287 ―シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア2―
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[まだ私が伯爵の娘として屋敷で暮らしていた時。
お父様は珍しいものを集めるのが趣味で 屋敷の中には彼の集めたコレクションを収める為の部屋があった程だったわ。 そうね、ジェレミの部屋に少し雰囲気が似ているかも。
絵画に陶器、書物に調度品。
中には生きているものもいたわ。 南国の色鮮やかな鳥、ペルシャ猫、 そして]
(64) 2018/11/07(Wed) 22時半頃
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・・・
「あの狼、食事を食べないのですよ。あのままではそう遠くないうちに死んでしまいます。 あれを死なせてしまったら、旦那様にお叱りを受けてしまうでしょう。 お嬢様、ああ、私はどうしたら。」
使用人は進退窮まった様子で女の足許に跪いていました。 慈悲を乞うように、顔の前で手指を組んで。
「私が話をしてみるわ。だから出来る仕事をしていて頂戴。」
女はにっこりと微笑んでみせました。
(65) 2018/11/07(Wed) 23時頃
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[もしも主人を怒らせたら…と恐れる気持ちは理解出来たから、私は真っ直ぐにあの子の許へ行ったわ。 黒い髪をした狼の子供の事へ。
話し合いの結果、無事に食事を食べてくれたと思う?]
(66) 2018/11/07(Wed) 23時頃
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・・・
「その鳥の骨みたいな細い腕で、よろよろの体で何が出来ると言うの。 みすぼらしく死んでいくだけだわ。 憎いなら、口惜しいなら、 自力で檻から出られるくらいになってみなさいな。」
親の事を悪し様に言われ、頭に血が上った女が檻の前で狼の子供を煽れば、丸い黒い瞳は怒りに燃えるようでした。 ぐるる、と低く唸る声は、それでも成長途中の未熟なものです。
「ああ、くってやるとも。 ほどこしをうけるなんてまっぴらだとおもってたけど、きがかわった。
おれはぜったいにここをでて、じゆうになってやる!」
(69) 2018/11/07(Wed) 23時頃
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「あら、言ったわね。いい度胸だわ。 自分で言った事の責任は持ちなさいよ?」
さぁ、と女は檻の入り口から食事を差し出しました。 狼の子は夢中で掻き込みます。それはもう、気持ちいいくらいの食べっぷりでした。 粗末な服から覗く痩せた身体に残る傷は捕獲する為に苦手な銀で傷つけられたのでしょう。 手と足には枷の跡もありました。
彼は望んで連れて来られたわけではないのです。 オークションで売り飛ばされて辿り着いたのが、女の屋敷だったのでした。
(71) 2018/11/07(Wed) 23時頃
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[売り言葉に買い言葉。
えぇ、あの時の私は大人げなかったわ。 あの子は当時、十にもならなかったのに。
これくらい、出来て当然、と 昔、私も必死で覚えた文字を教えて、本を読ませて、マナーを身に着けさせた。 身なりも整えて、貴族風の服を誂えさせたけど、きっちりと来たためしはなかったわ。
そうして小競り合い…喧嘩を交えながら。 いつしか姉弟のようになっていたわ。 あのお屋敷で、私の事を名前で呼ぶのはお父様とあの子くらいだった。]
(76) 2018/11/07(Wed) 23時頃
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・・・
「ねぇ、貴方はいつ此処を出て行く心算?」
「飼い主のおっさんはもうここにはいないんだ。 いつだって気の向いた時に出て行くさ。」
「…ふぅん。出ていく時には言って頂戴ね。 ご飯の支度、無駄になったら勿体ないもの。」
数年が経ち、女の親は別のお屋敷に住居を移し、今は女がお屋敷の主になっていました。 彼の残した借金の返済で、女はてんてこ舞いになっていましたが、ご飯の時間には必ず狼の子のところに行きました。 それが二人の習慣でした。 *
(79) 2018/11/07(Wed) 23時頃
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―夜の街―
貴方、モテるでしょう? 腕が太くて胸板も分厚くて。 私くらい、簡単に抱えられるんじゃない?
健康的で、とっても素敵…。
[陽が落ちれば、魔物の活動する時間。 電気で照らされる街の中を行き来する人波に紛れた女は、 首尾よく人目の付かぬ場所へ連れ出した行きずりの‘食糧’に手を伸ばす。
青年の顔の輪郭を手指でなぞり、いとおしげに眼を細め]
(86) 2018/11/07(Wed) 23時頃
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[つぷり、と。
首筋に牙を立てた。]
(87) 2018/11/07(Wed) 23時頃
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――ご馳走様。
[血に濡れた口元をハンカチで拭うと、女は熱い吐息を洩らし。 失血で朦朧とした青年の瞳を両手で隠す。
やがて催眠状態で昴とした青年からするりと離れ、また雑踏へ。*]
(88) 2018/11/07(Wed) 23時頃
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―古城―
ただーいまぁ。
[腹の満ちた女は上機嫌で玄関を潜る。 これでまた暫くは安心だ、と。
昨日ネットで注文したプリンは明日には届くだろう。 焼きプリン、滑らかなプリン。ミルクプリン。否、マッチャプリン。 様々な選択肢を見比べた結果、口コミで1番だったなめらかプリンに決めた。 瓶入りの、少し高価なものだ。]
(89) 2018/11/07(Wed) 23時頃
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[弾んだ足取りで廊下を歩き、 ふとホールを覗けば、そこには見慣れないものが置いてあった。]
こ、これは…
[卓から伸びる布団。 このフォルムはネットで見た事があった。 ぐるりと周囲を回りながら観察して]
コタツだわ! まぁ、凄い。 誰かが買ってくれたのかしら!
[天啓めいた考えが女の頭に浮かぶ。 これはもう、街で買って来たお菓子でお茶をするしかないと。]
(91) 2018/11/07(Wed) 23時頃
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―ホール―
[女はキッチンで淹れたミルクティーと買って来たマカロンを卓の上に置いて、いそいそと炬燵の電気を付けてみる。
冷蔵庫には透明なケース入りのチョコレートを入れておいた。 『ご自由にどうぞ』のメッセージ付き。 昨日の今日でチョコレートというのは少し意地悪だったかもしれないが、美味しそうだったのだ。]
わぁぁ、あったかい…!
[つい長居してしまいそうな温もりに女は目を細める。 腹もくちて、暖かい。
女はやがて、転寝をし始める。**]
(92) 2018/11/07(Wed) 23時半頃
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[炬燵の魔力に囚われていた意識が掬い上げられる。 >>135それは航海者を魅了して海底へと引きずり込む人魚の歌声――ではなく、同族の歌声。 豊かな声音は人をうっとりとさせるような魅力があり、紡がれる歌は子守歌のように穏やかだ。]
……、ん…。 あ、あら?
[どうやら己は卓の上に腕を枕にして眠っていたらしい。 覚醒した女は慌てて口元を拭ったが、口元は濡れていなかったようだ。 周囲を見回せば、傍には中空に腰かけるジェレミ。 左隣にはトレイルがいた。
トレイルの歌の邪魔をしていなければ、 女は歌が終わるまで静かにその歌声に聞き入っていた。]
(145) 2018/11/08(Thu) 21時半頃
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おはよう。 いい夜ね、トレイル、ジェレミ。
起きたら素敵な歌声が聞こえるなんて、とっても贅沢な気分だわ。 タダで聞いてしまったのが勿体ないくらい。
[二人に向けるのは、朝の挨拶と歌声の賛辞。
>>115笑み含んだ挨拶を向けられれば、恥ずかしそうに笑って肩を竦めてみせた。 ジェレミは随分年上な所為もあって、もう百年単位で会っていない父を思い出させる。]
(147) 2018/11/08(Thu) 21時半頃
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[女はジェレミの『彼女』を連れて歩く趣向を美しい花を愛でるようなものだと受け取っていた。 昔よりもずっと寿命が延びたとはいえ、吸血鬼と比べれば人間の一生は季節に咲く花のようなものだ。盛りはあっという間に過ぎ、置いて逝く。 彼が手間を掛けて世話を焼く「彼女」達は吸血鬼になったわけではない。――故に孰れは萎れる。 終わりの時がどのようなものであるかは知らない。 彼の連れ歩く「彼女」は気付けば換っている。そんな認識だ。]
貴方は世話をさせるのではなく、世話をするのね。 まるで庭師みたいに。
ねぇ、ジェレミ。
この人、お喋りは出来ないの? 話が出来たらもっと素敵なのに。
[いつだったかにそう聞いた事があっただろうか。]*
(148) 2018/11/08(Thu) 21時半頃
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[>>157寝ていたなら、その手は受け入れられただろう。 ジェレミの言葉で先程の歌は子守歌だと理解する。]
あら、優しい音だと思ったら。 それで起きた私は天邪鬼みたい。
[くすり、と笑んで、人間の為に、との言葉に青灰を丸くしたが金策の話を思い出して。 ジェレミがバーと言っていたから何処ぞから声でも掛けられたのだろうかと。]
トレイルが、人間の為に…? スカウトでもされたの?
夜の街にトレイルの歌声が響くなんて素敵。 電気の光なら、肌を焼かれる事もないし。
[他に聞かせるのは勿体ないと思いつつ、そんな光景を見てみたいとも思う。 彼の歌声を聞く為に足繁く通う客も出てくるのではないだろうか。 ――などと、想像力の豊かな頭で想像した。]
(176) 2018/11/08(Thu) 22時半頃
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ありがとう。 とってもいいわ。
[>>158目覚めの気分は上々だと頷いてみせた。 食事を終えて腹も満ち、一番元気な時だ。 おまけに寒さは炬燵が癒してくれている。]
ふふふ、 はい、どうぞ。
[向けられた掌に笑い声を零し 悪戯っぽく笑うと、財布の中からコインを数枚取り出して掌に載せた。 相場はイマイチ分からない。]*
(177) 2018/11/08(Thu) 22時半頃
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[>>186冷めてしまったミルクティーを口にしながら成り行きを聞いていた「彼女」の話は一応の結論が出たらしい。]
あぁ、お仲間にだったのね。 …あら、それは少し残念。
[スカウトしたのは吸血鬼らしい。 何処かで出会った同族か、あるいはバーに勤めるシェアハウスの仲間の一人か。 外に出掛けている時の彼が何をしているか、までは知らず。 人間の為に歌っていると聞けば、少し妬けた。 かといって、彼が暮らしていけるだけの金を用意する事は出来ないのだが。]
足を運ぶのも悪くはなさそう。 お仕事にも気合が入りそうだわ。
[笑顔で頷いて、来店の意思を示す。 渡したコインは無事に彼のポケットに収まった。 いつかは紙幣を渡したいものだ。]
(208) 2018/11/09(Fri) 00時頃
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[>>185目を瞬かせるジェレミには緩く首を傾げ。
>>1:203いつだったかの、屋敷に置いておく貴金属について話を振られた時には 何も知らずに父と贅沢をしていた昔を思い出すように遠い目をした。 当時は、財産は何処かに預けるよりも家の中に置かれていたものだ。 そうした金銭感覚が、何処か父に似ていて。
>>172ホールを過ぎる背中が目に入れば、おかえりなさい、と声を掛ける。]
キリシマも食事帰りかしら。 コタツの上にはミカンの入った籠が置いてあるのが一昔前の常識だったと聞いた事があるけど、 …キリシマのおうちにも、コタツはあったのかしらね。
[冷めきったミルクティーを口にしながらぽつりと独り言。]
(209) 2018/11/09(Fri) 00時頃
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[そんな風に思考に意識を向けていた所為か、 すれ違い様に袖の触れ合うように軽く、>>203髪に触れられるのに抵抗はない。 する間もなく、手は離れていった。
蜜柑について会話が交わされれば、]
まぁ、楽しみ。 オレンジと違って手で皮が剥けるのよね?
…その、ジェレミ。 リボ払いも程々にね…?
[親の借金で苦労をした身としては、そうした言葉を向けてしまう。]*
(210) 2018/11/09(Fri) 00時頃
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―いつかの―
[その話題を向けた動機は、‘何となく気になった’のだ。 >>168話題の「彼女」はじっと立って反応を示す様子はない。]
そうだったかしら。
[吸血行為に関しては聞かれれば答える、程度の話題。 応えに質問が返って来れば、束の間考えて]
……そうねぇ、 ひと時を共に過ごす相手として、かしら。
たとえ花みたいに萎れてしまうのだとしても、傍に置くなら話せる方が良いわ。 だって私、傍にいたら話し掛けたくなっちゃう。 その時に反応がないのは寂しいもの。
(211) 2018/11/09(Fri) 00時頃
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[己はどういう食事を、という問いには、いつも違う人間から頂戴すると答えた。 接触は一度きり。 その後は視線が重なっても他人同士だ。
――と、傍に置くなら、という‘想像’をする割に、ひどくそっけない食事事情を語る。*]
(212) 2018/11/09(Fri) 00時頃
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[トレイルがまだ炬燵で温まっているようなら、マカロンを勧め]
トレイルは、どんな子が好みなの?
[などと笑顔で聞いてみただろう。
昨日はノッカの事を見た目が好みだと言っていたが、 ロイエが彼に紹介してくれると言う女性が彼の好みであるといい。]**
(214) 2018/11/09(Fri) 00時頃
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