314 突然キャラソンを歌い出す村5
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[歌が聞こえる……
屋内にいた為に聞こえにくかったが、外へ出れば風に乗ったその歌が届いた。花たちの甘い歌とは違う、隠していたものを暴くような歌が。]
……夕暮?
[心に浮かび上がってきた名前だ。
ざわざわと、落ち着かない心地がする。
物語は始まっているのだと告げているようで、少し黙った。]
わぁー これは悪魔だ。
[弟からくすねたお金でガチャ。
これぞまさしく。]
おっと。
僕もそうだね。
怪異、物の怪、バケモノ。
そういった呼ばれ方をされてきたモノに分類されるよ。
[また別の違った声に、遅ればせながら肯定。]
アンタらバケモノと同じにされるのは抵抗あるなぁ……
まあ、クソ雑魚人類からみたら怪異の括りにはなるかぁ。
うーん、とりあえず出揃ったようですし、
一発やっときますぅ?
[パチン、と悪魔が指を鳴らす。]
♪ 『メンバー紹介』
皆様ようこそお揃いで
こんな見世物 こんな楽屋ネタにまで興味をもって
暇なんですか? 他にやること無いんですか?
そんな寂しいテメェらのために
さあさあイカレたメンバーを紹介するぜ
♪ ボーカルゥ!!
[若林にマイク(概念)を向けた。]
♪ ボーカルゥ!!
[葉桐にマイク(概念)を向けた。]
♪ またまた……ボーカルゥ!!
[平澤にマイク(概念)を向けた。]
[皆がそれぞれ乗ってくるかどうかは気にもせず、テンポよく歌をすすめていく。]
♪ そんでもってぇ〜〜〜、 ボーカルゥ!!
[びしっと腕を高く掲げて(概念)]
♪
ラブリーでスウィーティーなプリティデビル!!
私の事だぜ 下牧ショコラ!!
この「物語」を台無しにするためにやってきたぁ!!
♪
けだもの 首ちょんぱ 血吸いコウモリ 悪魔ちゃん
食べ合わせの悪い全部のせ
ひとつずつでも胃もたれ必死
お残し? ダメダメ 皿までペロリと行っちゃって!!
パーティーはまだ始まったばかりだ ――――ZE★
そうそう、多様性。
まあ、環境に応じた限度ってものはあるけれどね……
[直接関わりがなくとも、話に聞いた生徒のことは調べておくことはある。下牧ショコラの場合は、たしかメアリーか、あるいは陸上部所属の弟あたりから聞いたのかもしれないな。]
うん、これは悪魔だね。
[完全に同意。
下牧タルトの顔を思い浮かべて、やれやれと溜息。大変な姉を持ったものだ。かわいそうに。
まあ、彼がこの悪魔の言う「クソ雑魚な人間」なら、それはいいことだ。下牧タルトの名は圏外に置かれたままになる。]
なるほどね。双子じゃなくて本当によかった。
君にとっても、僕にとってもね。
[その場合多分めちゃくちゃめんどくさいことになると思った。いや、もう既にかなりめんどくさい事態かもしれないが……]
/*
君は何をしているんだ???????
オーケー わかった 少し待ちたまえ
|
あっ、…………!メ、メアリー! お、俺……俺!
[放課後へ至ろうとする時に、 遂に彼女を瞳に収める。 >>247 ああ、メアリー。夏休みの前のキミよりも、 もっとキレイに、可愛くなった、気がするよ。]
…………可愛いな。 やっぱり、可愛いよ。
[その言葉は彼女に届きはしない。 ――届いて欲しくはない。 今の俺じゃキミの隣に居ちゃいけない様な気がして。 まだだ。まだ俺は、化学変化を起こしてないんだ。]
見ててくれ、待っててくれ、メアリー。 俺は"""変わるぜ"""……!
[だから起こして見せよう、粉塵爆発。]
(259) 2022/09/03(Sat) 19時頃
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えっ、ボーカルしかいない……
[野暮なツッコミを入れながらも、マイク(概念)を向けられればわたわたと。]
これは、慣れないテンポだ……、
♪
あー えっとー
首なしその1 葉桐でーす
首なしその2はいませんがー
いや首あるって?
うんうんそうだね
事情はそのうち 話そうおいおい
表の顔はマスター、デス!
作るの大好き おもてなし好き
人畜無害さ(本当に?)本当でーす
でもでも雲行き怪しいね?
これからどうなる 見えないミラーイ!
♪
[唐突に始まった何かに、一瞬呆気にとられたが。マイク(概念)をぶつけられては返さないわけにもいかない。手袋を投げつけられたようなものだ。]
♪
どうしたのかなホラ見せて 痛いところを教えておくれ
羊のかわりに白衣をかぶって
「僕は保健室のけいちゃん先生です。」
狼に気をつけて なんてRed Riding Hoodじゃあるまいし
Beast Dullahan Vampire What’s worse...
Little Little Demonic Brat!
(獣に首無し ヴァンパイア ついでに悪魔のクソガキ)
食べ合わせ?なんて気にしたことがない
胃もたれ?なんて縁がないね
「大きな口の狼さんは、赤ずきんを一口でのみこんでしまいましたとさ。」
物語もパーティーも望んでないが 片付けくらいはしてやるさ
♪
[やたらと流暢な発音で歌い上げると、マイク(概念)を床(概念)に叩きつけた。これで満足か?]
[つれない感じでも歌で振った分には乗ってくるなこいつら。
悪魔はそう認識した。**]
リツは、天を仰いだ。これが点火か――……。
2022/09/03(Sat) 19時半頃
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――!? ちょ、ちょっと待ってください! 俺は王子様なんかじゃ…………ああ!
[こちらの王子様は眉を吊り上げ、 ワナワナと両手を震わせ顔の前へ。 どちらかと言えばお姫様の様な所作。]
…………選ぶのは俺達だけじゃないです。
(275) 2022/09/03(Sat) 19時半頃
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"""メアリーが選ばないとんです!意味がない"""
[その瞬間だけは声を張った!感情の粉塵爆発だ! 今ばかりは大気を待機させておくわけにはいかない! 気体と期待にて炸裂させるべき時!」
[王子様希望者だ!]
(276) 2022/09/03(Sat) 19時半頃
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ま、別にあたしが色々動くのは問題じゃないけど。
出来れば脂の乗った男の血がイチバンだけど。
[ただ、平澤家の家系は思春期に大量の血を欲する、いわゆる『発情期』の特性を色濃く受け継ぐ家系であり。
腹が減ってはなんとやらではあるが、人間の事情など構い無しに血を欲する年代があるのであった**]
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――! ?!??!?!??!?!? ち、違うんだ、メアリー…………。 俺は、……。
[伸びた腕は、メアリーに触れる事無く虚空へ。 走り去る背を追うことも出来ない。 呆然と立ち尽くす背に、声が掛かって。」
ぁっ…………。 おれ、俺は…………分かりました。 後は任せてください。
[小さく一礼と共に芝原と名乗れば、 夕暮れ(>>288)を見送った。 ――……目の前が暗転するかの様な錯覚。 後悔と羞恥が身を震わせた。]
[夏だったら良かったのに。もう脱水とはサヨナラだ。]
(294) 2022/09/03(Sat) 21時頃
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…………ってなんなのよこのマイク!?
[マイク(概念)を向けられて戸惑うものの――――――]
♪
そびえ立つmicrophone受けとるは平澤みなみ
悪魔 首無し microphone投げる狼
lyricbattle拝見お手並み
上手くgroove(まわせ)なきゃcoke一気飲み
あたし実はやべー吸血鬼
中島敦の作品は山月記
デュラハン首ないから無理戴冠式
その狡猾さ北欧神話マジでロキ
流れるlyric 止められないparty time
themeを受けるのは勿論―――――
『バトンはまわった』わよ、お嬢さん?
[丁重にマイクを主()にお返しすれば。]
…………ンなことしてないで、あたしもそろそろ動かなきゃね。
[みなみはため息をつく]
――――理事長先生の、美味しいのかなぁ。
[突っ伏していた理由は、血に飢えていた為。
年齢不詳の国語教師の血はどんな味がするのか興味を示している。]
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[スマホの画面を、フリックする。 放課後の教室で。彼女――メアリーが居ない教室で。 俺はダメだ……キミがキレイでも、俺はこんなんだ。]
……驚かせちゃったかな。 悪いことしたな……。
[だからこそ、画面をフリックする。 表示されるのは決まって花火だ。 大中小、線香花火。時々蛇花火。」
このままじゃだめだ。 メアリーが安心出来る様にならないと。
[熱い意気込みは文化祭に注がれている。 これまでの自分を炸裂させるために。]
(349) 2022/09/04(Sun) 00時頃
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[実際のところは真逆のものだ。
最高位の怪異、バケモノが、その膂力をもってごくごくシンプルに、弱い怪異を握り潰しているに過ぎない。
この地に来たのは随分昔のことだが、これは元々この土地の怪異ではない。
その昔群れからはぐれ、仲間を見つけられず孤独に彷徨った末にこの皆野瀬市に辿り着いた魔狼。
人に化けることから人狼とも呼ばれるが、その正体は高い魔力を持つ狼の魔物。
この世界で最高位の怪異のひとつだ。
なお、高い魔力はほぼ変身に使われているため、戦うとなった場合はステゴロである。力はとてもつよいです。]
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