24 明日の夜明け
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― 廊下 ―
[購買の袋を振り回しながら、何とはなしに送信画面を眺めていた携帯を閉じる。 見飽きたシステムメッセージも、2度撮りしたみたいに少し暈けた空の待ち受け画面も、特に変わったところも無いのに、何故だか。 携帯を弄るたび、じっと見つめてしまう時間が多かった]
変えよーかなって思うと、惜しくなるもんなのかな。 まー、思い出もあるわけだし…… ?
[視界の端で、何かが揺れた。 隣で誰かも、携帯を弄っているらしい。 その桜のストラップが、窓硝子に揺れて――]
(+22) 2010/08/08(Sun) 17時半頃
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えっ!?
[ばっと向き直る。 其処にはただ、窓硝子が嵌っていて、その向こうは外。 人の居る余地も無い。
自分のとは全然違う携帯。 でも、あのストラップには見覚えがあった。 掴んだ筈の記憶は、すぐにすり抜けていってしまうけど]
……どーして?
[その問いは、確かに。 ストラップの持ち主へと向けられたものだった]
(+23) 2010/08/08(Sun) 17時半頃
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→ 生徒会室 ―
先輩?
[お待たせしましたー、と扉を開けると、何処かぼうっとしたアイリス>>+20。 どうしたんですか?とラルフに尋ねつつ、暑いからかなと首を傾げ]
アイスありましたよねー、アイス。まだピーチが結構残って…… あれっ。
[冷凍庫を開ける。 けれどそこに、想定してたような、大入りアイスは見当たらず。 なら、と開けた冷蔵庫にも、麦茶とか、そんな、見慣れていたような気がするものがなくて。
あれ、と再び。首を傾げるのだった]
(+24) 2010/08/08(Sun) 19時頃
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曲……声? なんかCDでも聞いてたんです? ええっと……確かここら辺から出してたよーな…… えいっ。にゃー!
[戸棚を探すラルフの後ろから手を伸ばすも、自分では背が届かず。 ぴょんぴょんと跳ねていたが、彼が振り返るのに、自分も振り返り]
……? どーかしました?
(+27) 2010/08/08(Sun) 20時半頃
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……? 音楽室の前も静かでしたよ。おべんと食べてるひとは居たみたいですけど。
[ありがとうございます、と席へ戻って手を合わせ。 ぱきんと箸を割って、首を傾げ]
先輩、お疲れですか? だいじょぶです? ゴドウィン先生が厳しいんでしたっけ、お疲れ様です。
[電話での声のように、柔らかく彼の心境を覆ってしまう笑みを、むぅと箸を咥えたまま心配げに見上げるも。 傍らのアイリスが気にした様子でなければ、いつもの調子で騒ぎ始めるのだけど]
(+29) 2010/08/08(Sun) 21時頃
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― 2-Cにて ―
マーゴちゃん も……?
[あと一人か二人と>>+30言われれば、こくこくこく、と意を得たりとばかりに勢い込んで頷き。 きっかけについても、そういえばどうしてだっけと。 特徴的な髪や、脅かされる誰かを笑ったこととか、そんな曖昧な記憶しか蘇らなくて、むー、と不満げに唸るも。 また今度、までに思い出せるだろうと、気楽に肯った]
夢見悪いの? 眠れてる? って言っても、あたしもとびっきり良いってわけじゃないなぁ。いつもはぐっすりなのに。
あ、でもねぇ。マーゴちゃんも出てきた気がするな。 それであたし、…… …んー、あれ。謝られる覚えなんてないのに、なんか、悲しかった気はしてきた。
[やっぱ夢見良くないみたい、と眉を寄せてこめかみをうにうに解して、思い出そうとしていたが]
(+34) 2010/08/08(Sun) 21時半頃
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うにゃっ!? や、え、そんな、本とか感情移入しがちだって笑われるけど、恋するほどじゃない よ たぶん……。
……うん、でも…… そう、かな? 夢だけど、……夢の中だからこそ、かっこよくて、憧れてて……だから、また会いたいの、かな……。
[身を乗り出すマーゴと逆に、椅子に縮こまり。 やっぱり良い夢だったのかも、なんて、染まった頬をぽりぽり掻きながら、むにゅむにゅ呟いていると]
えっ? 同じ夢見てたかもってこと? あるかもよー、なんかそんなの、聞いたことあるもん。全然知らないひと同士が、同じ夢見てびっくり、ってハナシ。
[今度頑張って覚えとくから、話そうよ!なんてはしゃいで休み時間を過ごしていれば。 彼女のクラスメートが呼びに来て、追って駆けていくマーゴの背に、またね、とぶんぶん手を振って、見送ったのだった]
(+35) 2010/08/08(Sun) 21時半頃
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― 生徒会室 ―
だ、だいじょぶですか? ただでさえ地獄の課題が増えてた り……
[ラルフがアイリスに目を遣れば>>+31、それはそれで心配そうに窺い。 ふと、2人とも美男美女カップルとして有名なのだから(いつから自分はそれを知っていたのだっけ?)、2人でチャイナでも着たら似合いそうですね、なんて唐突な呟きを、もぐもぐの合間落としたりしつつ]
ええ、あたしは会計連投以外考えてなかったんですけど。 リーダーもやってみたらどうかとか、るーにゃんが…… …?
[世間話の延長。 そーなんですよ、と軽く答えた話に、自分で出した単語に。 自分で、眉を寄せて訝しげに首を捻った]
(+36) 2010/08/08(Sun) 21時半頃
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→ 放課後 ―
[マーゴからの返信>>+40に、やった、とガッツポーズ。 こんな暑い日に、半田ごてと向き合ってなんていられないとばかり、楽しい事に関しては準備の良いことに、水着バックを背負うと、まずは購買へ向かった]
おばちゃーん、天国か地獄饅頭おねがいー。
[ヌガー並にねっとりと甘い、白い天国饅頭と、赤と緑の唐辛子が凝縮されて黒くなった、地獄饅頭が詰めあわされたお徳用セット。 当たりの無いロシアンルーレットとして入り用らしく、入荷中止になるという話は聞いたことが無い。
そんな事情はともかく、それと普通のペットボトルとを下げ、プールへ向かった]
(+42) 2010/08/08(Sun) 22時半頃
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― プール ―
[授業でも使うのだし、勝手は分かっている。 ちゃっちゃと着替えを済ませて。ふと]
…… 。
[ぺたり。 ちらり。
水遊びは好きだけど、あんまり現実は直視したくない。 目を閉じて、ちゃっぽちゃっぽと暢気に水に浸かることにした。 極楽極楽]
(+43) 2010/08/08(Sun) 22時半頃
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[古ぼけたビート板を抱きしめて、ラッコのように浮かびながら、真面目に練習に励む水泳部員を見遣り]
マーゴちゃんみたいに、すいーっと泳げたら気持ちいいんだろうなぁ。 でも、あんな、イルカみたく泳げるひとは、他に居なさそ。
[彼ら彼女らも、勿論綺麗に泳ぐのだけど。 やっぱりマーゴが一番速いな、と率直な感想を零す。
ぷかぷか。ゆらゆら。 温水とはいえ、外のうだる空気の中よりずっと冷たい水は心地良く。 うと、と睡魔に誘われ、手が解ける。
さぱん、と静かに水中へ引き込まれれば、揺らぐ水面が遠ざかっていく。 その、向こうに]
(+44) 2010/08/08(Sun) 23時頃
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/* >>182 ごめんなさい(めそらし
(-109) 2010/08/08(Sun) 23時頃
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――… !
[呼ぶ名は、ごぼごぼと水泡に阻まれて音にならなかった。 見えた影も、掻き消されていってしまう。
それへ、伸ばそうとした手は。 何も掴むことはなく、下から押し上げられるまま、空を切った。 ありがと、とえずきながら礼を言い、けれど目は、その水面とも水中ともつかない場所を、見つめたまま]
…… っ、
[ぽちゃ。ぴちょん。 赤い瞳から落ちる雫が、塩素の匂いがする水に溶けてゆく。 ぼうっとしててごめんね、とマーゴのほうを向けないままに謝って。 暫く、まるで何かを期待するような真剣さで、水を見つめているのだった*]
(+52) 2010/08/09(Mon) 00時半頃
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― 生徒会室 ―
にゃーん、先輩そんなにあたしに会いたかったなんて、光栄ですっ! 昨日も今日も明日も、先輩のお呼びとあれば、いつでも何処でも参上しますよ?
[やっと、とアイリス>>+54は、ほっとしたような表情さえ浮かべたから。 不思議そうに首をかしげながらも、ぎゅー、と飛びついて、笑ってみせ]
ひゃくっ……?! うん、絶対世界史とりません。無理!
[とんでもない課題の量>>+55に、ぶんぶん首を横に振る。 でも何だか、厳しいことで有名な世界史の話を前聞いたのは、ずっとずっと、前のことのように思えた]
ですよねー、ですよねー。先輩もそう思いますよね! って、先輩も進言済みでしたかっ。
[似合いますよね、とこくこく縦に頷いていた首も。 曖昧な『やっぱり』に、ゆるりと傾ぎ]
(+67) 2010/08/09(Mon) 11時頃
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わーい、行きます行きますっ! あれ、えー…… でも、そーですねぇ。あたしが先輩との約束、すっぽかすわけないんですけど、何か。
[行きそびれてしまった気は、自分もした。 釈然としないままだったけど、喜んでー!と頷いたのだった]
いや、あたし、貞子ちゃんとか、歌の先輩とか、そーゆー覚え方はしますけど、あだ名ってあんまり付けないんで…… なんだろ?
[友達かと問われれば>>+46、頷けるような違うような。 更に釈然としないまま、ついと、ラルフが目を遣った席を釣られて見。
ちゃんと音はするのに、耳鳴りを覚えそうなほど静かに感じる。 いつも通りの筈なのに、大人ののりたま弁当が、あんまり美味しく感じられなかった]
(+68) 2010/08/09(Mon) 11時頃
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― プール ―
ん……、
[ぷる、と水の滴る頭を振って。 問い掛け>>+53に、少し困ったように笑い]
どんだけ夢が気になってんだろーね。 其処に立ってるみたいに見えたなんて、笑えないよねぇ。
[つ、とプールサイドを指差す方向は、迷い無かった。 ただ、其処に見えたような気のする誰かの顔は、もう零れてしまったけれど]
あ、先輩ー。えっへへ、暑いんで、紛れ込ませてもらってまっす。
[馴染みの声が聞こえれば>>+61、反射的に目元を拭ってから、にへり笑ってぶんぶん手を振るも。 そのアイリスが、涙ぐめば、ぱちくり瞬いて2人を見遣り]
(+69) 2010/08/09(Mon) 11時頃
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えっ。えっ。あたしの知らない間に、2人はどんな関係に…… 先輩っ!?
[挙動不審に、水をぱしゃぱしゃ叩いていたものの、もっと大きな水音に、そちらへ水を掻き分け駆け寄った。 もっとも、歩くより身軽に水を進めるマーゴと違い、ばっしゃんばっしゃんと盛大に飛沫を上げての移動は、鈍いものだったが]
先輩、大丈夫ですかっ! ……えっ?
[何とかアイリスの傍まで辿りつけば、周りと同じく、その第一声にきょとんとするも。 何故か、彼女の言っていることが、分かるような気がして。 誰かへ謝るアイリスを、同情に似たいろの眼差しで、濡れた髪をよしよし撫でるのだった]
(+70) 2010/08/09(Mon) 11時頃
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みんな……
[情緒不安定と言うアイリスに、何事か考え込むような沈黙はあったが、だいじょぶです?と調子を窺ってから。 彼女とマーゴが話し始めれば、今度はちゃんと断ってから潜水し、水面を見上げる。
息は、そう長くは続かない。水の中より、外のほうがやはり身軽に動けるし。 けれど飽きもせず、何度も潜っては見上げ、潜っては見上げ。
水面の向こうに、天井以外の景色が映ることはなかったけれど、それでも、何度も]
(+71) 2010/08/09(Mon) 11時頃
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先輩?
[ぷは、と何度目かの潜水から顔を出すと。 扉の手前でもたつく姿]
どうしました? 何か挟まってます?
[ぺたぺた、入り口へ近づき。 屈んで床と扉の境をよくよく見てみるけれど、引っかかりになりそうなものは無く。
むー?と首をかしげながら、幾度かぺしぺし叩いてみて。 引っかかったような中途な位置から、未だ動かないようなら、助勢して思い切り、戸を押した]
(+73) 2010/08/09(Mon) 13時頃
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にゃっ!?
[濡れたままの手が滑り、バランスを崩してすっ転ぶ。 いたた、と腕を擦りながら起き上がれば、水溜りに丁度、扉が映り]
せん ぱ……っ?
[ぎょっとした。 だって、水溜りに映る扉には、華奢な身体が挟まっていたから。
咄嗟に、実際の扉を見遣れば、さっき確認したように、何も挟まってはいない。 おそるおそる、もう一度水溜りへ視線を落とせば。 其処にももう、何も映ってはいなかった]
(+74) 2010/08/09(Mon) 16時頃
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……せんぱい、が
[ふるふる、首を振りながら水溜りを指し、先輩と呼んだのは。 ラルフの事では無いのだけど、名前が出て来なくて]
……誰か挟まってて、でも、そんなことなくて。 幽霊も扉に挟まるのか な……。
[すみません、と差し伸べられた手を取って、立ち上がりながらも。 視線は暫く、水溜りへ向いたままだった]
(+76) 2010/08/09(Mon) 18時半頃
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/* >>284 これは惚れる。
(-139) 2010/08/09(Mon) 21時頃
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あ、えっ……と…、先輩じゃなくて、その……
[尋ねられれば>>+77、何とか名を口にしようとするものの、時間を掛ければ掛けるほど、記憶は薄れてしまって。 ぱくぱくと口を時折動かすも、結局、ごめんなさい、と噤み]
髪、ですか……? いえ、良く見てなかったけど…… 背中に掛かってなかったから、そんな長くないと思います。
[先輩くらいかな、とラルフの襟足を、ちょいちょいと引っ張って確かめ]
ま、まさか、心あたりあるんですかっ!?
[幽霊といえば、髪が長い女性は定番と。 そういう噂があったりするのかと、ラルフとマーゴを、慌しく見遣った]
(+78) 2010/08/09(Mon) 21時半頃
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/* お兄ちゃんがわりとぼろぼろです・・・ (はらはら
(-141) 2010/08/09(Mon) 21時半頃
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マーゴちゃん?
[貞子ネタ>>+79と言われれば、真っ先にそう思い浮かぶ。 実際の幽霊がどうの、より。 おりしも本人が見せてくれた>>+83ので、わーい!と喜んでぱちぱち拍手]
黒くて、長い髪で…… マーゴちゃんじゃないんですよね?
[理由は分からなかったが、ラルフに倣ってひそりと声を潜め]
あたしも、霊感とか無いですけど、なーんか…… ここのとこ、気になるモノ見てる気がしますし。なんか、
[いるのかもですね、と続けようとした口は。 ぱくぱくと開いたまま言葉にならないまま、ただ、ラルフの背後を指す]
(+84) 2010/08/09(Mon) 23時頃
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[其処は、部員がフォームを見るためなのか、壁の一部に鏡が埋め込まれていた。 だから、プール内を映し出す筈の其処は、全然違う、薄暗い部屋に瓶や棒が転がっている光景で。
その、映るか映らないかの、床すれすれに。 ラルフが言うような、黒髪が、散っていたから]
(+85) 2010/08/09(Mon) 23時頃
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[幽霊は、居たら楽しい、なんて思う人間の前には、たぶん現れたいと思わないのだろう。 さっぱり霊感とは無縁な人生を送ってきて、そういう話は好んで聞くものの、実際自分が見えるとは、やっぱりあまり思っておらず]
っの、ばか! 何やってんの……!
[ラルフが名を呼べば、一気に自分の記憶も鮮明になり。 硬直からとければ、それを幽霊とも気のせいとも思わず、鏡に駆け寄り。
ばん、と濡れた手が感覚の鈍る強さで叩いたのは、ホリーの更に奥。 黒髪で、けれど今は前髪も長くは無く、おさかなのヘアピンは遠くて見えない、人影で]
(+90) 2010/08/09(Mon) 23時半頃
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何よ、その顔。 ふざけないで、何してんのよっ、サイモン!!
[そんな表情、鮮明になっている筈の今の記憶にも、ない。 ただ、ホリーが力なく崩れていて。 フィリップだろう金髪が、彼女を庇うように対峙していて。 忙しく何かを叩き落とす彼と違い、サイモンは悠然と、それか、呆然と、徒手空拳のまま。
何がおきているか、実際のとこなんて分からないけど。 ふざけるな、と、それだけ強く、思って。 恐らくは初めて、その光景を見たくないと思って、再び拳を振り上げ]
(+91) 2010/08/09(Mon) 23時半頃
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店番 ソフィアは、{2} 偶数:鏡を割った 奇数:映像だけが消えた
2010/08/09(Mon) 23時半頃
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…――は、 ぁ、はあっ、……
[荒く息を吐けば、それに押し出されるように、ぼたり、ぼたりと、握り締めたままの手から、熱が落ちていく。 皹入った鏡面にも、未だ、その光景の残滓が残っていて。 ただ、イラついた感情のまま、ばき、と欠片を握って叩き落せば、今度こそ、ただの砕けた残骸になった]
…… え、 ……あー、いえ。てか、すみません。
[そうして、やっと。 アイリスが手を取ってくれた感触>>+94に、暖かさと、痛みのようなものをじわりと感じ。 赤い絵の具に突っ込んだみたいになっている手と、足元の惨状に、気づき。 呆然としている水泳部員らへ、申し訳無さそうに頭を下げた]
(+96) 2010/08/10(Tue) 00時頃
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ご、ごめん。つい、かっとなって……
[いつも、ふんわりしてはいるけれど。 常に増して、ぼうっとしたマーゴの様子>>+97と、こちらへ来る前に呟いていた言葉が、気にはなったのだけど。
せんぱい、が誰を指すのか、とか。 そういうことが、さらさらと記憶から零れていってしまうから。
ただ、マーゴちゃんこそ大丈夫なの、と心配そうに覗き込んでから。 自分が居ては、更に話がややこしくなるかと、素直に言葉に従う事には、したのだけど]
(+99) 2010/08/10(Tue) 00時頃
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