人狼議事


267 【突発誰歓】蔵書点検の狭間に【5発言RP】

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【人】 営利政府 トレイル

[ 目の前には背中がある
 広い男の、しかし痩せて猫背の後ろ姿だ。
 木机に向かいこちらを振り返ることはない。
 椅子は古く、彼が身じろぎすれば軋んだ音を立てる。
 視線を少し外せば昨日飲んだコーヒーのカップ
 まだ洗われもせずに汚れたテーブルに乗せられていた。
 いや、そこだけじゃない。この部屋は全体的に汚れ埃っぽい。
 その中で机と椅子だけはよく磨かれている。 ]

    それで、この先はどうなるんだい。

[ それはこの背中の男の性質と職業をよく表していた。
 しかし、覗き込んだ先には途切れた文字
 飛び上がるみたいに椅子ごと退いて
 我に返ればバツが悪そうな表情で髪を掻き回す
 驚かされたからというだけの反応じゃない。
 問いへの無言の答えを得て盛大にため息をつく。]

(20) 2017/07/16(Sun) 21時半頃

【人】 営利政府 トレイル


   おやおや、まあまあ。
   それなのに今までずっと動きもしなかったのかい?
   昼寝ならベッドでしたほうがいいんじゃないかな。

   書き終わる前に先生が老いてしまいそうだね。
   もしや未完成のままの本を自分の棺に入れる気で?
   僕しか話し相手がいないからってねえ。

[ それは勘弁願いたい。
 片眉を上げ大袈裟に肩を竦めて見せると
 不健康に白い顔が思いっきり顰められた。
 先生は僕のことがあまり好きではないのだ
 よく知っていることだし、改善するつもりもない。 ]

(21) 2017/07/16(Sun) 21時半頃

【人】 営利政府 トレイル


   先生。
   親は子を選べないけれど、
   物書きは自分が生むキャラクターを選べるんだ
   僕を生んだのもこんな性格にしたのも紛れもなく貴男さ。

[ 何しろそんなことをしては物語が破綻してしまう。
 作家によって生み出されたキャラクターは
 生みの親の手を離れ独り歩きをしてはいけない。
 ね、当たり前のことだろう。
 先生も何も言えなくなったみたいだしね。
 眉間の皺がお前と話したくないだけだと言っているけれど。 ]

(22) 2017/07/16(Sun) 21時半頃

【人】 営利政府 トレイル



   さあさ僕の相手が嫌なら頑張るんだよ大先生。
   世界上の子供達が貴男のファンタジーを待っているのだから。
   ほら、目に浮かぶようだろう?
   この物語を嬉しそうに読む少年少女の姿がね。

[ 肩を叩き、明るく呼びかけたのならば
 分かっていると鼻を鳴らしてまた机と向かい合う。
 その色の悪い唇の端をほんの少し持ち上げたのなら
 掃除をしてくれる誰かも見つけられるかもしれないのに。
 けれど、これが僕の生みの親だった。
 だからそんな先生を見て代わりに笑うんだ。 ]

(23) 2017/07/16(Sun) 21時半頃

【人】 営利政府 トレイル







             ……おやおや、まあまあ。

[ 因みにこの後84分後、筆が乗って来た頃
 色男の王子様の出番を沢山おくれよと言ってみたら
 その言葉は清々しい程に無視された。
 児童文学作家にあるまじき冷たさである。 ]*

(24) 2017/07/16(Sun) 21時半頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2017/07/16(Sun) 21時半頃


【人】 双子 朝顔

[一緒に歩いた下り坂の日射し。
 ふたりきりの花火大会。浴衣の柄。
 手元の線香花火。落ちる火。お線香の香り。

 ――久々の、ひとりの通学路。
 自転車は、蔓に絡めとられてそれきりです。

せんせい。夏は鮮やかなものなのですね。
 生も死も、きらきらと、濃くも刹那に過ぎゆく季節。

夏に限っては、ご自分の故郷の行事や思い出に
 こだわっていらした、『わたし』のせんせい。
とある方の死に顔を睫毛の先まで描いては消し
 消しては仄めかすペン先の揺らぎを、『わたし』は
 かくと分かってはおりませんでした。

 ほんとうに、ややこのよう。お恥ずかしいわ]

(25) 2017/07/16(Sun) 22時頃

【人】 双子 朝顔

 先生、朝顔は忘れません。
 夏の匂いも、楽しさも、寂しさも。

[陰も陽も際立って生彩を放つ夏。
 花萎れてのちも、種を残すでしょう。
 先生の中の故人の面影が『わたし』に託されたように]

 夏の素敵なところ、色んな方にお伝えしてまいります。
 せんせいも、お忘れになっちゃいやよ。
 悲しむばかりでは、いやよ。

(26) 2017/07/16(Sun) 22時頃

【人】 双子 朝顔

 ――いってきます!

[別れがあれば出会いあり。

贔屓目ながら『わたし』は、ええ、朝顔は思います。他の季節にも素敵がたくさんありましたが、生命の夏ほど好ましいものはないと。

三年目の夏、朝顔は外の世界へ送り出されたのでした]

(27) 2017/07/16(Sun) 22時頃

天のお告げ (村建て人)は、メモを貼った。

2017/07/16(Sun) 22時頃


【人】 放蕩者 ホレーショー

[ばあさんが孫に聞かせる昔話は
決まって、どうぶつが出てくるものだった。

ウサギとカメがかけっこをする話だとか。
狼がおばあさんと女の子を食べてしまって、
猟師さんに倒されてしまう話だとか。
ロバがイヌやネコ、ニワトリと
音楽を奏で仲良く暮らすまでのお話とか。

暖炉の前で、孫に聞かせるものがたり。
おれはそれを、シマリスの姿で本の上に座って
心地よい子守唄の代わりとして、聞いていた。]

(28) 2017/07/16(Sun) 22時頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

『ねえ、おばあちゃん。ロバってどういういきもの?』

 「あぁ…それはねぇ。」

[孫に強請られるたびに、ばあさんは微笑んで。
暖炉の前から立ち上がり、"おれ"を抱えて戻ってくる。

そして楽しそうに、おれを開いて語るんだ。]

 「おまえがそういうと思って
  ロバの頁も……ほら。ちゃんとあるんだよ。」

[ばあさんは、元々絵本作家だったらしい。
引退をしたばあさんがおれを描き始めたのは、
まだ小さな孫のため。幼くてもわかるような図鑑を、
自分の手で描いてあげたかったからなんだと。
おれはそう、ばあさんの部屋にいた他の本から聞いた。]

(29) 2017/07/16(Sun) 22時頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

[『ホレーショー』と名付けられた凛々しい犬は。
図鑑の案内役として、最初の頁から最後の頁まで、
至る所に出てきては、その頁のどうぶつの解説をする。
それは白い犬で。黒い首輪をしていた。

……その犬が絵本に描き加えられたのは、
おれが、ばあさんの足元を駆け回り、
靴下をひっかいて我儘を言った次の日だったんだ。

それまでもばあさんはおれが話しかけると、
返事はなくとも微笑むように見えたものだったがな。]

 ばあさん。おれ、気に入ったぞ。
 この犬……すげえ、かっこいいじゃないか。

[───全部は見聞きできなくとも。
ばあさんに、おれの声は届いているのだと。
おれは嬉しくなって。白犬の姿になっては。
孫のための『どうぶつ図鑑』を描くばあさんの足元で
わうん!と、尻尾を振って鳴いたんだ。]

(30) 2017/07/16(Sun) 22時半頃

会計士 ディーンが参加しました。


【人】 会計士 ディーン

[────"読めば死ぬ"。
 そんな本の存在を、ご存知だろうか。

 何て事無い、ただの与太話。
 誰もがそう、一笑に付す存在。
 虚しい噂ばかりが一人旅して、
 遂に誰にも手に取られる事の無くなった、哀れな存在。

 故に、誰が記したかも知られておらず。
 今や、どんな物語なのかを知る人はほんの僅か]

(31) 2017/07/16(Sun) 22時半頃

【人】 会計士 ディーン

[本が作られたのは、随分と昔の話だった。

 作者は、そう。ジョン・ドゥとでもしておこう。
 彼は、ありったけの絶望でもって、
 この世の地獄の様な悲劇を描ききった。
 妥協も慈悲も、一切無く。
 ただ只管、自らの嘆きを表現する一つの手段として。

 絶望の物語が綴られるのを、
 主人公の男は、いつもの顰めっ面で見詰めていた。
 悲劇の主人公。
 そうあれかしと望まれるがまま、、
 生まれたその瞬間から、笑顔というものを知らない]

(32) 2017/07/16(Sun) 22時半頃

【人】 会計士 ディーン

[やがて本は完成し、売り出され。
 最初の内は人目につく事もあったが、
 その過激な内容から、忌み嫌われる様になった。
 そしてその大半が、焚書されてしまったという。

 それならそれで、幸運だったろう。
 読む者は少なくとも、
 一部の書痴に愛でられるのなら、それで。

 この本の悲劇は、要らぬ噂を招いた事。
 ただそれは、ジョンからしたら、
 望む所だったのかもしれない。

 その本の"存在"は、少なくとも
 その時代を生きた人々の心に、刻み込まれたのだから]

(33) 2017/07/16(Sun) 22時半頃

【人】 会計士 ディーン

[死を呼ぶという噂が偽りだろうと、
 そんな本を手元に置く人間なんて、そう居はしない。

 偶然それを手に入れた善人だろうが、
 噂を聞きつけ手に入れた奇人だろうが。
 その本を手に入れた人間は、
 噂を聞くか、その絶望的な内容を読み、
 誰もがすぐに、手放してゆく。
 
 再び古書店に並ぶその本を前に、
 "嗚呼 あの本がまた、持ち主を殺したんだ"。
 そう囁きあう姿が、よく見られた。

 手に取られたかと思えば、すぐに他の誰かの手元へ。
 目まぐるしく変わる、己の所有者。
 うんざり。そう表現するのが正しい。
 男はいつだって、自分の居場所を求めていた]

(34) 2017/07/16(Sun) 22時半頃

【人】 会計士 ディーン

 
  一人、二人、三人、四人。
  ────……さて、後何人でしょう。

[その本を横目で見て、素通りしていく人々の数。
 その数ばかりが増えて、
 つくしかった装丁は、日毎輝きをうしなってゆく。

 物語の主人公としてつくられた日の事など、
 遠い記憶。覚えていない。
 哀れな本、その悲劇の主人公として
 男はただ、其処に存在するだけ。

 そうして今日もまた、男は居場所を無くすのだ。
 次は何処にゆくのだろう。嗚呼……

           ────もう、うんざりだ**]

(35) 2017/07/16(Sun) 22時半頃

会計士 ディーンは、メモを貼った。

2017/07/16(Sun) 22時半頃


お散歩隊長 アシモフが参加しました。


【人】 お散歩隊長 アシモフ


   [ ねえ先生、ボクの次の相棒は誰なのかな! ]
 

(36) 2017/07/16(Sun) 22時半頃

【人】 革命家 モンド

奴らに死を!奴らに死を!
今こそ自由を!今こそ自由を!

剣を取れ!戦え!殺せ!

・・・ああ、これは俺のあるべき姿だ。

だが違う。何か・・・俺はもっと、別のものを見てみたい。

(37) 2017/07/16(Sun) 22時半頃

【人】 お散歩隊長 アシモフ


 [ いくつかの、ぼうけんのおはなし。
  もしかしたら、恋のお話。怖いお話。
  紙にペンを走らせる先生いわく、
  ボクが出てくるこの本は、
  "おむにばす" っていうんだって。
  
  おんなのこも、おとこのこも、
  おじいさんもおばあさんも、
  たくさんの人が主人公で出てくる、色んな物語。
  
  でも、だけどたったひとつ、先生のこだわり。
  全部のお話に共通して出てくる登場人物が、
  このボクなんだ。 ]
 

(38) 2017/07/16(Sun) 22時半頃

天のお告げ (村建て人)は、メモを貼った。

2017/07/16(Sun) 23時頃


【人】 革命家 モンド

幾度となく叫ぶ己の元(ベース)。

これは・・・狂気か。

俺のベースは狂気に満ちている。
火刑台が近付くにつれ、より強く。

激しく燃える憎悪の炎は、伝記の中の俺をも蝕む。

・・・あるいは、創られた時には既に。

(39) 2017/07/16(Sun) 23時頃

【人】 お散歩隊長 アシモフ


 [ あるときは彷徨い、
  見つけて貰った主人公にご飯を貰ったり、
  あるときは主人公と敵対して、咥えた針で戦ったり。

  主人公そのものになれない、
  物語の間をお散歩するボクだけど。
  でもでも、それだって、先生の紡ぐ物語を見られれば、
  きっと幸せなんだよ。

  ねずみだからって馬鹿にしちゃあいけない。
  ボクはみんなの言葉が分かるよ。
  だって大好きな先生のねずみだからね! ]
 

(40) 2017/07/16(Sun) 23時頃

青い鳥 デメテルが参加しました。


【人】 青い鳥 デメテル


 「しあわせはすぐそばにあっても、なかなか気がつかない。
  それはとても、もったいないことだと、思わないかい?」
 
 

(41) 2017/07/16(Sun) 23時頃

【人】 青い鳥 デメテル

[そんな口癖を持つ作者は、
 自分が執筆した本を通して、読んでくれた人に
 当たり前の幸せの尊さを、広めたいようだった。

 世界じゅうの子どもたちが、幸せになれるように。
 幸せを、見つけられるように。
 作者はそう口にしては、筆を進めていく。

 わたしは、そんな
 優しくて博愛主義の作者の顔を見上げながら。
 くすりと微笑んだ。]

(42) 2017/07/16(Sun) 23時頃

【人】 お散歩隊長 アシモフ


 [ たくさん、たくさん。
  時が経って物語も増えていけば、最後には。
  かたちになって、あるところへ行くんだって、
  先生は満足そうに呟いていた。

  "いってきます"をするときの、
  先生とボクとの思いは、きっと同じだったよ。
  もしかしたら、主人公 ── もとい、
  ボクのたくさんの相棒たちも、
  同じだったかもしれない。 ]
 

(43) 2017/07/16(Sun) 23時頃

【人】 営利政府 トレイル


[ 人間と獣、二つの国の戦いを描くストーリー
 主人公に聖なる銀の剣を授ける人の国の王子
 それが物語の始まりでの僕の役目である。

 主人公、彼は輝く剣と共に旅に出る
 悪しき敵を斬り捨て、美しい娘を助け
 時には秘宝を見つけ仲間と喜び合い
 心優しい獣に出会い価値観が揺らぐこともある。
 広い世界を知って大人になっていくのだ。

 見送るばかりの王子には知り得ない筈のその内容を
 じっくり読み耽り、息をつく。 ]

(44) 2017/07/16(Sun) 23時頃

天のお告げ (村建て人)は、メモを貼った。

2017/07/16(Sun) 23時頃


【人】 営利政府 トレイル


   悪魔が出てくるのは少し唐突だけれど


   面白くなってきたじゃないか、ねえ。
   これはきっと先生のヒット作になるよ、間違いないさ。
    
   そうしたらもっといい部屋に住めるよ
   掃除婦……
   いいや、ちゃんとした伴侶だって望めるかもね。

[ そしてその時、君は
 自らの本の登場人物などと話す必要は無くなるのだ。 ]

(45) 2017/07/16(Sun) 23時頃

【人】 青い鳥 デメテル


 ──そうね。その通りだよ、パパ。
 
 幸せは、すぐそばにある。 
 いつ、どこであっても、みんなのそばにある。


 ……パパ。
 もっと、もっと、愛にあふれた世の中になってほしいよね。
 些細なしあわせの大切さ、わたしがみんなにひろめるから。

(46) 2017/07/16(Sun) 23時頃

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