283 突然キャラソンを歌い出す村2
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メモでおもんが話してくれてるけど今日吊り噛みなどどうしましょう
今日一日猶予持ってレンに自分用の吊りまでの流れ作っておいてもらって、私を吊ってもらうか、今日レンを吊ってもらうかかな?
襲うことも出来るけどそのへんは進行次第だろうね!
私はなんでも大丈夫ですよ。合わせますので、とりあえずここからの進行用にそれだけは早いとこ決めてしまいたいかもしれない!
もしあんまり時間とれなさそうなら最終日にラストウルフやるよりは今日落としてもらったほうが負担少ないのかなあ?と思ってみたり…するが…ぼくもラストウルフはこええwwww
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そうですねーラストウルフは厳しい気がしますねーレンの格としても。やっぱりデュラハンがいいかなの気持ちもあります。そうなるとレン吊りの流れかな。一応レンで一人襲撃したいな、というのはすでにやらせてもらったので、こちらとしてはやりたいことは十分という感じです。殴られるとか、あと考えてるのは邪視を鏡で反射するとかで、退治されたいので、今回吊られたいかなという気持ち……。そこらへんはそう運ぶよう振る舞いたいです。
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[―――昔々のことである。]
[この九尾塚のとある名家の男が、 身分違いの娘と恋をした。 既にその男には妻がおり…要は過ちの恋であった。]
(31) 2018/09/18(Tue) 14時半頃
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[そうして生まれた落胤は、 名を上げようと男の下で働いた。
名を上げるために戦に出て。 必要に迫られれば悪事にだって手を染めた。]
[だが、無茶な生き方もそうは続かない。
戦で討ち取られたか、捕虜になったか、 悪事のつけが回った故か。 死んで首だけに成り果て、 いざこの首は誰のものか、そう問われた時。
決して男はそれを自分の息子だと言わず。 また、その母親も息子の名前を出せなかった。
死して誰にも名前を呼んでもらうことはなく。 身寄り無し、と首は地面に埋められた。 恨みっこ無し、と簡素な鳥居を建てられて。]
(32) 2018/09/18(Tue) 14時半頃
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[それから母親は何度も何度も 首の埋まった鳥居に手を合わせた。]
[ごめんなさい。 ごめんなさい。ごめんなさい。 ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。
ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、 ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、 ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、 ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、 ]
[何度も何度も手を合わせた。]
(33) 2018/09/18(Tue) 15時頃
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[それが1年、3年、5年、10年。 ついには80年続けば、抱いた恨みも とうに消え果てた。代わりに抱いたのは別なもの。]
[朝夕雨が降ろうが雪が降ろうが 棒のようにやせ細った手をこすり、 こけた頬を震わせて、老婆は何度も口にした。]
「ごめんなさい、どうか許して」
[死者に口なし。生者に許したと言えるのは生者だけ。
生者の誰が許したと言った所で、 この老婆は謝る事を止めなかった。
これは果たして、祈りか呪いか。
年々衰え弱っていく老婆は、 鳥居の前、どんなときでも謝り、許しを乞い続けた。]
(34) 2018/09/18(Tue) 15時頃
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「ごめんなさい、明之進」
[今更呼んでももう遅い。] [嘆く老婆の奥。遠くに子供の声がする。 遊んでいるのはかくれんぼか。合言葉が夕闇に響く。]
「もういーかい」
「もういーよ」
[お互いそう言えたなら、楽だったろうに。]
(35) 2018/09/18(Tue) 15時頃
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♪ 夕焼け空は赤く遠く 二人の間通る赤とんぼ 綺麗な空は同じだけど 二人見るものは違うんだろう
いつも陰は伸びてくのに なんで重ならないのかな いつか君に触れたのなら そんな期待を抱いている
平行線 消える夕闇の陰 君は僕を見つけられずに また今日も日が落ちた
(36) 2018/09/18(Tue) 15時頃
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♪ 夕闇続く かくれんぼ もういーかい もういーよ そう言えたなら 終わるんだ
合言葉さえも わすれんぼ もういーから もういーよ 君の泣き声は 届いている
君は願わないと知りながら そう願わざるを得ない程に
まだここで君を見つめている もう探さないでいいんだよ
(37) 2018/09/18(Tue) 15時頃
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[老婆はやがて鳥居に姿を現さなくなった。
おそらくこの世を旅立ったのだろう。 ああ、ようやく開放された。
それでも、人の一生をかけて紡いだ祈りか呪いは、 一人の怪異を生み出すに十分だった。
今もなお、木を組んで作った、簡易で小さな鳥居に 一人の怪異が住んでいる。
あの時抱いた恨みも心配も、もうこの身には存在しない。 ………怪異は鳥居の下で、眠っていた。]
(38) 2018/09/18(Tue) 15時頃
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[…眠っていたはずだった。 唐突に起こされた先、 この地で眠ろうと決めたあの鳥居は何処にも無く。
彷徨い弱り、困り果てた先で見つけたのは 夏に行った肝試しのせいか、微かに家の匂いを纏った少女。
唯一残った、家の面影。
―――それも、今は昔の事である。]
(39) 2018/09/18(Tue) 15時頃
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― 日が沈みはじめる前:九尾塚商店街 ―
[>>22 おもんに首根っこを捕まれたまま 拉致られるように連れてこられたのは、 いつか首無しに拉致られて来た裏路地とは違う道。
『魔界喫茶♡陰キュバス』の裏口だ。 (入り口に足を進めるたびに♪An…とか ♪Oh… とか 非常に艶っぽくそして雄っぽいコーラスが入ったが 今ここでは割愛する。)]
(42) 2018/09/18(Tue) 15時頃
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[通行証の首代わりに連れて来られた猫は オネエキュバス達から、熱烈な歓迎を受けた。
通行の手続きの間、猫はオネエキュバスに囲まれた。
腹を剥き出しにされ、腹を目一杯嗅がれ、 足と首元と脇腹と耳と額をしゃぶられ、 謎の柔らかいゴム製の板二枚で尻をやたらとスパンキングされるようにマッサージをされたりしたし、
その間ずっと ♪An…とか ♪Oh…とか ♪Yes…とか 非常に艶っぽくそして雄っぽいコーラスが再び入ったが まあこれ以上の詳しい状況は割愛する。]
(43) 2018/09/18(Tue) 15時頃
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― 九尾塚“裏”商店街:質屋 ―
[おもんがトロフィーを取り出し、 取引を始めようとする後ろで、 猫は紫色のキスマークを全身につけたまま。 瞳孔が開ききった遠い目に、 ただ無言で床に寝そべっている。]
(46) 2018/09/18(Tue) 15時頃
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なるほど了解です!!回答ありがとうございます!
レンの襲撃めっちゃ悪くていかしてたからな…あの気持ちがどう収束していくのかめっちゃ気になりますね!吊り了解です。一応良いタイミングでメモにその旨書いて頂けると尚良いかも。
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― 九尾塚“裏”商店街:質屋 ―
[声がかかり、視線だけがぎぎぎと動く。 まず見えたのは狐の頭。 もう少し見上げればおもんの顔。
どうやら無事頭は取り戻したようだ。 手伝いもした分、何らかの感慨が沸いてもいいところだが 何かを湧かせるには、今の猫には何も無さ過ぎた。
店名の陰キュバスの名は伊達ではなかった。
腹に顔を埋められ、ひたすらに嗅がれ 首元の皮を口ではみはみとされた時に 何かを吸われたのだろう。
ここでいう何かとは、決して怪異的なものではない。 もっと心因的な、人として大事な何かである。]
(60) 2018/09/18(Tue) 16時頃
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[もう一回通る。 地獄への切符以外の何者でもない言葉を聞いて 流石に猫もばっと顔を上げた。目はまだ瞳孔が開いていたが。]
ううううそだろ いいいいいやだ もももももっとべつの みみみちがいい
[まさかこの地獄トラベルミステリー急行が 往復切符だと思っていなかったのだ。]
(61) 2018/09/18(Tue) 16時頃
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アーサーは、床につめを立てて踏ん張っている。
2018/09/18(Tue) 16時頃
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[無様につめを立てて踏ん張っていると、 クラウザーが入り口から入ってきた。>>64]
は、 ねっとり教師っ!? [あとで、とおもんは言っていたが、 ここで会うとは思っていなかった。 怪異の街に人間が居るという違和感に猫は驚いていた。]
[口をぽかんと開けながら、おもんとのやり取りを見る。 一瞬聞こえたような気がした、苦しげな声。>>66
それに疑問を投げかけるより早く、 顔面めがけて蹴りをいれるものだから、 猫は更に目を丸くして固まっている]
(69) 2018/09/18(Tue) 17時頃
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アーサーは、ザーゴにアンコールした。
2018/09/18(Tue) 17時頃
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[>>71
荒々しい着物男の下駄をその美しい顔で受け止める様は、一種の宗教画のようであった。 ―――そう、これは踏み絵だ。 聖人を踏むという、その行為の恐ろしさ、悲哀、憤り、絶望。そして「それでもクラウザー剛志は美しい」というこの事実が生む微かに見える希望。それらが大波となって、この美しき英会話講師クラウザー剛志一身に集中し、引き立たせる。それだけではまだ終わらない。和洋折衷の美が、その集中した極点をさらにいっそう輝かせる華となる。
一言で言えば――――そう、「尊い」。
またここに、新たな名画が生まれたのである―――…
驚く猫と二人の背景に、遠く地球の裏から太陽の光が漏れ出る壮大な宇宙の背景が浮かんだ。]
(74) 2018/09/18(Tue) 17時半頃
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[>>74…などという事を 猫が考えていたかは甚だ疑問だが、]
こ、こらこらこら お前ら協力関係だったんだろ、けんかすんな おおお、落ち着けよ、な
[いきなりの事にひっくり返りかけた声で一応静止した]
(76) 2018/09/18(Tue) 17時半頃
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どっちもどっちだいいから今のはリセット リセットしろ、な!
[盗みを働かれたおもんが今首に対して神経質になるのも当たり前だし、かといって静止も無しに蹴られたクラウザーも同情の余地もあるのかもしれないが。
片や着物の女装男子。片や顔面が(綺麗過ぎて)うるさい男。 そんな二人がやいやいといちいち騒がないでほしい。画面の個性がうるさい。うるさいのである。]
[おもんの問い>>77に、クラウザーへぱっと顔を向ける。]
………。
[あの様子ですと、という言葉に、 目を不機嫌そうに細めていたが、] [返すおもんの口利き>>81に思わず猫は間抜け声を上げた]
…………………はあっ!?!? おまっ、な、なんでこいつを!?
(82) 2018/09/18(Tue) 18時頃
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試合中?
…なんか、右目が眩しいとか、 思い出したとか言ってたけど…
その試合中になんかあったのか?
[首をかしげる猫に向き直る(やたら美しい)顔>>84]
うっさいな! あーそうだよ肉球だよ!! 解ってるわ、様にならんことくらい!!
[なんだか馬鹿にされた気がして、猫は鼻に皺を寄せた。]
(87) 2018/09/18(Tue) 18時半頃
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[おもんの返事にう、と言葉を詰まらせる。 煙に巻くような酔っ払いの言葉には聞こえなかった。]
それに、近くでって言われても…
[思い出すようにぽつぽつと喋る。]
前にあった時とは様子が違って… 特に右目が…、
―――そうだ、右目! あの右目がおかしかったんだ、 怖いくらいに冷たい色の黒い目だった
あいつの持ってる変な機械からその目で覗かれると、 心臓つかまれるみたいな、嫌な感じがするんだ
もしかして、 首なしがやられたのはあれのせいか?
(93) 2018/09/18(Tue) 19時頃
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[仲良くしねえか、と言われて猫はクラウザーの(やはり美しすぎてうるさい)顔を半眼で見る。
生徒に詳しい、そういわれれば弱い。 何せ、レンのことを猫はよくは知らないのだ。 その上怪異に詳しいになら優秀な助っ人だろう。]
それは まあ、そうだけどさ…… ……〜〜〜ああもう、わかったよ!
おい、教師。
[改まって向き直る。呼びかけた名前に、 先ほど嫌がられた「ねっとり」は外されていた。]
…あいつを一発殴って、 それからあいつに言いたいことがあるんだ。
そうしないと僕は、これから寝ても夢見が悪い。 手伝ってくれ。
(96) 2018/09/18(Tue) 19時頃
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>>95
……解ったよ、じゃあ救う。
でも殴りもするからな。 そうじゃなきゃ「帳尻」が合わない。
別にけんかじゃないぞ。 ただの、僕にとってのけじめだ。
[美しい(だからこそうるさい!)顔にため息をついて、 肉球の主は頷いた。]
(97) 2018/09/18(Tue) 19時頃
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僕もそんな目の怪異は知らないな…
[策と尋ねられて>>100、]
ないよ、無計画で悪かったな!
[何か言われる前に先に言っておいた。策も無いのに馬鹿な事を、というのは自覚済なので、改めて言われると腹が立つせいだ。]
そんなものあったら、 あいつから逃げる必要も無かったわ。
目をなんとかすればいいんじゃ、とは思うけど… どういう怪異かもわからないんだ、 具体的な策なんて出てこないよ。
[そう鼻をならした。 そうしておもんの提言に、え。と体を固めた。 クラウザーの同行についての否ではない。 「帰る」という言葉自体にである。]
(101) 2018/09/18(Tue) 19時半頃
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[―――つまり、あの道をまた通るのではないか?]
[猫はまた、床につめをたてる生き物になった。]
(102) 2018/09/18(Tue) 20時頃
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アーサーは、おもんに連れられ、床に長い長い爪あとを残しながら、去っていく……
2018/09/18(Tue) 20時頃
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― 九尾塚“裏”商店街:魔界喫茶♡陰キュバス ―
[>>104ステージに盛り上がった オネエキュバス達が、腰を振って踊っている――…
悩ましげに揺れる下半身に 紫色とピンクの照明が交互に揺れる―…
非常に艶っぽい、そして雄っぽいコーラスの後、 やがて意味深な手つきでマイクを持って歌いだす―…]
(121) 2018/09/18(Tue) 21時半頃
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