そのパンチの威力が体を傷つけるからでは、断じてない。 そんな事で何かが傷つく体ではないからだ。
ではなぜ本当は逃げたかったかといえば。 この走り続けて汗をかいた人間の拳が、顔に触れ、人の肌の体温がかすかにその人の香りを浮かび上がらせ、柔い肌の肉感が、――食欲を湧かせないわけがないからだ。]
(85) 2019/05/02(Thu) 22時半頃
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/*
BGMそれなのかい??wwwwwwwwwwww
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[攻芸は、口の中、つい最近生えた尖った牙の裏を少し舐めた。――噛みつきたい。おいしそうだ。その皮膚の下にあるあたたかい水を啜ってのみたいと、本能だけが訴えている。]
……………。
[パンチは本当に、全然痛くなかった。 腫れさえもしない。赤くなりもしない。 吸血鬼の不死身の身体はそれを傷として認めない。
攻芸はすぐそばまできた戸高を、金色の目で見るが。 何も、言えなかった。]
(86) 2019/05/02(Thu) 22時半頃
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― 夜 / 市街地 ―
[飢えに耐えながら、次の行動を開始しようとしたところだった。 気を張って立ち上がり、軽い眩暈を感じながらふらふらと少し歩いたところで、知った者の姿>>83があった。
―――… グロ… リア……
[いや、少し前から気付いてはいた。 とても美味しそうな甘い香りが漂っていたから。 それは、朝に会った時>>1:203よりも更に、更に、強く。 空腹の身には毒になるほど。]
(87) 2019/05/02(Thu) 22時半頃
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んー……それは、襲っちゃうかもっていう意味? 吸血鬼、に、なった……ってことなん、だっけ?
[>>75正直なところ、吸血鬼としての九生屋シュウと会ってから、恐怖心は薄らいでいる。 それがどれほど平和慣れした思考かは、自覚がないまま。]
……?
[空いた間が、何を意味するかわからずに疑問形。 離れていろと言われたくせに、機微を読み取りたくて一歩分詰めた。]
え、ホント!?
[だから、零された秘密の(秘密とは知らない)言葉を聞けた時は、思いの外近くで、はしゃぐように喜んだ。 どこかから足音が聞こえる。]
(88) 2019/05/02(Thu) 22時半頃
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[六゛合゛ぁ─────ッ!!!!>>76]
うわ、なんか来た。
[響き渡る怒号に、咄嗟に男子の口調が出た。 そのままさっと身を引く。 巻き込まれ事故はゴメンよ。]
(89) 2019/05/02(Thu) 22時半頃
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[叫ぶ戸高に眉間に皺を作る。 今日一体彼に何回同じ感想を抱いただろう。 「うるさい」のである。 …それでも、その苛立ちには理解が出来る。 確かに今走らされている自分も苛々している。]
[叫ぶだけかと思いきや、殴りかかりに行く>>77のだから、邪道院はまた素直に驚いた。 こればかりは吸血鬼の脅威を知っているか、知らないかの違いかもしれない。邪道院は相手が最高位の怪異だという事を知っている。(それでも顔を本気で二次元すると言うのだが。)だから、まさか本気だとは思っていなかったのだ。]
(90) 2019/05/02(Thu) 22時半頃
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[へろへろパンチがコーちゃんに当たって、けどそれでおわり。 避けられもしなかったのを見て、ああ、アタシも一発くらい殴ればよかったなぁなんて、ぼんやり考えている。
こういう時はちょっとだけ、このセンパイの行動力が羨ましい。]
(91) 2019/05/02(Thu) 22時半頃
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[六道の傍に、宇津木の姿が見える。 何の手段を使ったのだろうか、本気でたどり着くとは思わなかった。よもや怪異の手を借りたとは、邪道院に思いつくはずも無い。 眉間に皺を寄せて睨みつける。]
[鋭い視線の先をすばやく宇津木から六合へ。 彼の様子を確かめるように、ぎろりとぎらついた目を向けた。
「時間を作れ」とは言ったが、 もし戸高の身に危険が及ぶなら 無理やりにでも引き剥がさねば成らない。]
(92) 2019/05/02(Thu) 22時半頃
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─ 夜の遊園地 ─
[光に包まれて九生屋が消えた遊園地は、 どういうわけだか戦闘の痕跡が 跡形もなく消えてしまっていた。]
……ッ ア"ーーー…
[唖然として笑ってしまった後、だんだん沸いてきたのは、この不可解も不可解な状況への怒りである。
道理に合わないのは不愉快だ。この神森で道理に合うことの方が少ないので、だいたい常に不愉快だが輪をかけて苛立たしい。 九生屋に完全に勝ち逃げされた予感も踏まえて。
カルシウムは採っているハズなのだが、足りる気配はない。]
(93) 2019/05/02(Thu) 22時半頃
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貴様がここに居る事への処分は 後にしてやる。
こっちに来い。 下がれ、宇津木孝之。
[せめて咄嗟の行動を移しやすい位置に。 視線は六合へ向けたまま。 自分の後ろに来るように顎だけで指し示す。
まさか一般人が二人も居るとは。 静かに舌打ちし、状況の悪さに傷の残る手を握る。]
(94) 2019/05/02(Thu) 23時頃
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あら、何よ、怖い顔。 有言実行しただけじゃないの。
[きつい視線>>92が向いても、すくみ上がったり縮こまったりしないのは、官ちゃんに生徒会長という立場以外の地位を感じていないから。 もちろん偉いとこの偉いおぼっちゃま、という認識はあるけど、同じ高校生じゃない、くらいのもの。]
やだ、そばに来てなんて情熱的。
[>>94呼ばれれば冗談交じり、官ちゃんの隣へ。 自殺願望は特にないので、本当の本当に危険なら、守ってくれる人がいる場所のほうがいいに決まってるのよ。]
(95) 2019/05/02(Thu) 23時頃
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[僕は邪道院の忠告>>78を無視した。 素手では無理だ、と言われても別に僕はアイツを殴り倒したいわけじゃない。ムカつくから一発殴りたいだけだ。その後のことは知らねえ。
結果、六合は僕の言うことを素直に聞いて、必殺弱パンチを避けることなく顔に食らった。]
(96) 2019/05/02(Thu) 23時頃
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[邪道院も六合も、危ないから近づくな、とか言ってた。 マジで殴っちゃったな。勢いで。 六合無抵抗だし。
──まあいいか。 僕はそのまま力の抜けたパンチを感情任せに振り抜く。]
みんな心配してたんだぞ!! 返事くらいしろ!!!! バカ野郎!!!!!
(97) 2019/05/02(Thu) 23時頃
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[正直もう、脳みそにも酸素がいってない。 六合に一番言いたかったことはこれじゃあなかったはずなんだけど、もうずっと心配してたから頭ん中これで一杯で。それを伝えきったら、頭ん中真っ白になって、急に体の力まで抜けてしまった。 僕はもう立ってるのもしんどくて、その場に座り込む。
邪道院が知らん人の名前を呼んだと思ってそっちの方を見てみたら、ユキちゃんが居た。>>94]
……生きててよかったよ。 もー…お前ほんとバカ。
[視線は二人に向けたまま。 座り込んで僕は六合にそう言った。]
(98) 2019/05/02(Thu) 23時頃
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─夜の遊園地─
[頭痛をこらえている間に、人がどんどん集まってきている。
六合が邪道院に報告をいれている間に、弾薬の残りを確認して、 特別製の一発入りの銃を六合に向けて構えた。
そのうちやってきた戸高が叫んで、 六合にとびかかっていく。]
……知らないって強いですよね [そうぼやく。すぐに撃つ心算はない。 不安定な状態に見える六合が、狂った場合の保険だ。
九生屋に撃たない代わりに自分に、という交換条件は成立していない。だから、八家本にとっての期限はまだ、六合の『理性が保つ間』のままだ。]
(99) 2019/05/02(Thu) 23時半頃
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