283 突然キャラソンを歌い出す村2
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――霧の裏庭で――
[何かを思い出したようなシンイチの様子>>2:717に、ようやく少しだけ救われた気になって、息を吐く。 同じ方向に視線を向けても、何を探しているのかはわからなかった。 いつの間にか人が増えすぎていて、ヨスガも社長先輩も、霧に紛れてどこにいるか見えない。 せめて、無事ならいいと祈るだけ。
この時間を、終わらせてほしいわけじゃなくて。楽しんでほしい気持ちは変わらなくて。 だけど、これだけじゃだめだと気づいてほしかったから。 そのきっかけを得られたなら、そう]
(4) 2018/09/12(Wed) 10時半頃
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――大丈夫、
[気まずそうに出された手>>2:744を、取った。 ぎこちないかたちに、口元で笑う。笑えた。]
楽しい。
[そろそろ、流石にバランスを取れるようになってきた。 この時間が楽しかったこと、不思議で、夢みたいだったこと>>2:740。 わかってる。全部否定したかったわけじゃない。 俺も呼びたかったんだと、その言葉は少し目の奥をじんとさせる気がしたけど、猫の尻尾の灯りより気のせいだ。 いいやつだなんて言われる資格があるかは知らないが、人の考えは縛れるもんじゃない。 まあせめて、少しくらいは、その思いを受け止めて踊ろうか。]
(5) 2018/09/12(Wed) 10時半頃
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[雷の轟音。スパーク。 エレキギターが束になってもかなわない演出は、LIVEにいいな、と隣のシンイチ>>2:747みたいなことを考えていて。 軽音に入れればよかった、というのには、今度こそ自然に笑えていた。]
そうだな。 そしたらもう1バンド組めそう。
[抜けたやつ、誘ったけど来なかったやつ、何人かいた。 たぶん、また毛色の違ったグルーヴが生まれるだろう。 それは想像するだけでも、興味深い。]
(6) 2018/09/12(Wed) 10時半頃
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[手を打つためには、繋いだ手を離さなくちゃあいけない。 最初で最後のセッションがこれだけなのは、今更ながらに残念だ。 10回分の手拍子で、祭りは終わった。
地に足つけて、人を探すというシンイチ>>2:748を緩やかに見送る。 どっと疲れたというほどではないけれど、ぼんやりと思考が溶けているような気がして、松の木に背を預けてしばらく座っていた。 シンイチと雷が交わす言葉も、どこか遠く。 ああ、本当に最後なんだな>>2:757と、冷えた身体もそのままに、疲労に任せるよう目を閉じた。]
(7) 2018/09/12(Wed) 10時半頃
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――翌朝――
[あの後、どうやって帰ったのかは記憶にない。 ただ、両親の帰らない家でひとり目覚める感覚は、いつもと同じ]
――――……、
[じゃなかった。 ほんのしばらく、だと思う宴の後の代償は、全身筋肉痛とまでは言わないが、短い睡眠と高校生の回復力だけでは取れない疲労倦怠感だった。 絶対安全何もないわけじゃないじゃないかと内心で毒づいて、騒がしいアラームを止める。]
(8) 2018/09/12(Wed) 10時半頃
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(……寝よ)
[普段は人より早く来て、朝の屋上を独占しているバンドマンは、今朝はHRがはじまっても、席にいない。 ひとしきり寝て、目が覚めたら学校に向かうつもりだ*]
(9) 2018/09/12(Wed) 10時半頃
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/* 風邪を引くかどうかの誘惑と戦ってる 冷えたきりの夜に踊り疲れて寝落ちたらそりゃあさ〜〜〜〜〜〜〜〜〜??????みたいな気持ち
セルフとの戦い でも前回ヤニクもやってくれたからな……と思っている
(-9) 2018/09/12(Wed) 12時頃
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/* 冷えた 霧の
(-10) 2018/09/12(Wed) 12時頃
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/* 全員引いたらいいよネ(村主旨)
(-16) 2018/09/12(Wed) 13時頃
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/* ひしひしと 今お前が引かなければ誰が引く みたいな葛藤にかられているが、 なんとなくちょっぴり西先輩の発言で満たされた感あるのと 久世くんのハプニングがおいしいのでそこを中心に添えたいのと みんなスポーツやれよ
(-41) 2018/09/12(Wed) 19時頃
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/* そういう村じゃない VS 個人的にはいいタイミング
(-43) 2018/09/12(Wed) 19時頃
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/* よし、やめよう
(-45) 2018/09/12(Wed) 19時頃
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/* この葛藤をエピはいったあとにしーさんが見て なんでやめたんですかああああああああああああ って言ったらぼくの勝ちということにします 言わなかったらぼくの判断は正しかったということでぼくの勝ちということにします
(-46) 2018/09/12(Wed) 19時頃
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――雨の通学路――
[遅刻を決め込んで気が済むまで寝る、というのは気楽なもので、目が覚めたころには時計はなかなかご機嫌な時間を指していた。 雨というのも悪い。空が明るくならないから、目覚めも遅くなる。 とはいえそりゃまあ、あれだけ霧が出て、あれだけ湿気れば雨も降るだろう。 置き土産みたいな雨空の中、のんびりと外に出た。]
(37) 2018/09/12(Wed) 20時頃
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[イヤホンから流れるのは自作の曲じゃなく、影響受けまくりのロックバンド。 ここのベースと作る曲がかっこよかったから、ベースをはじめたんだった、なんて感慨にふけりながら、普段の半分くらいのスピードで歩いていく。]
(……だるい。あと寒い)
[カレンダーはまだ9月で、夏服の季節。 だが、まだ9月されど9月。雨が降れば気温は下がりがちだ。 濡れる腕は長く歩くほど次第に冷えて、布団を恋しくさせる。 それでものろのろ歩きは、欠伸交じりに通学路を一歩ずつ進みはした。]
(38) 2018/09/12(Wed) 20時頃
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――校門前――
[校門にたどり着いても、当然ながら風紀委員長はいない。いたら驚く。 ただ、それ以上に驚く人影があった>>25。]
……金目のものなら持ってないけど。
[誰も来やしなさそうな時間に、校門前で何してるんだという感想がはじめに湧く。 沸くが、こうして登校してきたやつもいるので、もしかしたら案外遅刻勢は多いのかもしれない。 用がなきゃ行く、といった調子で、横を通り抜けようとする*]
(54) 2018/09/12(Wed) 21時半頃
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……? 空いてんじゃないの。
部活って定員ないでしょ。
[>>62まあ、そういう意味じゃないんだろうけど。 ちょうど昨日、1バンド組めるなんて話をしたけど、きっとドラムス候補はもういない。 ツインギターツインベースなんて珍しくもないから、うちに編入するか、別活動になるか。。]
やりたいなら覚えとく。
[で? と聞き返し、話の続きを促した。 図らずも、葛籠の目をしっかり見るかたち。]
(63) 2018/09/12(Wed) 22時頃
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……昨日のこと、か。 どうやって帰ったか以外は、覚えてるよ。
[多分このまま教室に行ったところで、自分の席の隣は空席なんだろうってことも、覚えている。 一つ心配になるのは、ヨスガの自転車のことくらい。]
……なんで。 何も覚えてないの。
[昨日の話をされれば、誰かを待ってたんじゃなく、俺を待ってたんだろうと思える。のうのうと寝ていてすまないと思う気持ちが、少しだけ湧いた。 それで、聞くからには、聞きたいということなんだと思って、そこから連想される状況を問いかけた。]
(83) 2018/09/12(Wed) 23時頃
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……ああ、うん。
[>>108昨日のことを思い出すのに特別動揺もしないのは、手慣れてなんているわけじゃなくて、どことなく気持ちの整理がついてしまったからだ。 別れは済んだし、楽しかった。それでいいと、納得させただけ。 シンイチは雷が怪異じゃなくて普通の人間でもよかったというが、俺は雷が普通の人間じゃなくて怪異でもいいって、そう思っただけ。]
じゃあ、また。
[とは言いながら、後者の方に向かうのはこちらも同じだ。 ほんの少しの間、同行する。]
(109) 2018/09/13(Thu) 00時半頃
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――校舎内――
[下駄箱に向かって、靴を履き替える。濡れた傘を傘立てに放り込む。 授業時間の校舎は静かで、廊下を歩くやつがいれば目立つ。 それほど行ける場所もないが、まっすぐ教室に向かう気もしなくて、迷って向かうのは、保健室方面。]
(112) 2018/09/13(Thu) 00時半頃
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――保健室前――
[背後から声がした>>113。背後から、声が、した。]
……!?
[いや授業中だし俺探される謂れないしそもそも誰。 という驚きを全身で表現しながら振り向いた。]
は、あ、ケンマは、うちのクラスには俺だけですけど。 何か御用ですか。
[思わず敬語になってしまった。 だって単なる生徒じゃない。教師でもないこんな奴知らない。 赤い着物が、廊下にいても冴えざえと鮮やかだった。 驚きが落ち着けば、何者だ、という警戒心が顕になる。]
(145) 2018/09/13(Thu) 01時頃
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用……?
[>>152こっちは君みたいなめちゃくちゃなやつには用はない、と引きかけたが、手の中のものと渡される時の名前が合わされば、話は違う。 ぱっとノートをひったくった。]
どこで、会ったんですか。
[会いたいだとか、女々しいことを言うつもりはない。 だが会えるなら、こんなノートの受け渡しじゃなく、言葉を交わせるなら。 やりたいことも言いたいことも、山ほどある。 猩々緋の着物に、一歩歩み寄る。]
(162) 2018/09/13(Thu) 02時半頃
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[歩み寄ったところで、威圧感はすごい。 気を抜けば(抜かなくても)ばくりと頭から行かれてしまうんじゃないかってくらいの圧を感じる。 それでも対峙できていたのは、殺意とか敵意みたいなものを感じずに住んでいたためと。]
……そう、すか。
ありがとう、ございます。
[それを告げる着物姿の顔>>164が、どこかさみしげに揺らいだからだ、 会わなかった、立ち会えなかった、という言葉の中に、もういないという事実を感じて、ああ、このひとも同じなのだと、受け入れる。]
(166) 2018/09/13(Thu) 02時半頃
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書き置き……
[ずっとノートを出していなかったから、文字で懐かしむなんてことはできない。 ただ、真新しいノートに自惚れてもいいなら、これはこの書き置きのために、新しく買ってきたんじゃないだろうか。 友達ができた、嬉しかった、そう言ってもらえるようなことはたいしてしなかった。邪険にするようなこともなかったが、話しかけることもほとんどなかった。 それでも雷にとっては大きなことだったのだと、思い知ればふつりと後悔が湧く。]
同居人、が、いたんすか。
[つまり、やっぱり、この着物姿もただの人間じゃないってことだろうか。 そんなものが見える力は生まれてこの方持ったことがないつもりだったが、一体どうして、この秋から俺の世界は狂ってしまったんだ?]
(170) 2018/09/13(Thu) 03時頃
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……はい。行きました。 はじめはそのつもりじゃなかったですけど。友達が行って、それを追いかけて。 それはもう、楽しそうでしたよ。
こっちの気も知らないで、世界一の幸せ者みたいな顔してました。
花吹雪を散らせて、風を吹かせて、雷を落として――
[半分恨み言の体をなしていた祭の報告は、不意に途切れた。 キリをつけたつもりで、封印するように蓋をしていた記憶の蓋をずらしてしまったせい。 最後の夜だったという現実が、ありありと押し寄せてくる。]
……、ごめん、なさい。
[ああ、目の前がくらくらする。 足が震えて、かくりと折れる。]
(171) 2018/09/13(Thu) 03時頃
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[おもんに凭れるように傾いだ身体は、人間の平常時のそれより、少し、熱い**]
(172) 2018/09/13(Thu) 03時頃
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/* 何の自重も出来ませんでした!!!!!!! */
(-112) 2018/09/13(Thu) 03時頃
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/* いや言い訳をするとですね昨日の疲れだ筋肉痛だと勘違いしてだるい寒いって思ってんのに雨のせいにしてやる気も出ないのを遅刻のせいにしてしんどいこと思い出して目の前が揺れるのと目眩とが綯い交ぜになってふらっとするのものすごいエモいと思ってるんですよねぼくはフラグをばらまきまくりましたのでこれは仕方がなかった確定事項だったんです
ごめんなさい(ほうぼうに見えた他のフラグの方を見た)
(-114) 2018/09/13(Thu) 03時頃
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/* この勝負は完全にぼくの負けです 展開よりやりたいことに突っ込んでいってしまったしな……
しーまんだからゆるしてくれる ……くれないかもしれない
個人的には西先輩のこれ>>20めっちゃ好きなんですよねこの全然引いてない感じ。
(-115) 2018/09/13(Thu) 03時頃
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/* ねる
(-116) 2018/09/13(Thu) 03時頃
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