204 Rosey Snow-蟹薔薇村
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[あの時ほどの痛みではない。 腕の傷が熱もつのを感じながら息を詰める。 加減されるように急速に奪われるでなく ゆるやかに与えるような心地だった。]
――…ラルフの痛みが、 少しでも減ればいい。 はやく、治れ。 元気に、なってくれ、よ。
[ラルフの項に宛がう手で 彼の髪を再び撫でてあやすように言い遣り]
(475) 2014/11/20(Thu) 22時頃
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[フランシスが首振る気配にそっと笑う。 優しい彼のことだから嫌いとは言わない。 そんなずるい思いも見透かせばいいと思いながら]
――…フランシス、 心配ばかりかけてごめんな。
[我儘の為に彼に心配かけていることを謝り]
ラルフ、そろそろ足りる、か? あんま舐められると変な気分になってくる。 それ以上すっと、襲うぞ?
[眉を寄せたまま、にんまりと悪戯に笑い、ラルフを止める言葉。 傷口から溢れる血の量は徐々に減ってきていた。]
(478) 2014/11/20(Thu) 22時頃
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――…これでも自重してるンだけど?
[クツリと喉を鳴らしフランシスの声に笑う。 自重せねば既に襲うを実行していたかもしれぬ保護者に。 服を掴み、背を叩くは彼にしては珍しい行い。 少しだけ愉しげに笑う。]
(485) 2014/11/20(Thu) 22時頃
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[潤む琥珀に隻眼が細まる。 零される吐息の音色にやはり笑みを湛えて]
よし、いい子だな。 後はなるだけゆっくり休んで――…
[腕から離れたくちびるに残る己の赤を 傷塞がりつつある左手の、親指の腹で軽く拭い 髪撫でた手は柔く項を掠めて、身を離す。 ギシリ、と、また寝台がなり、下す片膝。]
(487) 2014/11/20(Thu) 22時半頃
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[ラルフの声>>495が甘く聞こえる。 二人きりならばそのまま戯れる事も有り得るほどに 誘われる心地がした、けれど。 望まぬ事をする心算はなく、ふ、と笑うにとどめた。
フランシスの尋ね>>493聞けばそちらを振り向く。 じとりとした眼差しに困ったように眉を下げた。 背中に奔る甘い痛みに喉を鳴らして]
本当だって。
[拗ねたような声音は少しだけ幼く感じられた。 ゆるとフランシスへと向き直り]
いや、珍しいなーと思って。 俺の為に必死になってくれンのが ちょっとうれしかった。
(498) 2014/11/20(Thu) 22時半頃
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[目に毒、とフランシスに言われた左腕の噛み傷を見る。 血は薄く滲むのみなあたりでラルフが加減したのだと分かる。 背へと向けられた甘い痛みをなぞるように動く保護者の指。 ピク、と微か眉が寄るは欲を擽る動きゆえ。]
――…珍しい。 過保護で心配性で、大事にしてもらってンのは知ってるけど あんな風にあわあわするとは思わなかったし。
[反らされた眸。目許にのる紅は艶やかで。 昔、少女に向けられたものと似ているように感じるは気のせいか。]
(509) 2014/11/20(Thu) 23時頃
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[考えるように視線を巡らせた先、 フィリップがラルフに口付けるが見えた。 じ、と隻眼を二人へと向ける。]
――…その先、するなら見てていい?
[好奇心のままに尋ねた。]
(512) 2014/11/20(Thu) 23時頃
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[フィリップは嫌がらぬ様子。 ラルフの返事待つようにそちらへと目を向けた。 ラルフはと言えば悩む様子。 フランシスも目を丸くするあたりで想定外だったのだろうけど。]
――…熱の解放、だろ? まあ、愛の営みだっつーなら廊下で見張っといてやるけど。
(519) 2014/11/20(Thu) 23時半頃
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[フランシスの言葉>>514にはことと首を傾げた。]
悪い、とは言ってない。 別に気をつける必要もないし。
――そういう一面もフランシスの側面、だろ? 見れて嬉しいと思うけどな。
あー、これ以上は貧血になりそうだから そんなほいほいやらねーって。
[堅苦しくもっともらしいその表情に思わず苦笑漏らす。]
(524) 2014/11/20(Thu) 23時半頃
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やり方には興味あるな。 ひとにしてもらう事ないし。
[フランシスの問い>>522にゆるく頷く。 違いをフィリップ>>523に尋ねられれば瞬いて]
深い想いがあるかどうか? 遊びか、本気か。 好きな相手にされっと、喰いたくなんねぇ?
[想いを深め触れるうち、喰いたいという衝動が芽生えた。 違うのだろうか、と首を傾げる。]
(527) 2014/11/20(Thu) 23時半頃
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[ラルフを害す者がこの山小屋に居る。 そんな状況で遠く離れる事は考えられない。 仮令血の匂いがするとしても部屋の傍、 廊下にいることしかドナルドは考えていない。]
フランシス、ルーツが潰れる。
[じたばたする鳥を見遣りぽつと零した。]
(530) 2014/11/20(Thu) 23時半頃
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[甘い囀りがラルフのくちびるから零れる。 彼の言葉>>531に隻眼を眇め]
――…それはラルフにしかわかんねぇ事、だろ。 嬉しいの、程度にもよるンじゃねェかな。
(533) 2014/11/21(Fri) 00時頃
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フランシスからの飴で555というゾロ目に。
(-130) 2014/11/21(Fri) 00時頃
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[フランシスの言葉>>532にはたと瞬く。 どういうことか、と思うのは 思うまま深く考えず言葉とするからで]
ン、酔わせたなら済まなかった。 ――…平気か?
[血を流したから酔ったのかと思い案じる声向け]
……?
[背を向け見ないという彼を不思議そうにちらと見遣る。]
(538) 2014/11/21(Fri) 00時頃
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[フィリップの言葉>>534にきょとと瞬き]
――…それ、恋じゃねぇの?
[もっと、と強めて言われるそれには 思わずそんな言葉を返していた。]
(539) 2014/11/21(Fri) 00時頃
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[もしもの時、と言うフランシス>>537に 少しだけよわったように眉を下げる。 目許に掛かる自らの前髪が気になり 利き手で軽く掻きあげるけれど 油付けぬそれはさらと流れて元通り目許に。]
――…俺、フランシスにされたら、 喰っちゃうかもしれねぇンだよな。 途中で止める、自信ねぇし。
[ぽつりと小さく声漏らすは ラルフの嬌声>>541が響きはじめる頃。]
(547) 2014/11/21(Fri) 00時頃
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…………ン。 喰いたくなんねぇなら違うのかな。
[フィリップとラルフの言葉からは どちら、とははっきりせず首を傾げる。 結局答えが出ず寝台の二人の様子を眺め]
(550) 2014/11/21(Fri) 00時半頃
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[フランシスと視線がまじわる。 酔ったという彼の顔色を窺い]
大丈夫、だと思う、か。
[危うくも感じられる返事とも思え]
――…熱の解放、しとく?
[深く考えずそんな問いかけを彼へと向ける。]
(555) 2014/11/21(Fri) 00時半頃
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[寝台から聞こえる音と見えるものに煽られぬ事もないけれど 大人と言えず衝動を飼いならす事を覚える過程で 想いを重ねて交わるようにもみえるのに 喰いたいという衝動が見えぬ事を不思議に思う。 思案すればこそ煽られ方は近くある保護者よりも緩やか。]
――…ン?
[名を呼ぶフランシスの声>>558に思考が途切れる。]
……喰いたくなる程度には好きだよ。
[さらと何気ない風に笑いながら言葉返すが 何やら苦しげにも見えるルーツが少し気になる。]
(561) 2014/11/21(Fri) 01時頃
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[フランシスの驚きの声>>559にきょとと瞬く。 具体的な方法は無論考えていなかったから あかく染まりゆく彼の肌に首を傾げ]
――…あァ。 食べたくなるから口では出来ねぇな。 ……手で、手伝う?
[ルーツのように轡が必要かもしれない、とぼんやり思う。]
(563) 2014/11/21(Fri) 01時頃
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[熱の解放。 考えていたものとは違う光景が寝台の上で繰り広げられている。]
――…あれって前戯っていうやつ? フランシスも熱の解放手伝うとき、 ああいうこともすんの?
[寝台の二人を指さして保護者に問う。]
(564) 2014/11/21(Fri) 01時頃
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カオス空間ですね。 え、酷くしたの俺? 知ってる。
(-140) 2014/11/21(Fri) 01時頃
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[フランシスが零した一音>>567に瞬く。 ルーツの羽音の間に聞こえる声>>571にはにっと口の端釣り上げる。]
其処まで想われてるとは思わなかった。 ――自分以外の血は、甘い、とかじゃなくて?
[血に酔いやすいのは子供だからかうちに眠る獣のせいか。 分からぬままフランシスは違うのだろうかと首を傾ぐ。]
ふうん、そっか。 えー、だって、知りたいし。 いつかフランシスみたいに保護者するかもしれないし そういう時に知らないと困るだろ?
[鮮やかに染まる頬を見ながら、止める言葉に不思議そう。]
……そっか、するんだ。 ふぅん。
[珍しく不満げに、くちびるは結ばれヘの字を描いた。]
(574) 2014/11/21(Fri) 01時半頃
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[フランシスの視線>>580がそれるを感じ、 ふむ、と頷き寝台の二人の動きをじと見遣る。 ラルフがそれなりに動けるようになるを見て 少しは回復しただろうか、とそんな事を考えて]
――…特に甘いンだ? へぇ、それは嬉しいかも。
[にんまりと笑み湛えて機嫌がなおる風。 正論、と言われればしたり顔で]
これから必要になるかもしれない知識だし 覚えておいて損はないだろ。 ……少しだけ? んー、やっぱひとによって違うンだ。
[少しばかり安堵したように頬撫でる手に目を細める。]
された奴が羨ましくなった、だけ。
(584) 2014/11/21(Fri) 02時頃
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ドナルドは、寝台の二人の、事が済むを知り、視線を離した。
2014/11/21(Fri) 02時頃
ドナルドは、再び聞こえる声にまだ済んでないのだと知った。が、熱の解放というより戯れか、と認識しはじめ。
2014/11/21(Fri) 02時頃
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[揺れる緑>>588をチラと見遣る。]
毒なら怪我しないようにした方がいっか。
[なら更に気をつけようと思う。 教えられる事にはなるほどと頷いて]
そういうもんか。処理、された事ねぇからわかんねぇえけど
[フィリップとラルフが此方の目を気にせぬのは処理だからか。 没頭していて見えない可能性も考えられる範囲ではあるが]
処理、なら割り切れるけど 好きなひととだと割り切れねぇだろ。
[耳朶に触れる温度に微か肩が跳ねる。 フランシスの尋ねに眉を寄せて悩むような顔で]
してほしい、けど、我慢できなくなりそうだから。 飼い慣らせるまで、ダメ、だろ?
(594) 2014/11/21(Fri) 02時半頃
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嬌声聞こえる中でお勉強タイム。 で、あれは襲撃でいいんだろうか。 襲撃されなくても泣かないよ!
(-150) 2014/11/21(Fri) 02時半頃
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ドナルドは、フィリップとラルフを若い、と思うあたり自身も歳かもしれない、と複雑に思う。
2014/11/21(Fri) 02時半頃
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[フランシス>>598に頷く。]
まあ、処理、出来るンじゃねぇかな。 これまでもそうしてきたし。
[たぶん、と締めくくられる言葉に微か首を傾げるが そのたぶんが何を思い紡がれたかは知れず]
割り切れる相手とならアリなんだろうけど ……や、身体重ねて絆されることもある、か。
[考える風に眉を寄せる。 吐息の音色が耳朶を擽りくすぐったげに首を竦めて]
ちゃーんとフランシスに教わった事覚えてるだろ? 飼い慣らせるの、いつになるかわかんねぇけど。
[薄く薄く血の滲む傷口にくちびる触れるを感じ 少しばかり照れたように目許が淡く染まる。]
(607) 2014/11/21(Fri) 03時頃
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[血とは別の体液の匂いが漂う。 換気、という言葉が頭を過るが外は吹雪か。 窓開けるも宜しくないかと思い思案気に。]
――……。
[熱の処理ならシーツを取り換えたり世話を妬けるが 仲睦まじく寝台の二人にそれをするも憚られた。]
(612) 2014/11/21(Fri) 03時半頃
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喉かむの好きなんですね。 と思いつつ、飴が来て落ち時を見失う。
(-161) 2014/11/21(Fri) 03時半頃
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[何と声掛けて良いかわからない。 フランシスをちらと見遣る。
そのまま眠り翌朝その身をもって学ぶもありだろう。 眠ってしまったように見えるラルフを起こさず 処理するのも難儀だと思う。
それより寝る場所は如何するか。 自分たちの寝泊りする部屋だが このままの状態で寝るのも躊躇われる。]
――…なんか、 ルーツと同じである意味自由だな。
[ちらともう一度フィリップに目を向けて息を吐き出す。**]
(625) 2014/11/21(Fri) 04時頃
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