ガーディ……。
いや、ガーディアン“タナトス”と呼んだ方が良いか。
[独り言は虚空へと消える。
預言に残されたという恐らくPERFECT HUMANに記されし一人>>4──かつての親友≪トモ≫に想いを馳せる。
預言が正き道を示すならば、暗黒の魔法<<ルシ=ヴェード=アルタイル>>が発動してしまう。
この世の憎悪を閉じ込めた魔術が、闇が広がれば忽ちと世界は滅びてしまうだろう]
普通の青年であっても物語≪光り輝く本──ライトノベル≫では、英雄の証を持つに相応しい者も存在する。
一方、摂理を見出し者……好奇心──spiritual heartを持つ者も、その素養を等しく持っている。
滅びの歌……世界を嘆く歌……豊穣の女神≪Δημήτηρ, Dēmētēr≫の加護なんてもん、本当にあるのか。
だがそれも闇に飲み込まれてしまっていたら……早く、青春を取り戻さなとな。
[青年は急ぐ]**
(24) 2016/12/02(Fri) 01時半頃