301 十一月うさぎのないしょ話
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[かぶを切っている間、桐野江さんから手が振られれば>>64ひらりと振り返した。 今日の青はサテンリボン。左右編み込みにして、おさげになった分はねじってアップに止めてある。
薄切りにしたかぶを砂糖、塩、ワインビネガーとドライバジルと和えてマリネにしてから、脇に置く。 もともと少し馴染ませるつもりだったから、問題ない。]
(65) 2019/11/23(Sat) 19時頃
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[それから秋茄子とパプリカを少し大きめの一口大に切って、オリーブオイルでざっと炒めていく。 半割にして種を取ったオリーブもあわせて全体に馴染ませてから、香草の効いたトマトソースをレードルでひとすくいして絡めた。 このままワインを加えて煮込んだらラタトゥイユだけれど、今日はそこまではしない。 反対に水分が飛ぶくらいに軽く煮詰めて、ケッパーと粗塩をぱらり。]
(66) 2019/11/23(Sat) 19時頃
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どうぞ。
秋茄子とパプリカをトマトソースで和えました。 ハーブが効いていますので、ビールにも合うかと思います。
必要ならバケットもお出ししますので、お気軽にお申し付けください。
[熱々のままココットに盛って、小さなスプーンを添えて出す。 料理の名前はないから、そのままずばり調理の内容を伝えた*]
(67) 2019/11/23(Sat) 19時頃
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こんばんはー。 夜ははじめてみたいですけど、迷いませんでした?
[宅本さんがカウンターについて、声をかけてくれる>>68。 開店常連なのは知っているけれど、はじめての時を思い出せばついつつきたくなった。]
あったかいやつですね。 何にしようかな。
[かぶを煮てもいいけど、少しさっぱりしすぎかもしれない。 今日の食材たちはどれが温まりたがっているだろう。]
(77) 2019/11/23(Sat) 20時頃
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[食材を確認するうち、プリンに対する熱い想いが聞こえてくる>>70。 わかる。わかる。 とろけるプリン至上主義について思うところある。 そもそももともとはとろけるプリンのほうが後発だ。 それが至上とはどういうことなんだ。みんな違ってみんないいじゃだめなのか。
という思いはあるものの、お客様同士の会話に身を乗り出して混ざるわけにはいかないので。 下処理されたあさりを出しながら、無言で何度も頷いていた。]
(78) 2019/11/23(Sat) 20時頃
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[そうこうするうち、秋茄子とパプリカたちは美味しくいただかれたようだ>>72。 中々よかった、の評価にほっと内心胸をなでおろす。 ただ、料理名を聞かれれば一転少し困って]
ええと…… なんて料理なんでしょう。
もっと水分を多くして煮込んだらラタトゥイユに近いものになると思うんですけど。 ビールのお供にされると思ったので、煮込みにしないでさっと絡めて水分を飛ばしました。
ラタトゥイユ風……としか言いようがないかもしれないです。
[困りつつも捻り出したのは、結局メニュー名ではないもの。 最低限、ラタトゥイユを煮込まず水分を飛ばしたもの、という部分が伝われば内容はわかると信じている。]
(81) 2019/11/23(Sat) 20時半頃
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はい、ビールと、パスタ以外の料理。
[回答に納得はもらえたかどうか、追加注文を伝票に書き留めていれば厨房にもう一人の料理人。]
あ、オットー戻ってきた。 じゃあ、おまかせしていいかな。
[戻ってくるなりやる気満々の同僚の肩をぽん、と叩いて受け渡し。 わたしはあさりと戦いましょうとも。]
(83) 2019/11/23(Sat) 20時半頃
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オリジナル……ですね。 この店、夜はだいたいこうなんです。
メニューにある何か、ではなくて、お客様が食べたいものをお出しする。 その場でしか出会えないものになりがちですけど、それを楽しんでもらえたら嬉しいです。
[>>84センスがいい、と褒められて喜ばない料理人がいるだろうか。 くすぐったくてはにかんで、つい口が回る。]
三人目?
[そのカウンターが、何を示すのかはぴんとこなくて疑問符がつく。 接客をした人数のカウント、とかだろうか。 気の緩みを見られるのはよくないかも、と喜びにゆるゆるな頬をきゅっと締めた。]
ありがとうございます。 ご贔屓にしてくださったら、嬉しいです。
(97) 2019/11/23(Sat) 21時半頃
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[乙坂との話が弾んでいるようなら、紳士――有馬さん、というらしい。覚えておかなくては――とのやりとりは、一礼で締め。 ギリギリセーフの方向音痴さんの方へ向く。]
確かに、開店時にはお店にいますからね。 足繁くきてもらって、覚えてもらうしかないかも。
[>>95気軽な話口調は、ぴっと緊張していた頬を通常モードに戻してくれる。 法律の先生ということだし、人と話をすることも仕事の一つなんだろうというのが、こういう調子からも伝わってくる。]
(102) 2019/11/23(Sat) 21時半頃
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[あさりは下処理が済んでいるから、一人分を取り分けるだけ。 バターをフライパンに落としてごく弱火でコールドスタート。 にんにくスライスと唐辛子を足して、香りが出るまでじっくり溶かしていく。
白ワインとブイヨンを注いだら唐辛子を取って、殻が開くまでひと煮立ち――だけど。 思いつき半分、くし切りにしたかぶを入れた。 甘みも出るし、味を吸い込んでくれるし、あったかくてやわらかい。 きっとおいしくなってくれるに違いない。 彩りにかぶの歯も刻んで入れよう。]
(103) 2019/11/23(Sat) 21時半頃
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[煮上がるまでしばし。 そういえば桐野江さんと宅本さんは知り合いだったのだなぁ、と二人の会話を聞きながら思う。 固めプリン談義は盛り上がっているようだし、バニラの効いたプリンはそうでなくとも魅力的なものだし。
残ったらまかないに――という望みは、薄めにしておくことにしよう。]
(107) 2019/11/23(Sat) 21時半頃
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ああ、ペペロンチーノもいいですねぇ。
[>>109そういえばソーセージ入れればよかったな、なんて思っても後の祭り。 だし、あさりバターの繊細さはそれはそれで大事にしたい。 またの機会にするとして、ボリューム出しのためにバケットを焼こう。 厚めに切ったバケットにオリーブオイルとパセリ、ほんの少しの塩。 メインにバターを使っているから、少しさっぱりさせる狙い。]
(117) 2019/11/23(Sat) 22時頃
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……え。
[お好きですか>>110、の前が何にかかるかすぐにつながらなくて、一、二度瞬き。さっきの必死なアピールがすっかり伝わっているとは――どれほどわかりやすかったと言われても――思っていなかった。 そこに、プリンを先にと注文が入る>>116。]
あ、はい。 いい、と思います。多分。
……ね?
[帰ってきたばかりの宇津木を視線で捕まえて聞いてみる。 連れて入ってきてくれた女の子にかかりきりで、何の話?って反応だったら、プリンを出してほしいと伝えよう。]
(118) 2019/11/23(Sat) 22時頃
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それと、優しい味でトマトソース……でしたっけ。 少し多めで。
[何にしようか。トマトソースは仕込んであるものの、香草が多めで優しい味かは怪しいところ。 スープにするか、それともクリームを足すか……]
あ。 そしたらソーセージ使っていいです? ソーセージとキャベツでトマトクリーム。 ショートパスタとか足したらボリューム出るかな、って。
[桐野江さんに伺いつつ、OKが出たら作りはじめよう。]
(120) 2019/11/23(Sat) 22時頃
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ううう、いいなぁ。
[>>121おいしいプリン。と聞いてしまえば、固めプリシタンは止まれない。 お客様との対話でなくて、気心知れた同僚に向けてだから、素直に羨望が口に出た。
食べたい、とまで言わなかったから褒めてほしいくらい。]
(128) 2019/11/23(Sat) 22時半頃
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ソーセージ。
[>>127桐野江さんの復唱を、もう一度復唱して頷く。 さっき使えなかったソーセージの出番だ。 太めの白いソーセージを、浅いお湯でさっと茹で。 冬に差し掛かって甘みの強いキャベツも大きめのざく切りにしてから湯通しする。 それから仕込み済みのトマトソースをブイヨンで伸ばして、ソーセージとキャベツをそちらに移す。 クリームを入れるのは一番最後。キャベツたちを煮込んでいる間に、貝殻パスタのコンキリエを茹でる――といきたいが。
プリンの出るのを見つつ、バケット付きあさりバターかぶ煮込みと、ソーセージキャベツトマトクリームはタイミングを待つことにしようと小休止。]
(131) 2019/11/23(Sat) 22時半頃
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え。
[僕は好きとか、好きだったら嬉しいとか>>135。 理解の辿り着かないうちに、好みの話が進んでいく。 プリンの話、とつながって、ようやくこちらの意見を出せる。]
あ、はい、好きです。 みっちり詰まった固めのプリン。
本当はあんまりきれいじゃないですけど、少しすが入っているくらいのやつが手作り感があって好きで。 すの周りって濃さが変わってこってりしていて、一つのプリンで差があるところが特に嬉しいんですよ、ね……
[一気呵成に口から出してから、語ってしまったと恥ずかしさが襲ってくる。 言葉尻だけすぼませて、耳先をほんのり赤く染めた。]
(144) 2019/11/23(Sat) 23時頃
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ええっ、いえでも、流石にそんな、すぐ近くでしたし、わたしもお昼食べなきゃでしたし!
[>>138ただ、奢りなんて話が出たら照れてる場合じゃなかった。 好きだけど、好きだけども、やっぱり優先されるべきはお客様。 ……けど、宇津木も店長もOKしたら、もういただきますと頭を下げるほかない。 なにせ、食べたくないかと言ったら嘘なのだ。]
あ、その、お料理、仰っていただけたらお出しできますので!
[いよいよ熱くなってきたのを誤魔化すのに、コンキリエは下茹でだけしておこう。 ソースに入れて馴染ませて、そこで完璧になるための準備。]
(149) 2019/11/23(Sat) 23時頃
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あ、ウッチー。 ソーセージこれ使う?
[>>165先程トマトクリームに合わせた太めの白ソーセージは、粒マスタードなんかもよく合う一品だ。 ビールとソーセージとマスタード、シンプルに合う。 もちろん宇津木がそれ以外を考えているなら彼の発想に従おう。]
(169) 2019/11/24(Sun) 00時頃
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う、う、う。 みちっとしてるプリン、ウッチーのプリン、おいしいですよねぇ……!
[>>168みちっとして、ぷるっではなく、ぷりんっと。 その表現一つ一つが刺さる。開店前に店中に漂っていた甘い香りも想像をかき立てるのに一役かって、仕事中なのが恨めしい。]
酢? ああ、えっと、お酢じゃなくて。 その、気泡のことを『す』っていうんです。 表面に泡が浮いて、そこだけ濃くなってて。 凸凹も楽しくて、好きなんですよ。
[あるあるな用語間違いを訂正しつつ、宅本さんもすの入ったプリンを愛するらしいのに、近しい食の好みを感じる。]
(171) 2019/11/24(Sun) 00時半頃
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……お酢は入れないですけど、簡単なものくらいは。 クッキーとか、簡単なケーキとか。
[先日の買い物のホットケーキミックスは、休日の午後のお供だ。 粉を計らなくていい、というとスイーツ担当には受けが悪そうだけれど、のんびり寝た遅い朝、ブランチにパンケーキなんか最高なのだ。
そうこうするうち、プリンたちがいなくなってサーブを頼まれれば>>170、了解の意で首を縦に振る。]
かしこまりました。 少々お待ちください。
(175) 2019/11/24(Sun) 00時半頃
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[あさりとコンキリエを避けてとろ火にかけていた二つの鍋の火を強める。 かぶもキャベツもすっかりとろとろになってくれた頃だろう。 かぶの覗く鍋にはあさりを、トマトにコンキリエを。それぞれの貝を入れて温める。 オイルの染みたバケットも、温まる程度に軽く焼けば、小麦の香りがふわりと漂った。]
ん。
[それぞれを味見して、最後にトマトの鍋に生クリームをひと回し、それと隠し味にぱらりとお砂糖。 鍋全体に馴染ませたら、深皿に二つの煮込みを盛りつける。]
(177) 2019/11/24(Sun) 00時半頃
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お待たせしました。 あさりとかぶをバターと白ワインで煮込んだものと、ソーセージとキャベツのトマトクリームです。
[相変わらず、料理名のない提供。 といっても、二人とも夜に来るのははじめて、のはず。 はじめての名前のない料理を、カウンターに置いた*]
(181) 2019/11/24(Sun) 01時頃
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迷い人 ヘザーは、メモを貼った。
2019/11/24(Sun) 01時頃
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プリンスプリン……なんだか、王子様みたいな感じですねえ。
[最後の一手間を加える間、愛しのプリンに名前がついた>>194。 この間も玉ねぎとじゃがいもに人格がついたのを思って、お硬い人ではなさそうだな、という印象>>0:114は深まるばかり。 もっとも、これまでのやり取りでその印象はとっくに都心の地下鉄より深くに行っているのだけども。]
クリスマスツリーというと、ジンジャーブレッドですかね? わたしもほとんど食べたことないですけど、生姜と他にもスパイスを入れて焼くんですよ。 だからじゃないですかね、味が違うの。
[チャンスと思われてるとは露知らず、乏しい知識を披露した。 お菓子のことはきっと、宇津木のほうがずっと詳しい。]
(212) 2019/11/24(Sun) 21時頃
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オリジナル……というのはなんだか、くすぐったい感じがしますけど。 でも、そうですね、そうなります。 夜に出ているものは、そういうものばかりですよ。
[>>187取皿を、と言われてすぐに意図を察し、こくり頷いた。 深さのある白い器と、取り分け用の大きなスプーンを二つあわせて二人のもとへ。 どちらもあたたかくやわらかい味付けではあるものの、毛色の違うもの同士。 せっかくなら両方を、と思ったのは作った側も同じだった。]
(213) 2019/11/24(Sun) 21時頃
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ごゆっくり、どうぞ。
[そうして二人の目の前を一歩離れ、さっと洗い物に向かう。 それでも舌鼓打つ声>>189>>197>>198が耳に届けば、自然と口元は微笑みに弓なった。
自分の作った料理で人が喜ぶのは、どうしてこうも嬉しいんだろう。 この店にいると、その嬉しいがあちこちから降ってくる。]
(214) 2019/11/24(Sun) 21時頃
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……?
[なんて喜びを噛み締めていれば、視線と手招きで呼び込まれた>>199>>209。 曰く、宇津木へのリクエスト相談サミットだと。 逸る思いにそわそわ混ざれば、マカロンやアップルパイといったすてきなラインナップがすでに並んでいた。 しかも、マカロンはまだこの店で出ていないなんて聞いたら、余計食べたくなる、けど。]
わ、わたし、モンブランが食べたいです……!
[メレンゲクッキーを見てからというもの、心の中にあった一品を口に出す。 ふんわり軽いメレンゲ土台に絞られたマロンクリーム。想像するだけでも心躍る。 実は結構手間がかかるものというのは知っているけれど、好物なのもあって期待を込めて宇津木を見てしまったり*]
(215) 2019/11/24(Sun) 21時頃
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迷い人 ヘザーは、メモを貼った。
2019/11/24(Sun) 21時頃
迷い人 ヘザーは、メモを貼った。
2019/11/24(Sun) 21時頃
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[サミットの結果、平和的解決として作られるあみだくじ。 万年筆で引かれる縦の棒と横の棒に熱中していたら、席を立つ有馬さんに応対しそこねた。 宇津木が会計を担当して、乙坂がドアを開ける。 自分にできることは見送りで頭を下げるくらい。]
またお越しくださいませ。
[最初のラタトゥイユ風を喜んでくれたことは、今なお今日の喜びの一つ。 ふ、と小さく口元笑ませて、ドアが閉まるまでを見送った。]
(270) 2019/11/25(Mon) 00時頃
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んむ。
[サミットの結果のあみだくじを選ぶ役には、宇津木が適任に違いない。 選ぶやつか>>251と言われれば、至極真面目に頷いた。 前のめりな姿勢を笑われたのは記憶に新しいが、おいしいスイーツに本気にならない理由があろうか。いやない。
そうしてくじの行く末>>252をはらはら見守って、最終到達点が真ん中なのがわかれば、ほんの少しだけ残念な顔。]
む。 でも、アップルパイも楽しみ。
[美味しい林檎仕入れたら、すぐに作ってくれるらしいし>>272。 それは期待も膨らむもの。 残念な顔は数秒で待ちの姿勢に変わった。]
(280) 2019/11/25(Mon) 00時半頃
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――人の形?
[>>282去り際に宅本さんが残した言葉は、扉が閉まるまでにはつなぎ切れず。 人の形、人の形――と口の中で何度か復唱した。
洗い物をしながらもそれは続いて、ちょうどバックヤードに戻る頃。]
あ。 ジンジャーブレッドクッキー。
[営業終わりの店内に、唐突に名前だけ上がった。]
(290) 2019/11/25(Mon) 01時頃
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