47 Gambit on board
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ふふ、流石おじ様、良く解ってらっしゃる。 ええ、本当に自分でどうにもならない時は、申し上げます。 ……ッ
[笑おうとすれば、矢張り傷は痛んだ。それを手で押さえて治癒力を集中させる。 幸い、後頭部の傷は出血こそ派手だったが傷自体は浅かった様子で、殆ど問題なかった。 ―――問題は、絶対量の減少による貧血。本当は、休養が必要なのは明らか そのまま大人しく抱きかかえられる姿は、抱える方も抱えられる方も血濡れ。 下世話な噂が立つことはなかっただろうが、すれ違う者がいたならばぎょっとしたことだろう。 生命力をやる、というのには、首を振って]
ふぅ…怪我人からは頂けません。 これは、私のポリシーなんです。 どうしても私に吸血鬼ごっこをしろというのなら、健康体を用意してくださいな。
(65) 2011/03/26(Sat) 22時頃
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[などと言っていれば、第五師団の駐屯所に着いただろうか。 そこにナユタとテッドが居ても、とりあえず衛兵にベネットの行方を問う]
………不在? 本当に?
[先ほど席を外したと告げる衛兵に、小さく唸った時、やはり再び脇腹が痛む。]
(66) 2011/03/26(Sat) 22時頃
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助手 ゲイルは、メモを貼った。
2011/03/26(Sat) 22時頃
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―第5師団駐屯所― [真顔で言うテオドールに、矢張り真顔で]
何を言っているんだ、テオドール殿。 手当は私の仕事だろう?
[しれっとそんな風に言いながらも、貧血のせいで常よりも呼吸は浅い。]
だが、気持ちは嬉しく思う。 ありがとう。
[第14師団、墓掘り、死神とも言われる彼に、目を細めた]
(78) 2011/03/26(Sat) 22時半頃
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[>>84はぐらかすな、と叱られても、薄く笑む]
はぐらかしてなどいないさ。 手当をしているよ、自分で。
[補う必要があるのでは、という言葉には、見抜かれているな、という顔。イワノフと違ってテオドールは怪我人でもない]
………まぁ。 そうだね。 肝心の血液は、食べて飲んで時間がたつのを待つしかないけれど。
(89) 2011/03/26(Sat) 22時半頃
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助手 ゲイルは、メモを貼った。
2011/03/26(Sat) 22時半頃
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[生命力を『吸う』行為は、他人を癒す為に使う以外ではあまり好きではなかった。 強引に触れられでもしない限り、己から手を伸ばして吸うことはしないだろう。 テオドールに苦笑だけを返していると、後ろでパリ、と静電気がはじけるのに気がつく>>91]
おや、ナユタもいたのか ………そうか、そういうことか
[他の師団を訪ねるなどという彼らしからぬ行為に、何を隠し、確認してからと言ったのか、何となく悟り、声をかけた。]
(94) 2011/03/26(Sat) 23時頃
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[パチ バチッ >>99はじける静電気。 周囲の金属が不快な音を立てるのに、眉を顰めた。]
ナユタ。 おい、ナユタ!
[たぶん、聴こえていない。 イワノフに降りるといい、無理をするなと言われても強引にその腕から抜け出す。 矢張り地に足をつくと同時に膝が崩れ手を地面につく結果になった訳だが、テオドールの服を掴んで立ち上がりふらふらとナユタに近づくとガツ、っとその手を掴んだ]
落ち付くんだ。私は大丈夫だから。 だから、まず深呼吸して、気を落ち着かせろ!
[言葉は通じたか。
ヒュンッ 飛んできたペン先が、腕を掠めた]
……ッ
(103) 2011/03/26(Sat) 23時頃
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―少し前― [ナユタを止めに入る前。 使えるなら使え、と掴まれる手が、惑う]
……すまない
[その手を寄せようとした時、ナユタが暴走しかけていることに気付いたのだった*]
(107) 2011/03/26(Sat) 23時半頃
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ナユタッ!
[悲鳴に近い声は、常の姿からは想像できぬもの ラミケシュが聞いていれば、何事かと思うような声。 振り払われれば、この身体で追うことなどできない。どころか、その場に倒れる むしろナユタめがけて飛んでいく金属を避けることもできなかったが、倒れてしまったことが幸いして、刺さることはなかった 感情が揺らぐ時に現れる症状と知っていた。だからナユタが動揺していることはすぐに解った]
だからッ お前は人間だと、何度も何度も何度も…ッ
……誰か、ナユタを止めてくれ…ッ
[基本的には人に頼ることを良しとしないゲイルが、そう呻いた]
(120) 2011/03/27(Sun) 00時頃
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ゲイルは、倒れた拍子に脇腹が痛み、呻いている。
2011/03/27(Sun) 00時頃
助手 ゲイルは、メモを貼った。
2011/03/27(Sun) 00時頃
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[>>127 ディーンの覇気と共に、磁界が弱まり金属がぼとぼとと落下していく。 よろめく足で立ち上がり、ナユタの傍へと向かう。 手を掴むことは、しなかった]
……否定、か …そうだな、私はそんなことばかり口にしていたか。
―――すまなかった。
[蒼褪めた顔でそれだけを告げ、踵を返そうとする]
ただ、施設の施した教育で忘れてしまった人らしさを 思い出してほしかった、だけだったんだ
[第一皇子の即位を、平和を望む。 それはこういう兵隊を増やしたくないが故。
しかし今は―――身近な人間すら癒せぬ己の不甲斐なさ、理想のはかなさが、重くのしかかった。]
(132) 2011/03/27(Sun) 00時半頃
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[背を向けてしまったから、その表情を見る事はできない]
さぁ…私は伝える自信がなくなってしまったよ。 どうやら貴方に苦行を強いているみたいだから。
誰かの意志にしたがって。 誰かの言う通りに行動して。 そうやって、自分の意志も意図も生きるのは… ―――…確かに楽なのかもしれない。
[一歩、二歩。 そこで再び膝と手をつく。]
はは、格好良く去ることもできんとは。 無様だな、本当に…ほんとう、に
[ペンが掠めた腕に滲む血はそのままに、脇腹をキツク押さえる。 貧血で酷い眩暈を起こしている]
(149) 2011/03/27(Sun) 00時半頃
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[イワノフ、テオドールの言葉を聞く。 そう、 『忘れてしまった』と述べたのは、そういうこと。 ナユタ自身にどうしたらそれを気付いて貰えるのか。 不器用な態度故に伝わらぬ言葉に、気付けば辛辣なことばかり言っていたのかもしれない。]
……肩に担がれるのは、傷口が脇腹なので遠慮したいな 押さえられないし当たる。
[現実的に考えてその手を取るのは躊躇してしまった。 そんなところばかりは冷静に返答するのだった]
(158) 2011/03/27(Sun) 01時頃
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助手 ゲイルは、メモを貼った。
2011/03/27(Sun) 01時頃
助手 ゲイルは、メモを貼った。
2011/03/27(Sun) 01時頃
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[>>165 倒れる前にたよっておけ、と言われれば苦笑いと共に浅い呼吸を苦しげに繰り返す]
ははっ…御尤もすぎて、返す言葉もない、よ。 じゃあ、頼もうかな… 後……先ほどの申し出、未だ大丈夫なら。 少し、呉れるとありがたい
[>>166 動く鋼鉄の腕。気配だけは感じた。 今回ナユタが一番最初に制御を逸し始めた切欠も、 暴走した切欠も、解っていた。 それだけ自分の言葉が、彼にとって軽くないことも。]
そうか。 私が掴んだ襲撃者の腕も。 妙に冷んやりしていたから。そうでないかと、思った。 話してくれて、ありがとう。
[今はイワノフに任せた方がいい、そう思いつつ、出来るだけ淡々と返した。]
(172) 2011/03/27(Sun) 01時半頃
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[>>169ディーンへと向き直る。]
申し訳ありません。 イワノフ殿をお咎めにならないでください。 彼は襲撃犯を捕える為に最善を尽くしています。
襲撃者の、手を掴みました。 ―――随分と、ひやりとした。 傷つけられたかはわかりませんが、もしかしたら痕跡が残っているかもしれないのです。 だから、私は。 未だ、此処に居なくては。
[強い瞳で、真直ぐにディーンへと訴えた。 何時も聞き流すゲイルが、真剣に向き合うのは初めてだったかもしれない]
(177) 2011/03/27(Sun) 01時半頃
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助手 ゲイルは、メモを貼った。
2011/03/27(Sun) 01時半頃
ゲイルは、テッドに抱きあげられたまま、思わずきょとりとした。「…意固地かな?」
2011/03/27(Sun) 01時半頃
ゲイルは、イワノフにナユタを頼んだ、と言うように一度目線を向けた
2011/03/27(Sun) 01時半頃
ゲイルは、ナユタの方は見なかった
2011/03/27(Sun) 01時半頃
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[>>179 有無を言わさず抱きあげられるのには、5cm程度しか違わない身長差ではイワノフの時とは安定感が違う。 どうしても首に腕を回してしがみつくような格好になったのは、ディーンの前では若干気不味かったか]
……解った、第2師団館に行く。 腕に傷が付けられたかもしれない話も、話せたし、少しでも役に立てば…
[嘆息して、そう言い。]
何故、テオドール殿が謝る?
[道中小さく首を傾げて、問いかけた]
(185) 2011/03/27(Sun) 01時半頃
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ゲイルは、イワノフを睨んだ。何故かイワノフだけ。
2011/03/27(Sun) 01時半頃
助手 ゲイルは、メモを貼った。
2011/03/27(Sun) 02時頃
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[>>188の言葉には、素直に頷く]
ええ、私が至らぬばかりか手傷を負わされるような不甲斐なさを露呈している事こそが、咎められるべきでしょう。
[続く言葉は簡単に予想出来たが、苦笑いすることなく、真面目に聞き入る。 報告後、残ることを許可されなければ、矢張り素直に頷く。]
はい。 どうか…よろしくお願い致します。
[それだけを告げて、深深と頭を下げた*]
(191) 2011/03/27(Sun) 02時頃
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―第2師団館救護室― [テッドに運ばれ救護室につくと、長椅子に横たわりながら、テオドールへと手を伸ばす]
貴方も座った方がいい。 結構、キツいぞ。
[生命力の譲渡を受ける前に、そう言った]
(194) 2011/03/27(Sun) 02時頃
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[>>197伸ばした手、掴まれた手で、テオドールの頬に触れる。貧血を起こしているその手は、ややひんやりとしたか。]
後方支援の隊を護るのが前線の役目、と言ったな。 文字通り、後方支援の隊は前線部隊を支援するのが役目。 それがこうして最前線に立つ貴方に心配されているようでは。 ……それこそ、立つ瀬がない。
[新緑の目を細める。 そろり、そろりと加減を探るようにテオドールを取り巻く生命エネルギーの流れのひとつを己に取り込む。加減はしているし、必要最低限を少しずつ、とは思っているが。 テオドールに倦怠感が出始めるのは免れなかっただろう]
………この力の使い方、嫌いなんだけどな。
[緩く口の端を上げる。 やがて、苦しげな呼吸は幾らか緩和され始めたか。軽く目を伏せる]
ああ、貴方の生命は 数多の思いが絡みあって…
[生命エネルギーを取り込むということは、自然テオドールの司るものを感じ取る]
(202) 2011/03/27(Sun) 02時頃
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助手 ゲイルは、メモを貼った。
2011/03/27(Sun) 02時頃
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[人であり続けるのが難しい。 そう言うテオドールに、伏せていた目を開いて、ゆるりと頷いた]
―――多くの傷ついた兵を、民間人を…見てきた。 戦場に出たての頃は、もう屍になった者を治癒しようとして、全部もってかれそうになったことも、あった。
だけど、だんだん麻痺していくんだ。 死が日常になり、 救えなかった命も、仕方なかったと諦めて、 自分が倒れぬ力加減を覚えて、部下を護る為に助からぬ者を切り捨てることを覚えて 何かが、間違っている。そう思いながら
結局同じなんだよ。 自分を兵器だと言うナユタを見ていると思い知らされる。 それでも、私は戦争の道具でありたくない。
……大丈夫か?もう、辞めようか?
[倦怠感を見てとれるテオドールに、心配げに声をかける]
(211) 2011/03/27(Sun) 02時半頃
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[救える命が増えたこともまた事実で。 そのために手を伸ばせなかった命に対しての悔いは、矢張り責任感からで]
そうだと、良いのだがね。
……死してなお留まる思いを受け止める力か。 人でなければ、使えないだろうな。 その年で、殉教者並みの覚悟に応えている貴方には、頭が下がる。
―――温かいな。貴方”たち”の生命エネルギーは
[細まる目に、笑みを返す。掴まれたままの手を、頬から離す]
大分楽になった、ありがとう。 でも―――明日には医務室行きを観念せざるをえんな。 造血剤が必要だ。
[長椅子に横たわったまま、漸く自分の本来の体調を認める言葉を呟いた。]
(215) 2011/03/27(Sun) 03時頃
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[目を緩く瞬き]
”あいつ”?
[血液不足で鈍る思考は、単語で問い返す。]
何故、テオドール殿が礼を言うんだ?
[やっぱり目を瞬いた。]
(218) 2011/03/27(Sun) 03時頃
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助手 ゲイルは、メモを貼った。
2011/03/27(Sun) 03時半頃
助手 ゲイルは、メモを貼った。
2011/03/27(Sun) 03時半頃
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そうかな… もし仮にそうでも、自覚があるとは思えなんな。
私は随分色々な人に面倒をかけて守られているのを、ここ数日とても実感するよ
[第二師団常駐救護班によって髪と後頭部の傷は清められていた。 まだ軽く湿っている髪を乾かすのも気怠く]
うん、お言葉に甘えて、少し眠るとしよう…
[そのまま、瞼を閉じた**]
(222) 2011/03/27(Sun) 03時半頃
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助手 ゲイルは、メモを貼った。
2011/03/27(Sun) 18時半頃
助手 ゲイルは、メモを貼った。
2011/03/27(Sun) 21時頃
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―第二師団救護室― [死んだような眠りは回復のための眠り。 青褪めた顔色の寝顔は、妖精族を源流とするともいわれる森人の血を際立たせる。 テオドールが立ち去ろうとする時、何事か呻く]
―――…後どれだけ
[強くあればいい? 声には乗らず唇だけが動く。 弱冠二十歳過ぎで帝国師団の生命線を預かる重圧に、祖父亡き後自ら引き受け、応えようとし続けている。 自分の弱さも他人の弱さも厭うような節があるのは、認めて終えば己が立ち行かないからだろう。 自分が本当は強い人間ではないと自覚している。
ただ、祖父に連れられ良く知る軍属の人達は家族のようなもので、無事に帰ってこれるよう助けたい、引き受けた理由はそんな子供染みたものだった。それだけで済まないことは、勿論覚悟していたけれど、未だに手を焼いている。 生前、祖父は何と言っていたか。
この世の終わりでも聞けるか聞けないか、非常に珍しい弱音に似た言葉は、酷い疲労を示して居た*]
(283) 2011/03/27(Sun) 22時頃
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―現在軸― [重い瞼をあげると知らない天井が見えた。]
酔い潰れて変な男について行った覚えはないが
[などと一人ジョークをぼやいていれば、第二師団に派遣している医療班に淡々と状況を説明される。]
そんなに眠っていたか。冗談言ってる場合じゃあないな 選帝会議はどうなってるか、誰か知らないか
[しれっと探りは入れるものの、べネット追求がどうなったのかが知りたい事だった。 体調は、まだ貧血が回復しているとは言い難く、酷くて怠い。脇腹の傷は先程の譲渡で回復していた]
(292) 2011/03/27(Sun) 22時頃
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[>>293ディーンの気遣い等知る由も無く、情報が入らないことに業をにやして、医務室を堂々と脱出した。 壁に手を触れ誤魔化すように歩く表情はどんどん血の気が引く。 それでも唇を引き結び、館の外へと]
全く、イワノフおじさまやナユタに見つかったら、また小煩く…
[言いかけて、首を降った。 自分と視線を会わせなかったナユタを思い出したからだ。 小さく笑う]
自由にすればいい。 そも私にどうこう指図する権利など端からないのだから
[振り回しがちなは、多分子供の頃からの癖みたいなもので。ただそれだけの何の効力ももたぬもの 首を振ると思考を追い出す]
さて、べネット殿が犯人なら… 話したい、が。 随分と人気者でお忙しいようだったなぁ…
(304) 2011/03/27(Sun) 22時半頃
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[第五師団の前を思い出し、また苦笑]
私は、理解の、その努力のチャンスを与えるに値しないと…いうことか。 私は、私を襲撃した者を、こんなにも理解したいと渇望しているのに、酷い人だ
[何がおかしいのか自分でも解らないが、込み上げる苦い笑いを隠すよう、手で青褪める顔を覆った]
(305) 2011/03/27(Sun) 22時半頃
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ゲイルは、第二師団館玄関近くの壁に背を預けて居るので通り掛かれば気付くだろう
2011/03/27(Sun) 22時半頃
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[苛立ちの滲む声に顔を上げ、相手を見ると、血の気の引いた笑ってみせた]
ええ、お陰様で。 抜け出してしまいました。 貴方に会いたくて。
[さり気なく手をとる動作は振り払われただろうか。そうでなければ袖から中を覗くだろう]
(334) 2011/03/27(Sun) 23時半頃
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ゲイルは、ディーンとテオドールのことは気付いていたが気を使う余裕がないらしい
2011/03/27(Sun) 23時半頃
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[ちらりと覗いた赤、傷を見慣れた者が見逃す訳もなかった。帝都において襲撃されていない彼が血が滲む程の怪我を手首にしているのは不自然。まさか変な倶楽部のシュミがあるわけでもあるまい。 しかし、自分を襲った襲撃者と己の中で確信しても抱き上げようと延べられた手を避けるでもなく、告発もしない]
昨日から強制搬送されてばかりだ。 話せれば、別に道すがらでもいいです。
べネット殿、昨日私を襲撃した方には、殺意がなかった。出血が多いのはそうでもしないとふせらぬと知って選ばれた手段でしょう。とても妥当です。
が、どうしてなのでしょう、考えても、答えがでない。
襲撃者が何を思って第二皇子の即位即ち大戦を望むのか。 『守る』戦いでは何故駄目なのか。
直接聞ければよいのですが、そうもいかず。 お忙しいとは思うのですが、第二皇子を推されているべネット殿がどう考えておられるか聞いてみたかったのです。
[服越しに手首に触れる。痛みを和らげる程度に、傷に治癒をかけた]
(353) 2011/03/28(Mon) 00時頃
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助手 ゲイルは、メモを貼った。
2011/03/28(Mon) 00時頃
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[べネットの言葉を真直ぐに目を逸すことなく聞く]
和平の道は大戦を選ぶより困難…私も、そう思います。
足りない…そうですか。
聞いてばかりでは失礼ですね。 私は…迷い悩む皆を見て
[それは襲撃者も含め、というニュアンスで語られる]
安易な方へと諦めて思考を放棄しない皆なら、成せると信じます。 確信を得る、それはとても難しい。可能性にかけるには、国はあまりにも大きい。 しかし、苦難の道を行けると、信じずには何も踏み出せない。
(383) 2011/03/28(Mon) 00時半頃
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[囁きに目を細める]
私たちには貴方の力が必要だと思う。 …謝罪などいりません。もとより、私を襲撃したことを咎める気などなかったのだから 可能性を―――信じて欲しい。
[返答はあっただろうか。去って行く三人の背を大人しく見送った]
(384) 2011/03/28(Mon) 00時半頃
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[テオドールのぼやき、ディーンの士官学校からやりなおせとの苦言は聞こえていたので、苦笑を漏らす。返す言葉も無い。昔から無茶をしてはいわれたものだ。
そして三人が去れば、今度こそ意識を手放して倒れ臥す。
気力と、テオドールから分けてもらった力でで保っているようなものだった。 それも尽き、貧血特有の浅い呼吸を繰り返す。
慌てた医療班により宮廷の医療室に運ばれ点滴を受けるのは、すぐ後のこと。
襲撃者の意図を皆に伝えられぬことだけが、心残り*]
(391) 2011/03/28(Mon) 01時頃
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