人狼議事


308 【R18】忙しい人のためのゾンビ村【RP村】

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 「服の上からでもフツーにわかんだろーが。
  お前もう一回ゾンビの群れに放り込むぞ」

  ふぇー。やめて。ごめんなさい。勘弁して。

[俺は配信の時みたいに軽薄に笑う。
 笑いながら、滲んできた涙を拭った。 
 手渡されたペットボトルの蓋をあけて水を飲む。

 ようやく、震える声で「ありがとう」の言葉が出た。
 
 知ってる人と話せることが、 
 こんなに嬉しいなんて、知らなかった。]



[乾パンを喉に流し込んだところで、
 がちゃりと扉が開かれる。

 数人の男たちが、
 ネコ元帥に向けてひらりと手を振った**]


メモを貼った。



[ 彼女の言っている意味が理解できなかった。]
 



  ──どういうこと?

[ 理解ができなかったから尋ねたわ。
 わたしにはまったく見当がつかなかった。
 もしかするとわたしの知らないところで、
 食糧を隠し持っていたのかと思ったくらい。

 ご主人は少しばかり驚いた様子だった。
 けれど、なんていうのかしらね。
 理解ができていないという風ではなかった。

 奥さんはしっかりとした口調で言ったわ。
 まっすぐにわたしの目を見ていた。]
 



  ねえ、わかるでしょう。
   助けを求めにはいけない。
   じゃあ待つしかないじゃない。
   誰かが見つけてくれるのを、
   ここで生きて、助けを待つしか
 



[ 揺らぐことのない強い目をしていたわ。
 それが最善だと信じて疑わない声をしてた。

 ……犬、たくさん飼ってるじゃない
  どうせもうじき餌もなくなるわよね
  どうせ死んじゃうわ、それならいいでしょう

 彼女ははっきりとそう言ったわ。
 わたしは信じられない思いで立ち尽くしていた。

 そのとき理解したのね。
 ご主人は彼女が言ったことではなく、
 今わたしにそれを告げたことに驚いてたのね。

 けれど、それはとても受け入れられない提案だった。
 そんなことを考える人がいるだなんて、
 わたしには信じられないような惨い話に思えたわ。]
 



  冗談でしょう?!
  ばかげたこと言わないで。
  ほかに何か方法があるはずだわ。

  ……そうよ、
  わたしのスマートフォン。
  家の中でなくしてしまったの、
  まだ充電が残っているかもしれない。

  見つけたら、そう、
  SNSを通じて助けを求めて──、
 



[ わたしは必死に反論したわ。
 絶対に許すわけにはいかないと思ったの。

 何かほかに手立てはないかと、
 記憶を探って知恵を振り絞って言ったのね。

 けれど、奥さんは非常に苛立った素振りで、
 ぶんぶんと大きく首を横に振るばかりだった。
 そしてヒステリックな口調で叫んだわ。]
 



  ないわよ!
   そんなの出てきっこないし、
   助けなんてさんざん求めたわ。
   でも、この混乱の真っ只中で、
   誰も気に留めちゃくれなかった。

   無理なのよ、今はまだ。
   状況が落ち着くまで、
   なんとかして生き延びないと……
 



[ 奥さんはぜいぜいと肩で息をしていた。
 呼吸を整えるように深呼吸をして、
 そして、またわたしをじっと見るの。

 良いわよね、あれだけいたら、
  しばらくの間はきっとしのげるわ

 真剣な目でそういう奥さんに、
 わたしはこれ以上何と言えばいいの?
 代替案が何も思い浮かばない、
 自分の頭とこの状況がひたすらに憎かった。]

  だめよ、絶対に。
  あの子たちを食べるだなんて……

[ わたしの声はいつしか泣きそうだった。
 そんなわたしを見たご主人が、
 ずいぶんと落ち着いた様子で口を開いたわ。]
 



  エドワーズさん、考えてみてください。
   普通の状況ではないんです、そうでしょう。
   きっと皆そうしています、家畜だけじゃない。
   乗馬用の馬やペットのミニブタを食べてでも、
   人々は生き延びようとしているはずです。

   それと何が違うんですか?
   何としてでも生き延びようとすることが、
   そんなにも残酷で、醜いことなんでしょうか
 



[ 顔を覆ってしまいそうなわたしの手首を握り、
 わたしの目を覗き込むようにして彼は言った。

 ご主人もやっぱり真剣な目をしていたの。
 正しいことを言っていると信じている者の、
 まっすぐで強い眼差しをわたしに向けていた。

 ……言葉が出てこないの。
 ノーリーンを撃ったときと同じよ。

 彼らの言うことは間違っていないようにも思えた。
 けれど、わたしの心は確かにノーと言っていたわ。

 それでも小さく首を横に振るわたしに、
 ご主人は畳みかけるように言葉を重ねたわ。]
 



  お孫さんを死なせたいんですか?
   私は、息子に生きていてほしい
 



[ 喉がからからに乾いていたわ。

 魂を吸われてしまったみたいに動けないわたしに、
 ご主人は考えておいてください≠ニ言った。

 その場を去っていく二人の背を見送りながら、
 わたしの頭の中はもうめちゃくちゃだった。

 あの子にひもじい思いをさせたくないわ。
 いつか自分の綴った言葉が頭の中に響いていた。
 けれど、そんな惨いことが許されるはずない。

 ねえ、そうでしょう?
 わたし、何かおかしなことを言っているかしら。]
 



[ お願い、答えて。いのちに優劣があると思う?**]
 


― 数日後・コーヒーショップ『abbiocco』 ―

[あれから何日が過ぎただろう。
 窓から覗く空模様だけでは、正確な時間は掴めなかった。
 壁掛け時計の針は、濁った膜に覆われてよく見えない。

 畑の間を走る道路から、車の音は聞こえなかった。
 規制がかかったか、
 あるいは車に乗る人そのものが少なくなったのだろう。
 数少ないエンジン音も、明らかに壊された形跡のある
 ドアを見れば、速度を上げて走り去っていく。

 ここを訪れる者はいない。
 孤独が満ちるはずだった――それなのに。

 例外は、いつもと変わらぬ体勢のまま俯いている。]


[最初、彼がその場を離れた時、助かったと思った。
 好きな方を選べと言ったけれど、
 あんなもの、二択の皮を被った一本道だ。
 悔いのない選択など、今ここには存在しなかった。

 しかし彼はすぐに戻ってきた。
 その手にあったのは、
 申し訳ばかりの缶詰と土のついたままの野菜だ。

 彼はコートの袖で拭った人参に齧りつく。
 眉間に皺を寄せ、泣きそうな顔をしている癖に、
 目の光だけは消えないまま。]

  ……ふ、 ふ。

[思わず小さな笑い声が零れた。
 シーシャが視線だけでこちらへ問いかける。]



  ふ……いや、すまない。
  前言撤回しようと思ってね。

  私はキャロルにはなれないが、
     ははおや
  君は、キャロルによく似ているよ。

[薪を燃やす炎に似た赤毛を思い出す。
 太陽が落ちて来たみたいな笑顔を思い出した。
 シーシャは虚をつかれたような顔をした後、
 一瞬だけ眉間の皺を解いて笑みに近い表情を浮かべた。]



[それからずっと、10フィートの境界は保たれている。]
 


[寝る時は私のベッドを使いなさいと言ったけれど、
 シーシャは頑として聞かなかった。
 生きる為に必要な分だけ動き、
 必要ない間はすべて店の壁に背を預けて過ごしていた。

 会話はほとんどない。
 日に何度か彼の名を呼んでは、拒否の一言で幕を閉じる。
 あの日から、状況は平行線のままだ。今日も駄目だった。

 ――嗚呼、
 そんなことをしている間にまた夜が来てしまうのに。
 空が暗く滲んでいくのを、濁った左目で見つめていた。]*


【人】 時間貯蓄銀行 ヤカモト


[コンビニのカウンターの奥から
 商品の煙草を数箱拝借して、懐の中に入れた。

 髪を掻き上げ、大きく溜息を吐く。
 誰もいないコンビニの床に、ずるずると座り込む。
 煙草に火を点し、男はのんびりと紫煙をくゆらせた]


  ……どーすっかな。


[あてもなく、コンビニの白い天井を見つめた]
 

(55) 2020/10/24(Sat) 23時頃

【人】 時間貯蓄銀行 ヤカモト


[このコンビニの出入口はひとつ。
 逃げ場所も隠れ場所もない。

 長居してはいけない、と
 理性は警鐘を鳴らすのだが、
 どうにも一向に足が動かない。

 煙草片手にスマホを開き、SNSの投稿を追った。

 ふ、と口元を微かに緩ませ返信を打つ。
 スマホからの手動投稿だ。
 スパム文はその発言から消えていた]
 

(57) 2020/10/24(Sat) 23時頃

【人】 時間貯蓄銀行 ヤカモト


[投稿ボタンを押した瞬間、
 スマホに影が差した。

 見上げれば、口から涎を垂らし
 瞳から理性を失くした女が
 こちらを見つめていた]


  う、うわああああああああああああ!!!


[咄嗟にパンの入った戸棚を手で倒し、
 女を下敷きにしようとする。
 足がもつれ、うまく立ち上がれない]
 

(58) 2020/10/24(Sat) 23時頃

【人】 時間貯蓄銀行 ヤカモト


[――――食料を。

 床に転がった菓子パンを
 ひとつふたつ拾い上げてから
 ゾンビから逃れようと、出口へと駆けだす。

 あまりにも必死すぎて、
 男は周囲への警戒を怠っていた。
 それが仇になった。

 死角から、今度は老婆のゾンビが飛び出して
 男へと飛び掛かったのだった]**
 

(59) 2020/10/24(Sat) 23時頃

メモを貼った。


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