人狼議事


270 食人村忌譚

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 かあ、ちゃ……ん。


[生温い風に四つ足は目を覚ます。
本来なら雪解けもまだ先、鼻先を掠めるのは
生木を凍らせる張り詰めた大気。

だが今、四つ足の鼻を湿らせるのは温度を持った風。
命の気配を湛えているくせに、ぼたぼたと零していく。

にぃ、と嗤った四つ足の口は深く裂けて、
赤い舌が鋭い牙を研ぎ直すように舐め拭いた]


 グルルルル……。

[低い唸り声が喉の奥から漏れる。
前後に動く耳は片方しかないが、四方から聴こえる音を
逃すことは無い。

匂いと音を頼りに四つ足は雪に足を沈めながら
慎重に進めていく。

後ろから付いてくる仲間たちも真似ながら進む先に。
遠く遠くに雪に埋もれてある動物が
群れて住まう場所があった。

普段余程腹を空かせない限り、獣は近付かない場所]


[だが離れて動くドングリの様な影が見えて。

四つ足たちは動きを止めた。
そうして風下になるようにゆっくりゆっくり位置を変え、
雪の溜まり場に身を潜め。

茶褐色の毛並みの四つ足が距離を詰める。

どうしてその動物達がここにいるのか。
四つ足には関係なかった。

ただ、腹の膨らんだ柔らかそうな肉の匂いを
運ぶ動物たちに目をぎらつかせ。

道標のように赤い筋を付けた雪の上を、
一拍置いて一気に駆け抜けた]


 ガルルルルッッッ!!

[この動物たちは群れになっても牙はなく、
時として火を噴く道具を使うのは知っていた。
だからまずその群れの首領を狙い、顔を潰す。

たちまち統制を失った動物の群れなど
後は好きに食い殺すだけだ。

これだけあれば暫く群れは生き抜いていくだろう。

早速柔らかで栄養満点な
腹の中身から食らい付いて気付く。

この血も肉も、この動物独特のものか。
何処かで口にした覚えがあった]



[何処でだったか。

牙を深紅に染めた獣は少し悩むような素振りを見せたが、
すぐに邪魔が入らぬうちにと、ガツガツと
食い進める。


何一つ変わっていない。

          獣が家畜を食い殺しては生きる話**]


[崩れ落ちた、短い刀の刺さった身体
最期の鳴き声に触れて、ススムは眼を閉じる。

望みは叶わなかった。
人として生きる事
獣のように、喰って交わり死ぬだけの一生ではなく
誰ぞの役に立てる事、知識を追いかける事
身体だけでなく、情のある交わりを持つ事

どれ一つ成し遂げぬまま
意識が薄れていく]



 ――――僕も、誰かと


[その後、何年経っても

ススムのような青年が
村に生まれる事は無かった**]


【人】 薔薇∴十字 ススム

[娘は静かに微笑んだ。
弔い場に吹く風が、彼女の黒髪を靡かせる]

 喉と舌は私が頂きます。
 彼の声が、とても愛しかったから

 嗚呼、次の人生でもまた
 私と出会ってくださいますように 
 私の隣で歌ってくれますように

[解体を終えた肉塊に向けて
瞳を細めて、歌う。
今日は娘が添い遂げようとした男の
儀式の日]

(68) Ayame 2017/12/07(Thu) 00時半頃

【人】 薔薇∴十字 ススム

[彼ひとりが女を独占しては
仔の数が減ってしまう
故に儀式の贄として選ばれた]

 そうして、
 いつか、私が死ぬときは
 きっと貴方に脳髄を食べて頂くの。

[うら若い乙女が頬を染めて
夢を見るような瞳で語るは、己の死肉の話]

(69) Ayame 2017/12/07(Thu) 00時半頃

【人】 薔薇∴十字 ススム

 貴方の血肉が私の一部になる
 いつか生まれる貴方が、私を喰らう
 嗚呼、なんて素晴らしいんでしょう。

 獣なんかには、真似できない
 これが、私たちの愛の形

[まだ火も通さぬ舌を切り分けてもらい
滴る血を舐め啜る
娘の唇が紅を引いたように染まる]

(70) Ayame 2017/12/07(Thu) 00時半頃

【人】 薔薇∴十字 ススム

 ほら、矢張り

 豚や牛なんて
 比べ物にならないほど、美味しいわ**

(71) Ayame 2017/12/07(Thu) 00時半頃

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