233 逢魔時の喫茶店
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[何やら特徴のある厚めの紙に注がれていた視線は、 耳元に届く優しい風に、ゆるりとめぐり。>>3:213
――今すぐ呼びたいのに。 お預けを命じられればくしゃりと顔を歪めて。 頬を擽る指先の冷たさに、自身の熱を思い知らされた。 言い付けを素直に守る処は我ながら可愛げがあると思う。]
えっ、嘘、どこ
[遮られた言葉の代わり、 滑る指先にうっとりと目を細めた先の指摘に はっとなって触れる部分には何の感触もなく。
嘘だと気づけば、またからかわれたと拗ねてみせる。 何が口惜しいって。 それでも構われて嬉しいと、こころのどこかが綻ぶことだ。]
(+0) 2015/08/09(Sun) 02時頃
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/* あぁあぁあぁあぁあぁ間に合わなかった! メモで地上の皆さんにメッセ送りたかったのに…
あと嘘、じゃなくてまじ、って言うつもりだったのに! 間に合わないならそれなりに練ればよかったね… なんかもうあの、こんな不束者ですんません
(-1) 2015/08/09(Sun) 02時頃
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−それから−
[店内のあちこちで、いくつかの熱が灯る中。 緩やかに時は進み、やがて閉店の刻を迎えた。 昼の営業から、夜の営業までは数時間の空白がある。
常ならば一旦帰宅し、 食事や風呂、仮眠を取って過ごすのだが。 水以外は喉を通らず、一睡もできなかった。]
どーしちゃったんだろ、おれ
[あの男――千冬のことを、 ここ数年意識していたことは、違いない。
この地を去った養父の帰りを待ちながら、 いつしか彼の来訪をこころ待ちにするようになって。
また来年、と去る背を見送る度に、 これが最後かもしれないと、一時不安と寂しさに襲われて。]
(+6) 2015/08/09(Sun) 02時半頃
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[今年も、同じだろうと思っていた。 気まぐれにやってくる東洋の神秘。
しんしんと降り注ぐ雪のような静かな、優しさに。 触れたくて、振り向いてほしくて戯れを繰り返し。
口惜しいと呟く度に募らせた想いの、名は。]
――…
[思う処はいくつかあるが、とにかく、会いに行こう。 籠った熱を落とすようにシャワーを浴びて、
職場に飲みに行くのに、畏まるのも気恥ずかしい。 あえていつも通りの、 カットソーとデニムというラフなスタイルで。 髪型だけ、営業時と同じように緩く束ねて部屋を出た。]
(+7) 2015/08/09(Sun) 02時半頃
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お待たせ。――…いこ
[待ち合わせの場所は何処だったか。 時刻通り姿が見えれば、なるだけ平静を装うも 逸る鼓動と、火照る体温は制御不能。
並んで、慣れ親しんだ路を歩く間。
訊きたいこと、言いたいこと。 何から、どうすれば。
繰り返しの年月に終止符を打てるだろうか。 ちらちらと横目で伺いながら、 ここ数日ずっと思案していることを、脳裏で繰り返す。]**
(+8) 2015/08/09(Sun) 03時頃
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/* 空白の時間にウチくる?って 言うか言うまいか迷ったんだけど。けど
落ち着く時間がトレイルには必要かもなあって あとそんな手練れたこと言えないなあって!!
色々拾いそびれた部分も回収したい… 千冬の、短いセンテンスで的確に拾い返すところほんとすごい
おれとしてはこっからが本番なので 気合いいれてがんばります。(ぐっ)
(-4) 2015/08/09(Sun) 03時頃
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[月明かりと、薄暗い街頭の中。 浮かぶ漆黒の揺らぎは、 夏の夜風に擽られた艶髪。
昼間の、誰もが知る姿。 しかしそれは、彼のすべてじゃない。>>+10 それをトレイルはもう知っている。
長らく眼前に晒されない翼。 無くしたのか、秘匿しているのか。 その理由は知らない。 気にはなっても、詮索したことはなかった。
彼に限らず、人ならざる者の夜の姿は、 人間の利己で悪戯に暴いてはいけないと 養父からきつく教えられていたから。]
(+20) 2015/08/09(Sun) 12時頃
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−−…どーも
[開けた視界に映る双眸の真摯さに、 からかい混じりでもいいやと世辞を受け取り。
答えを探し、見つからない間に投げられた問いに、>>+12 物思いは一時中断して、睫毛を震わせ。
そうだなあ、としばし逡巡するうち、 心地いい涼が掌に伸び、指先を包む 利き腕から心臓まで電流が走った。気がした。]
……
[答えはとうに出ているが、でも。 店に着くまでは無言で、歩く。 逸らそうとしても捉えられる視線に、 愉快そうな笑みに、つられるように笑って。]
(+21) 2015/08/09(Sun) 12時半頃
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[手を繋いで歩くなんてこどもっぽいと、 数年前のトレイルならすぐ振り払っただろう。
今はそんな、もったいないことはできない。
ぎこちなく指先に力を込めたり緩めたりを繰り返し、 温い夜風の中を進む。
石畳を踏むスーツケースの無骨な音が、 心音を誤魔化してくれないだろうか。 重なる鼓動は、より大きく響いて耳朶を擽る。
やがてツタに覆われた、怪しげな外観の先。 普段開けることのない扉が見えれば足を止めて。 一寸、向かい合い。空いている方の手で、 さらりとした絹の如き一束を掬う。]
(+22) 2015/08/09(Sun) 13時頃
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[ここから先は、彼らの領域。 中に何が待ち受けているかなんて知り尽くしているが。 客として訪れるのは初めてで、深く息を吸う。
畏れは、ない。不安もない。 あるとすれば常連や同僚の揶揄くらい。]
さっきの、あれだけど ……どっちも、千冬でしょ? 選べないから、楽な方でいいよ
[本来の姿の、天然の銀髪や広がる翼も。 仮初めの東洋の神秘も、 トレイルにとっての価値は同じだ。
欲しいのは、惹かれたのは器だけじゃない。]
(+23) 2015/08/09(Sun) 13時頃
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あ、でも店が混んでたりして 邪魔になりそうだったら 翼はしまっといて
[さりげなく、意を決して名を呼んだ後。 こみ上げる恥ずかしさとか、 解禁となった悦びを誤魔化すように早口で追加するのは、 店員らしい注意混じりの冗談。
摘まんだ毛束を離すついでに、 するりと払うように肩を撫でて、いざゆかんと扉に手をかける。]
……どーも どこ行く? 奥のテーブルでいい?
[できるだけ、なんでもない風を装って 出迎える店員に軽く挨拶を送る。 自然に剥がれない限り、指先は触れたままで。]**
(+24) 2015/08/09(Sun) 13時頃
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[店内はいつもより隙間があった。
優しい悪魔が、新米魔術師のために。 或いは親交の厚い店員の、特別な一夜の為に。
早速、無償で働いてくれたお陰、>>5 だとは気づかぬまま。
これくらいなら、休んで問題なかったかと。 密かに安堵の息を吐く。]*
(+41) 2015/08/09(Sun) 16時半頃
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/* ふたりの世界でも落としたいものがあれば しれっと挟まるおれですイェーイ
(-17) 2015/08/09(Sun) 17時半頃
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/* エフ>>+46 全然ずるじゃないよ!むしろありがとう!!
そういえばこの村、情報欄に乗ってる村の導入文がめっちゃ素敵で正直に言うと引用というか丸ぱくもぐしたい。 しないけど。
(-18) 2015/08/09(Sun) 18時半頃
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[身体の一部を繋ぎ、 歩く足並みは微妙にそろわない。 ずれる度に揃えようとして、次第と速度を落とす。>>+51
最後にこうして歩いた相手は養父で、 その時のトレイルは今よりずっと小さかった。
庇護を受けるのでなく。導かれるのでもなく。 少しでも近くで、触れたい衝動。 触れたら、離れがたくなる願望。>>+50 混ざる体温に、感情も共有されたのだろうか。 囁きに頷くかわり、指先に力を込める。
いつかの、エフとリツの姿が重なった。 彼らもこんな気持ちだったのかもしれない。]
(+58) 2015/08/09(Sun) 21時頃
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――…用事が、あったらね
[名前を。呼んだだけで。 そんな反応みせるなんて、ずるい。>>+52 店の中だけでいいの? とか そもそもどうして、という疑問は音にならない。
タネも、仕掛けもなく黒から銀への変化に見惚れて、 誘うような瞳に吸い寄せられて、 紡ぐ言葉を瞬間失ってしまったようだ。
結果、可愛いおねだりには態とそっけなく返し。 それでも繋がりは解かずに扉に手をかける。
そうでもしないと衝動にまかせ、 何もかも放りだしここでないどこかへ 駆け出してしまいそうで。]
(+59) 2015/08/09(Sun) 21時頃
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[来店の予定は、店員たちには既に知れ渡っている。 ケイが何やら妙なことを口走っていたっけ。>>8
予想に反し、他の客と同等の出迎えを受ければ、>>*0 僅かに緊張をほどき、 普段常連客が占拠している奥のテーブル席へと向かう。 注文は千冬のそれに、空のグラスを2つ追加しただけ。
4人掛けの。昼間ゴロウ達と歓談した其処は 今は落ち着いた照明の元、静かな佇みを見せて。
向かい合う形で腰かけるために、 絡まりをほどくように離れる指先から銀糸、 その先の昼より鋭さと妖艶さを増した双眸を見つめ。]
(+60) 2015/08/09(Sun) 21時半頃
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そりゃあ……稀っていうか。初めてだし 緊張は、してるよ
ここに、人間を招き入れるってことは それなりに、意味があること、だし
[種族が違う者同士連れだっての来店は、ままある。 しかし相手が人間となれば、また別だ。]
――…千冬 千冬。その……そっち、 ちょっと詰めて
[スーツケースを置き、奥に腰掛けた彼の。 向かいに行きかけた足を止め。 その手前の――つまりその隣の、椅子を引く。]
(+61) 2015/08/09(Sun) 21時半頃
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[背に翼を収めた彼には窮屈を強いるかもしれない。 でも、それでも。
一旦縮めた距離を、今は少しでも離したくなくて。]
千冬 ごめん、さっきちょっと嘘ついた
[彼に向けてやや斜めに身体を傾け、 肘をついた先に顎を乗せながら
覗き込むような角度で、隣の男に語り掛ける。]
(+62) 2015/08/09(Sun) 22時頃
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ここに客として来るのが初めてだから ――…じゃなくて
千冬の、隣にいるから
緊張っていうか、なんか、どきどきしてる
[きっと場所が何処だって、それは変わらないと。 悪戯を懺悔するように、困ったように眉を潜め。
一旦離れた掌を掴むと、自身の手首に導く。 時計の針と違い、不規則に脈打つ鼓動を伝えるように。]
俺、どうしちゃったんだろ
[苦笑いを浮かべるように、くちびるの形を変えて。 独白めいた自嘲を、繰り返す。
ね?と。首を傾げた表紙に、 結わえた前髪が僅かに零れた。]*
(+63) 2015/08/09(Sun) 22時頃
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/* 返事が!長い!!!
個人的に今が一番楽しい時なのでしょうがない 千冬からの返事がすごくこう、嬉しくて 何度も何度も読み返してしまう
いっそおれの分も書いてくれないかなと思うほど
※それはただの小説です
(-22) 2015/08/09(Sun) 22時頃
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/* テーブル席であえて隣同士っていうのは。 もちろん向かい合うより近いってのもあるんだけど
ヴェスパタインチップが、横顔だから。 なんか同じ目線で話したいなあとかいう乙女心ッス
や、何気トレイルと向かい合わせなんだけどさ そうするとこの2人視線が合わないの……
(-23) 2015/08/09(Sun) 22時頃
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/* ゴドウィンさん……! ゴドウィンさんとももっとお話したかったほんと お先にサーセンッス。
エピで絡めるといい、な
(-24) 2015/08/09(Sun) 22時半頃
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/* ケイ>>*2 微笑ましいかな?どうかな? おれは進行形で恥ずかしいよ…!
じわじわお揃いのご様子だし、 ちょいと3dの議事振り返ってこよう
(-32) 2015/08/09(Sun) 23時頃
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−時は少し遡り−
……どーも
[店主からの出迎えは常と変わらなかったが、 同僚その1は少し違った。>>*1 昼間、ブローリンとケイの様子が少しおかしかったが そういえばコテツもゴロウと何やら話していた気がする。
もしかしたら、千冬の爆弾発言も 聞き逃してくれていたのかもしれない。
誰より混乱し、舞い上がっていたトレイルは正直、 あの時とその後の記憶が既にあやふやだ。]
(+83) 2015/08/10(Mon) 00時頃
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[千冬とコテツが、 装いの色彩について語るのを小耳に。>>+75 そういえば甚平の色がどうとかという話だった、 なんてぼんやりと記憶を手繰り。
厨房から姿を覗かせる同僚その2には。>>*2 目線だけで、挨拶を送る。
何だか感慨深い視線を感じれば、 いたたまれないような、こそばゆいような 複雑な心境で。
兄、というのは彼のような存在だろうか、 なんて想像してみる。
本人に伝えるかどうかは、 何れ運ばれてくる料理の出来映えで決めようか。 なんて生意気な思想を孕み。]
(+84) 2015/08/10(Mon) 00時頃
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−それから−
[以前と似た問答に対しての。>>3:3>>3:24 新たな解に、意外そうに目を瞠る。>>+76
昼と夜の違いについて、 把握していると改めて告げられば、より高まる鼓動。 それは緊張している時とも、似ていて。
遅れて届く、いっそ切なさすら感じる歓びに。]
俺は、へーき 千冬は? 翼、痛くないの
[座る席を決めるのに迷いはない。 すでにこころはぎゅうぎゅうづめで、苦しく。 隣で発せらる冷気で鎮静が間に合わないほど呼気に熱が、籠る。]
(+86) 2015/08/10(Mon) 00時頃
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[情けないほど余裕のなさを素直に吐露できたのは、 じょじょに安心と、希望が湧いた所為。
困惑しているように取れる言葉に。>>+78 また、からかわれるかもしれない。 そんな予想は、少しどころでなく、外れた。]
――…は? 何言って……
[否定の言葉は、有耶無耶に途切れる。 珍しく先に逸らされ、噛み合う双眸の奥に。 漏れる笑みに参っているのはどちらか、なんて明白で。 口惜しさと、違う何かが混ざる眼差しを向けるのが精一杯。]
(+89) 2015/08/10(Mon) 00時半頃
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違うよ ……怖いのは、千冬じゃない
[試すような問いに即答し、 やや憤慨したように眉を寄せ、彼から遠い拳を握りしめる。
怖いものがないと虚勢を張れない弱さに歯噛みして。 続く宣言が何を意味するのか、 今はまだ理解が及ばない頭は、むうと目を細め。]
何言ってんの そんなことされたら、困る
[先と違い、はっきりと言い切る。 そもそもまだ子供扱いするつもりだったのかと 半ば呆れるが。
――背中を通り抜け、腰に回る冷気に。 大げさに跳ねてしまって、頬に熱が集まる。 突然感じた冷たさに驚いたのだと、言い訳しながら。]
(+90) 2015/08/10(Mon) 00時半頃
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――…ん。ありがと
[この位置で、距離でしか届かない程度の声を追うように、 言われるがまま、身を寄せる。>>+80 こんな時だけ素直に応じる処は我ながら可愛げがあると思う。
グラスとつまみが運ばれて、酒瓶が現れれば 漸く約束の杯を交わす時が訪れる。
以前と違う、琥珀色でより甘さが漂う香り。 追悼会で飲んだ酒はどれくらいの濃度だったっけ、 なんて思い出しながら。 注がれる量の違いに首を傾げるも、深く考えることはなく。]
(+91) 2015/08/10(Mon) 00時半頃
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……だから、こどもじゃないって 自分の限界くらい、知ってるし
[介抱の心配は無用だと。 虚勢というよりは、威勢を張り。
――…しばし無言で、グラスを見つめ。 それから、すぐ隣の男に目線を合わせて、淡く、笑う。]
じゃあ、……そうだな 千冬の、これからの旅の無事を祈って
[乾杯、と端を軽く触れ合わせると、 ひとくちめを勢いよく喉に運び入れる。
嗚呼、そうだ。こんなことも、今夜限りで。 そう遠くないうちに彼はまた去るのだと、 唐突に、思い出してしまったから。
少しだけ睫毛を伏せ、憂いを振り切るように。]
(+93) 2015/08/10(Mon) 00時半頃
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はぁ……っ、美味い、ね これ何ていうの?
[喉奥が灼け付くような感覚が、むしろ今は心地いい。 二杯目を要求する早さは、常の倍以上だった。
――そして。]
ちふゆってさー…… いっつもこっち来て、帰る時ってー どうやって移動してんのー? その羽で? それともワイバーンに乗って?
[緊張と諸々からの逃避か、 完全にアルコールに支配されたトレイルは。 やたら上機嫌で、先日夜間清掃時の話題をもち出し 日ごろなら有り得ない揶揄を飛ばす。]
(+94) 2015/08/10(Mon) 01時頃
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[その後も、着物は何枚持っているのだとか、 寝泊りはどうしているのかとか。 少しでも彼のことを知りたい欲が、 どうでもいい質問となって次から次に、溢れ。]
――…おれのこと、欲しい、なんて 言ったけどさ……
どうせまた、置いてくんでしょー? おれが、……だから……
[記憶が正しければ二度、>>3:24>>3:193届いた願い。 けれどあの時、来年の話題もあったのは事実。
つまりまた、ここを離れて トレイルの知らない秋と冬と春を過ごすのだろうと。]
(+95) 2015/08/10(Mon) 01時頃
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ちふゆ――…千冬……
[最後は言葉にならず、深紺の布地を握りしめる。 行かないで、の代わりに。
どうすれば、何といえばいいのだろう。 何故こんなにも、この男と離れ難いのか。
教えて、と縋るような眼差しを。たった一人に注ぐ。]**
(+97) 2015/08/10(Mon) 01時頃
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/* >>+94 ネ、ネタを挟まずにいるのが限界だったんです……
あーもー。あーもーどうしてくれよう 頭からまるっと食べちゃいたい
※こう見えてもおれは今でも左のつもりです
ここはこういうお店じゃないので、 ちゅーしたくなったら外、かなー
ケイの料理も気になるものの、表の展開にわくそわ
(-48) 2015/08/10(Mon) 01時頃
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/* >>+91 この「我ながら可愛げがあると思う。」 気に入ってしまった
あとねえホレさんに、 「俺らいちゃいちゃしてるだけなんでお気になさらず」 って言おうかどうしようか迷った、んだけど さすがにあれなんでここに埋めとこう
全部千冬がかっこよくて、そのくせ可愛いのが悪い
(-49) 2015/08/10(Mon) 01時頃
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/* 村に入っている時にお馴染みの 「おればっかり楽しんでないかな?大丈夫かな?」 病と
「エピって魂の秘密が暴かれるの怖い」病が迫ってまいりました……
今回初めましてさん多めっていうのもあるのか 探してないから、なのか 誰が誰だかぜんっぜんわかんないんだもん (メタ透けのホレさんとブローリンさん除く)
(-50) 2015/08/10(Mon) 01時頃
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/* ページ開いたとたん千冬の顔が見えてわーい 青はptいっぱいあって嬉しい
ケイだいじょーぶかなー無理はだめよ
(-66) 2015/08/10(Mon) 20時半頃
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[昔からこの男の近くはいつだって温度が少し低くて、 それが何とも心地いいのは、 彼の正体と、夏の相性の所為だと思っていた。
でも――きっと、それだけじゃない。
体調を慮う忠告には、同じように返す。>>+104 本人が知れば嫌な顔をさせてしまうかもしれないが。
このまま、すべての熱を奪われ凍り漬けになったとしても。 此処を離れるつもりは毛頭ないし。
そんな杞憂すら起こらないほど、 ふつふつと滾る慕情は増すばかり。]
(+121) 2015/08/10(Mon) 20時半頃
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[まだ、意識が明瞭な時。 千冬が何かに気づいたようで、ふと視線だけを巡らせ。
先日昼夜共に変な客の仲間入りした同胞と。>>+101 彼をここに招いた常連客の連れが見えれば。>>+99 軽く首を揺らして挨拶を送るが、 先日のように声を掛けることはできなかった。
数刻前の想像を振り返り。、>>+58 客観己もあんな顔をしているのかと思えば、 あまりにも照れくさくて。]
(+122) 2015/08/10(Mon) 20時半頃
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[触れられた瞬間こそ、肌が粟立つ感覚に襲われたが それも次第に、慣れていく。]
んー? なーに 俺のどこがこどもだっつーの [胸の底に澱のように溜まった憂鬱も、緊張も。 ひとまずアルコールで沈めて。 呆れたような吐息が届けば、>>+106 重心を肩に預けるように身体を捩じる。
嫌がらせのようにも甘えているようにも見える仕草。 次第に蕩ける意識に、剥がされていく虚勢。]
まじで。すげー おれも空飛んでみたいんだよねー 今、ケイに頑張って貰ってるとこ
[建前に本音を混ぜ込み、やがて取り繕うことも叶わなく。]
(+123) 2015/08/10(Mon) 20時半頃
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――…千冬? どうしたの
[酩酊し、無様な醜態を晒してる自覚もないまま、 痛みを孕む声で名前を呼ばれ、不思議そうに顔をあげ。
そのまま、包み込むように淡く抱きしめられて 漸く、己が何を口走ったのか悟った。>>+108 そのまま、銀糸に顔を埋めるように目を閉じる。]
……違うよ "誰か"に置いて行かれるのが怖いんじゃない
[養父のことは、こころのどこかで得心していた。 母のように見限ったのでなく、 人間の元へ返そうとしてくれたのだろうことも。]
(+124) 2015/08/10(Mon) 21時頃
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おれが 怖いのは 千冬に、置いていかれることと、
[何れ千冬を置いて――老いて、逝くこと。]
(-69) 2015/08/10(Mon) 21時頃
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[初めて知らされた、彼の存在の儚さに。 数度瞬き、続く言葉に欲しかったものを、知る。>>+109
己だけに注がれる、視線と熱と、想い。 何かの代わりでない。 誰も変わりにはなれない、特別なひと。]
ほしい。千冬が、欲しい
ずっと、おれの傍にいて もう、置いて行かないで
[額に受けたくちづけは、不思議と冷たくなかった。 このまま近くにいて、溶けてしまうのではと不安になる程。]
(+125) 2015/08/10(Mon) 21時頃
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[まるで幼子をあやすように、背中を撫でる掌に目を細め。 握りしめたままだった布を解くと、 銀糸に指先を差し込み、頬に手を宛てる。]
千冬が――…好きだ
[そのまま指を滑らせ、親指の腹で頤からくちびるをなぞり。 重ねようとしたところでふと、 ここがどこだか思い出したようにぱっと、瞳を開き。]
あー……
[羞恥と、酒精に頬を赤く火照らせながら、 そのまま胸元に顔を埋めた。
今なら恥ずかしさで、死ねる。]*
(+126) 2015/08/10(Mon) 21時頃
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/* トレイルなのにかっこよく決められないわ 店員なのに店内描写を置きざりにするわ
これはひどい(顔覆い)
(-70) 2015/08/10(Mon) 21時半頃
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/* もーちょっと引っ張りたかったというか 我慢するつもりだったのに全然あかんかったね
白が薄いのはちと淋しいものの 地上や進行については居るひとにお任せスタイル
(-77) 2015/08/10(Mon) 22時頃
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/* これ、地上にいる人が来たら見られるっていうのもだけど
上と下で頑張ってる店員には既に見られてるっていうのが
なんか、こう、ね。 恥ずかしいやら申し訳ないやら
イエーイってはしゃぎたくなるほど幸せやらで
(-79) 2015/08/10(Mon) 22時半頃
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[飲み慣れぬ酒に支配され、 身体もこころも弛緩すれば日ごろの鈍感さにも磨きがかかる。]
んー? 仰ぐ? 何、千冬も、暑いの?おれもー…
[ついでに耳まで遠くなるらしい。>>+132 子供じみた嫌がらせ、もとい甘えは加速するばかり。
自身の発する不用意な一言が、 これまでと違う焔を煽っているなんて気づけない。]
なんかねえ、練習してるんだってー [へらりと笑って、 追及されれば先日の社員旅行の話題を繰り返そうか。 共に空を翔けたい対象が増えたことによる密かな期待は、
白く美しい羽が潜む背に向ける、眼差しに閉じ込めて。]
(+145) 2015/08/10(Mon) 23時頃
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[突然の抱擁、じわりと混ざり溶ける体温。>>+133 どれもこれもが、トレイルのこころを綻ばせ拓いていく。 甘く、優しく、そして少しだけほろ苦い。]
んー……?
[無自覚が継続しているうちは、 つられるように笑い、かと思えば拗ねる。 酔っ払いの機微は、山の天候より変化が激しく。>>+97
その激しさが時に、恵みのスコールを呼んで、 乾いた大地を潤わせ命をはぐくむ。
愛情に飢え、怯えていたこどもが、 漸く見つけた、確かな答えに手を伸ばすように。>>+125]
(+148) 2015/08/10(Mon) 23時頃
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[ゴロウの祖父の訃報で思い知らされた いくつかの仮定と、事実。 人間はどうあっても、彼らより短命であるということ。
千冬にとっての氏の存在の大きさ。>>2:85>>2:99
同じ東洋の血の方が、――彼に、似つかわしいと。>>42 惹かれる想いと、後ずさる感情の葛藤。
懸念事項はほかにも、いくつもある。 それでも抑えきれず、 過去も、未来も一旦すべて放り投げ。
そして――掴まえた。>>+135]
(+150) 2015/08/10(Mon) 23時半頃
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そんな勿体ないこと、しないって
[今夜の約束を交わした時のような念押しに。>>3:25>>+135 面映ゆい笑みを浮かべて。
もしかしたら、――もしかしたら。 この気持ちを、恋と呼ぶのかもと。
豪胆なのか、小心なのか解らない男に捧げた、 生まれて初めての、告白に。 秘匿し、独占するような仕草と共に 同じ言葉が返れば、歓喜のあまり箍が緩む。>>+136
場所を弁えない行動を瞬間引き止めてくれたのは、 僅かばかりの理性と、同僚の用意してくれた、料理の香り。]
(+152) 2015/08/10(Mon) 23時半頃
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[一度我に帰ってしまえば、立て直すのは難しく。 言葉にならない呻きをあげながら、 それでも身体を退くという選択肢を選ばない処に、 ――惚れた弱みと、己の可愛げに自画自賛を贈って。]
友人の……って。ゴドウィンさんの? それって――…
[ふいに漏れ聞こえた呟きに、意味を咀嚼すれば。 また違う動揺とざわめきが全身を巡る。
きっ、と。少しでも動けば触れ合うほどの距離で、 睨むように見据え。]
今までは、……どうしようもないし 気に、しないように頑張るけど
もう、だめだからな
(+156) 2015/08/10(Mon) 23時半頃
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[恋愛経験がないからといって、 まったくそういう方面への知識がないわけじゃない。
養父はその点も、それなりに教育してくれた。 彼が去ってからは、兄弟のような同僚たちが。 たいがい、興味がないとスルーしていた。
最近知ったあの店の秘密と、 何もかも訳知り顔な男に刺すのは、初めての嫉妬。
とはいえ、前後の言動を思えば不満顔の維持も難しく。]
――…だいじょーぶ 乾杯、し直そう
[彼がここを去らないと、己と共に在るという記念の杯に。 相応しい酒が厨房で待っている気がする。 予感は、きっと当たるだろう。>>*3>>*6]*
(+157) 2015/08/11(Tue) 00時頃
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/* あんまこういうことコメントアウトで言うの 普段は好まないタイプなんですが でれっでれで申し訳ないッス
ところで地上もちらっちらガン見してるわけですが ゴロウとテツもこう、もだもだしてていいですなあ……
あとねえ!ケイがほんっといい人で。 いやいい蛇で。 お兄ちゃんって呼びたい。
(-87) 2015/08/11(Tue) 00時頃
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/* っとお! 追撃落とす前に気づいて良かった。(ほわわ)
>>+162 惜しい!これから行くんですー ここの突っ込みはお取り置きしようかなあ。 でもなあ。いちいち呉れるものが嬉しくて できるだけ返したくなるんよね これでもまだ全然拾いが甘いと思う。うーん悔しい
(楽しい)
(-88) 2015/08/11(Tue) 00時半頃
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[あの日――深夜の呼び出しにより始まった、>>1:*2 社員同士の戯れを披露する際はやや自慢げだったかもしれない。
誰も、彼も。 かけがえのない、仲間だから。
社員旅行についてはまだ未達成だが、>>+162 相談だけでもじゅうぶん楽しかったので笑顔で頷く。
トレイルが非番の日に、別の旅行計画が 持ち上がるのだがそれはまた後日のこと。>>48]
(+177) 2015/08/11(Tue) 01時頃
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だから、こども扱いすんなって
[正しい意味で、そう扱われてないことは解ってる。 これも、きっと甘えのひとつで。 ――すべて見透かし、一歩先を行く彼に。>>+165 正面から不服を申し立てることが、未熟の証。]
だめなのは店、じゃなくて休憩室
[損ねた機嫌も、腕を引かれれば抗うことなく凪いでいく。 『ファミリア』に行くことに異論があるわけじゃない。 トレイルだって今後も赴くつもりだ。 時にはひとりで。そして、ふたりで。]
(+180) 2015/08/11(Tue) 01時半頃
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["困った"の意味をやや湾曲して受け取り、 過去どれだけ愉しんだのやらと嘆息する。
不機嫌を露わにしたのに、何やら愉快な笑みと。 今後に期待を寄せられれば、勿論と即答。]
――…ていうか おれの部屋にだってベッドぐらいあるし
[根なし草の誰かさんとは、違うのだと。 良い子は、悪い大人の企みに知らず知らずに乗って、
細く、それでも確かな男の指先を揃えて掴み その先に素早くひとつ、くちづけと言う名の宣戦布告。]*
(+182) 2015/08/11(Tue) 01時半頃
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あー……ホール、コテツひとりだし 直接注文してくるから、待ってて
[白々しい挑発と計略に真っ向から挑んだ結果の、>>+167 己の行いに羞恥が戻ったのは直後のこと。 抱擁で崩れた後ろ髪をくしゃりとかき混ぜる。
少し、落ち着かなければ。舞い上がりすぎだし そろそろ少し離れなければ――このまま癒着しそうで。
名残惜し気に、身体を剥がし、席を立つ。 何なら一部、配膳も手伝おうか。]
(+183) 2015/08/11(Tue) 01時半頃
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[再びテーブルに戻る時も、やはり、隣。 食事のために多少、隙間を空けても交わす視線の熱は変わらず。]
ケイは、うちの自慢のシェフだし ――…兄貴、みたいなもんだから
[祝福の詰まった品々と軽い揶揄に、照れ臭そうに頷く。 コテツも同じく実年齢は上なのだか、 彼についてはどうしても、年下のように扱ってしまう。 素直じゃなくて、素直すぎて、微笑ましい同僚のひとり。
運ばれる料理は、どれもこれも食欲をそそる。 新たなグラスに注がれた酒に、目を細め。
乾杯の合図の後含むそれは、滑らかに舌を、喉を潤す。]
(+184) 2015/08/11(Tue) 02時頃
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[それからしばらくは、 目の前に並ぶ料理や、これまでの思い出話など、 とりとめのない会話と共に食事を楽しむ。
箸を使い熟すにはまだまだ時間がかかりそうだ。 手を取り合い、じゃれ合いを繰り返し。]
あたりまえでしょー こんなに酔っ払ったの、 もとはといえば千冬の酒のせい、だし
[果たして、天使のような翼をもつ悪魔の囁きに。 返す返事はイエスしかもたない。 一度醒めた酔いは、祝杯に呼び戻されて。]
責任、とってくれるよね
[緩やかに跳ねる髪を擽る冷気が孕む夜気に へらりと笑う顔は、無邪気でも、 ――囁き返す声は熱を持ち、欲を孕んだ大人の、それ。]**
(+187) 2015/08/11(Tue) 02時頃
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