252 【飛び入り歓迎】学園の七不思議
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ケヴィンは用務員 バーナバスに投票した。
バーナバスはラグビー部 ケヴィンに投票した。
クラリッサはラグビー部 ケヴィンに投票した。
レティーシャはラグビー部 ケヴィンに投票した。
パティはラグビー部 ケヴィンに投票した。
ラディスラヴァはラグビー部 ケヴィンに投票した。
カトリーナはラグビー部 ケヴィンに投票した。
ノックスはラグビー部 ケヴィンに投票した。
ケヴィンは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
現在の生存者は、バーナバス、クラリッサ、レティーシャ、パティ、ラディスラヴァ、カトリーナ、ノックスの7名。
どうするの?と、問うたケヴィンの言い分をトシミは聞いた。
あいつ″への想いを熱く語られて、
微かに歪む顔を、ケヴィンは認識していただろうか。
それでも、ケヴィンから差し出された手を取った。
――彼が、飛べなければいい
そんな黒い想いが心に湧き上がるのを止められずに。
それなのに
それなのに
彼はいとも簡単に
――本当は簡単ではなかったのかもしれないけれど、
暗闇に身を投げたのだ。
(#0) 2016/08/25(Thu) 12時半頃
何度もトシミが1人で繰り返し飛び降りた暗闇。
今は2人。
トシミには、その暗闇の先には光はないけれど、
ケヴィンには、きっとあるのだろう……。
彼という存在は、その光に向かった。
トシミという存在は……暗闇に混じる。
(#1) 2016/08/25(Thu) 12時半頃
ジジッと、もう聞きなれてきたあの独特のノイズが校内を包む。
ノイズに混じるのは、少女の啜り泣く声。
「ケヴィン君は、約束通り元の世界に、送った、わ。
でも、
ごめんなさい
ごめんなさい
私は、やっぱり成仏、出来そうにないの」
(#2) 2016/08/25(Thu) 12時半頃
繋いだ手は、飛び降りる時まで離されなかった。
先生の手だと思い込めれば良かったかもしれない。
でも、ピアノを弾いていた先生の手の感覚と、
スポーツをしていたケヴィンの手の感覚は違う。
ケヴィンの想いは、飛び降りができるほど強いものだった。
けれど、その想いは自分でない誰かへのもので、
そして何よりそれは先生ではなく、ケヴィンの想いだ。
先生以外の人と飛んだことで、
強く意識してしまったそんな想いの欠片が、
パッチワークの端切れのように、
ハラリハラリと言葉となって放送に乗った。
(#3) 2016/08/25(Thu) 13時頃
「私、やっぱり、どんな本音でも、先生の気持ちが知りたい」
それが、隠しきれない本当の願い。
「ごめんなさい」
謝るのは誰にか。
「もう一度、ニコラス先生がいつも弾いてくれた、
あの曲聞きたかったな。
――…なんていう、曲名だったかな」
そんな呟きが微かに放送に拾われてから、一旦放送は途切れた。
(#4) 2016/08/25(Thu) 13時頃
「えっと、なんだかトシミちゃんの件は。ごめんなさい。
私は、たまこっていうの。
次に救ってほしい人を紹介したいんだけど、
ちょっと事情があって、
自分から皆に説明することができないっていうか――
どうしたいのか自分から説明できるように
皆にしてもらいたいっていうか」
そこで、ちょっとたまこさんは言葉を切る。
(#5) 2016/08/25(Thu) 13時頃
※投下ミスです>>#5前に挟んでくださいorz
リィン、リィン…―――
一度途切れた放送。ノイズに鈴の音が混じる形で復活をする。
(#6) 2016/08/25(Thu) 13時頃
「あのね、トシミちゃんの想い人の先生もここにいるの。
トシミちゃんが亡くなって4ヵ月に、
授業中に病気で亡くなってるの。
普通なら糾弾されて先生辞めてそうと思うんだけど、
隠ぺいする方向に流れちゃったみたいね。
だけど、やっぱり、先生も良心の呵責とかあったんじゃないかな。
先生、こっちに来た時には、何も覚えてなかったの。
ただずっと、何かを探すように、時折ピアノ弾いてるだけ。
私、何度も何十回も何百回も
いっそのこと何千回、何万回って話しかけたんだけど、
私の言葉だと先生には届かなくて……。
そんな状態の先生は、トシミちゃんには見えないらしくて」
(#7) 2016/08/25(Thu) 13時頃
「もしかしたら、7人もいたら1人くらいは
ニコラス先生に言葉が届くかもしれない
……話しかけてみてくれないかな?
もし、先生の記憶がもどったら、
トシミちゃんの願いも叶うかもしれなし。
先生の心の扉の鍵、開けた人が居たら、
ちゃんとその人は元の世界に戻すこともできるから。
だから、だからどうかお願いしますっ!!!」
姿が見えたらジャンプ土下座をしてそうなたまこさんのお願いごと。
話しかけてみてもいいよって人は、ニコラス先生は音楽室にいるよ
……という情報を残して、一旦放送は途切れたのでした**
(#8) 2016/08/25(Thu) 13時半頃
― 本日の流れ ―
1.ニコラス先生の記憶を取り戻す切っ掛けを与えてください。
物的証拠突きつけや、言葉攻め……各々RPしてください。
ヒントになりそうなことは、4d、5dの天声とか、
各自RP内に転がってると思います。
新たなねつ造とかも大丈夫!無茶振りどんとこい。
後で頑張って天声RPで拾いますぞ!!
2.ニコラス先生へのアピール終了した際に、
【actでfortuneを2回振ってください】
合計値がニコラス先生の琴線に与えた攻撃力になります。
合計値が高い2名が本日の吊襲撃になります。
上位2名が狼の場合、相変わらず処理できないので、
2位の人ではなく3位の人が繰り上げで襲撃にあてられます。
悪しからずご了承くださいorz
(#9) 2016/08/25(Thu) 13時半頃
いつも通り、何かありましたらメモにてご連絡くださいね**
(#10) 2016/08/25(Thu) 13時半頃
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[少し遠くに置かれたコップ。自分から遠ざかろうとする家庭科教師の様子から、彼女が自分を警戒しているというのは、流石に分かる。 やれやれと帽子越しに後ろ頭を掻いてから、立ち上がるとコップを取り、生ぬるい水を一気に煽ってから、再び口を開いた]
いや、俺が把握している此処に残ってる奴らの中で、飛ぶつもりがあるかないかの意志確認ができてなかったのが、センセとクリスだけだったから、どうするのか聞きにきただけだ。 紐なしバンジーしてでも帰りたいって可能性が0でない以上一応な。特に女の子はキツイだろうから、嫌なら強要とかはしないさ、PK勝負とは比べものにならんだろ。
[妙齢の女性に女の子表現は、ちょっと失礼だったかしら。このあたりが嫌がられてる原因だったりして、と思いつつ肩を竦める]
(0) 2016/08/25(Thu) 14時頃
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センセもクリスも飛ばないなら、2人じゃないなら次はないからってなりそうなら、俺がケヴィンと2人で飛ぶ気だったさ。 [パティでも飛べたかもしれないけど、あれそれ考えたら自分が飛んでいただろう。いや、まぁ、間に合わなかったんだけどね。
調理室に来た理由を一気に述べて、他に何か聞きたいこととかある?とカトリーナ先生に尋ねる。 何もないようなら、この場から辞去した方が、彼女の精神衛生上いいんだろうなぁと、溜息を吐きながら彼女の反応を待った**]
(1) 2016/08/25(Thu) 14時頃
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─ 調理室 ─ (放送前)
[非常用ろうそくは24時間燃焼し続けるだけであって、 それなりに広い調理室を、3個やそこらで明るく照らすわけではなかった。
ゆらめく炎の向こうに、帽子を被ったバーナバスの影が壁へと伸びている。 この暗がりの中でも帽子を脱がないばかりか、自分の視線を隠すかのように目深に被った彼の表情は、
読めない。
蹲って>>4:88苦しんでいたのが嘘のように立ち上がると、バーナバスはテーブルの上のコップを取り、一気に水を煽った。>>0
「飛ぶつもりがあるかないかの意志確認ができてなかったのが、センセとクリスだけだったから、どうするのか聞きにきただけだ」>>0 その口から出てきた言葉は立て板に水のごとく。]
(2) 2016/08/25(Thu) 20時半頃
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[カトリーナは首を傾げて、]
それにしてはずいぶんお急ぎでしたよ? 「一応な」>>0って勢いじゃなかったでしょう? わたし、扉が壊れるか>>4:88と思いました。
時間制限はあったみたいですが、時計では確認できませんよね……。 ケータイには表示されません>>1:37し、校内の時計は不規則な動き>>4:64になっていますし。
バーナバス先生、 どうして残り時間がないことを、
把握しておられたんですか?
[カトリーナは懐中電灯の光を相手の顔へ向ける。 「嫌なら強要とかはしないさ」>>0に、一層首を傾げつつ。]
(3) 2016/08/25(Thu) 20時半頃
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[肩を竦め>>0た相手は、 「俺がケヴィンと2人で飛ぶ気だったさ」>>1と付け加えたが、
彼が直前まで会話していたパティ>>1のことを考えていると、 カトリーナに読み取れるわけもなく。 「他に何か聞きたいこととかある?」>>1という問いかけもおざなりに聞こえた。
彼が溜息を吐いて>>1いるのをしっかり見たカトリーナは、]
では……、 まず、その椅子に座ってください。 そして話していただきたいですね。 この世界に来てからのことを、全部。
ええと、停電が起きて、激しい雨風が止んだとき、先生はどちらに? 誰とご一緒でした? 何を話しておられました?
[バーナバスが眩しがっても、懐中電灯の光を顔から外さないだろう。*]
(4) 2016/08/25(Thu) 20時半頃
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[いや、しかし、なんで俺、こんな警戒されてんの? 家庭科教師の出方を伺っている最中、胸中で首を傾げる。 パエリア貰った時は、普通だったと思うんだけども。 あれですか、男女二人きりとかだから警戒されてるんですか? やだなぁ、俺、野菜育ててるくらいの草食系ですよ。ハハハ。 なんて、一人ボケ突っ込みしていたら、カトリーナ先生から反応が返ってきた]
残り時間把握できなくて、あと一人どうなるか分からないから焦っていたんですけどね。パティは飛べるかもって返事だったけど、積極的な感じではなかったし、他のメンツの答えは飛ばないだったから。
[彼女の言動で、彼女が何故自分を警戒しているのか、大体悟ってもう一度溜息が零れる。やー、まぁ、こういう立ち位置になることも覚悟はしていたのだけど。自分が巻き込まれ体質だと告げた誰からでもない、なんでカトリーナ先生からなんだろうなぁ……と、ちょっとだけ逃避思考]
(5) 2016/08/25(Thu) 21時頃
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……停電が起きた時は、音楽室に1人でいましたよ。 拾った楽譜を届けにいってたんで。 その直後は、2年のレティーシャと音楽室の廊下で合流して、 その楽譜を渡して、ひとまず教室まで送りましたね。
[思考は若干逃避しつつも、椅子に座れと言われたら座りますとも。 質問に答えろというなら、答えるつもりはありますとも。 照らされる懐中電灯の明かりが眩しくて、帽子を深く被りなおす仕草さえ彼女の疑惑を深めるものになってるとは、流石に気が付けはしないのだけれど]
(6) 2016/08/25(Thu) 21時頃
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[痴漢の容疑者に対するような態度がバーナバスの口を動かしたのだろうか。 返ってきた言葉>>5は期待したより少なかったが、 溜息>>5をつきながらの答えには、一応頷いておく。]
そうでしたか。 先生はマイペースで、急いでいるところなんて見かけないとお聞きしていたので……。 わたし、とても驚きました。 一瞬、ヤクザが殴り込みに来たのかと思うぐらい。 この世界にいるわけはありませんけれど。
[「拾った楽譜」>>6と聞けば、]
それはレティーシャが持ち歩いている楽譜でしょうか? ニコラスというサインがあった……、
[少し身を乗り出して確認した。*]
(7) 2016/08/25(Thu) 21時半頃
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[バーナバスが言い渋るようなら、カトリーヌは懐中電灯をテーブルに置いて立ち上がり、]
コーヒーを淹れましょうか。 さっき、お湯を沸かしたばかりなんです。
[そう言って、コーヒーを淹れる準備をする。 コーヒーカップとソーサーを食器棚から取り出し、コーヒーポットの口にドリップコーヒーをセット。 ようすを見ながら少しずつ湯を注ぐその顔は、真剣そのものだった。
バーナバスの席からは見えただろうか。*]
(8) 2016/08/25(Thu) 21時半頃
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[>>4:98 見守っていれば、二人の人影が見えたのも束の間、袋入りの手当セットが空から降ってきて、マットの上で2度3度跳ねた。]
親方―、空から女の子じゃなくて袋が降ってきたー
[青くて光る石はついていなかったな、なんてついでに呟きつつ。 一人上手していれば、再び放送が聞こえた。]
さて、ユーレイはともかく、あいつ無事に戻れたっぽいな。 音楽室ねえ。音楽室。 その前に、一度猫探しに行くか。
高いところ…屋上かね?
[懐中電灯と拾った手当袋を手に、フットワーク軽く屋上へと向かった。]
(9) 2016/08/25(Thu) 21時半頃
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― 屋上 ―
ちびにゃーやーい
[猫は 1〜3 居た 4〜6 居ない 6 どちらにしても、フェンス近くの>>4:116 人影に気付いて懐中電灯で照らす。]
お。
[ポケットから小袋サイズのハッピーバーンなる煎餅を取り出してガシャガシャとゆすってみた。]
(10) 2016/08/25(Thu) 21時半頃
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先輩 パティは、メモを貼った。
2016/08/25(Thu) 21時半頃
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[弾けるおいしさハッピーバーン。 その魔法の粉には中毒性があるともっぱらの評判。 新味がでるとつい買ってきてしまうのだが、食べきれない分は大体クリストファーが手伝ってくれていたような気がする。]
なー、猫見なかった?
ていうか、 飛び降りるつもりで来て… おいてかれたってとこ?
[菓子袋をパリっと開きつつ、クリストファーの隣に座って一つつまんで食べた。]
(11) 2016/08/25(Thu) 21時半頃
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先輩 パティは、メモを貼った。
2016/08/25(Thu) 21時半頃
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─ 調理室 ─ (放送後)
[コーヒーを飲みながら、バーナバスの話に突っ込みと確認を何度か入れ、彼のこれまでの行動と、おおまかなタイミングを把握したころだろうか。
スピーカーからジジッというノイズ音が響いて、校内放送>>#2が始まった。 すすり泣きいているのはトシミだろうか?
「成仏、出来そうにない」>>#2と聞けば、]
やっぱり…………。
[カトリーナはつぶやくと、椅子の背にもたれかかった。 あの大作のパッチワークを、数か月かけてこつこつ仕上げた彼女は、
良く言えば真面目、辛抱強く一途で集中力があり、安易に投げ出さない持続力がある。 悪く言えば気持ちの切り替えが下手で執念深く、何かに拘り続けたり、古い感情を引きずり続けたり。
だろうと予想していた。]
(12) 2016/08/25(Thu) 22時頃
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[クリストファーに話した懸念>>4:8はそれだ。
続けられた話の内容>>#3、>>#4に耳を傾け、 タマコが交代して話し始め>>#5、>>#7、>>#8れば、眉間の皺を深くして。]
そう上手くいくでしょうか……?
[黙ってしまったスピーカーに問いかける。 答えを求めてではなかったけれども、バーナバスは何か反応しただろうか。*]
(13) 2016/08/25(Thu) 22時頃
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ヤクザって酷いなぁ……。 基本的に焦ってもしょうがないことには焦らない性分なんで。 逆に、焦ってどうにかなることなら急ぎますよ。
楽譜については、それであってるんじゃないかな? 走り書きみたいなのが一杯書いてあるものでしたよ。
[彼女の言葉の選択に、こりゃ相当疑われてるというか、嫌われているというか……だなぁと感じて、また溜息をつきたくなるが、辛うじて飲み込む]
コーヒーいただけるなら、ブラックで。
[コーヒー飲んでる場合でもないような気もしつつ、しょうがなく彼女の質疑応答にこたえていると、聞こえてきた校内放送。 内容に帽子の下で眉間に皺を寄せる。 自分の言動でニコラス先生とやらの記憶が戻るかは分からないけど、とりあえず彼に言ってやりたいことはある]
(14) 2016/08/25(Thu) 22時頃
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上手くいくかは分からないが……。 それでもやらなきゃ場は動かんでしょ。 疑ってだけでも、どうしようもないことも、世の中にはあるんじゃないですかね? それに、少なくともトシミって子の為に何かしてあげたいっていう、たまこって子の気持ちも、何もしないうちに否定するのも違うのでは?
[そして、放送を聞いてのカトリーナの言葉に、思わずそう返してしまう。先ほどの溜息のようには、上手く呑み込めなかったことに、少しの後悔を覚えるのは、基本こんな風に人に意見を向けるのは好まないからだ。意見を向けるというのは、その人に深く踏み入るということでもあるから]
俺は、行こうと思います。 ――コーヒー、ありがとうございました。
[まだ彼女の自分に対する疑惑への質疑はあったのかもしれないが、生物教師は、この場を辞したい旨を告げた*]
(15) 2016/08/25(Thu) 22時頃
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[バーナバスが見たという「走り書きみたいなのが一杯書いてある」>>14楽譜が、 幽霊になった音楽教師ニコラスのものならば、結局、最初から選ばれていたのかなと思う。
カトリーナがちらちらと被服室のほうへ視線をやっていると、 ブラックコーヒー>>14を飲んでいたバーナバスは、 「俺は、行こうと思います」>>15と宣言する。
音楽室へ向かうことに異存はない。 一面識もないカトリーナの言葉がニコラスという教師に届くとは思えなかったかれども。]
わかりました。 わたしも、向かいます。
[「やらなきゃ場は動かんでしょ」>>15には同意だったから。]
(16) 2016/08/25(Thu) 22時頃
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[バーナバスは先に行ってしまっただろうか。 彼が待っていてくれるなら、]
すみません、1分だけ。
[カトリーナは断って小走りで被服室へ入り、壁からトシミのタペストリーを外してきた。 ニコラスがこれを見ているなら、特徴的なデザインと色をおぼえているのではないだろうか?
一辺2メートル近いそれを床に引きずらないよう肩にかけると、調理室に戻り、廊下に出て鍵をかける。*]
(17) 2016/08/25(Thu) 22時半頃
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[クリストファーに菓子袋を差し出しつつ]
アタシ音楽とかからっきしだし、 自分で言うのもなんだけど恋愛相談にも向いているとは到底思えないわけだけど
…オマエも向いてなさそうだな。音楽の方は知らんけど。
[どうしたもんかな、と言おうとしていう相手を間違えているであろうことに先に気付きそんな言葉になった。]
まー、ここで考えてたってしゃーねぇし。 音楽室いこーぜ。
[立ち上がり、尻の土ぼこりを軽く叩いて払うと、音楽室に向かう。 級友がお誘いに応じてくれたならば、共に音楽室に向かっただろう。 魔法の粉にちょっとハッピーな気分になりつつ。*]
(18) 2016/08/25(Thu) 22時半頃
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先輩 パティは、メモを貼った。
2016/08/25(Thu) 22時半頃
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─ 宿直室 ─
[レティーシャの話>>4:90は黙って聞いた。 それから、はふ、とひとつ息を吐いて]
んー……ぼくは、こうして話聞くだけだから、何が良くて何が良くなかった、とは言えないけど。
でも、そうやって、誰かのために頑張れるきみが、凄くいいなあ、って思ってるよ。
[零れた感想は、期せずして級友と被ったか。>>4:110 他者の心の在り様に深く踏み込む事は、基本的にあんまりしない。 それが占いを歪めてしまう事もあるから、という経験則と、まあ、他にも理由はいくつかあるけど]
はは……確かに、状況には関係ない話かもだけど。 話せる時に話した方がいい事、ってあるしね。
[そんな風に、こっちもゆるっと笑って返して。 見てくる、という言葉>>4:91に頷き、いってらっしゃーい、と送り出した]
(19) 2016/08/25(Thu) 22時半頃
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……幽霊と飛ぶ、って、なんだいそれは。
[ノックスの言葉>>4:111に、こてりと首を傾ぐ。 というか、なんでそれがわかるんだい、というのは声音に滲みでたか]
……ん、そだね。 せんせのご飯美味しかったし、お菓子も美味しいだろし。
[プリンに関しては同意した。 出前はまあ、戸締りしとけばつまみ食いされる事もないだろうし、なんてちょっと呑気に考えながら。**]
(20) 2016/08/25(Thu) 22時半頃
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[上手くいくんだろうか……と、乗り気でないように見えたカトリーナが、共に行くというので、あれ?行くんかい??と、若干の肩透かしを食らう形。
行くのを待つのは、まぁ、先に行くような大人げないことはしませんよ]
――変わりに持ちましょうか?
[ついでに、被服室から何やら大きなものを持ち出した彼女に、そんな申し出もしましょう。ええ、俺、紳士ですからね]
(21) 2016/08/25(Thu) 22時半頃
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[啜り泣きまじりの謝罪>>#2は暗い空の下で聞くにはいやに寒々しく響いた。]
あちゃー。かわいそーに。
ねーーなんか難易度あがってなーい??
[虚空にむかってそんな抗議の声をあげる。
そんな声が誰に届くわけでもなく、返るのは静寂のみ。 立ち上がるのが面倒で、突然響いた声>>10に驚くことすら怠惰に任せてゆっくりと振り返るだけ。]
(22) 2016/08/25(Thu) 22時半頃
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こんばんわ。 ぼくがあなたの子猫チャンです。
[キリィッ。 胸に手を添えながら当社比最高品質のいい声で凛々しくキメてみた。]
いやてか、ちがうからね現場検証きただけだからね、 お、おいてかれたとかじゃねーし!
…。ちょーだい♡
[来た時にはすでにすっかり事が終わっていたわけだが。 黄昏てただけですし思春期だから。
そんなこんなでげふんとひとつ咳払い。 それから両手をずいと差し出して、てへって首を傾けた。 今日もぜひとも消化を手伝いましょう>>11。]
(23) 2016/08/25(Thu) 22時半頃
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─ 宿直室 ─
[鳴り響いたチャイムの音。 その後に屋上で交わされたやり取りは、知る由もない。 ただ、その後に入った放送>>#2 >>#4から、後輩君が帰れた事は察した、けれど]
…………ん…………まあ、さびしい……よね。
[繋いだ手が解かれて、ひとりで行く事になったのは辛いだろうな、と。 前髪の下でちょっと目を伏せる。
間を置いて、鈴の音の後に聞こえてきた放送>>#5 >>#7 >>#8には、ちょっと思う所、なくもないけれど]
(24) 2016/08/25(Thu) 22時半頃
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……導。 見失っちゃってるのかな。
[なんとなくなんとなく、そんな気がしたから、ぽつりと呟く]
気持ちの迷子さんに、可能性を見せられたのは、何回かあったけど。 ……気持ちが迷子の幽霊さんには、できるかなあ。
[それでもやっぱり、ほっとけない、という思いが強いから]
……いよっし。 プリンの前に、件のせんせーに会いに行こうか。
[そこに思考が至るのは容易い。 他の二人は、どうするのか。 行くというなら、一緒に行く……というか。 暗い中を一人で歩くの、ちょっと不安なんでその方が嬉しいのが、本音です。*]
(25) 2016/08/25(Thu) 22時半頃
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― 調理室→音楽室 ―
[待ってくれていたバーナバスの申し出>>21は、 大きなタペストリーに引きずられかねなかったカトリーナには大変ありがたく。]
……ありがとうございます、 あの、ほんとうに助かります…………。
[頭を下げつつ渡す。
彼に同行して3分後、音楽室へ辿り着けば、 鍵がかけられていないことにもやっぱりの顔をしつつ、カトリーナは音楽室へ入った。 黒光りするピアノが1台、生徒の椅子に囲まれるように置かれている。
幽霊の姿は見えず、ピアノの音も聞こえない。]
お留守でしょうか……。
[つぶやきつつ、バーナバスに手伝ってもらい、というか自分のほうが手伝い、タペストリーをピアノの上に広げる。*]
(26) 2016/08/25(Thu) 22時半頃
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[やったお菓子もらえた。 早速男らしくばりばりと袋を引き裂けばぼりぼりハッピーを噛み砕く。]
あ、いくのね。
恋愛相談にかぎらず見知らぬおっさんの心の扉を物理以外でノックできる自信はねーよ。
[まあぼーっとしててもしゃあなしだもんね。 よっこらせっと立ち上がったらスカートの裾をばっさばさと上下させて埃をはらった。
級友のお誘い>>18に軽率に乗っかった。 いざゆかん音楽室。お手手つないだら怒られます?*]
(27) 2016/08/25(Thu) 23時頃
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― 回想:屋上 ― [>>23 手を出すクリストファーに]
ほぉおらアタシの仔猫チャーン
今日は普通のだぜ〜
[そんな感じで袋をパス。 きわものかと思いきや、結構おいしいバターシュガー味はカバンの中にストック中。*]
(28) 2016/08/25(Thu) 23時頃
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物理でノックとか心臓マッサージの類? 蘇生するの?蘇生さすの?
なんだよーコワイの?
[>>27 tp手を差し出されれば繋いではみたものの]
…なー、片手ハッピーバーンが食べられない。
[片方が袋もって、片方が食べさせる役とかにしない限り無理だ。 あと、粉でベタベタする。お互い。]
(29) 2016/08/25(Thu) 23時頃
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教師と女生徒の痴情の縺れに心中での裏切りねぇ…
[あれだ。 年の離れた兄にこの間、 『お前って男に張り合って生きてるうちに気が付けば周りは皆結婚してて自分だけ取り残されたバリキャリになりそうだよな。』 とやたら具体的にダメ出しされたのを思い出す。 『思春期の男の子のガラスのプライド容赦なくへし折るようなマネするからモテないんだよ〜』って言ったのは誰だっけ? そんな脆い方ヤツ知らん、とはその時はぶすくれては見たが。 ―――どれも実に的を得ていて、正直このお題には遠い目になる。 そんなアタシにどうしろと。]
お前サイテーだな、位しか思い浮かばないんだが。
[屋上→音楽室へ]
(30) 2016/08/25(Thu) 23時頃
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― 音楽室 ―
たまこさんって子が居るって言ったから、居るんじゃないっすかね?
[じゃないと、場も進まないし……とは、心の中だけで。 案外近かった音楽室に、タペストリー担いで家庭科教師とたどり着くと、そのタペストリーをピアノの上に広げるというならお手伝い]
さて……
[どうするつもりか。ひとまず生物教師は家庭科教師を見守る態]
(31) 2016/08/25(Thu) 23時頃
|
|
[音楽室に入れば放送が聞こえるか、あるいはサッカー少年たちのように姿や声が認識できるかと思っていたため、少し肩透かしをくらった気分で。]
わたしもピアノ、習っていたんですよ。 中学生のころに断念>>43しましたけれど……。
[バーナバスにそう言って椅子に浅く腰かけ、ピアノの蓋を開ける。]
もう指が動きませんよねぇ……。
[つぶやいて、それでも懐かしい思いで鍵盤に指を走らせると、簡単な練習曲を弾き始めた。]
(32) 2016/08/25(Thu) 23時頃
|
|
[音楽教師から見れば、拙い指運びだっただろう。 ときおり詰まりながらも何曲か弾いていると、
鍵盤が、
別のメロディを紡ぎ始めた。]
(33) 2016/08/25(Thu) 23時頃
|
|
[カトリーナが手を止めても、ピアノの音は止まない。
立ち上がって鍵盤を見る。 椅子を見る。
ぼんやりと浮かぶ人影は、青か紺色の上着を着た男性だろうか?*]
(34) 2016/08/25(Thu) 23時頃
|
|
[調理室でレティーシャに見せられた楽譜>>20は裏表紙だけ。 流れている曲が、そこに記されていたのと同じ曲かどうかはわからなかった。
けれども、弾いているのがニコラス以外の誰でもないということはわかる。]
トシミが、屋上で、貴方を、待っていますよ。 ……今も、泣きながら。
[煙のようにも見える人影の耳元で囁けば、]
(35) 2016/08/25(Thu) 23時頃
|
カトリーナは、1回目 16(0..100)x1
2016/08/25(Thu) 23時頃
カトリーナは、2回目 34(0..100)x1
2016/08/25(Thu) 23時頃
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[ カトリーナの言葉が少しは届いただろうか。 **]
(36) 2016/08/25(Thu) 23時頃
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―― 少し前 ―― [その場の唯一の男性であるノックスが黙って聞いてくれているのに甘え、女子トークに片足が突入しかかってしまったので、申し訳ないとぺこりと頭下げていたら、声が挟まれて>>110、一瞬言葉を見失う。]
! … あ…、ありがとう。
[気遣いと、お節介や無神経は紙一重だと思うから、 空回ったときの居た堪れなさは内心厳しいものがあるのだ。 正直なところ先刻関わってしまったことも、若干の気まずい後味が残っている気がしていたので、>>19自分の行いを肯定してくれるかのような言葉に不意を打たれたというか。]
えと……なんだろう、 そう表現してもらうと逆に照れちゃうけど でも、あーだこうだ考えてた気持ちが少し楽になる、うん。 …わわわ。ラディスセンパイまで。 [同様の言葉を重ねられたのにも>>19わたわたと胸の前で手を振って、けれど、少し恥ずかしそうに二度目のありがとうを紡いだ。 珍しく神妙で、なんだか謝罪のように深いお辞儀になってしまったのは、顔を見られないようにで*]
(37) 2016/08/25(Thu) 23時半頃
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ニャア゛ァアア゛ぉぉ…
[その日屋上には袋>>28をキャッチする音と同時に自称子猫チャンの声が響いたのであった。 プライドは遠い昔に便所に流して捨てたんだおれは。]
そう。おれが噂のゴットハンドの持ち主だから。
こわいから離さないでよね!!
[シャキンと掲げた手にはハッピーバーン。もう片方の手はぎゅっと握る。 ゴットハンドはなんでも出来るので、心の扉のノックはもちろん、あーんしてあげることももちろん可能。さあ、お食べ。]
ソレナ!!!
[サイテー発言>>30に概ね同意しかできなかった説得とはかけはなれた2人組はそんなこんなで音楽室へ向かっただろう。*]
(38) 2016/08/25(Thu) 23時半頃
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─ →音楽室 ─
[音楽室へと向かう途中、いつも持ち歩いているカードデッキの中から一枚をぺいっと抜き出す]
……互いに互いが見えないのか、それとも見てないのか。 へんなとこ、図案通りだよねぇ。
[抜き出したのは、タロットカードの6番目。 視線の重なる事のない恋人たちは、幽霊さんたちの状況に近いような気がしていて]
まあ、どうなるかはわかんないけど。 ……行ってみないとなあ。
[なんて呟きながらやって来た音楽室。 聴こえる音色>>34におやや? と首傾げながら室内を覗き込めば、そこには先客の姿があって]
うわあ。 あれ、持って来たんだ、せんせ……!
[広げられたタペストリに、とぼけた声が上がっていた。*]
(39) 2016/08/25(Thu) 23時半頃
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─ 音楽室 ─
[音楽室にはやはりというべきか既に先客あり。
それ自体にさほど驚きはしないが、その人物達の組み合わせには多少首を傾げた。 ピアノ前の何やらと会話をしていたようだから黙って見守っとくけど。*]
(40) 2016/08/25(Thu) 23時半頃
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― 廊下 ―
[幽霊と飛ぶらしい、という情報には、 情報早いなーと感心しつつ、りょーかいでーすと明るく返した。 三年生ネットワークで何か連絡でも入ったのだろうと思っている。]
……うん。
[明瞭でない視界の中で、それらしい影が暗闇の中に消えるのを見た。 耳を欹てるが、地面への衝突音は聞こえない。 無事に済んだ安堵からか、無意識に止めてしまっていた息を短く吐き出す。
窓枠を握る手に、軽く汗が滲んでいた。 トシミに引っ張られるように「飛び降り」なんて気楽に表現はしているけれど、誰かが校舎の淵に立つだけでこんな風になってしまうなら、やはり自分には絶対に無理なことだ。 でも、彼女は何度もあの場所から飛び降りているのだ―――]
(41) 2016/08/25(Thu) 23時半頃
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[何度自問しただろう。何度恨みを吐き出したろう。 何度悲しみを無念を抱え、身体を宙に躍らせたのだろう。
幽霊の無茶振りミッションは今回も成功した、はずだ。 それでも、一抹の不安を胸から拭い去れずにいて、
――そんな折、届く校内放送。>>#1>>#2>>#3>>#4]
(42) 2016/08/25(Thu) 23時半頃
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……本人が、たまこさんの 前を向く説得は受け容れられていても… 手借りてぱっと飛んじゃってもさっと気なんて済まなくて すっきり次の人生…… にも行けないのね。
[流石に、こんな状況では無理なのにも頷ける。 相手がトシミと同様に同じように無念を残して囚われ、 しかも記憶を失っているなんて状況、想像だにしていなかった] 二重苦。 もー…… …それじゃ、無理ないかぁ。
[他人の手ではだめなのだ。 他ならぬ『ニコラス』を動かさぬことには。 思ったよりトシミ・ハセガワの置かれた状況が悪いのに、 なんとも言えず眉を下げてしまった。]
(43) 2016/08/25(Thu) 23時半頃
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― 廊下から ―
……センパイ。
[何となく眉下げたままの顔で、 窓を降りてしっかりと鍵をかけると、 廊下からひょこりと宿直室を覗き込む。]
あの。音楽室、行きますか? 行くなら、一緒ついて行かせて…?
[ラディスラヴァとノックスに、言葉少なに請うた。 二人が音楽室に向かう様子であれば、着いて行きたいと。*]
(44) 2016/08/25(Thu) 23時半頃
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― 音楽室 ― [わぁ野太ぉい。ラディスラヴァに、ほーら猫だよーって渡してみたい。 クリストファーの持ってる袋から空いてる手で煎餅つまみだして交互に口に投げ込みながら>>38音楽室に到着。 他の面々がいるのを見て取りつつ、 ニコラスらしき揺らぐ姿を見つけるとそちらのずかずかと歩み寄った。]
おいロリコンクソ野郎。
トシミはお前が見えないってよ。
なぁ―――お前にも、トシミが見えねぇの?
[いかにも美男子で繊細そうな苦手なタイプの男だと、ピアノを弾く横顔を眺めながら思う。]
自分の巣作って籠ってんじゃねぇよ。 大人だろ、テメーやらかしたことの尻拭いくらい自分でやれよな! 一人でできねぇっつうんなら、手伝うから話せよ。 お前はともかく、トシミは……ずっとあんなこと続けさせらんねぇだろ。
[いまはこれが、せいいっぱい。]
(45) 2016/08/25(Thu) 23時半頃
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パティは、4(0..100)x1
2016/08/25(Thu) 23時半頃
パティは、67(0..100)x1
2016/08/25(Thu) 23時半頃
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─ ちょっと前 ─
[プリンの前に、という言葉に級友はどんな顔をしたのやら。 視界に難あり、なのはまあ、うっすら透けているだろうから、一人じゃあれだなー、というのは気づかれるかもしれないが]
あー、うん。 ぼくは行くよ。
……うん、一緒に来てくれると、ぼくはありがたい。
[覗き込んできたレティーシャの言葉>>44には頷きと共に返していた。 声音がほっとしていたのは、隠しようがないからきっと、ばれている。*]
(46) 2016/08/25(Thu) 23時半頃
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先輩 パティは、メモを貼った。
2016/08/25(Thu) 23時半頃
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ピアノっすか……――。
[幼い時、ピアノを習っていたという家庭科教師。 幼い時、習い事とかできるような家庭環境ではなかったし、現在も芸術関係はトントな生物教師は相槌にしても曖昧な言葉しか返せないし、つっかえつっかえ弾かれる曲がどの程度のものかも判断できない。
やがて音につられたのか、ニコラスらしきがおぼろげに見えてくる。 その場に現れるのは、ニコラスだけでなく、ここに残っているメンバーの姿もだったろうか。 家庭科教師が囁きを向けて、そしてパティも言葉を向ける。 他の皆もやりたいことやっただろうか]
(47) 2016/08/25(Thu) 23時半頃
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俺がアンタに言いたいことは2つ。
1つは、仮にも教師なら生徒に手なんて出すんじゃねぇよ。 本当に大事だったら、生徒でなくなるまで待つのが、教師で大人じゃねぇの?
もう1つは、それでも手出さざる得ないぐらい好いてしまったなら、男として最期まで責任とれよ。好いた女泣かしてんじゃねぇよ!
[生物教師の番は、どのタイミングだったろう。 地味ぃぃぃぃに、トシミが紐なしバンジーを言い出したあたりから、ふつふつ胸に秘めていた想いを投げつけた。
1つ目は、今の自身の教師という立場から。 2つ目は、自分の両親にまつわるトラウマから。
ついでに煮え切らない優男の横っ面にパンチを1つ。 幽霊とサッカーできるくらいだから、パンチも届くでしょう。 何か色々と溜まっていたらしいです]
(48) 2016/08/25(Thu) 23時半頃
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あ〜……、言っとくけど、今までに生徒に手ぇ上げたことはねえから。これからも上げる予定はありませんヨ。
[一発殴ってちょっとだけすっきりしたものの、ギャラリーいること思い出して、フォローはいれておくのでした*]
(49) 2016/08/25(Thu) 23時半頃
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バーナバスは、ニコラスさんに熱い拳は届いたかな?48(0..100)x1+[fortune[]]
2016/08/25(Thu) 23時半頃
バーナバスは、改めまして48+30(0..100)x1!
2016/08/26(Fri) 00時頃
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─ 音楽室 ─
[取りあえず、どこからつつこうか、と考えた。 ていうか、こんな時に頭をよぎるのが、15番目の逆位置とかちょっとひどいなぼく、なんて逃避思考はちょっと置いて]
……ねぇ。 見つけてあげてよ、あの子の事。
[そ、と投げた声は、無心にピアノを弾く教師に届くのか]
……見つけてほしい人に見つけてもらえないかくれんぼほど。 寂しくて、辛いものってないんだよー?
[ぽそぽそと呟いたそれは、とっても何気に──実体験]
(50) 2016/08/26(Fri) 00時頃
|
|
……ひとりで逝かせたのか辛かった? ひとりで残ったのが苦しかった?
でも、それなら「どうしてそうなったか」をちゃんと見ようよ。
……でないと、ずっと、痛いままなんだよ。
[言いながら、カード一枚、見ないで引いた。 13番目、それだけを確認して]
……このままただ、死んでるんじゃなくて。 再生するために、目、開けてあげて……。
[カードの意味に引っ掛けながら訴えた。 自分的には、これくらいしかできそうにない。*]
(51) 2016/08/26(Fri) 00時頃
|
|
― 宿直室前 ―
ありがとです。 やっぱりちょっと、ひとりで… この暗闇にはあんまり慣れないよね。
[是が返ったのにはほっとしたように表情緩める。>>46 ラディスラヴァの抱えている問題は知る由もないため、 彼女の声色に滲む安堵も自分の不安と同じと捉えていた。]
(52) 2016/08/26(Fri) 00時頃
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|
[幽霊の反応はどうだっただろうか。 人影が揺れただけなら、残念そうな、いたましそうな目でピアノの椅子をしばらく見つめただろう。
そこに、続々と生徒たちが集まってきた。
驚かれたのか呆れられたのか、 ラディスラヴァからは「あれ、持って来たんだ、せんせ……!」>>39という、とぼけた声が。
カトリーナは苦笑して、本音をこぼした。]
見せれば、少しは思い出してもらえるかと思ったんだけど……。 もう、自分の妄執しか見えていないのかも。
………難しい、なぁ………。
[3年生のパティ――バーナバス経由で名を知った――が、人影に声をかける>>45のを見やる横顔は、 酷く疲れていたかもしれない。*]
(53) 2016/08/26(Fri) 00時頃
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ラディスラヴァは、さて、訴えは届くかな……2(0..100)x1+52(0..100)x1
2016/08/26(Fri) 00時頃
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んー。 とりあえずごめんしてきたら??
ほっといたからトシコ、マッチョくんと手つないでダイビング練習しちゃったよ。 あんたのだったんじゃないの。
[一緒にきててパティが先にずいっと出ると前を塞がれてしまった。 その背からひょっこひょこと右に左に顔を出しながら口を挟む。 挙句名前をまちがえた。
それでもだめなら、 座ってるピアノの椅子ごとずるずるドアのとこまでもってこうと思うよ!*]
(54) 2016/08/26(Fri) 00時頃
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クラリッサは、74(0..100)x1&74(0..100)x1
2016/08/26(Fri) 00時頃
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見ないようにしている、とか……?
[ラディスラヴァの手にしているのは、恋人のカードだろうか。 有名どころは見当がつくが、そちらの方面の知識は殆どないために、視線が合っていないのは初めて知った。]
あたしはセンパイみたいに造詣深くないんだけれど、 タロットの絵や意味って、聞いてみると面白いですよね。 やっぱり今度真剣にお願いしようかな、カード。 …とりあえず運勢占い、でも…… …あ、ここです音楽室。
[……まず真っ先に頭を過ぎったのは、多数のお客さんを迎え入れるのに、音楽室が足の踏み場なく散らかってないかな、なんてこと。>>39]
(55) 2016/08/26(Fri) 00時頃
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[>>54 クリストファーが後ろからひょこひょこ顔を出しているので、言いたいことを言った後はそこらへんにある椅子に適当に座った。]
トシコ誰だよ
[水を差すのも何なので、小声で突っ込んでおいた。]
(56) 2016/08/26(Fri) 00時頃
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クラリッサは、トシコじゃねーのか!(叫んだ)
2016/08/26(Fri) 00時頃
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[パティに続いてバーナバスが声をかける。 「男として最期まで責任とれよ」>>48には、カトリーナもうんうんと首を上下させておく。 薄ぼんやりとした幽霊の横っ面にパンチ>>48を繰り出していたが、相手には届いただろうか。
ラディスラヴァはタロットカードを見せながらのぽそぽそとしたつぶやき。>>50 感情に訴え>>51ての説得が相手の耳に入ってさえいれば、効果は大きかったに違いない。
クリストファーはパティの後ろから、ひょっこひょこと落ち着きなく顔を出して>>54いる。]
トシコじゃなくて、トシミよ…?
[カトリーナは思わず突っ込んだ。*]
(57) 2016/08/26(Fri) 00時頃
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― 業務連絡 ―
24時きましたが、ノックスさんの接続が本日まだなので、
25時くらいまで様子みようかと思います。
起きておくのが厳しい方は、
多分落ちないだろうというところに委任しておいてください。
ちなみに明日(26日)は、村建てお昼にどうしても外せない用事があり、更新後すぐの天声は無理な可能性が高いです。
夕方までには天声落とせるようにしますので、ご了承ください。
そしてランダの結果次第でもあるのですが、
土日エピの方が良いかな?と思っています。
その方向で進行を調整予定です。
おそらく最大で土曜昼更新時(狼1:村2)になりますので、
その場合はコミット進行で土曜夜エピ入りになります。
他の場合はその都度お知らせします。
土日完全鳩になりそうなので、
天声での反応は遅くなるかもしれませんが、
こちらもどうかお許しくださいorz **
(#11) 2016/08/26(Fri) 00時頃
|
─ 移動中 ─
[表情を緩めるレティーシャ>>52にうんうん、と同意の頷きを返して歩き出す。 カードを見ながら零した疑問への言葉>>55には、軽く肩を竦め]
……現実からフライバイしようといて失敗した、って感じだからねぇ。 見たくない、はあるかもだね。
[はふ、とため息落として、カードをしまう]
うん、カードは面白いよ。 ぼくも最初は絵に惹かれて、そこから興味が広がったんだ。 描いてあるものの一つひとつにちゃんと意味があって、それを突き詰めて読み解くのが面白いんだよね。
[なんて軽い口調で言っていたら、運勢占いを、なんて話題になって]
あ、うん。 いつでもおいで、かわいいこは大歓迎だ。
[にっこり笑ってさらっと言いつつ、内心、無事についた、と安堵していたり]
(58) 2016/08/26(Fri) 00時頃
|
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……あー……そっか、思い出の品になりますものね。
[苦笑するカトリーナの言葉>>53に、これも絡んでいたという逸話を思い返す]
ん……そうなの、かな。 やっぱり、見てないのかなぁ……。
……というか、せんせ、だいじょぶ?
[ぽつ、と小さく呟いて。 疲れたような横顔に、そっとこう問いかけた。*]
(59) 2016/08/26(Fri) 00時頃
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パティは、でもこうかは抜群だだったようなのでまあいいかと思った。
2016/08/26(Fri) 00時頃
ノックスは、97(0..100)x1と61(0..100)x1
2016/08/26(Fri) 00時頃
先輩 パティは、メモを貼った。
2016/08/26(Fri) 00時半頃
パティは、全員が終わるmade**
2016/08/26(Fri) 00時半頃
パティは、全員が終わるまで座って待っている**
2016/08/26(Fri) 00時半頃
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― 音楽室 ―
[音楽室に続く廊下を歩いている間ずっと、ピアノの音が聞こえていた。 幽霊の奏でる聞こえるはずのない音が聞こえることに一筋の疑問も今はもう抱かず、ただ一歩ごとに近づいてくるその音階に耳を傾け続ける。]
……ねぇ。センセ。 この楽譜、センセのでしょ。
[ピアノの傍には、吹き消えそうな朧げな輪郭が揺れている。 男性にしてはどこか儚い印象を残す姿。 彼の指は鍵盤に触れていないのに、ピアノの音は聞こえ続けていた。 男性教師に、鞄から取り出した楽譜を差し出す。 掠れて判別し難い名>>1:130は、今は間違えようもない、彼の名だと確信している]
(60) 2016/08/26(Fri) 00時半頃
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|
センセの演奏が聴こえててたよ。 同じ曲を繰り返し繰り返し弾いてたでしょ。 ボロボロだね、これ。ちょっと練習しただけじゃこんなにはならないよ。 たくさんたくさん、書き込みもあって。 弾きこんだんでしょ。……聞かせたんでしょ。
どうして今も、この曲ばかりなの? どうして今は、曲の途中でやめてしまうの?
[欠けた楽譜>>1:103の1枚は、 確かに破り取られた痕跡があるのだ。]
……どうして、最後の2ページ目で急に弾くのをやめて。 また1から始めようとするのかな。
[唇を引き結び、そっとピアノの上にそれを置く。]
(61) 2016/08/26(Fri) 00時半頃
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思い出してほしいの。
あなたの離した手の先にいた子が、 どんな想いを抱えて生きたか。 どれだけあなたを信じて、愛したか―――… あなたの想いが、どんな形であったのか。
[トシミの名は既に他の人から聞いているだろう。]
弾いてよ、最後まで。 ……何なら、一緒に歌うから。 あなたが、忘れている大事なものを思い出せるまで。 待ってる子がいるのよ。 [皮肉にも、以前担当した独唱のパートは まさにその千切れた2枚目にかかるもの。 音楽家を刺激するのはまず音と、耳だから。 自分のやり方で、どうにか記憶が引き出せればと。*]
(62) 2016/08/26(Fri) 00時半頃
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レティーシャは、途切れたピアノの音に、沈黙を置いて待つ。61(0..100)x1+73(0..100)x1
2016/08/26(Fri) 00時半頃
― 現在の結果表 ―
カトリーナ:16+34=50
パティ:4+67=71
バーナバス:48+30=78
ラディスラヴァ:2+52=54
クリストファー:74+74=148
レティーシャ:61+73=134
ノックス:97+61=158
本日は
吊:ノックス
襲撃:クリストファー(クラリッサ)
になります。よろしくお願いします。
(#12) 2016/08/26(Fri) 00時半頃
|
[名前間違えて各方面からつっこみ入ってしまった。
ろくに調べごともしていない自分としては他に言えることもない。 まだきっと言うことがある奴の邪魔しても仕方ないし、廊下で鼻唄でも口ずさみながらうんこ座りで待機。*]
(63) 2016/08/26(Fri) 01時頃
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|
[「思い出の品」>>59というラディスラヴァの表現に頷く。
パッチワークに夢中になっていたら帰りそびれたため、先生に声をかけられたとトシミは説明していた。 それが出会いのきっかけ>>4:#2だと。
同じ校内を行き来していれば、それ以前から顔は合わせていただろうとカトリーナは思っている。 でも、相手を認識していなかった。 きっと、お互いに。
その日、パッチワークの細かな作業や、模様の見事さに、ニコラスは感嘆したのではないだろうか。 そして、それを素直に口にした。 トシミが忘れられなくなるぐらいの言葉を使って……。
それが、どうしてこうなったのか。 ここまですれ違ってしまったのか。]
恋は盲目とはよく言う、けれど…………、
[カトリーヌはお手上げだと言いたげに、困った顔で肩を竦める。]
(64) 2016/08/26(Fri) 01時頃
|
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[「せんせ、だいじょぶ?」>>59と気遣われると、 ラディスラヴァに顔を寄せて小声になり、]
疲れたのは、急いでプリンを作ったせいもある、かな……? ホットプリンなので、温かいうちに食べに来てね。
……そういえば、猫は見つかった?
[こっそり会話しているうち、 ピアノの周囲では、何人目かの生徒が声をかけていただろう。**]
(65) 2016/08/26(Fri) 01時頃
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見知らぬ7人から次々に声をかけられた。
ピアノの上に、どこかで見かけたタペストリー。
女の人は言う――トシミが待っている、と。
トシミって誰だったろうか。
勝気そうな女生徒がロリコンと言うから、
トシミは、生徒……なのかな。
そのトシミ……トシコ?は、マッチョ君と手をつないだらしい。
多分、女生徒……かな。少し自信ないけど。
その生徒が言う言葉に、
なんだろう、これまでになく心がささくれる。
(#13) 2016/08/26(Fri) 01時頃
男性の教師の彼の言い分を聞くとトシミはやっぱり生徒で、
そして僕の恋人だったようだ。殴られた頬が少し痛い。
少し神秘的な感じの女生徒の言葉に思う。
そうだ、僕は、辛かった、苦しかった。
でも一番辛く苦しかったのは……
それを認識するのが怖くて僕は目を閉じたままだった。
音楽をしてるのだろう女生徒が楽譜を取り出した。
マッチョ君の話を聞いた次くらいに心がざわめく。
ああ、その楽譜は……―――。
そんな中、一番心を揺さぶられたのは、
明るい髪色の男子学生の……――――。
(#14) 2016/08/26(Fri) 01時頃
「……少しまって、くれない、かな」
怒涛の如く思い出した記憶に、
顔をゆがめて音楽教師の幽霊は言う。
彼が答えを見つけるには、もう少し時間が必要なようだ**
(#15) 2016/08/26(Fri) 01時頃
クラリッサは、カトリーナ先生めっちゃつかれてたけどへーきかなーって。
2016/08/26(Fri) 01時半頃
|
ー宿直室ー
[レティーシャちゃんを見送ってどれくらい経ったか。 始まった校内放送に耳を傾け、ため息をひとつ。]
…そうかあ。
[うまくいかないんだなあと、独りごちる。 説得なんて、柄じゃないのにな。]
…行くだけ行こっか。 プリンはまたあとで、だね。
[放送を聞いて、行こうか>>25と声があがれば、よいしょっと重い腰を上げる。 勿論勿論、この俺にラディスを1人で行かせる選択肢などないからね。 後輩ちゃんからも声がかかった>>44ので、二つ返事でいざゆかん!]
(66) 2016/08/26(Fri) 04時半頃
|
|
ー音楽室ー
[両手に花状態で、辿り着いた音楽室。 放送を聞いて、全員集まってきているようだ。
さて、皆の声は、届いているのかいないのか。 粗方いろんな方面からつついていると思うから、これでダメなら何も通じないだろうなーなんて、そう思った。]
……。
[それでもトシミちゃんの悲痛な泣き声が、耳に残って仕方がないから。 どうにかしてあげなきゃ、自他共に認める女の子好きを返上しなければならない。
そして、何よりも。 こんな奴がここまで女の子に愛されているという事実に、なんだかものすごくイラっとしたからね。正直意味が分からないと思ったよ、俺は。]
(67) 2016/08/26(Fri) 04時半頃
|
|
……えー、じゃあ俺がトシミちゃん口説いてこようかな。
[他の皆の説得がひと段落したあと、思い立った、という風に声を上げる。 何てことないように。自然な話の流れとでも言うように。]
ニコラス、だっけ。 あんた、トシミちゃんのこと裏切ったんでしょ?見捨てたんでしょ? 失恋の傷を癒すのは新しい恋しかないってよく言うよね
[へらりとした軽薄な笑みを貼り付けながら、言葉を紡いだ。]
…ああ、良心の呵責で記憶喪失、だっけ?
[思い返して、嘲るように言ってから。]
(68) 2016/08/26(Fri) 04時半頃
|
|
俺なら何があってもトシミちゃんのこと忘れないし、側にいてあげるし、大切にするし…
──勿論、裏切ったりもしないしね。
[指折り数えてひとつ、ふたつ、みっつ、──よっつ。 にっこり笑って、明るく声を掛けてあげようか。]
まあそういうことだから、さ。
あとは俺に任せて、安心して成仏しなよ!
[なにが無念なのか、なにを探してるのか。 そんなのは何だっていいから、自分を想う健気な少女を支えるつもりがないのなら。
──────早く消えて、いなくなれ、ってね。]
(69) 2016/08/26(Fri) 05時頃
|
|
よし、説得おわり! 俺トシミちゃんと話したいんだけど、屋上行けば会えるかなー。
[そう尋ねれば、音楽室にいた誰かが答えてくれただろうか。]**
(70) 2016/08/26(Fri) 05時頃
|
|
─ 音楽室 ─
……です、ねぇ。
[肩を竦めるカトリーナ>>64に、はふ、と小さく息を吐く。 こうなっちゃうと、ほんとに周り見えないよなあ、なんてちらっと過る]
あー……せんせ、また頑張りすぎてます?
[急いでプリンを作った、という話>>65にこて、と首を傾ぐ。 急いだ理由なんて知る由もないから、ついそっちで考えてしまった。 温かい内に、というお言葉にははーい、と素直に頷いて]
(71) 2016/08/26(Fri) 08時頃
|
|
……んー……ちびにゃーは、まだ、です。 でも、ここに置いてっちゃう事にはしたくないから。
……戻るまでには、なんとか。
[猫の事を聞かれると、声がへにゃった。 自分で探しに行けていない事へのもどかしさも、ちょっと滲む。 でも、という気持ちはあるから、探し出すつもりではあるけれど。
なんて決意を固めている間にも、説得は続いて]
(72) 2016/08/26(Fri) 08時頃
|
|
……おおう。
[最後の最後に話しだした級友の言葉>>68 >>69に、瞬いた。 見えないけど]
…………なんというか。 初めて、のっくんが格好いい、と思えたよ。
[なお、今までの印象はお察しください、という所である]
どーだろね。 でも、屋上にとどまってるなら、会えるんじゃないかなぁ?
[尋ねられれば、推測を交えてこう返す。>>70 実際にどうかはわからないけど。**]
(73) 2016/08/26(Fri) 08時頃
|
|
[ピアノの音色は何度も乱れた。>>#13、>>#14 幽霊は動揺しているのだろうか。
邪魔にならない位置からピアノを見守っていると、最後に近づいたのはノックスだった。 幽霊へ向ける視線に、イラっとした>>67感情が浮かんでいるように見えた気がするけれども、
「……えー、じゃあ俺がトシミちゃん口説いてこようかな」>>68 へらりとした軽薄な笑み>>68と口調は、いいこと思い立ついた、とでも言いたげで。 どうやら幽霊を挑発する作戦らしい。>>69
傍らのラディスラヴァから、 「あー……せんせ、また頑張りすぎてます?」>>71と声をかけられ、
カトリーナは首を傾げた彼女のほうへ視線を戻す。 長い前髪に隠れて彼女の目元は見えない。 見えないが、]
そうかも……気をつけるわね、ありがとう。
[その眼に宿っているだろう気遣いを読み取り、カトリーナは微笑む。]
(74) 2016/08/26(Fri) 11時頃
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[猫はまだ見つかっていないようだ。 「ここに置いてっちゃう事にはしたくないから」>>72というラディスラヴァを見上げて同意し、]
……広すぎるのよね、この学校。 キャットフードに上手く誘われてくれれば……あ!
タマコさんにお願いできれば……? 彼女、校内のできごとを把握していそうな気がする。
…でも、どうやって伝えるのかが…わからない、か。
[そういう話をしているうち、どこか深いところから絞り出すような声が聞こえた。 「……少しまって、くれない、かな」>>#15
カトリーナは薄ぼんやりとした音楽教師の幽霊を見つめていたが、 やがて数回、小さく頷く。]
(75) 2016/08/26(Fri) 11時頃
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─ 音楽室→廊下 ─
[ラディスラヴァは何と答えたのだったか。
カトリーナは廊下へ出る。 先客のクリストファーが、鼻唄を口ずさみながら>>63座り込んでいて。]
約束のホットプリン、できてるわ。
[声をかければ、彼は立ち上がるだろうか。]
(76) 2016/08/26(Fri) 11時頃
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[カトリーナは音楽室を見やり、声を潜めた。]
わたしたちが囲んでわいわい言っても……ね。 トシミの声さえ聞こえないなら、彼自身、思い出すことを拒否してるのでしょう。
何もかも忘れることでしか、自分を保つことができなかったの、かも。 未来ある若い恋人をむざむざ死なせてしまって、 自分は生き残ったのだから…………。
[でも、と続ける。]
……ニコラスが怖気づいて、身を竦ませてしまったのは、わかる気がする。 生き物としては当然の反応だもの……。 気の弱い、優しい性格のひとなら、なおのこと。
[ここまでくると優柔不断の域かもしれないが。]
(77) 2016/08/26(Fri) 11時頃
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[クリストファーがその話題に乗ってこなければ、 いつものように少し困ったような微みを浮かべただろうか。]
……ねえ、やっぱり髪を切らない? 横だけでも、もっと短くすれば、こう…、 顎と首が見えて、すっきりした印象になるんじゃないかしら。
もちろん強制するつもりはないのよ? ただ、ちょっと見てみたいなあ、なんて……。
[ふんわりとしたスカートの裾へも視線を落とし、]
そういえば、その服はお姉さんのものだとどこかで聞いたような。 お兄さんはいないの?
[クリストファーのきょうだいの話をいくらか聞いただろうか。**]
(78) 2016/08/26(Fri) 12時頃
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[先生は?と尋ねられれば、]
わたし? 兄がいるの、ふたり。
長兄は14歳上で、とある大学の准教授よ。 専門は古生物学。
生命の進化について習ったでしょう?
地球で生命が誕生して、38億年。 40億年前までのマグマオーシャンが冷えて固まり、海ができて……、 細胞膜がアミノ酸からリン脂質へ変わり、たんぱく質ができて。
やがてカンブリア爆発に至る、と。
でも、最近の研究では、先カンブリア時代にも多様な生物がいたことはわかってるの。 エディアカラ生物群と呼ばれる無脊椎動物ね。
(79) 2016/08/26(Fri) 12時半頃
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