315 【La Mettrie〜存在という機械が止まる時】
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[──なんで、あんな言い方してしまったんだろう。 とても、フェルゼお兄ちゃんの疲弊と孤独を 慮る余裕なんか無くて。 フェルゼお兄ちゃんの瞳の奥で きりきりと時間を刻む歯車にも、気づけなかった。]
(25) 2023/01/05(Thu) 22時半頃
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[あちこちを探し回って、リネン室らしき棚から、 シーツを見つけた。 一番上はざらりと砂がまぶされていたから 下の方にあるのを取る。 一番まともなのを選んでも、少しかび臭い。 心の中でマーゴお姉ちゃんに詫びた。]
(26) 2023/01/05(Thu) 22時半頃
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[シーツは重たくないけれど、 かさばって前がよく見えない。 不自由な視野でラルフお兄ちゃんを探し回って、 やっと、3階の部屋に立ち尽くす>>12姿と 眠っているような二人のお姉ちゃんがいた。
マーゴお姉ちゃんを抱き上げることはできなくても シーツをかぶせるぐらいはできる。 だけど、かぶせるときに触れた体は 既に硬くて、冷たくて、 姿かたちはマーゴお姉ちゃんのままなのに 蝋人形みたいに作りものじみていて びっくりして、指先が震えた。
ロイエお姉ちゃんも、穏やかな顔をしていた。 シーツごしにしか見ていないけれど 外傷らしきものは見つからない。]
(27) 2023/01/05(Thu) 22時半頃
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お花……一つしかないんだ。 こんなことになると思ってなかったから……
[マーゴお姉ちゃんとロイエお姉ちゃん、 二人に話しかける。 どちらにお供えするか悩んだ挙句 窓際にそっと置いた。]
あぁ、あとでお墓に持っていくよ。 もう少ししたら、ここじゃないところに 埋葬しようって、
[フェルゼお兄ちゃんが。 名前を出しかけて、口を噤んだ。 おれが何を言いかけたところで、 返事は無くて、おれの声だけが反響した。 返事が無いからこそ、自分の中の蟠りを マーゴお姉ちゃんとロイエお姉ちゃんに 見透かされている気がした。]
(28) 2023/01/05(Thu) 22時半頃
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[ラルフお兄ちゃんと中庭に戻ってくると フェルゼお兄ちゃんがいた。 どんなふうに話しかけたらいいのか分からなくて]
……ロイエお姉ちゃんも、いた。 静かに寝てるみたいだった。
[自分のつま先に向かって話しかけた。 丁寧に弔ってくれたフェルゼお兄ちゃんにも、 聞えるぐらいの大きな声で。]
(29) 2023/01/05(Thu) 22時半頃
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[ラルフお兄ちゃんの提案に>>13 スープを食べなきゃ、って頭では思った。 マーゴお姉ちゃんが一生懸命作ってくれたスープ。 最期まで、目の前に迫った死よりも やせっぽちなおれのことを心配していた。 死後の世界があるのかは分からないけれど もしもマーゴお姉ちゃんの魂が まだ辺りを彷徨っているとすれば しっかり食べて、おれが元気になるのを 望んでいるだろう。
だけど、頭では分かっていても 体はしばらくの間ついてこなさそうだ。 とても喉を通るとは思えなかったから 返事はしなかった。
ラルフお兄ちゃんが厨房に行ったなら ついて行きこそしただろうけれど、 どうだっただろうか。]
(30) 2023/01/05(Thu) 22時半頃
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[だけどその場では、 代わりに、別のことを聞いた。]
ロイエお姉ちゃんも、 マーゴお姉ちゃんも死んじゃった。 ミタシュはいなくなっちゃったし、 ジャーディンさんも、いない。
[それから、フェルゼお兄ちゃんの方を ちらりと伺って、聞こえないように声を潜めた。]
フェルゼお兄ちゃんまで 怖いこと>>18言ってる。
……ラルフお兄ちゃんは、 おれを置いて死なないよね?
[どんな返事をもらったところで 安心できないかもしれない。 それでも、聞かずにはいられなかったんだ。]*
(31) 2023/01/05(Thu) 22時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2023/01/05(Thu) 23時頃
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──回想・厨房にて──
[スープを取りに厨房に向かうと、 ついて来たマリオが話しかけてきた。>>31 少し冷めたスープを盛る自分の手に 震えが来ていないことを確認しながら、 ぼそぼそと低い声で答える。]
──ああ。 そうだな。
[毒見をし過ぎたせいなのか、 やや視界が暗い。 ここまで生き残ってしまったが、 もう、いいんじゃないか?──]
(32) 2023/01/05(Thu) 23時半頃
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[もう生きてる理由なんて──、
絶望感と戦いながら、傍らのマリオを見た。 不安そうに見上げる顔。>>31 それまでになく近くでじっと覗き込むと、 澄んだ子供の瞳がそこにあった。
不安混じりだけど、 希望を捨てたくない眼。 遠い昔、望遠鏡で覗き見た遠い星のような 潤んだ光──
昼も夜も薄暗い、奇形生物だらけの世界で それは唯一守らなければならないものにさえ 思えた。]
──マリオ…
(33) 2023/01/05(Thu) 23時半頃
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……大丈夫。 俺はしぶといんだよ。
[3つの皿を器用に腕に乗せて、卓へ運ぶ。 ずっと立ち尽くしていたフェルゼに声をかけた。]
フェル…
[彼の顔を真っ直ぐ見たのは初めてだっただろうか? 白い眼差しの奥に、何か小さなものが回っている。 ──歯車だった。
彼は、時計塔のように、体内に歯車を飼っていた]
(34) 2023/01/05(Thu) 23時半頃
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キュオオオーーーン
[どこかでエンジェルシイラの声がする。 思わず後ずさり、マリオが居れば手を取った。
先程のフェルゼの言葉が頭に響く。 "なんだか、もう、終わりという感じがしています。"]
フェルゼ……お前は… ……そうか。
(35) 2023/01/05(Thu) 23時半頃
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ラルフは、最後に何を見ただろうか?*
2023/01/05(Thu) 23時半頃
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2023/01/06(Fri) 00時頃
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