314 突然キャラソンを歌い出す村5
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♪ 『強欲の歌』 ♪
はじめから知ってることなんて たかが知れているけれど
知という友 本という人 行きずりや道端の石にさえ 求めて求め 欲している
さらに輝や夢の先 対な鈴の音 夕暮の旋律に黒い帳が舞い降りても 内なる熱が 弾けるように
みなみの傾斜を平にして行く いっそ牧歌のごとき若い藍色が ゆかんとする道を隠せども 日食で陰り海が鳴こうとも
(453) 2022/09/08(Thu) 20時半頃
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暖炉に絶え間なく薪をくべるかのよに 求めて求め 欲している その花を
俺は俺の道を行く この地球の上で 欲しいもの手に入れるために 全て俺のものだと言うために
(454) 2022/09/08(Thu) 20時半頃
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しかし!!! やっぱりチトは最高だな…っ!! さすが俺の後輩だ、 俺のあとを託すなら、お前しかない…っ!!
[勿論柊木もそのつもりだったのだ>>297。 こんなに自分に呼応してくれる人間なんて中々いない。俺にとってはチトがはじめてだ。手はつないだまま、肩をバンバンと叩いた。そんなに痛くはないはずだ。]
だが花火の完成度が足りないな、 基本に忠実によくできているがあと一歩、 どこが足りないか改めて検証しよう!!
まずはそうだな、今の花火の設計図を改めて、 いやその前に打ちあがった後の残骸にもヒントが、 ああ、 やりたい事が多すぎるな……。 どこから手を付けたものか──…。
(455) 2022/09/08(Thu) 20時半頃
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― 昼休み 学園廊下 ―
柊木くん? さあ、僕は……
[言いかけて、昨夜聞いた話>>2:89を思い出す。]
ああ、昨日。 逢魔が時……君知ってるっけ。夕暮れとか名乗っているみたいだけど。 とにかく、それと一緒にいたと聞いたよ。 追儺くんと下牧くん……姉の方ね。その二人も一緒だったようだけど。
[若林は、逢魔が時の権能が人間にまで及ぶことを知らなかった。だから、それが本当に直接的な原因とまでは思い至らない。]
(456) 2022/09/08(Thu) 20時半頃
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僕ね、鼻が利くんだ。
[保健室にたびたび来る禰多が、人でないことには勿論、気付いていた。様子を気にしていた>>0:133のはそれもあった。どういうつもりでこの学園にいるのか確かめようという気があった。 結果よくわからんが無害と判断して、特に理事長に報告もしなかった。そういうところだ。]
そう。今会って思い出したよ。 昨日、理事長から君の匂いがしたから。 ……彼に何か、してくれたのかな。
ああ、いや、君が理事長に危害を加えたとは思ってないよ。そっちは知ってるから。
[今からとっちめに行くところ。と、何やら寒気のする笑顔でそう付け足された。*]
(457) 2022/09/08(Thu) 21時頃
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[パァン!とまた柊木の周りで花火が咲いた。 情熱が溢れる、やりたい事が溢れる、周りが見えなくなる、
柊木の、闇の力への精神的な代償はこれだ。 今の柊木は欲に弱い。 理性を情熱がぶっ飛ばしており、 ただ楽しい事を!ド派手な事を! やりたい事を!やっていたのである。
だからこそ、今後、文化祭で爆発が忌避されるのではとか、化学部の立ち位置がどうなるかとか、そう言った細かい事を考えられていないのだ。 チトの違和感>>410の正体はここだろう。
しかし矛先を逸らされたのは一瞬だ。]
ああ、いや、いかん。 まだ花火大会が終わってなかったな!
終わって、…
(458) 2022/09/08(Thu) 21時頃
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[ ”ホンモノ”を求めた 真理の名のもと この世の仕組みを 解き明かさんと
不必要な酸素はexplosion 実験の邪魔
かがやく花火を 打ち上げようよ一緒に
…… 時間差で、歌がしみ込んでくる。]
…… 一緒に、打ち上げたかったがな。 本物の花火を。
俺は、 無理だ。
[呟く、チトを見た。*]
(459) 2022/09/08(Thu) 21時頃
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――廊下で――
[>>446離れろ、と声が上がったなら、素直に数歩離れたろう。 特段何をしていたではないが、本来学園に無関係な人物が生徒に近づいていた場合この反応が正しい。]
私から能動的に危害を加えることはせんよ。 願われるならば別だが。
[たとえそれは詭弁だと苦言申されたとしても、否生徒の権利だと逢魔が時は宣うだろう。]
(460) 2022/09/08(Thu) 21時頃
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― 昼休み 学園廊下 ―
[さて、首無しの狼に対する印象>>334は概ね正しい。 若林は学園の生徒だってちゃんと大切にしているつもりがある。理事長の大事な生徒だからだ。
彼が大事だから、彼の大事なものを守るのは当然だ。 彼が重要だから、彼の重んじることに従うのは当然だ。
彼が大好きだから、彼がそうしようと思ったことの邪魔はしないのだ。]
(461) 2022/09/08(Thu) 21時頃
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[彼の無事を第一とするなら、さっさと首無しを襲ってしまうべきだった。そういう意図を含んだ提案>>2:254だってした。 あるいは、対話したいと言った彼に無理にでもついていくべきだった。 けれど最終的に、声なき声>>2:352で首無しに伝えることを選んだ。
狼の目には、首無しは平和主義者に見えていたからだ。
今は判断を誤ったと思っている。 けれど、考えてみれば当然の話。
人でない者同士だからというだけで、わかり合えるなんてことはない。]
(462) 2022/09/08(Thu) 21時頃
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[続けて、石炉の疑問に答えよう>>411。]
今がそう、と言っているのではない。そういった『仕組み』の話だ。 姫は王子とただ出会って結ばれるわけではない。それでは物語は作られない。 漫画に例えようか? 少年は生まれてこの方無敗で覇者になるのではなく、好敵手や悪辣なものへの惜敗を超えて王者になる。
そうした『仕組み』、ある種の『不自由』を疎んで、あれは力を求めたのだと、私は認識している。
[正確には、仕組みに組み込まれたこと、不自由に組み込まれたこと、だろうが。 そこは逢魔が時自身の行為由来でもあるため、敢えて秘めた。]
(463) 2022/09/08(Thu) 21時頃
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鬼火に似ていると言うなら、そうだろうな。 あれは闇を受け入れたのだから。
[力の源流は同じところから来ている。]
(464) 2022/09/08(Thu) 21時頃
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息子の「ようなもの」だ。 私に子はいない。
[>>412関係性に驚きの声が上がるなら、またかと眉を顰める。感情の動きが大きな子供は得意でない。 否定の響きに思わず苦いものが混じってしまった。 「も」という響きに引っかかりを覚えるが、そういえばいくらかこの学園には長命の類いがいたな、と思い直す。
なお、その息子のようなものが己の行いの結果、忠犬に牙を剥かれようとしている>>457ところだが、知ったことではない。]
(465) 2022/09/08(Thu) 21時頃
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[正直若林は首無しを積極的に探すつもりがなかった。この瞬間までは。
理事長の命は無事だったし、自分は養護教諭として変わらず生徒達を見守らなければならない。本当はそれすらもほっぽりだして彼のそばにいたい。でもそんなことをすればきっと彼は怒る。怒らなくても悲しい顔はするだろうし嫌われてしまうかもしれない。だから出勤してきた。
要するに若林は朝から虫の居所が悪く、爆発騒ぎで機嫌は更に傾き、遠くに行ったなら別にもういいかと思っていた下手人がこともあろうに戻ってきたことで、つまりとても"怖いの">>336になっていた。予感は正しい。
いくら普段おとなしくても、のこのこと狼の鼻先をうろつけば、噛みつかれるに決まっている。
爆発騒ぎの光がバックライトのように、廊下を歩く保健医の姿を照らし出す――]
(466) 2022/09/08(Thu) 21時頃
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♪ ――Guilty or Guilty!
領域侵犯のHeadlessは何処だ? わかってんだ 出ておいで(woof!)
Well,well! こんなところにお隠れで? ああ残念 一足遅かった
――Guilty and Guilty!
見通しの甘いHeadlessは何処だ? なあ狼の鼻を舐めるなよ(woof!)
(HurryHurryHurry!)
Well,well! 聞こえるよ君の噂 ああもうすぐ 聞こえるかな僕の"声"―― ♪
(467) 2022/09/08(Thu) 21時頃
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― 昼休み 学園廊下 ―
こんなところにいたんですね。 まさか学園に隠れるなんて……僕のこと舐めてます?
[そうして校内をしばらくうろついた後、若林は目的の人物を発見したのだった。 口元には薄い笑み。目は笑っていない。絶対零度というやつだ。**]
(468) 2022/09/08(Thu) 21時頃
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[そうして少しの落ち着きを取り戻し、 漸く周囲を見回すと、]
ずりやん、てるるも来てたのか。
[ユウもいたならそちらの名前も呼ぶだろう。*]
……おまえらも、俺を止めに来たのか?
(469) 2022/09/08(Thu) 21時頃
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ところで。 昨日ぶりだな。『姫』はどうしている?
[道行きに見覚えのある赤毛がいれば、愉しげにそう問うた*]
(470) 2022/09/08(Thu) 21時頃
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─ 昼休み/桃園学園:屋上 ─
[共に歌って花火を打ち上げて! 知らず声を張っていたのだろう、 少し息を切らせて先輩の歌を聞いた。>>453>>454
暗くそれでいて、どこか懐かしく、 胸が痛くなるような響きのその歌を。]
…――――――、
[けれどそれにコメントを返すより前に、 バンバンと親しく肩が叩かれる>>455 大好きな先輩の手に、チトは少し泣き笑いのような顔をした。 そんなに痛くなかったはずだったのに。]
(471) 2022/09/08(Thu) 21時頃
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あ…当たり前っ、ですよ! 先輩にもっと教えて貰って、やらなきゃ、
…あっ、でも最初の見ましたか?? あれはこないだ、先輩のアドバイスを元に 僕が一人で作ったんです!ちゃんと打ち上がりました!
それに、それに―――…
それ、に、
[じわ。と、景色が歪んだ。 泣いていると自覚したのは、その後だ。]
(472) 2022/09/08(Thu) 21時頃
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どうしてですか!??
力で、貰ったものなんて何も自分のものじゃない! そんなの自分の手でつかんだものなんかじゃない!!!
先輩はずっと、自分が真理を解き明かすって、 そう言っていたじゃないですか!! 人に答えを貰って、それで嬉しいんですか!?
この、花火もどきだって……っ!!!
[ぱぱっ!と散った、プロジェクションマッピングもどき花火を手で振り払う。大好きな先輩の花火だけども。]
(473) 2022/09/08(Thu) 21時頃
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全っっ然!!! だめです!!!
これは先輩が頑張って、 先輩がやったものじゃないんでしょう? 人に貰った力で見せる花火なんて、僕たちの花火じゃない!
(irreversible reaction?)(no!!!)
(474) 2022/09/08(Thu) 21時頃
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いいえ!!!
一緒に、花火を、打ち上げるんです。 そう約束、したじゃないですか!!!!
[去年はたったの5発だった。 だからリベンジしようと誓ったのだ、二人で!>>1:630]
(475) 2022/09/08(Thu) 21時頃
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……………っ……
[やくそく。と言い募る言葉を飲み込んで、 柊木の言葉>>469に涙でぐちゃぐちゃになった顔を向ける。 悔しさにぐっと口を噛み締めて、大事な先輩を涙目で睨んだ。*]
(476) 2022/09/08(Thu) 21時頃
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─ 昼休み 廊下 ─
["あれ"といた。その情報に侑伽の纏う雰囲気に怒りにも近い不機嫌が混ざる。 何をするからどう、という訳ではない。何よりも本能的忌避感からくる嫌悪感ゆえである。 それ自体を表す呼称を受け入れず、ずっと"あれ"と認識しているのも、その延長のようなものだ。
化学部の手伝いに引き入れたというし、共にいることもあるのだろうが……顔ぶれの意味するところはよくわからない。ひとまず、覚えておくことにする。]
ああ……先生、獣系っぽいですもんね。 食事が……。
[納得を返す。侑伽もまた、この教師は人ではないのでは……ということは何となく察していた。主に食事の量と内容で。 ベッドを借りて横になりつつ、ぼんやり起きているときに遭遇したことが幾度かある。 人の常識の外を知らなければ、ただの大食いと捉えられるのかもしれないが。]
(477) 2022/09/08(Thu) 21時頃
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……大したことは、出来てないです。 向こうが、紅杜先生に死をもたらそうとしたとき。 それが眠りに置き換わる可能性を、少し作ったくらいで。
[もしも相手に、そもそも命を奪う気がなかった場合。 それが軽減されたかは、掛けられた本人が、どう捉えてくれたかにもよる。 その辺り、とかく不安定なのである。]
とっちめに、って……フィオーレのマスターを?
[今?と、少し意外だったもので。つい、口にしてしまった。**]
(478) 2022/09/08(Thu) 21時頃
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― 校内・廊下 ―
ったく――。 どういうことなんだよ!
[校内を駆ける。宛も無く。 今は授業中か、休み時間が。いずれにしろ、 この騒ぎが全てを打ち上げているだろう。]
――ダメだ、触らない方が良い。 大丈夫だと思うけどもしもがあるからさ。
[時折足を止めれば、触れようとする生徒を制止する。 しっかりと化学部に在籍していなかったのが 功を制したのか、朧気でありながらも 事態の正体を薄っすらと掴めている。]
(479) 2022/09/08(Thu) 21時半頃
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やっぱりヒイラギ先輩の仕業なのか? ……いや、……違う。 ぶっ飛んでてもここまでぶっ飛んでない筈だ。
[息を切らしつつ、思考を巡らせる。 違う、違う筈だ。楽しみたいのは間違い無い。 だがこんな形ではない筈だろうと――……。
――息を、継ぐ。]
(480) 2022/09/08(Thu) 21時半頃
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─ 昼休み、1F廊下 ─>>429>>430>>433
はあ?も〜〜先輩〜〜! こういうタイミングで冗談言う〜??
[はあーーーとまた大きくため息を吐くも、 表情はやや曇っている。]
あんたのそれ、全部可能性あるってことでしょーが! テキトーかどうかなんて関係ないのよねえ!?
["嘘"ではなく"テキトー"で上がるものなら、 全部ありうる出来事だろう。 もちろん、杞憂であるに越したことはないが…]
(481) 2022/09/08(Thu) 21時半頃
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