254 東京村U
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─ 新宿 ─
[山岸はちらちらと上空の様子をうかがっていた。 つられて鈴里も上を見たが、その時にはカラスの姿は見当たらなかった。]
カラスって、頭がいいですからねえ 何か原因にお心当たりってあります?
[どういう理由で、彼が目をつけられたのかはわからない。頬に手をあてた。]
お部屋、警察の方が現場保存ってことで 昨日には入れなくて。
[部屋を気にする山岸に、心配げに見えるように眉を寄せた。]
(15) 2016/10/03(Mon) 02時頃
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…… でも、おっしゃるとおりに 何か、は、あるんでしょうねえ
(16) 2016/10/03(Mon) 02時頃
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[ぽつり、と、 そんなことを言って、 不動産屋の女はふふっと笑った。]
そうですねぇ。飛び降り同士ですけど、 ひとまずカラスは関係ないかしら。
─── 連れていかれてしまいかけた、 という雰囲気だったみたいですよ
[そちらは。と、困ったように微笑んだ。 少し、沈黙が落ちる。]
(17) 2016/10/03(Mon) 02時頃
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[一瞬ばかり空いた会話の隙間に、腕時計に視線を落とす。顔をあげて、提げた鞄を両手で持ちなおす。]
ええ。山岸さんも、お気をつけて。 カラスには、ご注意くださいね
[そんな風にして、歩き出す山岸とは別れた。]
(18) 2016/10/03(Mon) 02時頃
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[その、数十分後かの話だった。]
(19) 2016/10/03(Mon) 02時頃
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[新宿の交差点に、トラックがつっこんだ。と そう大騒ぎになったのは。]
(20) 2016/10/03(Mon) 02時頃
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─ 新宿駅西口付近 交差点 ─
[死傷者が複数出て、新宿の一角は騒然となった。
事故現場の写真や被害への衝撃を受けて ツイートなどが一斉に広がった。
ただ、その話題がワッと拡散したのには、 ひとつ、奇妙な情報が、 付加されていたせいもあった。]
(23) 2016/10/03(Mon) 02時半頃
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[ 『トラックを運転していたのはカラスだった』 ]
(24) 2016/10/03(Mon) 02時半頃
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[運転席から大柄なカラスが飛び立っていくところを見た。 という証言が、複数あがったせいだった。
もちろん、ありえないという否定の声も多くあったものの、 カラスが引き起こした事故だ。という意見は消えずに、 噂と言われながらも、それはまことしやかに、広がっていった。]
(28) 2016/10/03(Mon) 02時半頃
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[カラスの起こしたと噂されるその事故についてのニュースを、 鈴里が知ったのは、真嶋家が入居していたマンションを訪れた その後の話になる。]
(32) 2016/10/03(Mon) 04時頃
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[真嶋家のマンションに行った結果としては、マンション自体には 破損のようなものはなかったといえる。 ──もとより煤けているままに放置されたテラスを除いては。
その場の証言などを聞いてから、その後よった病院には、真嶋家の父親が来ており、軽く挨拶とお見舞いの言葉とを伝えてから、病院を辞した。
遠目に見た日菜子は眠っているだけのようでもあり、 ただやはりどこか生気がなく、 魂が抜けて透けてもいるように思われた。]
(33) 2016/10/03(Mon) 04時頃
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― 夕刻/新宿通り ―
[呪われてでもいるのだろうか。そうだとしてもそうおかしくないかもしれないけれど。]
……
出ないわねぇ……
[病院からの帰りがけに事故を知ったあと、鈴里は山岸の携帯にかけてみることを幾度か繰り返していた。 カラス、というキーワードが、山岸とつながってしまった。もしかして巻き込まれたのではないか。という推測は半ば確信めいて胸中にせりあがっていた。]
(34) 2016/10/03(Mon) 04時頃
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[通じない電話をかけ続けることを一時あきらめて、顔を上げる。ガラスばりの喫茶店の中をなんの気なしに覗く。]
…あら
[つと、中に見えた人影に、 歩く足を止めた。]
(35) 2016/10/03(Mon) 04時頃
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[さして迷う時間もおかずに、店内に入る。店員の視線に、一席を見やって案内は断った。 そのまま目元の隠れた青年が座っている席へゆっくりと歩み寄る。]
… ドリベル様?
[いくらか、昨日よりもどこか憔悴して見える青年へと、昨日調べて知ったばかりの名で呼びかけて、眼鏡の女は首を傾げた。]
(36) 2016/10/03(Mon) 04時頃
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[驚いて、それから言葉に詰まった様子に、 にこりと笑った。]
外から貴方の姿が見えたから、 ナンパをね、しにきたの。
座ってもいいかしら。
[小首を傾げて許可を求める。顔は相変わらず笑ったまま、説明と名前を呼ばずとも答えられる質問を並べて少し待った。]
(39) 2016/10/03(Mon) 04時半頃
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[許可にありがとう。と言って、 勧められるまま、手前の椅子を引いた。 青年の対面に足をそろえて座る。]
機会が先にめぐってきちゃったみたい 私が見つける方が少し早かったわ
[冗談めかせた口調で言って、目を眇めた。]
ええ。昨日のうちに。 聞いてすぐ、歌詞の情景が浮かぶところ 好きだなって思ったわ
……。ほんのちょっぴり少し試聴しただけだから 偉そうなことはいえないけれど
[あまり詳しくないから。と、バツが悪そうに付け加える。 膝の上に鞄を、その上に手を重ねておいて]
(41) 2016/10/03(Mon) 05時頃
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────、ああいう音楽が広がっていくなら、 それもきっと素敵ねって、思ったわ
[そう添えてから少し──時間にすれば2秒足らずほど、間があった。視線が下に一度落ちてテーブルの上をなぞり、青年の長い前髪に戻った。]
… 笹本くん、よね?
[確認を取るように、そう、ぽつりと。 声が板の上に転がった。]
(42) 2016/10/03(Mon) 05時頃
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[視線が下を向く、薄く開いた唇から細い息を長く吸った。 微かな煙草の匂いが深く肺まで届くようだ。]
……石見 妙子ちゃんって、名前。覚えてる?
小学生のときクラスにいた、 もうひとりの、
"みょんこちゃん"
(43) 2016/10/03(Mon) 05時半頃
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[古い、地面が近くて影も近い頃の記憶だ。 思い出せなくても、無理はないくらいの。 覚えていると期待を持つほうが愚かなくらいの。]
(48) 2016/10/03(Mon) 06時頃
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[青年の口から聞こえた名前に、知っていたことの確認がとれたような、ほっとしたような同時に、どこか困ったような曖昧な表情が浮かぶ。]
… はきはきしてて。委員長気質の仕切り屋さんで、 それで、なかよく…してもらってて、… 覚えてないなら、それでいいんだけど
[鈴里みよ子とは、ずいぶんと違うもうひとりの、 石見妙子の説明を挟みかけて、ただ、途中で息を吐いた。]
それで、いいんだけれど。
["その方が"とも取れる響きで零して首を横に振る。]
(49) 2016/10/03(Mon) 06時頃
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……
[対面の青年との間に落ちた名前に、 そう。とも、──はずれ。とも、 青年の前に座る女は言わなかった。]
…… 笹本くん、音楽するようになってたの 意外だったわ。 学者先生になるのかなって思ってたもの
[ただ、ほのかに笑う表情のつくり方も、目元も──大ぶりの眼鏡も、淡い印象をもったふわりとした髪も、声でさえ、どれもこれもが鈴里みよ子にこそ、似せかけられている。]
(51) 2016/10/03(Mon) 07時頃
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[そこにいるのが石見妙子だというなら、 ふたりいた"みょんこ"がすっかり、 ── 入れ替わってしまったように。]
(52) 2016/10/03(Mon) 07時頃
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[石見妙子はストレートの黒髪を肩まで伸ばしていた。つり目で物怖じせず、はっきりと物を言った。口を大きく開けて笑う子どもだった。]
図書館の主ってかんじだったもの いつも机に分厚い本が乗ってて
[ふふ、と目の前の女は口元を手で押さえて笑う。やはりおとなしげな鈴里みよ子に似たしぐさで、声で、女は話を続ける。]
中学の友達の影響だったりするの? 意外だったけど、 詩は、笹本くんっぽいなって
ああ、そうそう、さっき、声をかけたとき 何か考えてる風だったけれど…… それも詩のことだったりしたの?
[控えめにほのかに笑う唇の形まで、一種執拗ささえ感じさせるほどに鈴里みよ子の面影を持っている。]
(55) 2016/10/03(Mon) 08時頃
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みょんこは、ドリベルに、そう尋ねて
2016/10/03(Mon) 08時頃
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[向けられた水に、ゆっくりと瞬く。]
わたし? ああ。アンケートはね、… 言ってみると、人探しなの。 えっと、なんていえばいいかしら…
[ミステリの途中で犯人を真剣に推理するような顔をしてから、手を顎から軽く話した。] そう……そうよね。笹本くんなら、って、 思って今日は声をかけたんだもの
[決意を固めるようにひとつ、ふたつと頷いて、 あれはね。と説明を続けた。]
(57) 2016/10/03(Mon) 08時半頃
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…あれはね。私と一緒に、 お話をつくってくれる人を。探してるの
(58) 2016/10/03(Mon) 08時半頃
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[「お話を?」と、復唱が返される。確かにアンケートの動機としては奇妙なことを口にした女は、そう。と息を吐き出すように肯定した。]
ずっと、ひとりで小説なんか、 続けててみたんだけど、ぜんぜんで…
…、そう それだけは、…
[ふと、眉間に皺が寄る。鼻先が微かに下がるに合わせて眼鏡に角度がついた。浮かべていた表情が反射に隠れる。どうしても。と、唇が続けた。何故か、どこか──悔し気に歯裏に引き込んだ唇が淡紅色から白に色を変えた。話していたテンポが、微かに崩れる。]
(61) 2016/10/03(Mon) 09時半頃
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[奇妙奇怪な話を書くことを、幼い鈴里みよ子は趣味にしていた。熱心に、周囲から疎まれても続けるほどに。筆を折ることなど、考えられないくらいに。]
… … 不純な動機だから、あまり、 人には言わないようにしてるんだけど……
[ふっ と顔が上がる。なんて、と、つきそうなわりには、華やかになりきらないどこか影をもった鈴里みよ子の微笑みが、また女の顔に舞い戻る。]
(62) 2016/10/03(Mon) 09時半頃
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…… 面白いと思う本って、貸出カードに、 いつも、笹本くんの名前があった気がするもの
[ほんの僅か、ずれた何かを戻すように、 話題が過去に移される。]
じゃあもう、ずーっとの付き合いなのね。 私は中学の子とも、疎遠になっちゃってるから 少し、うらやましいかもしれないわ
[首をかしぐと肩につかないほどの緩やかな髪が揺れた。 知らなかった間を埋めるような会話は、 ゆったりと、喫茶店内の話し声にまぎれていく。]
(63) 2016/10/03(Mon) 09時半頃
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あら。じゃあ目指すところ、 もう見つかっちゃったのかしら。
[ほんの微かに苦笑して、はにかむように答える青年に幾分──残念そうにも、首を傾げてみせた。]
あのアンケートは、もちろん 書いてもらった希望を叶えるお手伝いもね する気はあってさせてもらっているから
そうそう、 今日はね、それで、
[♪]
(64) 2016/10/03(Mon) 09時半頃
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[[ ♪ ♪ ♪ ♪♪ ]]
(65) 2016/10/03(Mon) 09時半頃
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