73 ─深夜、薔薇の木の下で。
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……………そう、なんだ……
[サイラスを抱えあげたとき、あれほど彼からした 薔薇の匂いが途切れていることに気づく。 けれど、部屋の中の匂いは むしろ濃さを増したように…… 今、サイラスが好きだと再認識したばかりの カルヴィンから、香る気がする。 そう、思い込みたいのか、事実なのか、 眠るサイラスに儀式めいた静かな挨拶を交わす姿。 立ち上がる。その姿から視線が……離せない。]
……オムライス、食べ、ようか、続き。
[香りに翻弄されそうになる。 だからできる限り日常を保とうと。 そう言ってカルヴィンに手を差し出す。いつものように]
(19) 2012/01/02(Mon) 02時頃
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フィリップは、カルヴィンの感謝と謝罪には、大丈夫という風に首をゆるく振る
2012/01/02(Mon) 02時頃
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[いつもなら握るだけ、暖かいだけの手指が絡まり ぞくり、としたものが背を駆け上る。 カルヴィンは至って普通に見えた。 そう、カルヴィンは、普通なのだから、と 熱が溜まりそうなのを逃がすように一度首をゆるく振る。 卓上でついばむ鮮やかなほうは 一度不思議そうに周囲を見た。]
……俺、いつも冷めてから食べるから…… この方が、なじみ深い、かな。
[だから返す言葉も普通のそれ、を。 実際にはカルヴィンが床にあるスプーンを 拾う姿からも目を離せないのに。 そう、目を離さないでいたから見えてしまう。 屈んで下を向いたとき、白い項と自分がつけた傷の名残を。] [スプーンを持った手で両の目を追う。熱い。 今まで薔薇の香りにここまで翻弄されなかったのに。 どうして、今?]
(21) 2012/01/02(Mon) 02時半頃
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……じゃあ、次は、熱いうちに。
[和やかな日常的会話に視界を覆う手を退け 笑うカルヴィンに笑い返す。 次がない予感知る術もなく、 一緒にいる、のだから、次もあるのは当然と。
そんなことを考えながらも 無意識のうちに手を伸ばす。引き寄せたくて。]
(24) 2012/01/02(Mon) 02時半頃
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/*
「あれ?食事中に立つの?」 と、一瞬素ボケしたCO。
(-7) 2012/01/02(Mon) 02時半頃
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…………?
[なんとなく、言葉の使い方が引っかかった。 きっと、って? 促されれば、自分が手を伸ばしていたことに気づき あわてて頷きながら席に着く。 ただ。]
…………ずっと、一緒、だよ……ね?
[言葉の引っかかりに翠に不安の色が滲んだ。 例え、気持ちが叶わなくても。 それでも、ずっと一緒に、手を繋いで…… それは、子供じみた願望だろうけれど、 フィリップには切実で。 カルヴィンはいつものように笑うけど……]
(27) 2012/01/02(Mon) 03時頃
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…………良かった。
[返事が返れば安堵した。 サイラスが眠ってしまったから、 サイラスと同じように寝てしまいたい、 そう思っている様子は見えなくて。 その瞬間は薔薇の香りよりも、熱よりも 嬉しさが上回って笑う。]
…………なら? うん、俺も、カルヴィンとずっと一緒にいるよ。 例え何があっても…… [慣れた冷めた食事を口に運びながら 飲み込まれた言葉にゆるく首をかしげるけれど、 カルヴィンからも確かめるように 尋ねられたのが何か嬉しかった。 自分ばかり一緒にいたいんじゃない気がして。]
(29) 2012/01/02(Mon) 03時半頃
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…………?
[鮮やかなほうと視線を合わせる。 幼い願望がカルヴィンに どういう印象を与えているか知らないまま。 片付けるという言葉に、食べ終わった皿を渡した。 「美味しかった、ありがとう」と、告げながら。 ……いつも食事は空腹だから無理やり食べるだけ。 そう思っていたから、この食事が酷く新鮮だった。] [ただ、その思考は次いだ言葉 ……正確には最後の言葉にに硬直する。]
…………う、ん
[とっさに頷いてしまった。 ただ、うなずいた後、この薔薇の香りの中で、と 自問自答する。 きっと、寝台が一つしかないことから 親切で誘ってくれたであろうカルヴィンの その気持ちを裏切らないですむのだろうか?……と。]
(31) 2012/01/02(Mon) 04時頃
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[けれど、誘い自体がとても甘美で、 それを改めて拒むことはできなくて。]
……一日をどこで区切って良いかわからない、ね……
[鮮やかな方はいつものように寝台脇のテーブルに乗せる。 そうしてから、ぬいぐるみがある寝台へ。 できる限り、日常的な語句を口にしながら横たわる。 睡眠導入剤もなければ 酷く香る薔薇と、暑い熱と、渇く喉。 はたして*眠ることはできるだろうかと思いながら*]
(32) 2012/01/02(Mon) 04時頃
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/* うーん、うーん、カルヴィンとこもりきりになってしまってその点がすごく申し訳ない。
(-9) 2012/01/02(Mon) 04時頃
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/* どうでもいいですが、初回投票以降票が入らなくなったな……
さて、今回の投票は……カルヴィンはない、セレストとエリアスははずす。すると、ロバートとレオナルド……
デフォルトがレオナルドなんででふぉでいいか?
(-10) 2012/01/02(Mon) 11時頃
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/* と、言うかエリアスVSロバートが見たい(笑) VSですよ、VS(燃
(-11) 2012/01/02(Mon) 11時頃
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/* でも、それは今日見られる(と、いいな)から 投票には関係なさそうだった
(-12) 2012/01/02(Mon) 11時半頃
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[鮮やかなほうは、同じ卓上に置かれたぬいぐるみを 興味津々という風に嘴で突付く。 ただ、どうして動かないのだろう?と、訝しげにもしたが。] [フィリップは驚いていた。酷く薔薇の香りがする中で。 カルヴィンから回された腕が温かいを通り越して熱い。 カルヴィンが言葉を紡ぐと、息さえかかる近さに眩暈がする。]
うん……夜も終わらない、なら…… ずっと、寝なくちゃいけない、よね。
[自分の鼓動がうるさくて、 何かに耳を済ますことは到底無理だったけど キスした後内と外の境ではしゃいだ、 あの時間は終わってしまったのだと、なぜか思って。 静かに息を吐き、少しだけ身体をずらしながら、 そっとカルヴィンの頭を撫でた。ゆっくり眠れるようにと。 ……下げたくなるのを抑えようとしながらも 時折堪えきれず、今は噛み痕も薄れた白い項に触れたけど。]
(37) 2012/01/02(Mon) 16時半頃
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……………?
[呟きの意味がわからない。 ただ首筋を擽る息に微か震えながらも 腕の力や声色に滲むものに、 その髪撫で安心させたかった。]
[ただ、息の熱さに熱いのは自分だけじゃない ように感じるのは願望か、事実か。]
………それは、嬉しいけど……
[たずねられた言葉に、思わずこくり、と頷いた。 只でさえ戦っている最中に、その誘惑は抗えなくて。 が、何か抱えている様子、不安げな様子、それに……]
カルヴィンが、それで痛くないなら……
[痛みをこぼす様子が心配で、少しだけ身体を離し表情を覗き込もうと]
(39) 2012/01/02(Mon) 17時頃
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フィリップは、カルヴィンに身体の熱に気づかれないよう注意を払いながら。
2012/01/02(Mon) 17時頃
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[違う痛み。] [それはフィリップにしることの出来ない痛みだろうか? 同じ痛みを抱えていた姿の言葉に ふと、違いを感じて、胸が締まる気がした。] [覗き込んだ表情に溶ける熱を 感じるのは思い込みたい主観だろうか? 薔薇の香り、唇から視線がはずせないまま。 耳に滑り込む言葉さえ甘く。]
……俺、だって……
[触れるか触れないかの距離がもどかしい。 頭を撫でていた手に力が篭る。先程の刹那的なものと違い 今度は外気の冷たさに罪悪感を感じる間もないほど 柔らかく、酷く熱く。
少しだけ視界の端カルヴィン越しにサイラスの眠る姿が見えて。 鮮やかな姿も、共同スペースに置かれた黒手袋も。 全てから切り離すように かけていた毛布を引き上げて篭ろうともした]
(41) 2012/01/02(Mon) 17時半頃
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/* 音楽室で眠ってしまったセシルを拾いたいが動けぬ……
(-21) 2012/01/02(Mon) 17時半頃
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/* うん、まぁそうなる、よね。 赤で誘導してたのかな?カルヴィンの発言見ると。 薔薇はセレスト希望してたんだろうけど……… 昨日サイラスがカルヴィン選択した時点でそのルートは厳しかったよ……
(-23) 2012/01/02(Mon) 17時半頃
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[やり方を知っている訳じゃない。 けれど、薔薇の香りに溺れるのには 本能があれば充分だった。]
[毛布に篭ればなお香りも熱も強く。 強請る言葉に促されて、口腔内、深く味わう。 ぎこちない動きに時折歯がぶつかる音がしたけれど。 カルヴィンが同じ人間とは思えない程甘く感じて。]
…………ね……見たい。
[熱に溶けた翠で瞳を閉じたカルヴィンの耳元囁く。 カルヴィンの肌を、まだ見たことない姿を。 そう、囁きながらも手はその着衣を乱し始めていた、が。]
(43) 2012/01/02(Mon) 18時頃
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/*
(>>5:161 サイラス)の時は俺襲撃も視野に入れてる感じなのかなーと思ってたんだけどどうなんだろうね?
俺の行動としては (カルヴィン襲撃の隙を作るため)部屋から逃走 →カルヴィンが追っかけてきた。(襲撃されたくない?(@@)でテンパリ
サイラスと遭遇したかどうかをサイラスに任せる。 セレストに棘移動の話が出たので、 サイラスが直にセレストに行けるように。
サイラス→カルヴィン襲撃だとセレストに棘移動が相当難しくなるのは前述から見えた&サイラスも俺襲撃する理屈こね始め?(>>5:161)じゃあ、負縁故利用してカルヴィンじゃなくセレストに棘移動案思案。
って、いう流れかな。メモメモ
(-24) 2012/01/02(Mon) 20時頃
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[口付けを深く交わすまでは 「サイラスが好きなのに、俺とキスして 後々カルヴィンが痛くないかな?」と 訴えられた痛いという言葉に、 そうも思っていたのだけれど。]
へへっ 嬉しい。 カルヴィンのこと、好きだから、俺ので嬉しい
[繰り返される言葉は乾いた砂に染み込むように。] [着衣を剥ぎ取り薔薇の香りの ……気がつけば匂いではなく香りと認識していた たつ肌に、項のような赤い花を咲かして。 いうなと言われた、カルヴィンが好きだということを フィリップは繰り返し口にする。]
(60) 2012/01/03(Tue) 00時半頃
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[質問には迷いもなく頷く。当然だよ、というように。 カルヴィンは迷いの真っ只中にいるのとは反対に。 薔薇の棘、その影響下にあることも知らない。 わかるような理性はすでにぐずぐずと溶けて
荒い息の合間に 共感の言葉がかえれば、嬉しくて 自分より小柄な身体を強く抱きしめた。]
………怖くないように、するから……
[ね?と、触れるだけではなく、 その先を強請り首をかしげる。 思い出すのは、引いていた姿と震えてた肩 押し当てた熱で何をしたいかは伝わるだろう]
(66) 2012/01/03(Tue) 01時頃
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[フィリップよりも、ずっと濃い色の瞳がこちらを見る。 困惑か恐れか、フィリップにはその頭を撫でて 彼の決断を待つしかないのだけれど。
受諾が返り、胸がぎゅっと締め付けられる。 それは無論痛みなどではなく。] …………っつ カルヴィン……好きだ、ほんっとうに好きだ。
[それ以外の言葉がつむげなくなる。 閉じる瞼に口付けしながらも、 言葉と、熱に絡む指先、それだけで限界に達しそうで。 こもっている毛布の中で、カルヴィンの片足を肩に担ぐ。 ……知識もなければ、油も軟膏も……潤滑を促す道具もない。 辛うじて、指先で唾液を塗りこむぐらいか。 そんな稚拙な状況で、穿つ]
(72) 2012/01/03(Tue) 01時半頃
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/* ありがとう、ありがとう、ずっと気になってたんだ、セシル!!
(-30) 2012/01/03(Tue) 01時半頃
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/* もし、誰も関与していなかったら カルヴィンが落ちた後、むちゃくちゃな理屈でもいいから理由つけてセシルのところに転がり込む、とは考えていたのでありがたいです。 これで、セレスと戸の対応に全力投球します
(-31) 2012/01/03(Tue) 01時半頃
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カル………ヴィ…ン
[潤滑油の無い内部は痛いぐらいに締め付ける。 けれど、その痛さに 肉薄する感覚と熱は強烈な快楽になって。 カルヴィンが微か零す言葉がいじましく愛しい。 ただ、また閉じてしまった瞳から、 雫がこぼれ始めれば、痛くない、といわれてもあわて。 けれど、止めることも出来なくて。 せめて涙が止まるようにと 雫を口で拭うぐらいしか出来ない。]
俺も……なか、すっごい、あつ……
[カルヴィンの迷いも、サイラスを思う気持ちも、 熱に対する恐怖も、痛みを和らげることも ゆっくり待つことも、落ち着かせることも出来ない、 自分の思いばかりぶつける拙い気持ち同様に。 それでも、カルヴィンの声に甘いもの含まれれば なお嬉しくて、カルヴィンの中に白を刻むまで揺さぶった。]
(78) 2012/01/03(Tue) 02時頃
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/* おおお、とレオナルドの行動をがん見
(-33) 2012/01/03(Tue) 02時頃
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/* うーん、ロバートもレオナルドも落としたくないなぁ。 セレスとは絶対だめ、だけど、 エリアスっていうのは選択肢としてありだろうか? セレストがなお焦ると言う感じで
(-35) 2012/01/03(Tue) 02時頃
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[どうしてカルヴィンが謝るのだろう? むしろ、自分が謝るべきなのに、と。 熱に浮かされた頭の中、軽く引っかかる。
けれど、次いだ言葉が聞こえれば 強い快楽と共に、引っかかりは押し流されて。]
うん、ずっと、ずっと………っ
[カルヴィンの心を知る術は無い。 ただ、毀れた言葉にすがる様に、盲目に信じ込む。 カルヴィンも、自分と一緒にいたいと、 思ってくれている、それを。]
[熱を開放し、ぐったりとカルヴィンにしな垂れかかる。 が、すぐに彼が意識が無いのに気づく。]
…………カル、ヴィン……?
(80) 2012/01/03(Tue) 02時頃
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[無理をさせすぎた?という楽観と、 口付けた後眠ってしまったサイラスが ふと頭によぎる悲観と、 ただ、どちらにしても、 自分が原因ではないかという妄執に飲み込まれるのは……*]
(81) 2012/01/03(Tue) 02時頃
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/* でも、ロバート、かなぁ? うーん、うーん
(-37) 2012/01/03(Tue) 02時頃
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