126 生贄と救済の果てに〜雨尽きぬ廃村・ノア〜
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悪かったわね。
[気安く触るな>>1:128と言われれば、ぷぃっと視線を背けて。 そうして、今。
遠くで聞こえる声。>>1:155 ツェツィーリヤ>>3とヤニク>>4に小さく頷いて。 円月輪の破片の力を解放する。]
避けてよね!!
[投げた円月輪は、数体の魔物を一気に狩って、弧を描いて手に戻る。 共闘している時はあまり投げたくないのだが、数が多過ぎて、近接だけだと辛いので。]
(6) 2013/06/15(Sat) 00時半頃
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ホレーショーッッ!!!!
まとめて、燃やしてよーッ!
[名を叫んだその人が、魔物を呼び寄せた本人だなんて知らない。 蜘蛛だの蛾だの蟻だの蜂だの。 小さいものは切りにくいので、まとめて燃やして欲しいと思うのだが。 扉の外にいたはずの彼は、姿が見えなくて。]
(8) 2013/06/15(Sat) 01時頃
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居ない……。
[辺りを見回すけれど、ホレーショーの姿は無くて。 自慢の喉だけれど、まさか聞こえたとは思わず。>>9 胸元、服の上から兎のマスコットをぎゅっと握る。 一度、みんなの方を振り返って、少し躊躇した後。]
ごめん! 私、ホレーショー探してくる!!
[一人は危険だと、自分で言ったのに。 私は、廃屋を後にして、魔物の中を単身駆け出した。]
(16) 2013/06/15(Sat) 01時半頃
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ホレーショー!! ホレーショーッ!!
[円月輪を振り回しながら、魔物の群れに突っ込んでいるので。 道行く私の横、舞う様に、下級魔物が切り払われて飛んでいく。
多分、煩い。]
(19) 2013/06/15(Sat) 01時半頃
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――……ッ。
[荒い呼吸、木の幹に手をついて、整える。 消費してしまった魔力を補う様に、薙ぎ払った魔物の魂を右手に封印して。 顔をあげたら、無数の光る目が、こちらを見ていた。]
[困った様に眉を下げて、小さく笑んだ。**]
(23) 2013/06/15(Sat) 02時頃
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/* 過去編を少し書いたのだけど、やっぱり落とさないでおふる。
(-12) 2013/06/15(Sat) 15時頃
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/* ヤニクの恩人はヘクたんかな。 NPCにもグラの指定があると、想像してうきうきするよね。
コリーンのも決めてあるのよ。
(-13) 2013/06/15(Sat) 15時頃
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[胸元に触れる。 服の上から触れたのは、兎のマスコットではなく、もう一つの供物。『五鈴鏡』。]
大丈夫。貴方達なんて、これだけで充分よ。
[自分を囲む、無数の瞳。 荒い呼吸で、肩を大きく上下させながら、強がりの悪態をつく。 『五鈴鏡』の力は解放せずに、再び、円月輪を構えた。]
(45) 2013/06/15(Sat) 20時頃
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[そうして、その場もどうにか切り抜けて。 再び、魔物を薙ぎ払いながら前進を続ければ。 やがて、ぽっかりと魔物が途切れた場所に出た。]
[魔力の方は、倒した魔物を右手に封印して、補い続けたけれど。 体力が余計に奪われる、雨水の錘の中、肩を大きく上下させながら。 煙る雨の先、二つの人影。 青色の輝きが、見えただろうか。*]
(46) 2013/06/15(Sat) 20時半頃
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[青い光。煙る雨の向こう。 やがてはっきりとしてきた二人の姿>>53に。]
ソフィアさんと、ヤニクか。 ツェリさ……。や、ツェツィーリヤさんは? 二人だけ?
[そう言いながら辺りを見回すけれど、その姿はなく。 安堵の息と共に紡がれた言葉に、少し目を丸くして。]
……ご無事、って。
[小さく苦笑をする。 自分が『対象』だったら、大変危険な状況だけと思うけど、とは内心で。*]
(55) 2013/06/15(Sat) 22時半頃
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……そう。
[ツェーツィーリヤの事を聞けば>>72、頷く。 どうしよう、と逡巡するのを見れば>>73、小さく首を傾げて。]
どうしようって。 貴女は、どうしたいのよ?
(74) 2013/06/16(Sun) 00時頃
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/* おぅふ。 聞いたものの、ソフィア、オフだったww
(-38) 2013/06/16(Sun) 00時頃
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ツェリさんが『対象』じゃない保証はないけど。 それでも心配だと思うのなら。 力になれると……なりたいと思うのなら。 行ってみたら良いんじゃない? 私は、リーダーを探しに行くわ。 みんなバラバラだし、場が混乱し過ぎだし。 これじゃ、順番に襲われるのを待つだけだと思う。
みんなに連絡取ってもらって。 状況を、確認したいから。
[灯火>>28が見えた様な気もするけど、すでに絶命しているとは知らず。 先程別れた場所付近を、探してみようと思う。 尤も、この混乱の中、もう移動しているのではないかとも思うのだが。]
(79) 2013/06/16(Sun) 00時半頃
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[ソフィアやヤニクはどうしたか。 最初に休息を取った廃屋の傍へと戻れば、そこはすでに壊滅していて。
煙る雨の中、傍の小屋の方へと向かう、四足歩行の影を見つければ。>>78 後を追って。]
……ヴェラさん?
[何かを語る後姿>>81に、声をかけた。]
(85) 2013/06/16(Sun) 01時頃
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当然、まずは情報を断つわよね……。
でもさ、貴方強いんじゃなかったの? 真っ先に死ぬとか、バカじゃない。 [拒まれても、彼が強くても、傍を離れるべきではなかった。 ヴェスパタインに悪態をつきながら、瞳を閉じさせようと近付いて。 先に伸ばされた手>>89に、気付く。]
[ヴェスパタインの腹に開いた穴。切り裂かれた胸>>50を見る。 ここに居る、ヴェラやホレーショーの攻撃の仕方とは違うと思う。 自分が知らない魔法を使える可能性も、あるけれど。 私が供物を、もう一つ持っているのと同じ様に。 それに、綺麗な傷なら、むしろこの中では自分が一番近いか。]
(94) 2013/06/16(Sun) 01時半頃
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[手を振る背中>>92には、一言だけ。]
ばか。
[我ながら、酷いと思う。]
(95) 2013/06/16(Sun) 01時半頃
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[そうして、ランプの捜索>>87に加わりながら。]
でもさ、見つけた所で、ヴェラさん使えるの?
あぁ。あとさ。右手を貸す話だけど。 早めにしてくれると、助かるわ。 約束、守れなくなるの嫌だから。
[下級魔物の群れが襲い、味方が分断され、強かったリーダーも早々に息を引き取った。 自分も、すぐかもしれない。]
(98) 2013/06/16(Sun) 01時半頃
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……そうね。
[強かったというヴェラ>>97には、そう。 自分もヴェスパタインと任務を共にした事は、あったけれど。 きっとヴェラは、自分の知らない彼の事も知っていて、色々な思い出もあるのだろうと思う。]
[見よう見まね>>102、勘任せの言葉には、少し目を丸くして。 くすりと笑って。]
ヴェラさんの野生の勘、期待してる。
[そうして、借りる>>102の言葉には小さく頷いて、右手を預ける。 聞こえた御者の名と思しきものは、心の中でそっと反復した。]
(105) 2013/06/16(Sun) 02時頃
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[ホレーショーの言葉>>106に。]
彼より強いか。 ふいをつかれたかね。
彼より強いのは、誰だろう。 油断したのなら、彼の知り合いの中? まぁ、みんなの事知ってるわけじゃないから。 誰がそうかなんて、分からないけど。
[小屋の中、矢尻と思しき傷を持つ、絶命している木の魔物>>64を見て。 外には下級の魔物で溢れていて。]
それに、こんな状況じゃ、誰でも隙はできる。
[つまり、分からない。 分かるのは、ツェツィーリヤが居た痕跡があるのに、彼女の姿が見えない事。]
(113) 2013/06/16(Sun) 02時半頃
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相性だって、あるんだし。 初めて使う物、失敗しても仕方ないでしょ。
[恥ずかしい>>108と聞けば、くすりと笑う。 やがて、見つかったランプ。 ヴェラに扱えたのは、無いはずのヴェスパタインの魂が力を貸した様にも見えて。]
……イアン?
[灯火を通して告げている言葉、その理由>>109に瞬く。 小屋を後にした、後ろ姿に。]
あの人、群れが好きなくせに。 すぐ、一人で走って行くのよね。
[小さく苦笑した。**]
(114) 2013/06/16(Sun) 03時頃
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まぁ、そうね。
[ホレーショーの言葉>>130に、小さく頷く。 真面目で堅物で、表情筋もほぼ固定されている様な気がするヴェスパタインの、内心や想いはどうあれ。 彼は、任務は忠実かつ冷徹にこなす。]
[続く言葉に、向けられた視線に。]
今すぐや(殴)ってあげましょうか?
[頭にピキッと怒りマーク。唇がひくり。右手は握りこぶし。]
(133) 2013/06/16(Sun) 16時半頃
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ふん。どーせ、可愛いとは程遠いですぅ。
[ぷいっと視線を逸らし、ヴェスパタインのもう一つの供物も探してみる。 背後で交わされる、『刺青の魔法使い』の話を聞きながら。]
[結局、『死神の指先』は見つからずに。 ヴェラが姿を消した後、ホレーショーの言葉>>132に、小さく頷くけれど。]
私? 私は、違う……。
[ぽつりと言って、少し視線を下げた。**]
(138) 2013/06/16(Sun) 16時半頃
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もっと、かっこ良くしてあげる。
[その時の私は、右手に握りこぶしを作ったまま、語尾にハートマークでも付きそうな口調、にっこり満面の笑顔でそう言った。>>135 彼の内心も、知らずに。*]
(139) 2013/06/16(Sun) 17時頃
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もっと 心をこめてッ。
[怒りマークを頭に付けたまま、頬をつねった。>>147 握り拳は何だったのか。 否定の言葉には、ぽつりと。]
……貴方も、嘘くさいのよ。
[などと、憎まれ口を叩きながら。] 群れのためだけを、考えていたら。 貴方を探したりは、しない……。 私の手は、小さいもの。
[落としていた視線、右のてのひらを見る。 実際は、そう小さくもないけれど。 自分の力で全てを守る事などできないと、思っているから。]
(161) 2013/06/16(Sun) 19時半頃
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[度が過ぎている>>149という言葉に、何かを思い出すように、少し視線を持ち上げてから。]
昔、ヴェラさんが嬉しそうに話してた事があるわ。 リーダーと、ヴェラさんと、もう片方の『腕』の話。 ……もしも、イアンさんがその人なら。 思い出とか、強い思い入れが、あるんじゃないかしらね。
[ヴェスパタインに会うと、一人で外へ出たイアン。 死因は、腹に開いた穴と鋭利な傷。 イアンの供物を知らないけれど、消去法では彼しかいない。 そして、イアンの血の匂いがすると言ったヴェラの言葉。
それでも、他の人が、私がまだ知らない供物を扱える可能性があるし。 『謎の魔物』がどんな魔法を使うかなんて分からない。 私は、みんなと離れている時間が長かったし。 彼がいつ頃、殺されたのかも分からない。 分からない事だらけだ。 ――……魔物の群れさえ、襲ってこなければ。]
(162) 2013/06/16(Sun) 19時半頃
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[退避>>150に小さく頷いて、外へ出る。 赤い雫が頬に落ちれば、一瞬片目を閉じて。 空を仰いだ。]
……うん。死んだら、ぶっ殺すからね。
[死んだら殺せないけど。 くすりと笑うと、相変わらずの言葉を言って。]
私は、イアンさんを探してみるわ。
[分からない事だらけだけれど、とにかく、彼と話をしたいと思う。 ただ、自分にはヴェラの様な嗅覚も、ヴェスパタインの様な通信手段も無いので、明後日の方向に走っている気もするけど。**]
(163) 2013/06/16(Sun) 20時頃
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― 回想・小屋で ―
貴方が嘘つきかどうかは別にして。 可愛くないのは、ほんとーですから。
[つーん、と顔を背けて。>>165 別れ際。>>167]
助けてくれるとか、思ってませんー。 っていうか、私の魂食べるんでしょ? 死ぬ前に、他の人に先越される前に。 ちゃんと、見つけてよね。
[ふふっと笑む。 思い出したのは、ヴェスパタインを探しに廃屋を出る時に、言っていた言葉>>0:173。]
(177) 2013/06/16(Sun) 22時半頃
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― 現在・一人で ―
[イアンを、ツェツィーリヤを探して走りながらも、その姿を見つける事はできず。 魔物が途切れて、誰も居ない雨の中、胸元を指先で少し広げて覗き込む。]
ヴェラさん、私の事、怪しく思わないのかな? [小さく首を傾げる。 兎は『つがい』でないとは言ったけれど、強く執着している物を持つ事、彼は知っている。 ヴェスパタインの傷は、自分の扱う供物と同じく、刃物で裂かれた物でもあるし。 イアンの血の臭いが残っていたとは言っていたけれど……。**]
(181) 2013/06/16(Sun) 22時半頃
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[右後方から聞こえた、荒々しく、風を薙ぐ音。>>188 風切る月の輪を操る私は、この音には少し敏感。 身体能力も低くはないけれど。]
[身を翻せば、直撃は避けながらも、左の二の腕を大きく裂かれた。]
ちっ……!
(200) 2013/06/17(Mon) 00時頃
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[左腕から、どくどくと流れ落ちる血。 右手で抑えることはしない。 両方の手を、力を、余す事なく使うために。]
[怪我のせいで、精度は下がったかもしれないが。 魔物めがけて、円月輪を投げた。]
(203) 2013/06/17(Mon) 00時頃
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