人狼議事

270 食人村忌譚


【人】 発明家 源蔵

 下手人だと、確たるものを思ってではない

 俺は、毒で死んだ巫女殿を、
 その毒抜きの対処を思い浮かべつつも一挙動も起こさなかったあれを、――――おなじ村で生きたものと思えない

 巫女殿が含んだ毒で死んでもよいとして
 ――また自らの肉が毒もつことを、食らわれないことを
 一顧だにしないあれを、理解は、できない

[細かな違和を上げることはない。
煮え立つ音の合間に、そのふたつをならべ
眼鏡の奥が細まった。常の仕草だ。
矯正された視界のなかにあるものを見出さんとする仕草で]

(107) 2017/11/30(Thu) 02時頃

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