人狼議事


270 食人村忌譚

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亡命同盟 エツコは、メモを貼った。

2017/11/25(Sat) 01時半頃


 あーあ。
 やっぱりまた増えてるのか。

[盛りの家畜は増えるのが早い。
鼠よりはマシだが、と。
草を潰す音に力が籠る。

やはり早く年頃の女は潰しておかないと。

さてどうするか、と意識は明後日。
そぞろで作った調合の量が間違えていたとしても、
石動が弟を食べる日が近くなるだけだ**]


[其れは完全にススムの失態であった。

牛の舌を味わう事で
不味い人の肉など矢張り不要だと
決意も新たに先ず向かった愛理の元
その辺の農家から持ち出した鉈を手に夜着姿で
夜這いでもかけるかのようにそっと、忍び込んだ

眠る彼女へ、一振り。
峰の方で頭部を殴って目覚めぬようにし
倒れた彼女の首を刃の方で掻き切った。
すっぱりと割れた首の皮の間から、どくどくと血が流れ
床に溜まってゆく

命を奪うというのは
思ったよりもあっけない]


[彼女を吊るそうとしたところで
この家に、丁度良い縄が無い事に気が付いた。
これでは上手く解体出来ない。
出来るところまで、と足先から刃を入れ皮一枚剥ごうとしたが
肉と皮の境目を綺麗に削いでいくのは至難の業だった。
足首を超えたあたりで、下脚の肉に刃が食い込んでしまった。

皮を剥ぐのはあきらめ、一度鉈を引き抜いて
頭部を切断しようとする。
何度も何度も首に刃をふるい、漸く胴体から離れた頃には
随分体力を奪われてしまっていた。
これ程力のいる作業を、江津子はこなしていたのかと
改めて知る事実が一つ]


[満足な血抜きもしないまま、愛理の衣服を切り裂いて
内臓を取り出そうと、後肢を開き
陰部をあらわにして、鼠径部からゆっくりと力を込めて
臍へ向けて刃を入れる。
仔を孕ませる子宮から、摘出しようと思ったのだ。
腹の皮をぺろりと捲ったその向こうに
望む部位があった。
けれどススムには、其れが”そう”である確信がない。
何より灯りを付けぬ作業では、これ以上進めるのは困難だ。

知識だけを手にした初めての解体は
その時点で断念する事になる]


[僅かな落胆はあったが
これから始める殺処分の一人目を終えた事への満足感はある。
次はもっと準備をして、うまく捌いてみせよう。
失敗を糧に、成長すればいいと
反省を胸に、汚れた衣服のまま家へ戻る。
転がった頭と、下腹部を割いた胴体を放置して。

脱ぎ捨てた衣服に使った鉈を包んで、炉の中へかくしておいた。
夜着が無くなってしまったが、致し方あるまい。
次からは汚さぬように気を付けなくては

身体にこびりついた血を水で洗い清め
寒さに身を震わせながら、薄い布団に潜り込んだ。

ススムはすっかり忘れていた。
己にとっては理由のある殺人が
家畜共にとっては、禁忌に触れてしまう事を**]


【人】 亡命同盟 エツコ

―深夜/自宅で―

[行燈に灯が揺れる中、行李の中を探っていく
 櫻子に纏わす古着>>1:173を探すも、
 出てくるものは、闇に溶け込むような、黒衣ばかり
 一人息子の大美の服は、独り立ちの日にすべて託した
 着飾る彼女に相応しい衣を探るうちに、
 昔のものへ、昔のものへと遡り――――]

……まだ、残っていたんですね

[広げて掲げてみたものは、フリルのついた洋装のドレス
 黄ばみ、霞こそすれど、優雅な白は、そのままに
 遠い遠くの彼方を彷徨う、かつての記憶を蘇らせる]

(16) 2017/11/25(Sat) 16時半頃

【人】 亡命同盟 エツコ

―回想/40年前の出来事―

[古事記>>1:250の冒頭を飾る神、
 『イザナギ』を祀る神社があったという
 遠い遠いかの地へ参りに、馬車で山道を揺られていた

 廃刀令を守らぬ賊に、襲われたのはその時のこと
 家族も御者も切り捨てられる中、
 1人山へと逃げ込んで、彷徨ったのは幾日か

 もはやこれまでと運命を受け入れようとした刹那、
 辿り着いた山村は、少女を迎え入れてくれた
 ゆっくり休んでいくといい
 さあさ、これをお上がりなさい

 いくら休んでも構わない
 食べてしまって、構わない

 ただし――――――――]

(17) 2017/11/25(Sat) 16時半頃

【人】 亡命同盟 エツコ

[ともに食事を交わしたならば、
 もう、ここから出ては、いけないよ――――

 『イザナギ』の妹であり、妻でもあった夫婦神
 お産がもとで命を落とし、黄泉の国で食事をとった
 『イザナミ』がそうで、あるように]

―回想/40年前の出来事―

(18) 2017/11/25(Sat) 16時半頃

【人】 亡命同盟 エツコ

―深夜/自宅で―

長い、時が経ちましたね

[それから早40年、いくつも戸惑いを持ちながら、
 因習>>0:#0を受け入れ生きてきた
 進の気持>>1:162と近しいものもあったのだろうか
 自分もまた、役立つべく、一員なるべく、
 血濡れた生業を選び取り、懸命に生きてきた]

たくさんのことが、ありましたね

[けれど、時折突きつけられる、
 生まれに端を発する、根元の違い>>0:70
 狂っているとは言わぬまでも、
 溶け込み切れず、異物を孕んだ『余所者』の意識が、
 己を捕えて、放さない。
 真の幸は得られぬのだと、同じ性の我が子さえも、
 手放す>>1:23ほどに、囚われている]

(19) 2017/11/25(Sat) 16時半頃

【人】 亡命同盟 エツコ

[掲げたドレスが、視界で霞む
 耳も、はるかに遠くなった
 石女の牝牛を一撃で屠ったかどうかも、
 もはや分からなくなっており>>0:7
 逃げ出した鶏>>1:42の存在にさえ、
 気づけぬことも、ままにある

 若い容>>13とは、もう違う
 年をとった 五感も鈍った
 業を受けついてくれる若者>>1:215も、
 今日、できたと言えるのかもしれない

 運命(さだめ)の時は、存外近いのかもしれませんね

 この時、寂しく微笑んだ江津子の元には、
 容の気配も、近所の狂乱も、
 ついぞ、届いていなかった*]

(20) 2017/11/25(Sat) 16時半頃

亡命同盟 エツコは、メモを貼った。

2017/11/25(Sat) 16時半頃


【人】 亡命同盟 エツコ

―翌日/自宅―

進さんは、道具を持っていらっしゃるんでしょうか……

[櫻子への古着、結局選んだおそろいの黒衣を手に、
 腰の鉈を撫でながら、呟いた
 江津子は鉈一本で、すべてをこなす
 ならば、いずれはこれを託すべきかと思案している最中、
 戸口を叩く音に気付いて、表へと顔を出す
 そこには、幾人かの村の者
 気色ばんで、口々に話しかけてきた]

愛理さんが……亡くなられたんですか
…………殺され、た

[若いまま死んでいく者も多い>>1:293村ではあるが
 聞かされた『絶対の禁忌』に目を見開く
 立ち合ってはいないまでも、聞かされる現場の惨状
 それは、人の手による、凶行]

(21) 2017/11/25(Sat) 17時半頃

【人】 亡命同盟 エツコ

……申し訳ありません
私は、何も聞いていません 見ていません……

[幾らか離れた場所での出来事>>12ゆえに、
 見聞きしたものはないかと問われるも、
 こんな答えしか導き出せない

『些細なことでいいだ 何か気付いたことはなかったかい』

 ごめんなさい 分かりません

『何でもいいんだ 何とか思い出してくれないか』

 本当に、何も分からないんです

 無為の問答は、幾度か重ねられ、
 やがて、場にいる誰かが訝しげに、
 こんなことを、口にした]

(22) 2017/11/25(Sat) 17時半頃

【人】 亡命同盟 エツコ

『おかしいなぁ、気づかねぇはず、ないんだけどなぁ』

[瞬間、体の中で何かが弾けた
 ふるふると、小さく体が震え、
 指が、無意識に腰へと向かう]

私を……疑って、いるんですか……

[『余所者』――――だから?
 これだけ長い時を忍んで生きてきたのに、
 『余所者』だからと疑っているのか

 人の口には戸は立てられぬ
 熊を殺せど、男を震えあがらせど、
 江津子の正体を伝え聞いているものはいたことだろう
 知ってしまった者に乞われれば、
 口外せぬことを条件に、
 こっそり異国の話を語ってやったこともある
 それは異端なことではあろうけど、
 だからって だからって――――]

(23) 2017/11/25(Sat) 17時半頃

【人】 亡命同盟 エツコ

[このまま沈黙が続いていれば、怒りにまかせて腰の鉈を、
 振るってしまっていたかもしれない]

そうですか……翁様が集会所へと

[門前の者の代わりに感情を殺し、飲み込んだ
 分かっていたことではないか
 平時の時ならいざ知らず、有事の時となるならば
 異端を抱えた自分が、たとえ後ろ指をさされたとしても
 それは、やむを得ないことなのだと]

すぐに、参りましょう

[腰に鉈を引き下げて、古着の黒衣を手にしたまま、
 集会所へと歩みを進めた*]

(24) 2017/11/25(Sat) 17時半頃

【人】 亡命同盟 エツコ

―集会所―

[ここには、ひと際大きな家屋が立つ
 一通りの設備が揃い、細かく部屋の区切られた
 居住もできる、複数階建の建物だ。
 翁の命>>#1>>#2は、外の広間で行われた]

酷い…………

[どれほどの者が、ここに集っていたのだろうか
 『命』>>27の対象となるものは、伝え聞けたことだろう
 その場にいないものにも、やがては伝わることだろう]

(29) 2017/11/25(Sat) 18時頃

【人】 亡命同盟 エツコ

[ここまでで、どんな経緯を辿ったってきたのか、
 茣蓙(ござ)に包まれた愛理の遺体も、この場にあった]

全員、死んで構わないということですね

[去っていく翁の背を見て呟く
 拘束はされないと言われた
 しかし、愛理の死体は置いて行かれた
 『命』を受けた者たちだけ、関係する者たちだけで、
 全てを解決しろと言う証左だろうか
 事実を受け入れるのは少し、時間がかかってしまったかもしれない]

(30) 2017/11/25(Sat) 18時頃

【人】 亡命同盟 エツコ

どなたか、手伝っていただけますか

[どれだけ時が過ぎたころか、
 やがて、江津子は茣蓙に包まれた愛理のことを、
 集会所の炊事場へと運ぼうと提案する]

弔わなくては、なりませんから――――

[解体し、調理をし、ここにいる者たちで食さなければと
 誰かとともにいたとしても、
 その後は口数も少なくなって、
 黙々と手を動かして行ったことだろう* *]

(31) 2017/11/25(Sat) 18時頃

亡命同盟 エツコは、メモを貼った。

2017/11/25(Sat) 18時半頃


[茣蓙の中身を確認しながら理由を探す。

俺が選ばれた理由。

不穏な心持を勘付かれたか、それとも
秘密裏に始末してくれると思ったのか。

どちらでも構わない。
大っぴらに家畜を処分出来る理由をくれたのだから。

出来ればいない事を願ったが、
大変覚えの良い2人の顔を見つけて思わず苦笑する]

 狙いは良かったな。

[視線が止まったのは早々に人間と家畜の違いに
気付いた人間へ。
唇だけだったがちゃんと解を出した男に
向ける視線は誇らしげで、眉間にも皺などあるはずもない]


 ま、少しばかり派手な騒ぎになったが。
 大っぴらに屠殺出来るようになったと
 前向きに考える方がいい。

[だが男たちも出てきたのは面倒だな、と
呟く中で、そうだと今更のように声を挙げた]

 これ、お前が殺った、で合ってるだろう?

[今更、今更の答えを求めて向けた視線。

少しずらして兄弟で呼び出されたその兄へも視線を向け]

 もしかしたら、願いが叶うかも、な。

[だとしたら。どうする?と目で意思を探る*]


[愛理殺害と聞いて真っ先に思い浮かんだのは昨日の教え子との会話だった。
村を滅ぼすと言っていた。
まずは孕む腹を持つ女からとも言っていた。
そしてそれに提言したのは己だ。

あの時、何気なく愛理がいいのではないかと言ったのは確かに私だ。

だから彼は愛理を殺したのだろう。
村を滅ぼすといったその言葉のままに。
何故、死体を隠さなかったのかと責めたい気持ちはある。
だが手を貸すと言ったのは嘘ではない。

どうやってここから抜け出すか。
それを考えねばなるまい。]


 

[疑われれば殺される、ならば殺したい相手へ疑いを向ければいい。]
 
 


[いかに自分から、教え子から、そして弟から疑いを逸らし。
そして集会場を脱して安全を確保すればいいか。
考えれば考える程に分が悪いこの状況を抜け出す方法。
それを考え、やり遂げなければ。

目まぐるしく脳内を思考が巡る。
最悪、自分が疑われて殺されるのならば。
その時は教え子だけでも逃さなければ。

弟は、私が死ねば死ぬ、そうでなければならない。
だから今考えるべきは教え子の安全確保*]


【人】 亡命同盟 エツコ

―集会所―

[巫女のお言葉>>54を受けて、小さな源蔵>>32
 丞>>40やミナカタ、みなに携われて、
 愛理が炊事場へと運ばれていく
 源蔵の言葉>>33に頷いて、声がふっと零れ落ちる]

その方はどんな思いで、愛理さんを召し上がるんでしょうね

[ミナカタの問うた目的>>49よりも、
 少し、先を行く疑問]

源蔵さんの記録の中に、記されてはいませんか

[なんて口にしたのは、特に答えは求めもしない、
 場を和ますための軽口ではあったけれど]

(77) 2017/11/25(Sat) 22時半頃

【人】 亡命同盟 エツコ

私も、それをいただきたいと思います

[『食べたい』>>34とは言わないが、つみれの申し出にはそう頷いた
 ゆりの作るつみれ汁>>55を、後にいただくことになるのだろうか
 丞の申し出に>>41にありがたく頷いたけれど、
 捌いていく刃は、昨日もらったままに鋭利なままだ]

丞さんも、精をつけられて>>1:276ください

[普段なら抵抗のある言葉であっただろうから、
 源蔵にかけたのと同じ、特に答えを求めもしない、
 軽口の続きだったのだろう*]

(78) 2017/11/25(Sat) 22時半頃

亡命同盟 エツコは、メモを貼った。

2017/11/25(Sat) 22時半頃


[願いが叶うかもなどと。
どうしてこの状況でそんな呑気な事を言っていられるのだろう。
だから探るような問いかけるような視線には呆れたような視線で返した。]

 願いが叶う前に死んでは意味があるまい。

[迂闊に聞かれたら即座に罪人として吊し上げられてしまうだろう。
故に密やかにぽつり、と呟いた*]


【人】 亡命同盟 エツコ

[解体には、様々な人々の力を借りただろうか
 やがて、腕や腿の一部をもらい、小さく切って串を通す
 両手の指の間で多数の串肉を挟み込み、
 囲炉裏のある宴間へと持っていこうとしていたところ
 水場へ向かう容の背>>69>>70に、
 邪魔をしない程度に言葉を贈る]

大丈夫ですか お気をつけてくださいね

[料理が得意な彼女が手を切るなんて、
 常ならぬ心中にあることは、存分に、察しが付く
 一昨日の約束を無下にしてしまったことも詫びたいが]

お気を強く持たれてくださいね

[こんな言葉を送るのが精一杯のことだった
 そして、自身は串肉を炙ろうと、宴間へ向かっていったのだった*]

(82) 2017/11/25(Sat) 23時頃

【人】 亡命同盟 エツコ

―宴間へ―

錠さん……大変なお体なのに、
ご気遣いありがとうございます

[両手の指に串肉を差して進んでいく道中、
 すれ違った錠の声>>80に、足を止めた
 身重な櫻子もそうであるが、足の不自由な錠までもなぜと、
 改めて疑問がよぎるも、今はそのことは口にしない]

では、囲炉裏で肉を焼きたいと思っているんですが、
灰に刺した肉の焼きを、一緒に見ていただけますか
私も、ご一緒におりますので

[囲炉裏であれば、足の不自由な錠でも、
 寝転がりながらできるかもしれない
 もし、手伝ってもらえるのなら、
 彼の体をそこまで運ぶつもりで、問いかけた*]

(86) 2017/11/25(Sat) 23時頃

[呆れた視線が飛んでくる
ぽつりと呟かれた心配事に、
この状態を好機としない慎重さに
俺の方が呆れてしまった]

 動けるときに動かないと、機会は二度と訪れない。

 願いが叶う前に死にたくないなら。
 願いを邪魔する奴を殺せばいい。

[さすがに声高に宣言まではしないが、
こんな事態を利用しない手はないのだから。
俺の声と彼の声の質が違うのは仕方ないだろう*]


亡命同盟 エツコは、メモを貼った。

2017/11/25(Sat) 23時半頃


亡命同盟 エツコは、メモを貼った。

2017/11/25(Sat) 23時半頃


[集会所に見えた男の声。
間違ってはいなかった、と僅かに瞳を細めた。
失策ではなかったのだ、と安堵した貌]

 ……理由のある殺人なのに
 死体を見ても、理解されないのは、
 彼らが人間の理屈にたどり着いていないから

 可哀そうな皆
 生かしておく価値はありませんね。

 僕の、初めての解体は失敗しました。
 でも、初めての間引きは成功しましたよ。

[問いかけに応える貌は、優等生のよう
少しばかり、周囲の人間を下に見る風も滲んだ。
先生は何故浮かない貌なのだろうと、思いもしつつ*]


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