251 【誰歓RP】鬼渡し
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ケイイチは、櫻子の名を聞いて、わずかに視線を流した。
2016/07/21(Thu) 22時半頃
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マイマイ兄さん、ここに隠れてたのか。 秘密基地に籠城中? いい場所だな、ここ。
[言ってから、基地に城はおかしいかな、などと思いつつ。>>44]
ガッ……ち、違うけど! 同じ都会っ子の智花ちゃんだよ!
[思わず声が大きくなりそうになったのを耐えた。 それから、智花の問いの答えを待ち。]
(47) 2016/07/21(Thu) 22時半頃
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――あ。
[転けた。転げた! その動作の滑稽さにくすくすと笑う その声が実代子に近付き]
どこに帰りたいの? みょんちゃんを待っていてくれる世界?
それって、どこ?
[鬼面から口元だけを覗かせる 目の前の実代子に見せつけるように、にたりと三日月の様に口角をあげて笑む]
(48) 2016/07/21(Thu) 23時頃
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[女子の方で僕の名前を知っていた! ハラショー!]
奥ゆかしい人だ。 智花ちゃんというのですね。ありがとう少年。
そう、僕は刑部といいます。 ケイ兄様って呼ばれるのが憧れです。是非、そう呼んでください。
[相変わらずの調子で挨拶した。 智花が「カタツムリ」なんてパワーワードを口にしたもんだから、うっかり熱く語り始めそうになったけど、ひとまず飲み込む。]
(49) 2016/07/21(Thu) 23時頃
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さて、 これまでの情報と、これからの対策と、どっちを聞きたい?
(50) 2016/07/21(Thu) 23時頃
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村?自分から捨てたのに 誰がみょんちゃんを歓迎してくれるの?
[くすくすくすと笑う 今更帰りたいなんて、ちゃんちゃらおかしい]
もう辰っちゃんもいないのよ? 辰っちゃん以外、優しく出迎えてくれる人なんているの?
[思い出せ、思い出せ、思い出せ この村に帰ってきて感じた居心地の悪さを]
(51) 2016/07/21(Thu) 23時頃
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[されるがままになりながら>>+6、ひたすらに嗚咽を漏らしていた。 ただ、掛けてもらえる言葉が嬉しくて、温もりが心地良くて。 辰次の服がぐちょぐちょになる、なんてこと気にする余裕もなかったから、不安が溶けきるまで泣き続け。 やがて泣き止めば、覗いてきた瞳を不安そうに、でも真っ直ぐ見て。]
……行く
[自分の名前を知ってる相手なら、この辰次とかいう大人の知り合いは、自分の知り合いなのだろうと安易に考え。 大人しく頭を撫でられた>>+7。*]
(+9) 2016/07/21(Thu) 23時頃
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ここなら、もうそんな思いはしなくていいから
[そして、ぽつりと落とす救済 口元に浮かべるのは慈愛の微笑み
さあ、おいで この世界ならば誰もいないが故に、傷付く事もなかろうて さあ、おいで 楽にしてやろう
櫻子は実代子に手を伸ばす]
(52) 2016/07/21(Thu) 23時頃
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[ ――代わりに、孤独を得るがな
くすくすくすと心のうちで笑う
ああ、楽しや]*
(53) 2016/07/21(Thu) 23時頃
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けいにいさま……
[なんだこいつ、と思わなくもなかった。>>49 妹萌え?妹萌えなのか?]
……ん? どっちかだけなら、これからの方が大事じゃないか?
[逆に問われ、深く考えずにそう返した。>>50]
(54) 2016/07/21(Thu) 23時頃
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看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2016/07/21(Thu) 23時頃
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[晶は、わずかな間 (選択に悩んでいたのではないかもしれないが) を挟んで、未来を選んだ。]
ふふ、君はやはり僕の後輩になるといいぞ。
では、未来の話。 村のために誰かを贄にし続けるならば、村は安泰。 今、ここにいる全員で一緒に村に帰ろうとしたら、数十年の内に村が壊滅的な被害を受ける。 これが僕の仮説が導く結果なんだけど。
(55) 2016/07/21(Thu) 23時頃
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―七尾家― [連れて行かれたのは善一の家だったはずの場所>>+8。 前へ押し出されれば不安そうに顔を見上げて裾を握る。大丈夫だと言われても、一度奇異な目で見られた恐怖は中々拭い去ることはできず、不安そうにキョロキョロと辺りを見渡すだけだった。
辰次のする話は、自分が会ったときと同じような、覚えのない内容。 オニのウツワになっていた間の記憶は何となくしかないから、朧気に思い出せる程度で。]
ぇ……ぁ、
[「随分前に失踪した」? 自分の耳を疑う。]
なァ、兄ちゃ あっちがいなくなってどのぐれェ経ったんだ……?
[恐る恐る、小さな声で尋ねてみたが果たして聞こえたか。*]
(+10) 2016/07/21(Thu) 23時頃
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[何処へ帰るの?という彼女の声に、私は答えられなかった。 あのワンルームマンションは、もう私の家じゃない。 両親は私を受け入れてくれない。 辰次おじちゃんももういない。
何処へーー私は何処へ帰ればいいのだろう? 田舎から逃げて、都会から逃げて。結局両方から居場所を失った。 私の帰る場所なんて、もう何処にもーー。
ーー立とうとしても、力が入らない。 立ち上がる力が湧いてこない。それはきっと、あの日からずっと。 見上げた先には彼女の姿。仮面の下で、彼女が笑っているのが分かる。
さくちゃん。
私を助けてくれるの?]
(56) 2016/07/21(Thu) 23時頃
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[ 「ガールフレンド?」っていう晶くんへの問には適当に笑って流す。この発言は場を和ませるためのものなのか、ただマイペースなだけなのか。どっちにしても晶くんが答えてくれたから、私は何も言わずに終わる ]
えっと…ケイ…お兄さん
[ さすがに兄様には抵抗があったから、当たり障りない呼び方で ]
私は、両方知りたい 私たちが見ていない間に何があったか 今の鬼が誰なのかも
その仮説がどこから来るのかとか それも、聞かせて欲しい
[ そんな余裕があるのかはわからないけど、何も知らないまま行動するのは危険だと思うし 「わがままかな」なんて言えば、困ったように眉が少し下がってしまうけど ]*
(57) 2016/07/21(Thu) 23時頃
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[まるで救いを求めるように手を伸ばして。
ーーーー私は、その手を取った。]
(58) 2016/07/21(Thu) 23時頃
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ああ、もうこれで傷つかずに済む。
(59) 2016/07/21(Thu) 23時頃
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ほへ?
[予想だにしていなかった仮説に、間抜けな声がでた。>>55]
え、なんだそれ。 話が見えないんだけども。
[困惑。何故そこに至ったかも予想できず。]
(60) 2016/07/21(Thu) 23時半頃
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[晶の反応をみる間に、智花がとても譲歩した呼び方で声をかけてくれた。 そして、彼女の選択は、]
ふふ、両方か。 君は懐の深い人だね。
では、受け止めたまえ──
鬼の面は、辰次さんから櫻子さんに渡った。 今、櫻子さんはみょんこという人に狙いをつけているようだ。
どうも鬼のパワーは強くて、抵抗は難しいようだね。 これが、これまでの僕の観察報告だ。
[求められたものを開示する。 未来予測については晶に語ったとおりだ。]
(61) 2016/07/21(Thu) 23時半頃
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[素っ頓狂な声を出す晶に、うなずく。 いきなり結論ありきだった自覚はある。]
その選択肢だったら、君はどうしたいか聞きたい。 でないと、対策も話しあえないだろ。
(62) 2016/07/21(Thu) 23時半頃
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「 てめぇッ…辰!! 子どもらを……櫻子を置いて よぐけぇって来れたもんらけ!!! 」
[そう言うのは、北館の村長の息子、櫻子の父。]
「 場所はわかるのか?子どもたちの消えた場所は。 」
[智花の父は、冷静な言葉だが顔色は真っ青で優れない。]
ほんに、勘弁……。 それが、神社らろも、神社でねぇ変な場所だすけ……。 この世でねぇような。
[そこまで言うと、気まずい空気を遮るのは >>+10残酷な現実を突きつけるその瞬間。]
(+11) 2016/07/21(Thu) 23時半頃
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――捕まえた
[鬼面から覗く口が再び三日月のように歪んだ]
くすくすくすくすくす
(63) 2016/07/21(Thu) 23時半頃
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くすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくす
(64) 2016/07/21(Thu) 23時半頃
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[堪えられない笑みが口から零れる 櫻子の手を取った実代子の手>>58を、ぎゅうううううっと強く強く強く握る]
なんて愚かな!
[その声は歓喜に溢れていた]
(65) 2016/07/21(Thu) 23時半頃
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オニの手を取るなんて、なんて愚かなんだろう
[オニに救いを求めるなんて、なんて悲しいんだろう]
その手を他の誰かに伸ばしていれば、違った道もあったろうに
[その手は自らの道を切り開く大切な手であったろうに]
お前は自ら選んだのだ 修羅の道を
[私とあなたに違いがあるのだろうか それでも、道は違たれた]
(66) 2016/07/21(Thu) 23時半頃
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ケイイチは、櫻子の嗤いが聞こえた気がする。
2016/07/21(Thu) 23時半頃
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[櫻子の笑い声は異界に響くだろう その鬼面が剥がれ落ち、櫻子の姿が薄らいでいく]
お前はまた逃げたのだ
[くすくすくすと声を残して]
だけどもう逃げられまい 今度はお前がオニなのだから…
[そして、消えた]*
(67) 2016/07/21(Thu) 23時半頃
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[その場に残されたのは鬼面、そして実代子と呼ばれた女のみ 鬼面に残されたのは鬼渡しの禁忌>>1:41
一つ、境内の外へは出ぬ事 一つ、他者に大怪我を相手に負わせぬ事 ただし、転んだ時の擦り傷、掠り傷はその限りではない 一つ、捕まえる際に物は使わぬ事
櫻子の慟哭は実代子には届かない]
(68) 2016/07/21(Thu) 23時半頃
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[何と言おうか、言葉を探るがうまい言い方が浮かばない。どんな言葉も、この事実を前に彼女をきっと傷つけてしまう。 嘘は言いたくないけど、本当のことなんてもっと言えない。]
……。 これから言うことは受け入れがたいかもしれない。すぐに全部をわかる必要はない。 ここは……、おめが神隠しにあってから うんと経った隠村だ。 おめを置いて帰った善一が 大きくなって、結婚して、子どもを三人産んで 孫までこさえて、病気して死んだ。 そんくらいうんと経っちまった隠村だ。
[明日香の目を見つめて言おうと思った気持ちが その悲観そうな表情がどんどん歪むのを前に 何度揺らいだことか。 言い切った後、彼女をまだ見つめられただろうか。]
(+12) 2016/07/21(Thu) 23時半頃
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うーーーん。
[突然出された課題に首を捻る。>>62]
ぶっちゃけ、村のための犠牲になりたくないなー。 俺、村人じゃないからかもしれないけど。 生贄を出さなきゃ安泰しない村って、それもう終わってね?
そこまでして村を保たさなくても、違うとこいけばいいじゃん。
(69) 2016/07/21(Thu) 23時半頃
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看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2016/07/22(Fri) 00時頃
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人には暮らす場所を選ぶ自由があるというわけだな。 好ましい回答だ!
僕は君を高く評価しているから、その希望を叶えるべくやってみようじゃないか。
[晶の方へ顔を寄せて自分の見解を述べる。]
まあ、端的にいえば、繰り返される鬼渡しを終わらせるには、鬼を退治するしかないと思うんだよ。 それには、鬼の依代──鬼面を破壊するのがいいかなって。
あるいは、鬼を境内の外に引っ張り出すことで禁を犯させるという手もある。 鬼を連れ帰るわけだな。
[やってみる気ある? というように若い瞳を覗き込んだ。]
(70) 2016/07/22(Fri) 00時頃
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[怒鳴る声>>+11にビクッと体を震わせる。]
あ、あん場所、あっちらじゃ行けね オニに手引きしてもらえねェと……
[小声でボソボソと呟くように、辰次の援助をしようと。]
[語られる事実>>+12。 自分が生きていた時代より、遙か未来の村だなんて信じたくない信じられない。]
嘘
[駄々捏ねるように辰次の服の裾を引っ張る。]
んなこと言って、善ちゃんいるんっけさ? 会わせれよ 会わせれ お願ェだ……
[私の目を見て嘘だと言って。]
(+13) 2016/07/22(Fri) 00時頃
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[集まった村の男たちが子どもらを探そうと懐中電灯を取り出す。]
神社だ。きっと子どもたちが戻ってくるとしたら…。 隠神社。
でも…、鬼は言ってた…。一人は帰ってこれないって。
[その言葉にどよめきが走る。 居てもたってもいられない者から車に乗り込み神社へと向かう。]
俺…、村長のとこに報告に行く。 すまねぇけど皆後のコトは任せた。
[昔から何かあれば、当事者は村長の元へと報告に行く。 そういう凝り固まったしきたりの中で生きてきた彼ら。 反論する者はいなかった。]
(+14) 2016/07/22(Fri) 00時頃
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