301 十一月うさぎのないしょ話
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[常は料理と好きに真剣な彼女が、今はこうして己の言葉に振り回され、百面相に忙しない。そんな様にも万事に懸命な性根が見て取れて、ますます心が惹かれた。 彼女は料理の腕だけなく、己の全てに掛かる万有引力を持っているようだ。]
……僕が狡い男になるの。 十割くらい貴女の所為だと思うんですけどねぇ。
[羞恥を訴えてくる癖、制止には到底役立たない所作。>>146 最近は彼女の髪の毛一本まで可愛らしく見えているが、このままでは一挙手一投足すら危なくなる。理性を齧られる音を脳裏で聞いた。
――― 意中の相手を傍に置き、浮かれすぎて足を踏み外すなど笑えない。 否。彼女には彼是許されている気持ちで居るけれど、本気だからこそ慎重になる。これほど数多の意味で大事にしている異性は、もしや初めてかもしれない。]
(173) momoten 2019/12/03(Tue) 00時半頃
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[それなのに。 それなのに、彼女はずっと紳士ではないと主張する男の鼻先で、タップダンスを踊ってくれる。>>147
彼女が鴨なら葱を持っているところだし、兎ならシチューのルーを持参しているところだ。しかし、彼女はもっと無防備なので、口から紡いだのは己の名。>>147 当たり前みたいに呼んで、独占されたがるから胸が詰まって苦しくなる。彼女に掻き混ぜられる鍋の気持ちが少しだけ分かる気がした。]
良くお似合いですよ。 特に……、少しいつものアクセサリーの系統と違う所が、僕には堪らないです。
[彼女のおでこを守る己の独占欲。 恋に患う苦しさを肺腑に溜めて、俯き気味にゆっくりと吐き出しながら―――]
(174) momoten 2019/12/03(Tue) 00時半頃
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[ぐぅぅうううぅぅ〜〜。
腹が鳴った。 キュッと照れ隠しに差し出された彼女の手を握り、うつむいたままゆっくりと瞼を下して沈黙を噛む。ゆるゆると上がり掛けてしまう口角は羞恥が故。]
……お店の貴女を想像したら、つい。 美味しい料理を作っている時も、接客している時も、傍にいられるんだなって思ったら、よく躾けの行き届いた腹の虫がですね。…ねぇ?
[彼女の手を数度握り直して重ねる弁明。 だが、不意に閃く紳士的ではない豆電球。>>30]
(175) momoten 2019/12/03(Tue) 00時半頃
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[指を絡めて、結んで引っ張る。 数歩先を行く癖が出るのは、彼女に許されたいことがある時。]
……例えば。 僕が食べたいものが、貴女の手料理だった時なら。 貴女は僕の為に、作ってくるのでしょうか?
[流石に自覚を持って狡い聞き方をする。 うさぎの穴に行けば得られるものを、この場で問う意味。
刹那だけ止めていた呼気を吐き、薄い笑みを作った。 彼女を和ませる為だが、一緒にフェアを気取って本音も告げておく。]
因みに貴女が怖がることはしませんが ―――、 困ることも、困らないことも、それなりすると思います。
……したいと思っています。
[視線を前に向けたまま。 何食わぬ顔で口説いてみるが、繋いだ掌は内心を投影するようにこんがり焼けていた。]*
(176) momoten 2019/12/03(Tue) 00時半頃
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[髪を結ぶリボン以外の深青が前髪を飾って、ちらり、宅本さんの方を視線だけで見上げる。 あれだけ悩んで決めたから、これ以上はないと思っているけれど、それでも言葉が欲しかった。]
……よかった。
[>>174お似合いですよ、の一言で、無意識の緊張ははらりと解ける。 直後、堪らないですと続けば照れくさくてまっすぐ顔を見ることはできなかったけど。 次の場所へ、と手を繋ごうとしたその時。]
(177) mmsk 2019/12/03(Tue) 20時半頃
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――ふふ、ごめんなさい、ふふふっ、
[>>175あまりにも見事にお腹が鳴くものだから、宅本さんは耐えているというのに思わず笑ってしまった。 ごめんなさいと謝罪を挟んでも、すぐに止められない。
重なる弁明は彼らしくユーモラスで、気恥ずかしいことを言われているはずなのにすっと耳に馴染んでいく。]
はい。 いつでも、一緒ですよ。
お店でも、お店の外でも。
[そっと、空いた手で青い羽根に触れる。 硬質なピンの感触と、繋ぎあったほうの手の温もりとが、指先を通じて混ざり合う心地がした。]
(178) mmsk 2019/12/03(Tue) 20時半頃
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あっ。
[結んだ手指が引かれる感覚に、先にいる背中を追いかける。 その癖の意味を、まだ知るまでには至らないけれど。]
……あ、ええと、その。 そう、出来たらいいなとは、思ってます。
好きな食べ物を聞いて、それをわたしが、とか。
[食べたいものは手料理。 その結論は半ば予測していて、構えていたもの。 けれどこうして改めて耳にすると、普段との違いをありありと思わせる。 そのために買い物に行きたくて。 そのために好みが知りたくて。 もっと目の前のひとに、近づきたくて。 だけどまだ少し、慎重が勝つ。]
(179) mmsk 2019/12/03(Tue) 20時半頃
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困ることって、例えばどんな、ですか? 宅本さんはどんなことで、わたしを困らせたいんです?
[フェア気取りの薄笑みには、こちらも自覚を持ってずるく聞いた。 宅本さんをずるくするのが十割自分のせいなら、自分がずるくなるのも十割宅本さんのせいかもしれない。]
あんまり本当に困っちゃうことは嫌ですけど―― でも、きっと、大丈夫ですよ。
困っちゃうことも困らないことも、しましょう。
[例えば人に迷惑をかけるだとかは本当に困ってしまうけれど、そういうことはしない人だというのはわかる。 仕事柄、とかではなく、人柄の話。 前に向いたままの視線はこちらに来ないけれど、反面自分は、まっすぐ宅本さんの背中を見ていた*]
(180) mmsk 2019/12/03(Tue) 20時半頃
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[視線を向けた時、彼>>167のフォークは真っ新だった。 自分がラザニアに夢中だった間の彼の行動が手に取るように分かってしまい、逃したはずの熱が頬へ再び集うのを感じる。]
……じっと見るの、駄目です。
[嫌じゃなくて、駄目。 彼にだけ告げる我が儘も、未来を語る言葉に溶けていく。]
いいなぁ、それ。 これまでは、乙坂さんが作って、私が食べる。 これからは、一馬さんが食べて、私も食べる。 いいなぁ。夢みたい。
[いつもは、カウンターで向かい合って。 今日は、隣同士同じものを食べて。 同じ場所だからこそ、違いだけが浮き彫りになる。 彼の口にする未来が容易く想像できて、いつかいただきますを交わすことが特別じゃなくなるのかもしれない、なんて。 浮かんだ考えに目を瞬かせ、笑みがチーズみたいに蕩けた。]
(181) Pumpkin 2019/12/03(Tue) 20時半頃
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[初めて一緒に食事をするということは、初めて彼>>177が食べるところを見るということでもある。 横を向いて、軽く首を傾けて。 こっそり眺めていようと思ったのは、彼の目を思い出したからかもしれない。
咀嚼する度に動く頬の筋肉、嚥下する際に上下する喉仏。 ほんの少しだけ、あと少しだけ、もうちょっとだけ。 行儀が悪いと頭では理解していても目を離せない。彼の口にチーズの橋がかかってようやく、ハッとしたように視線を逸らした。]
(182) Pumpkin 2019/12/03(Tue) 20時半頃
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一馬さんのパスタが懐かしくなっちゃいました。 仕事が落ち着いたら、またランチも食べに来ます。 ディナーの方はどうですか。挑戦は順調?
[甘みと香ばしさ感じる黒豆茶を傾けながら、逸らした視線は再び彼をじっと見つめている。目尻は心なしか赤い。]
……一馬さんの方が甘いです。
[視線も、言葉も、声も。彼から与えられるものはすべて甘くて、熱い。 この人は私のことが好きなんだなぁなんて、誰かに思う日が来るとは思わなかった。それくらい彼の瞳は雄弁だ。 差し出されたバタールの意図を察して周囲を見渡す前に、その瞳に目を奪われた。 深い色だと思っていたが、陽の当たる場所ではまた違った顔を見せるよう。何色、というよりは――]
綺麗……。
[――甘くて、熱くて、綺麗な。 彼の目に、私は弱い。]
(183) Pumpkin 2019/12/03(Tue) 20時半頃
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……これ、マフラーです。 ありがとうございました。
[弱いからと言って、すぐに身体が動く訳ではない。 時間稼ぎをするみたいに、鞄の片割れだった黒い袋を差し出す。中身は透明の袋に詰められた黒い毛糸のマフラー。クリーニングのおかげでピカピカだ。 それから迷うように彷徨った手が鞄の中へ。小さな塊を黒い袋の上に乗せる。]
あっ、
[零れちゃう、と。言葉になる前に身体が動いた。 咄嗟に伸ばした手がバタールを持つ彼の手に触れる。 揺れる瞳を隠すように目を伏せ、唇でオーロラソースごと攫った。]
……。
[手を添えたまま、片頬を膨らませる。バタールに提供した仮住まいは、口をもぐもぐと動かす度に小さくなった。 もちもち生地に甘みとコク、それからほのかな酸味が染み込んだバタールは、どこかしゅわしゅわとした食感。オーロラソースだけで、バタール一本は食べられそうだ。 バターの香りと小麦の甘さまで堪能した後、喉を鳴らす。]
(184) Pumpkin 2019/12/03(Tue) 20時半頃
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……ドキドキしすぎて、美味しいことしか分かりません。
[空っぽになった頬は、それでも少し膨らんで見えた。 照れて逸らした視線は、黒い袋の上に至る。そこには鍵がひとつ。]
一緒に色んなご飯食べたいし、色んな所に行きたいです。 でも、だから。 ドキドキするから……二人きりの時が、いい。 一馬だけの時が、いい。
[だって仕事で会えないこともあるし。会えたって時間がない時もあるし。疲れてる日だってあるだろうし。使わなくたっていいし。 どれだけ内心言い訳を重ねたって結局最後まで鞄に入れたままだった合鍵は、無計画そのままにその身を晒している。 困らせていないだろうか。不安そうに彼の様子を伺うのだけど。]
おうちデートもしよう、ね?
[どれだけぐるぐる考えたところで、この瞬間、五感すべてが彼のもの。 要するに、彼だけしか見えていないのである。*]
(185) Pumpkin 2019/12/03(Tue) 21時頃
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半分願望ですから拗ねないでください。
[匙を食む唇が三日月を描く。 赤と言うより橙に近い優しい色のトマトスープは咽喉をつるりと落ちていく。味蕾を撫でて、食道へ滑り込む間に香草の余韻を残していく。単一の香草でないことは分かるけれど、この旨味がどんな配合によって生み出されている調和なのか分からない。 故に彼女の言外を感じさせる声色も、プロの向上心如く聞こえて、小さく笑った。>>169]
美味しいですよ、とっても。
[彼女の腕は勿論だが、貴女と食べると尚のこと。とは撓んだ瞳だけが雄弁に語る。共有したがりな男が、パンを盛った小さなバスケットをお互いの真ん中に置いて。]
(186) momoten 2019/12/03(Tue) 22時半頃
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乙坂さんは教えるのも得意そうですよね。 ――― 僕、クルミやチーズが入った奴も好きです。
[躊躇わずにベーカリー乙坂を称賛し。 同意の首肯を重ねるとコルネに詰めたベジヌードルにフレンチドレッシングを垂らして、黒胡椒を挽く。まだ温かいくらいのこんがり香ばしい小麦の螺旋に、白い化粧を施した緑黄色野菜。不味い訳がない。]
こちらも美味しそうに出来ました。 中身は野菜ですが、一見焼きそばパンの風格がありますよ。
[出来栄えを見せびらかしつつ、バタールをどうぞどうぞ。と配膳しただけの男が差配する。>>171 パンだけでなく、美味しい喜びもシェア出来ればこの上ない。
穏やかな会話にたくさんの御馳走。 胸に拡がる幸を噛みしめるように、無防備な心でベジヌードルコロネにかぶりつき。]
(187) momoten 2019/12/03(Tue) 22時半頃
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…………、
[美味を脳髄が訴えるのと同時に、心臓が不穏に揺れた。 聞こえてきたのは彼女の素直で飾らぬ本音。>>172
当然、己も友人らの仲に二心はない。 だが、咀嚼するたび、美味とは別の感覚が胃袋を押す。 凝と見つめる彼女の横顔。 緩慢に瑞々しいサンドを嚥下し、主張の激しい咽喉仏が上下する。]
戸崎さんはこっち。
[ツ、と伸びた指が彼女の細い顎をすくいあげた。 己が示唆した癖に顎を取り上げ、視線をカップルから強奪。代わりに差し出すのはコルネサンド。
あーん、と音もなく促すのはクレープの再来。 或いは―――、]
(188) momoten 2019/12/03(Tue) 22時半頃
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貴女は“僕の”特別ですからね。
[大見得切った癖。 存外真顔でぽろりと出てくる悋気一片。]*
(189) momoten 2019/12/03(Tue) 22時半頃
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[正直な我が身は心だけでなく体まで。 彼女にノックされれば、条件反射よろしく腹が鳴る。 屈託なく笑ってくれたのがせめてもの救いだ。>>178
デート中の己はすっかり、うさぎ穴で美食を得る時のように、或いはもっと無防備に、自らを曝け出していた。理知が遠くて胸の高鳴りが近い。 彼女の声に背後を撫でられるだけで、眼の縁に熱が溜まる。]
―――― オムライスが食べたいです。
卵のやわさとか、味付けとか。 鶏肉派かベーコン派かとか、色々あるんですが。 戸崎さんが、お家で食べるようなオムライスが食べたいです。
[彼女は逃げたりしないのに、繋いだ手を強く握り込むのは緊張感が故。彼女に意図が伝わっているか、己を意識してくれているか。―― 己が抱える特別な気持ちに、彼女が怖がったりしないか。]
(190) momoten 2019/12/03(Tue) 23時半頃
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えっ
[だが返ってきたのは意外な意趣返し。>>180 てっきり照れるか強張るかとの予想は大外れ。 己の想像の上を行く狡猾さに、じわと胸に熱が拡がった。]
えぇっとぉ……、 そう直截に聞かれると僕の方が照れるんですが。 [照れる反面幸福感に殴られて、口角が疼くように波打った。 秘されたり遠慮されるよりも、問うてくれた方がずっと嬉しい。彼女は己の嬉しいこと―――、誠実ばかりを選んでくる。]
(191) momoten 2019/12/03(Tue) 23時半頃
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……抱きしめたいな、って思っています。
[正直な本音は熱に任せて吐き出した。 眼の縁だけでなく首までその熱が飛び火する。 不埒と呼ぶには拙いが、その分真剣だ。
ちら、と肩越しに振り返る視線はほんの少し面映ゆげ。]
(192) momoten 2019/12/03(Tue) 23時半頃
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本気で困らせるのは困るのに、 困ってくれるといいなぁとも思っちゃうんですよね。 ……こんなに構って欲しい気持ちの恋愛は、初めてです。
[彼女の魅力は不思議な魔力。 観念し歩調を緩めて隣に並び、清算してから店を出よう。
清算時、彼女にこのまま付けていて貰いたいです。と店員に告げた台詞は、自分の発言ながら初々し過ぎて恥じ入ってしまったが。
ともあれ、己の願いを叶えて貰えるなら夕方のスーパーと言う激戦区に参戦予定。 本拠地とすべき家は、彼女の家か己の自宅か。
ちなみに後者であれば―――、うさぎ穴のお隣まで戻る必要がある。]**
(193) momoten 2019/12/03(Tue) 23時半頃
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[こっそり見ていたことは当然ばれていたらしい。>>181 くすくすと笑いながら「駄目。見たい」と駄目返し。 正面で見る香子も何回見ても足りないのだから、横顔の香子をもっと堪能させてほしい。 呼び名と助詞の違いで関係性の変化を表す香子の魔法にかかってしまった乙坂は、きっと「未来」にもかかったままだ。 そんな確信を、確実にする手段のことを自然と思える己がいる。]
うん、一応挑戦期間は今日までで、年末までと年明けからはランチ専属に戻る予定ではあったんだけど。 ディナーで香子に指名される気持ち良さを覚えたら、惜しくなってんだよな。 ただ、最近のペースで夜入ると今度は香子とゆっくり過ごす時間がなぁ、
[反撃のように香子の視線を感じる。>>182 手元を見られることには慣れている筈だけれど、咀嚼の様子は同僚にもあまり晒さないものだから妙に緊張した。
甘い時間。 周囲には普段の営業時よりも多く人がいる筈なのに、香子の声だけは指向性マイクを通したかのようにまっすぐ乙坂の鼓膜をやわらかく揺らす。
バタールを差し出し見つめた先のブラウンが窓の光を受けて透けるようにきらめいた。己の脳内を香子の声が出力する、奇跡>>183]
(194) Ellie 2019/12/03(Tue) 23時半頃
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[けれど思考が重なったと思った瞬間バタールはお預けをくらって、彼女の身体は一度荷物の方に傾いた。>>184 マフラーだと言われたら中身を確かめるまでもないけれど、その黒に映えるように置かれたものに、目を見開いた。]
っ香、
[衝撃に身を乗り出しかけた乙坂よりも、香子の反応の方が早かった。 躊躇いなく触れる手は、乙坂の手からソースが浸みこむバタールを奪って。]
(195) Ellie 2019/12/03(Tue) 23時半頃
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[香子の方は焦らしている自覚はあるのだろうか。 乙坂は、その美しく紅が引かれた唇がソースを迎え入れ、頬張ったスペースが元通りになるまで手も中空に浮いたまま見つめていた。 こうしている時に乙坂が何も口を出さない癖を彼女は知り過ぎてやしないか。]
え、やー、美味いのは、わかってる、うん。
[此方なんてドキドキして今食べたラザニアの味が咥内からすっかり気配を消してしまった。 彼女の視線が鍵に落ちて漸く金縛りに遭った指に零れたソースを口元まで運ぶ。 くちり、と音を立てて行儀悪く舐める乙坂の耳に、彼女の言葉が響く。]
(196) Ellie 2019/12/03(Tue) 23時半頃
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――うん、 ――うん、
……同じこと、考えてたよ。
[動くようになった手は、小さな鍵を拾い上げ。 両唇で軽く食んだ。勿論金属の味だ。 かぷかぷ。 持て余す感情を金属に吸わせるしかない。]
……何でここ個室じゃねぇんだろ。
[じっと見る瞳には悔しさとそれ以上の熱が籠る。]
(197) Ellie 2019/12/03(Tue) 23時半頃
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香子の貴重な呼び捨てとタメ語、俺の腕の中で練習させたかった。 くそ、荷物はバックにあるんだよな……
[ちらりと振り返るバックヤードは、「勤務中」は基本立ち寄らない。 その中の荷物に]
これと同じ形――っつってもこのギザギザんとこは当然違うけど、同じ「合鍵」ってやつを、俺も持ってきてるから。 「交換」はまた後でな。
で、俺はもうこの後は「おうちデート」の心算だったから。
終わった後徒歩3分したら二人っきりだ。
(198) Ellie 2019/12/03(Tue) 23時半頃
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[この間は彼女を外で待たせてしまった。 すぐそこに自宅があるのに、彼女はまだそこを知らなくて。
あの日彼女の家を知ったけれど、一人暮らしの女性のマンションに男が深夜に頻繁に出入りするのも配慮がないかな、なんて、すべて言い訳。
己しか知らない彼女をもっと知りたい我儘。]
(199) Ellie 2019/12/04(Wed) 00時頃
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「時期」さえ悪くなかったら、このままずっと一緒にいてよ。
[黒い袋は一度自分のロッカーに置いてくる、と立ち上がった。 空いた皿を重ねて持ち、人の波をすり抜けていく。**]
(200) Ellie 2019/12/04(Wed) 00時頃
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オムライスですか。 わたしが家で作るやつだと、ケチャップライスじゃないんですけど、いいですか?
玉ねぎと人参の刻んだのと、ソーセージを炒めて、バターピラフを包むんです。 卵はとろとろにして、ちょっとだけチーズを入れて。
[>>190食べたい、の要望は自分で作るときのオムライス、だけれど。 一般的メニューとずれる"我が家"のそれは、説明を挟んだほうが良さそうな気がして中身を話す。 腹を鳴らしたばかりのひとに酷だというのは、思考の外だった。
口頭テロの代わりに、ずっと握ったままの手は離れ知らずで、不安も恐れもないことを同時に伝えてくれる、はず。]
(201) mmsk 2019/12/04(Wed) 00時頃
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ふふ。
[意外そうな響きに、満足を滲ませて笑う。 反対に照れる様子を見れば、お返しとばかりにわざと言葉を待った。 口元を波打たせて、ぽろりと零れた欲のこえ。 それを聞きつつ、会計に向かう。]
……奇遇ですね。
[ヘアピンは、頭を飾ったまま。 店員さんの視線が気になって、そのときだけは目をそらす。 店を出て、改めて宅本さんを見て。]
(202) mmsk 2019/12/04(Wed) 00時頃
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