270 食人村忌譚
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いやぁ、僕が不向きだというのは、その通りだから仕方ないよ。 けどたしかに、なんで集められたのか、いまひとつ分からない人選だよね。
まぁ、僕や櫻子は、もしかしたら…… ……いや、やめよう。
[>>107もしかしたら、兄が言伝に来た村人に食って掛かっていたように、これを口実に処分するつもりでは……とも思ったが。 それを口にすることは、こうして世話を焼いてくれる人たちに、申し訳ないような気がした。]
なりふり構わない、かぁ。 まぁ何らかの根拠がある、とは思いたいけど、下手人扱いっていうのは気分がいいもんじゃないよね。
(118) 2017/11/26(Sun) 00時頃
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[経験の差。
そうだ、自分は其れがまだ圧倒的に足りていない]
……昆虫や豚と、僕は違う。
次はもっと、うまく出来るよ。
失敗の原因を考えて
次に活かす事が出来る
[それから、こそりと教師と薬師の話を聞いた]
年長、支えになるモノ
[なるほどと、江津子を思い浮かべた。
聡い年長者、というと後は石動とミナカタ。
後者は有り得ないと候補から即座に外した]
じゃあ……江津子さんかなぁ
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[などと、話しながらの囲炉裏端。>>108 こんな時でも、肉はやはり旨そうだ。]
はははっ、それは残念。 しまったなぁ、あと10年早ければ、まだ僕も多少は動けたってのに。
[一番の盛りの時期、不自由な脚を圧して、杖をついて女のところへ通ったこともありはした。 だがその頃は、若い女ばかりを好み、エツコに対しては性的な興味を向けることはなかった。 いま思い出すと、青臭くて勿体ないことをした気がする。]
へぇ、つみれとはまた。 こんな時になんだけど、ご馳走だねぇ。
やあそんな急ぐものじゃないし、けどそうだね、手が空いてる時にでも、ひとつお願いしても構わないかな。
[せっかくの申し出だ、急かすことはしないが、有難く受けておくことにしよう。]
(123) 2017/11/26(Sun) 00時半頃
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錠は、囲炉裏端で、肉の串をくるくると回している**
2017/11/26(Sun) 00時半頃
錠は、イルマもいるなら、今日は本当にご馳走が出そうだと、ちょっと思った**
2017/11/26(Sun) 00時半頃
抜荷 錠は、メモを貼った。
2017/11/26(Sun) 00時半頃
やれやれ。
目撃者がいるとは面倒だな。
しかも江津子さんの確実な味方となれば。
どっちも厄介だな。
[容の身を抱きしたのは、苦虫を潰した表情を見せない為。
この面倒ごとは2人に知らせなければなるまい**]
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― 囲炉裏端 ―
ふうん、それは楽しみだ。
[>>129ゆり特製の鍋となれば、喜ぶ男衆も多そうなものだけれど。 返す言葉には、いまひとつ熱量がない。 なるべく表に出さぬようにと思ってはいるのだが、どうにも眉が寄ってしまう。 それを誤魔化すかのように、また身を屈め、串焼きの向きを変える。]
……。 ぅん?
[>>130そんな折の問いかけに、瞬いた。]
そりゃね、そうだろうさ。 誰がやらかしたことなのかは分からないけど、下手人が見つかったんなら、裁きを受けんのは当然じゃないかな。
……あぁうん、そうだね。 もし仮に僕なんだとしたら、の話だけど、そうなるのは仕方ないことなんじゃないかな。 だから逆に、もしエツコさんがってときは、勿論、手を下す手伝いをするつもりだよ。
(161) 2017/11/26(Sun) 18時頃
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……そうか、もしかして。
エツコさん、僕があんまりそういう場に立ち会うことがなかったから、気を使ってくれたのかな。 いや、けど大丈夫。 ここまで動けなくなる前は、普通に参加することもできていたし、知識も兄さんからしっかりと教わってるからさ。
[ありがとう、と付け加え、また肉の番をしていれば、ふと聞こえてくる澄んだ声。>>148]
…………?
その歌……は……?
[かすかに、聞き覚えのあるような。 だがそれを思い出しきる前に、歌は終わり、肉が焼けた。]
(162) 2017/11/26(Sun) 18時頃
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うん、いい加減みたいだ。 それじゃ皆には悪いけど、先に弔いをさせてもらおうかな。
[彼女に倣い、焼きあがった串を一本、手に取るとしよう。 ほかに誰か来たのなら、その人にも**]
(163) 2017/11/26(Sun) 18時頃
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抜荷 錠は、メモを貼った。
2017/11/26(Sun) 18時頃
抜荷 錠は、メモを貼った。
2017/11/26(Sun) 22時頃
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[エツコが用事で去った後も、まだしばらく、囲炉裏端で火の番をしていた。 ミナカタに言われたよう、生きたまま焼けぬようにと、時折足の位置を変えはしていたが、やはり感覚が少し薄い。
そうしていれば、やがて、ほかの料理も出来上がったようだ。 軟骨が混ぜ込まれているというつみれ汁を受け取って、在りし日の愛理の姿を思い浮かべながら、啜る。]
はぁ……。 そういえば、兄さんは……
……っ?
[椀を片手に、ふと周囲を見回した時か。 縁側にいる源蔵が不意にえずくような声>>175をあげた。 喉につみれでも詰まったか。 すぐそばに容がいたので、心配はないだろうと思ったのだが]
(192) 2017/11/26(Sun) 22時半頃
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源蔵……? どうした源蔵、具合が悪いんならミナカタさんを
[>>191呼んでこようか、と言いかけ]
……誰かに、呼んできてもらおうか。
[こんな時、すぐ動けない自分が、もどかしく思うこともある。 せいぜいできることといえば、彼に這い寄り、背中をさするくらいだろう。*]
(193) 2017/11/26(Sun) 22時半頃
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[臭い、まずい、固い。
男よりは幾分柔らかい女の肉とはいえ
完全な草食でない人肉の味など知れている。
可能な限り小さく噛み切って
舌の真ん中に乗せ、そのまま空気と一緒に丸のみにする。
そうする事で味も硬さも感じずに済む。
鼻から抜ける臭いだけは、どうしようもないから
何度も何度も手を休める。
苦痛な時間、ススムは次の得物を見定めていた*]
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どうした源蔵、喉詰まりでもしたか? あぁうん容、わかった、頼むよ。
[>>197ミナカタを呼びに行ってくれるらしい容に頷いて、源蔵の背に手を置き、さする。 兄と同じくらいの歳と聞いたはずなのに、こうしていると、まるで童の背でもさすっているかのようだ。]
そんな、食われたかないとか。 ないだろそんなこと。 だったら僕も、食べらんなくなってしまう。
[>>201冗句の類だろうと、軽く笑い飛ばそうとするが]
(214) 2017/11/26(Sun) 23時頃
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へ?
あぁ、うん。 囲炉裏で焼いた串を、先に一本いただいて……それからつみれ汁も、今しがた。 味のことを言ってるんだとしたら、そうだなぁ、容が作るもののほうが、好みかもしれないけど。
[>>203変なことを聞くやつだと、軽く苦笑し]
いやぁ、なんともないならないでいいけど、診てもらって悪いこともないだろう?
(216) 2017/11/26(Sun) 23時頃
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それにしてもなぁ、こいつは……。
[ずる、ずると縁側に腹ばいになり、吐き出された愛理を拾い上げようと腕を伸ばす。]
食べてやらんとまずいだろうし。 容が戻ってきたら、ちょっと濯いでもらうかなぁ。
[土さえ落とせば、食べられないこともなかろうと。 しかし生憎、肉にはまだ手が届かない。*]
(220) 2017/11/26(Sun) 23時頃
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そうそう。
自分の価値を決められないから家畜のままなんだよ。
[自分の娘とは知らないからか、
いや、知ったとしても同じことを口にするだろう。
俺は家畜を娘に持った覚えは無いのだから*]
[少しして。
ススムは困った顔で石動たちの元にゆく]
……今宵、江津子さんとリツさんと
見張りに回る事になりました。
[彼らを手にかける事は、不意をつけば出来るだろう。
二人一度には無理だけれど、どちらか片方なら。
その際に、残ったひとりには確実に見つかってしまうだろう。
どうしたものかと、知恵を借りに]
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いや俺は、夜の相手としては、女衆から敬遠されているからねぇ。 なにせほら、自分でろくに動けない。 好きに胤を搾りたい子には、都合いいのかもしれないけどね。
というか、そんなこと言うなよ。 今までだって、こんな食べられないなんてことはなかったんだろう?
[>>225嫌われた相手の肉は、体が受け付けないなんてこと。 実際あったら、たまったものではないと首を振る。]
尻に胸か。 僕は、脂肪分の多い肉は、あまり好きでないのだけどね。 容が柔らかく煮込んでくれるなら、それも悪くなさそうだ。
(241) 2017/11/27(Mon) 00時頃
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[串を持って離れる時だったか、それともその後か。
進が相談にやって来た
さすが江津子さんだと感心しつつ]
ついでに悪い情報。
容が昨日の夜の事知ってた。
と言うか江津子さんの家の近くを訪れて
愛理の家から不穏な物音を聞いたらしい。
幸い顔は見られてないみたいだが……。
[どうするか、と少し唸った後]
いい機会じゃないか?
容が信用している江津子さんに、リツ。
3人で見回りしている時に、別の場所で
誰かが死ねば、お前の身の潔白は証明される。
[ちらりと石動を見て、これなら少なくとも進の
安全は確保されるぞ?と言いたげに*]
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[よいしょと肉に手を伸ばすが、届くより前に、源蔵が拾ってしまった。>>227 元々、源蔵が口から出したものだ。文句はないが。]
僕の足と? いやぁ、けど、今までは食べられたんだろう?
……あぁ、まぁ……日に日に悪くなっちゃいるけど、薬も変えてもらったし、兄さんにもいつも世話してもらってるし、そのうち動くようになると思うよ。
[実際のところ、自信はない。 だがいつか治る、治ると。 そう思い続けるのには、兄にこれ以上の負担をかけたくないという思い……いや、これ以上の重荷となれば、兄に愛想をつかされてしまうのではないかという不安、そちらのほうが大きいか。]
そうか、なら。 今度は…………
[ふと感じた、言葉の違和。]
(246) 2017/11/27(Mon) 00時頃
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なぁ源蔵。 肉は、嫌いか?
[彼の母のことや、生い立ちは、以前にも聞いたことがあったから。 けれど、まさか食えないなんてことがあるのだろうかと思いながら、怪訝に問いかけた。*]
(247) 2017/11/27(Mon) 00時頃
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容は江津子を庇うのか、厄介だな。
下手人を探すつもりもあるらしいし、あまり動かれると君達はやりにくくなるのではないか。
先に容を始末した方がいいのかもしれんな。
[ぽつりと呟いた声が2人に届いたかは分からない。]
僕の疑いが晴れるのは嬉しいですね。
容さん……間の悪い人だ。
江津子さんは、状況的にも頼りになる女性です。
どちらも早めに潰しておきたいのですが
僕は動けない
江津子さんは殺せない
なら、お手数ですが、先生にお任せするしかないでしょうか。
[ミナカタの言葉を経て、ススムはそう結論付ける。
石動に頼みに行く頃には、彼の中でも同じ答えが出ていたろう]
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食われ方にわがままを言えるんだったら……そうだなぁ。 僕は、甘辛く煮るか、じゃなきゃカリッと揚げてほしいなぁ。
[>>260食の好みは、今のうちに容あたりに伝えておけば叶うだろうか。 まぁこれはあくまで、自分が食べる際の好みだし、食べられる側になるときは、食べる人の好みとなって、一切れも余さず食べてほしいと思うのだけど。 ……できれば、少しでも多く、兄に。]
なに使い走りなら、今でも少しくらいは、なんとか。 リツに車椅子を直してもらって、おかげでだいぶ楽なんだ。 毎日家で寝てるより、多少は体を動かしたほうがいいしな。
[随分な安請け合い。 ただ、毎日多少なりとも、外の空気を吸うようにはしたほうがいいから。 その口実替わりなのだと。]
(273) 2017/11/27(Mon) 00時半頃
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私に動けという事ですか。
いいでしょう、江津子さんの殺害なんとかしてみせましょう。
どうせ彼女が死ななければ疑いは何れ私の方へ向く。
[言ってはみても気は思い。
問題は江津子をどうおびき出すか、だ。
これは一緒に見回りをするらしい教え子になんとかしてもらうしかない。]
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[>>263それよりも、肉だ。 たしかに、たまに腐っていたり、病のせいでひどく臭かったりな肉もあるけれど、今日のはそんなことはない。 それを、誤魔化しながら、とは。]
そりゃ……難儀、だな。 けどそんなら、猶更、ミナカタさん呼んで薬をもらったほうがいいんじゃないのかな。
じゃなきゃ、せっかくの弔いが……
[低い声を聴きながら、眉間に薄く皺を寄せる。 どうにも、喉奥に骨が引っ掛かったような、そんな違和。 だが確証持てずにいるうちに、ミナカタがこちらへやってきた。]
(279) 2017/11/27(Mon) 00時半頃
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江津子さんは、僕らと一緒に居ます。
出来るなら、手にかけたい処ですが……
容さんの方が、きっと始末しやすいと思います。
[できますか、先生
と。
刃を向ける先をやんわりと訂正する*]
容なら一人でいるだろうから。
それなら恐らくは大丈夫。
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あぁミナカタさん。 話はあれかな、容から聞いてると思うけど。
………。
[ミナカタと源蔵が話すのには、口を挟まず。 ただ、ミナカタの言葉に、幾度か頷いた程度。]
(282) 2017/11/27(Mon) 00時半頃
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有難う御座います、先生。
……これで、僕の疑いは晴れるし
目撃者は消えて
女がまた一人、減る。
良い事ばかりですね。
[食事を世話してくれた記憶を忘れているわけではない。
けれど、あれは巫女の姉だ。
家畜の群れのなかの一匹に過ぎない]
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そういや、僕らはどうしたもんかな……。
[ここと家との往復で、兄の手を煩わせるくらいなら、このまま皆と集会場に泊ってしまったほうがいいか。 そんなことを考えて]
ミナカタさん。 薬、取り行くんだったら、僕のもお願いしていいかなぁ。 多分僕らも、ここにこのままいたほうが都合良さそうだし。
[尤もそこは、兄次第なところもあるけれど、一応自分はここに残るつもりであると、伝えておこう**]
(284) 2017/11/27(Mon) 01時頃
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抜荷 錠は、メモを貼った。
2017/11/27(Mon) 01時頃
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