179 仮想現実人狼―Avalon―
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
―宿・サイモンの部屋―
[睡眠を取った後、喉が渇き、水飲み場へ行った帰り、 サイモンの部屋を通り掛かると、何故か扉が薄く開いていた]
……あれ。前は、閉まってたのに……。
[嫌な予感を覚えながらも、吸い寄せられる様にそこへと近づく。 頭の奥底で、警報が鳴っている。 ――『見るな』―― そう無音の声がするが、少年の躰は止まらず、 扉を大きく開き、中を覗き込んだ]
……―――うわあああああああああ!
[それは凄惨たる光景だった。 寝台や壁に飛び散る血、臓物を剥き出し横たわる男の死骸。 血と死の香りが立ち込める――悪夢の間。 少年は絶叫し、腰を抜かして床に座り込んだ]
(1) 2014/06/03(Tue) 00時頃
|
|
―回想・夜の宿 サイモンの部屋―
[そのスキルが本物かどうか、少年は半信半疑でいた。 だが、異様な雰囲気に稚拙な精神が呑まれたのか、 時が経つ程、酷い喉の『渇き』を覚える。 水を飲んでも癒されない口渇感、 それは、他人の皮膚の下に流れる熱き血潮を想像すると、 不思議と和らげられるようだった]
……、サイモンにーちゃん、居る……?
[昼と同じく、扉越しに声を掛けるが、矢張り返事はない。 躊躇いがちに扉を押すと、何故か、あれ程固く閉ざされていた其処がすんなりと開いた。 これもゲームの力なのか。頸を傾げながらも、隙間から身を滑り込ませて中に入る。 ――『ドクン』 心臓が高く鳴り、掌に汗が滲んだ。 窓から射し込む月光を頼りに室内を見回すと、ベッドの上ではシーツが蹲る人型に盛り上がり、ガタガタと震えている]
(*0) 2014/06/03(Tue) 00時頃
|
|
[窓を背に、足音を忍ばせて近づく。 ――『ドクン』 もうすぐ時間だ。 きっと、スキルは勝手に発動するんだろう。 そう、少年は思う。 自らに言い聞かせるように]
( ただ、俺は、サイモンにーちゃんの無事を確かめるだけ )
[声を掛ければ良い、そう解っているのに、乾いた唇は何故か動かない。 まるで、獲物を狩る獣が息を潜めるように、静かに寝台の傍らに歩み寄り、 ――『ドクン……』 そっと手を、シーツに伸ばした。 こんな時なのに、矢鱈と喉が渇いて、指先が震える。 ――『ドク……』 逸る鼓動が耳を打つ。煩くて、眩暈がしそうだ]
(*1) 2014/06/03(Tue) 00時頃
|
|
( 確かめる、だけ )
――『ドクン……!』
( ……、嗚呼 どうして、こんなに )
[シーツを一気に剥がす。 ヒッ、というサイモンの短い悲鳴が聴こえた。 怯えた眼、震える唇、透き通る白い肌。 それを見た時、少年の中で、何かが切り替わる音が、した。 少年は、シーツから離した手を振り上げ、嗤う]
( 喉、が…… )
迎えに来たよ、……サイモンにーちゃん。
( 乾く ―――……! )
[異形の影が、月に照らされ、悲運なる犠牲者に覆い被さる]
(*2) 2014/06/03(Tue) 00時頃
|
|
[悲しみと絶望の狭間で、狂気が花開く。 少年の眸が赤く染まり、剣呑たる光を放つ爪先が、男の躰を斬り割いた。 己の姿に驚いたか――瞠目した相手は断末魔の叫びを上げる事も叶わず、 皮を割かれた胸や腹部から血飛沫を上げ、白いシーツに、壁に紅い花弁を撒き散らす]
……ゥ、ウ、ガアアアアア……!
[獣と化した少年は我を失い、咆哮を上げ、鋭い牙を男の喉に突き刺す。 頸動脈が切れ、飛び出る血潮。 返り血を浴びながらも、少年は、喉を鳴らして美味そうにそれを啜る]
( 満たされる ) ( 満たされる )
[絶命し切れず、震える男の手指。 少年は顧みず、割いた肉の奥に見える、白い骨と蠢く心臓に紅い眼差しを止める。 牙を振り上げ、骨を噛み砕き、未だ動いている心臓を咥え、咥内でグシャリと噛み潰した]
( 甘い ) ( 甘い )
(*3) 2014/06/03(Tue) 00時頃
|
|
( 嗚呼、渇きが …… )
[臓物を喰らう。 血と死の香りが、この獣には食欲を誘う芳香の如く感じられる。 興奮が高まる。 飲んだ男の血が、獣の躰を駆け巡り、下腹部を熱く滾らせて。 堪らず下服の前を寛げ、取り出した性器を強く扱いた]
……―――ッ……!
[溢れ出す血流に、獣の――性の甘美を知らぬ少年の白濁が交じる。 絶頂の愉悦を味わう一瞬、何かの映像が脳裏を過った。 だが、それすら、止まらぬ男の血の波に押し流され、消え去って行き]
( 渇きが、満たされる…… )
[獣は一心不乱に、嘗ての友の死骸を屠る。 美しい月明りに照らされ、世界を紅く染め上げながら――]
(*4) 2014/06/03(Tue) 00時頃
|
|
[やがて覚束ない足取りで、呪縛の――スキルの解けた少年が、部屋から出て来た。 虚ろな眼、血に塗れた躰を暗がりに隠しながら、自分の部屋へと戻って行く]
……クシャ、グレッグ……、
スキル、確認……出来たよ。
[仲間は聴いているだろうか。 或いは、自分の狂行の総ては、この能力を通じて知れているのかもしれない。 だが、今は何もかもが気怠く、他人が自分をどう見るか等、考える余裕もなくて、 ただ気の抜けたような声音で、スキル発動の事だけ報告する]
……、血、落とさな、きゃ……。
[飢えが、渇きが満たされた筈なのに、 終わると酷く胸苦しく、息が出来ない。 目頭が熱くなって、少年は重い脚を引き摺り、部屋への道程を急いだ。 この躰の汚れを、覚醒した醜い欲望を、 そして、溢れて止まぬ涙を――誰にも見られぬ、ように]
(*5) 2014/06/03(Tue) 00時頃
|
靴磨き トニーは、メモを貼った。
2014/06/03(Tue) 00時半頃
|
[眠たげな聲が]
さっきはびっくりさせちゃって御免ね。 俺、……俺は、大丈夫、だよ。
ちょっと休んで来る、ね。
[欠伸を噛み殺し、瞼を閉ざした**]
(*6) 2014/06/03(Tue) 00時半頃
|
|
[まだ気怠さが残っている。 少年の未熟な心身には、スキルの発動は負荷が大きい様だった。 だが、この問いには早く答えた方が良いか、とのろのろと口を開け。 グレッグ>>*7>>*8に]
……ん。『消滅』が嫌かどうか、で言えば、今の俺は、 嫌ではない、と思う。
[不意に、両親の顔がチラと霞む。 自分はリアルな生に執着が薄くとも、悲しむ人も居るのだろうか?]
(*20) 2014/06/03(Tue) 17時頃
|
|
俺には、グレッグがやりたい事がまだ良く解ってないんだけど…… グレッグとクシャミと俺が狼陣営だって明かして、 『消滅』したくないと思ってる人が多い陣営を勝たせるって事なの、かな?
[勝利は個人ではなく陣営毎だ。 少年には彼の言う「どうにも、動けそうにない」>>*7が良く解らなかった]
(*21) 2014/06/03(Tue) 17時頃
|
|
心配なのは、……狼だって明かす事は、ゲームそのものを成り立たなくさせないかな。 クシャミの言う通り、ワンサイドゲームになるというか、 前にサイモンにーちゃんが言ってた『投了』に当たって、もしこれが運営側から課せられた強制ゲームなら、ペナルティとかないの、かな。
[対立を前提としたゲームを根本から覆す事になるのではないか、と。 悪役が悪として機能するからドラマが成り立つ様に、狼陣営がその役割を果たさねばゲームシステムそのものが成り立たない。 それともグレッグがしたい事は、別の形なのか――解らず、少年は困惑した聲で返した]
(*22) 2014/06/03(Tue) 17時頃
|
|
後は、俺は一番は、クシャミの気持ちを尊重したい。 クシャミがそれでいいなら、俺も無理には反対しないよ。 クシャミは俺とグレッグの希望で、2狼しかいない中で占い師を騙ってくれて、占い先も決めた訳だし。
[昨日の会話>>*37>>*43>>*48を思い出す。同胞に与えた負荷は大きいだろう。 少なくともそれを無視したくはなかった。 また、>>*14狼陣営が「全員で負けるって決め」て名前を出したとしても、村側陣営の人々が真にそれで満足し納得するのかは、少年には解らなかったのだが……**]
(*23) 2014/06/03(Tue) 17時頃
|
靴磨き トニーは、メモを貼った。
2014/06/03(Tue) 18時半頃
トニーは、ワンダに話の続きを促した。
2014/06/03(Tue) 18時半頃
|
―サイモンの部屋―
[生前の原型を留めない、酷い骸に、少年は腰を抜かす。 驚愕と恐怖で、叫んだ後は声が出ず、ガタガタと震えていた。 『見てはいけない』――そう解っているのに、視線が縫い付けられた様に其処から動かない]
……サイ、モ……にーちゃ……!
[どの位の時が経ったのか、誰かの声>>37がした。 細い背に視界を遮られるが、網膜に焼き付いた光景は消えず、 暫くは茫然自失としている。 続いて現れたリンダ、シロガネ、チアキやクシャミらの姿も認識出来ず。 温かい声音>>49に漸く、僅かにも我を取り戻し]
ワ、ンダ……?
[凄まじい緊張から解かれ、急に安堵に襲われて、 優しい申し出の意味も解せぬ内に、ふ、と意識が遠のく。 強いショックから少年は気を失い、後はワンダに運ばれ広間へと移る]
(136) 2014/06/03(Tue) 20時半頃
|
|
―夢―
[ 未だ温かい其の骸が
井戸へと堕ちて行く
無垢な眸 優しい息吹
ただ一人の友達が
井戸へと堕ちて行く ]
(-42) 2014/06/03(Tue) 20時半頃
|
|
( ごめん なさい あやまるから
ごめんなさい
何度でも あやまるから )
(-43) 2014/06/03(Tue) 20時半頃
|
|
[ 未だ温もりの残る掌で 井戸の縁を握る
光射さぬ 暗い澱 底の見えぬ 深き闇
絶望と悲しみの波に揺られ ぽかりと浮かぶ
純粋無垢な あの眸が ]
『 悪魔みたいなダンジョンだ―― 』
[ 笑ったサイモンの優しい微笑みが
過去の残影に重なり 眼裏から消えない
今も そして 絶頂に打ち震えたあの瞬間も ]
(-44) 2014/06/03(Tue) 20時半頃
|
|
―広間―
[優しい波の様に、身体が揺れる。 柔らかい羽の様に、心が安らぐ。 自分の名を呼ぶ声が聴こえて、少年は眼を覚ました。 場所は、広間のソファ。 大丈夫か、と案じてくれる声がした。 ワンダだ>>73]
……ワンダ…、……う、ん……。
[未だ夢現の面持ちで応えるが、心の何処かに脅えが残り、 報告をしに行く、と彼女が離れ掛かると、反射的にその服の裾を掴んでしまう。 行かないで――そう、言い掛け。ハタと我を取り戻し]
あ、……御免。 うん、俺は、……大丈夫、
[掠れた声で言い、手を離した。 指の震えが止まらず、ぎゅっと掌を握り込んで待つ]
(142) 2014/06/03(Tue) 21時頃
|
|
『 お前が殺したんだ 』
[頭の中で聲がする。 俺じゃない!――そう、叫び返す]
『 お前が殺したんだ 』
[聲が木霊する。 違う、あれはスキルが発動しただけ。 俺じゃない、俺じゃないんだ……!]
『 ならば何故 サイモンに声を掛けなかった? 』 『 獣の様に息を潜め 獲物を狩る様に近づいた? 』
[執拗に、聲が。 俺じゃない、俺のせいじゃない、俺のせいじゃ――]
『 お前が 殺した 』
[責めて、来る]
(-46) 2014/06/03(Tue) 21時頃
|
|
[やがて戻ったワンダ>>76から、温かい珈琲を貰う。 カップを両手で包み込むと、熱がじんわりと掌に染み込んだ。 立ち上る湯気、『冷まして』と言われ、息を吹き掛けようとするが、 温かくて、優しくて、まるでそれは人の温もりそのものの様で、 不意に、涙が――零れる]
……サイモンにーちゃん、は、 俺の友達だったんだ、……。 あんなに、なって……痛かった、かな……。
[暫くは頬に流れる雫を止められず、静かに泣いているが。 彼女の手が頭を撫でてくれると、次第に衝撃と悲しみからも浮上し、小さく鼻を啜って、珈琲に口を付けた]
……あり、がと。ワンダ。 凄く美味しいよ。 俺、しっかりしなきゃな。 御姫様守る、ナイトになんかなれないよな。
[髪に触れた手は、震えを帯びていた。 怖いのは、ショックだったのは、自分だけではないのだ。 そんな当たり前の事に今更気付き、ワンダを見上げると、泣き濡れた頬を無理にも笑ませた]
(144) 2014/06/03(Tue) 21時頃
|
|
―広間→食堂―
[珈琲を飲み、人心地付くと、 泣いた気恥ずかしさもあって、気分転換にと一度広間を出る。 まだ話し合いは始まる前だろうか。 空腹感を覚えた訳ではないが、足元がフラつくので、 寝る前に言った通り、何か腹に入れておこうと。 食堂につくと、黙々と食するシロガネ>>141の姿があった]
シロガねーちゃん……? へへ、俺も食べに来ちゃった。 何か、あるかな?
[昨日よりは元気のない足取りで歩み寄ると、 よいしょ、と椅子に座って]
(147) 2014/06/03(Tue) 21時頃
|
|
―食堂―
[暫く茫然自失としていた少年は、シロガネらの話しはまだ耳に届いていない。 食事を終え一息ついたら、録音内容―― 其々の占い結果と処刑対象について確認しただろう*]
(149) 2014/06/03(Tue) 21時頃
|
靴磨き トニーは、メモを貼った。
2014/06/03(Tue) 21時半頃
|
[怒気を露わにしたグレッグ>>*15に、 少年は何も言わなかった。 否、言えなかった。 それは、自分の身に起きたそれへの脅えであると共に、 陣営との離別を表明した様に聴こえる彼に、 今、何をどう告げるべきなのかが――解らなかった為だ]
(*31) 2014/06/03(Tue) 21時半頃
|
|
[クシャミの聲>>*19に、安堵を覚え深く息を吐く。 躰の気怠さは未だ消えていなかったが、辛うじて言葉を返した]
うん……。だいじょ、ぶ。 ありがと、クシャミ。
[少なくともクシャミは自分と同じ『人狼』。 ゲームを続ける為には、否応なくこの暗黒なるスキルを背負わされる者だ。 二人の様子からするに、少年のサイモン襲撃の仔細はスキルを通しても伝わって居らぬ様子で。 クシャミにその事を告げるべきか一瞬逡巡するが]
……、……。
[結局は言わずに口を閉ざす。 スキルの発動は人に依って異なるかもしれない――という希望的な気持ちと、 どのみちこの宿命的な役割からは逃れられず、 であれば、彼自身がその詳細をやがて知る事になるのだろう――という絶望的な確信があったから]
(*32) 2014/06/03(Tue) 21時半頃
|
|
[クシャミ>>*30のサラっと言う台詞が、何故か心に染みた。 アヴァロンで普通に遊んでいた頃、何度か似た台詞を言われた事があったが、心に響いた事はなかったのに]
……うん。
そう、だよね。
[両親の顔が浮かび、頷き掛けた刹那。 つい数時間前に見た、驚愕に打ち震えたサイモンの顔が、それを掻き消した。 上がる血飛沫、――仮想空間とはいえ、止めた息の音。 そんな自分に『生きたい』と願う事は赦されるのか? 言葉にならぬ懊悩を抱え、少年は唇を引き結ぶ]
(*33) 2014/06/03(Tue) 21時半頃
|
|
[シロガネの言葉>>133を思い出す]
この流れだと、俺、 もしかしたら処刑に選ばれるかもしれないな。 サイモンにーちゃんを襲った時……、 俺、……俺は、自分が獣になったと思った。
だから、処刑されるのは、ほんとは怖くないんだ。 むしろ、……―――
[この、狂い掛けた思考から、欲望から、 自分を責め苛む夢から逃れる事が出来るならば。 そう、浮かぶ言葉は潜め]
ただ、クシャとグレッグを残して、早々に逝ってしまうのは申し訳ない気がしてる。 今のうちに、俺に出来る事とかってある、かな……?
[そう言えば、今夜の襲撃や占い先はどうするのだろう、と。 次第に眠気で重くなる頭を軽く振り]
(*34) 2014/06/03(Tue) 22時頃
|
|
―食堂―
[食堂には、シロガネ>>156と少年、二人の姿がある。 少年は椅子に座り、シロガネの美しい顔を見詰めた。 白い素肌、何もかもを見透かす様な、漆黒の眸。 深い憂いと慈愛を讃えた、其れは――少年の夢に出る、 悲しき井戸の如き、深い闇の色]
……フィレ肉? ありがと、シロガねーちゃん。
おいしそ、う、だね……。
[卓向かいの彼女に笑い掛ける、少年の顔は何処か歪かもしれない。 唇が震え、否、全身が震えて、上手く笑えない。 温かな湯気を立ち昇らせる、変わり果てた兎の肉。 滴る血の様な、濃厚なソース――それはまるで、数時間前に見た サ イ モ ン の よ う な ]
(169) 2014/06/03(Tue) 22時頃
|
|
/* 迷いましたが、>>153>>155にて恐らく処刑免れないと思われたので、キリング受諾系で回しました。 2狼なのに申し訳ない…! 匿名メモが無いので、赤襲撃ロルと関連させて情景確定するため、早々に発見ロル落としましたが、結果的には同陣営――特に狼のクシャさんには負担を掛ける展開にしてしまいました。(土下座
(-54) 2014/06/03(Tue) 22時頃
|
|
―食堂― ……うん、……。
[シロガネが卓を回り込む。 いつもの彼女と異なり、やけに言葉少なに。 足取りも潜むように、音を殺している。 ――それは、あの時の自分と同じ―― ]
ねぇ、シロガねーちゃん、 俺ね、昔……犬を殺した事があるんだ。
学校の傍に居た、野良犬。 その時、俺、いじめられてて、 ……その犬、殺さなきゃ、お前を殺すって言われてさ。
[他愛もない昔話をするように話しながら、 少年はナイフを手取り、兎の肉に刺し込んだ。 サク、と音もなくそれは切れる。 口に運ぶ気は――しなかった。 彼女の影が、少年に覆い被さる]
(176) 2014/06/03(Tue) 22時半頃
|
|
[食堂で、少年は死期を悟る]
御免、……俺が不甲斐ない所為で、 二人に負担掛けちゃうな。
俺とクシャが繋がってるって、多分、 そんな手掛かりはないんじゃないかな……?
俺の事は捨て置いて、クシャが生き残れる方法を取って欲しい。 グレッグにも、重荷背負わせて御免ね。
[急ぎ、聲だけを届け]
(*40) 2014/06/03(Tue) 22時半頃
|
トニーは、マユミに話の続きを促した。
2014/06/03(Tue) 22時半頃
|
―食堂―
[暖色系の照明に照らされ、シロガネの影が落ちる。 少年は振り返らない。 切り開いた兎の肉を、ただじっと見つめて]
……怖かった。 戦えなかった。 どうすれば良いか、解らなくて。
俺は、その犬を殺して、井戸に捨てたよ。 毎日、毎日……餌、あげてたのに。
[純粋無垢な、あの眸を思い出す。 井戸へと手放した後、残った温もりを思い出す。 あの時――恐らく少年は自分をも捨てたのだろう。 学校にも行かず、部屋に閉じ籠り、死んだように生きて来た。 この、仮想現実で]
(188) 2014/06/03(Tue) 22時半頃
|
|
……ねーちゃん、御免ね。 俺、この肉……食べれないんだ。
もう、……。
[振り返れば、歯向かえば、彼女を殺せたかもしれない。 だが、少年は奥歯を噛み、何かを堪える様にして、 瞼を――閉ざした]
(189) 2014/06/03(Tue) 22時半頃
|
|
ありがとう、グレッグ、クシャ。 俺、……もう、運命を受け入れる。
サイモンにーちゃんを殺した幻影が、消えないんだ。 だから、これは当然の報いだ。
俺が人狼だって事は、バレても良いよ。 襲撃は、クシャが生き残れる確率が高い方が良い。
[では誰が妥当か、という所までは すぐに思考が回らないが]
(*46) 2014/06/03(Tue) 23時頃
|
|
グレッグも、クシャも、俺を助けに来ちゃ駄目だ。 もし、シロガネが明日生きてたら、俺が人狼だって解ったら、 庇いに来た人が疑われる。
だから、俺の事は――見殺しに、してくれ。
[少年は瞼を閉ざし、聲を送った]
(*47) 2014/06/03(Tue) 23時頃
|
|
[シロガネの短剣が、少年の頸を貫く。 未成熟な頸動脈が斬り割かれ、勢い良く鮮血が飛び出した。 身体が急激に熱くなり、息が、詰まる―――]
………―――ッ……!
[抗いたくなる衝動を、必死に堪えた。 想像を絶する痛みに身悶え、椅子から転がり落ちる。 断末魔の叫びを上げる事も叶わず、ぜえぜえと息を吐くと、 小さな唇から大量の血が溢れ出し、白い床を染め上げていく]
……、…ン、……。
[生まれて初めて味わう、壮絶な苦しみ。 死の恐怖に脅え、叫びたいのに声も出ない。 血に濡れた唇が震え、音もなく誰かの――名を紡ぐ。
そして――少年は小さく身体を丸め、血溜まりの中で *絶命した*]
(202) 2014/06/03(Tue) 23時頃
|
|
[意識が途切れる間際、少年は最後の聲を飛ばす]
クシャ… グレッグ…
俺、……少しの間、だったけど……
二人と、話せて……良かっ、……た、……。
[荒い息遣いが緩慢になり、やがて途切れ、 以後――少年のスキルは消滅しただろうと**]
(*49) 2014/06/03(Tue) 23時頃
|
|
[風が頬を撫でる。 草原の風だ。 髪に優しい感触が宿る。 彼の、手だ]
……サイモン、にーちゃ……。
[温かい眼差しに抱かれ、思い出す。 あの時交わした、己が約束を。 『 俺が 迎えに行ってやるよ 』>>*1:81 そうだ――行かなくては。 今度こそ、本当に]
待ってて、……にーちゃん。
[獣ではなく、友として、 迎えに――行くから]
(-82) 2014/06/03(Tue) 23時半頃
|
|
/* 出来ればもう少しワンダさんとドラマを深めたかったですが、残念無念。 そして潜伏狼だったのに、あっさり死んでほんと御免なさい。 墓下で旗振って応援してます。どっちの陣営も!
(-83) 2014/06/03(Tue) 23時半頃
|
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る