[≪OGYAϖBABU≫より伝わる童謡>>5
バブ語を話し、彼らの咆哮≪オギャ≫は世界樹にも新たな生命の安らぎを与えたともいう。
だがそれはかつての話。
二つのOが崩れ、世界の摂理《PERFECT HUMAN》は崩壊してしまった]
ついに。そうだな。終に、動く。
このままだと、終わりの始まりへと向かって、崩壊のRagnarøk≪神々の運命≫を辿ってしまうだろう。
その為に死の救いを届ける。
新たな生命を授ける為に。それがお前の名に籠められた意味だ。
オレはもう長くないだろう。
だが、今日この時を……待ち望んでいた。
[トモへと語らいながら一陣の風を纏う。
サンタが送り届けたギフト。
それがこの世でイカし、かつメデタイものとなるかは分からない。
だが、マグロのように猪突猛進にトビウオのように跳ねてこそ、人であるというもの]
(29) 2016/12/02(Fri) 02時頃