167 あの、春の日
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-裏庭-
――――…
[長い沈黙。 エルゴットもそれ以上は何も言えず。 何事もなかったように振られた留学の話題には。>>97]
はい…
[小さく頷く。 それはこの学校に来る前から決まっていること。]
―――――――――…そう、ですね… 帰国した、時は……
[暫くは帰っては来れない。 帰国したとしても、自分に自由があるかもわからない。 けれど、それは心に仕舞って、シーシャに話を合わせる。 傷みにじんじんする心は、けれど、同時に穏やかさに包まれる。]
(0) 2014/03/08(Sat) 00時頃
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――――…
[貰いますよ、と決して軽くはない自分の持ち物を抱える後輩を黙って見つめて。 先に追いコンに、と言われれば、小さく頷いて。 美術部に向かう背中を見送れば、途中、動きが止まり、聞かれた言葉に。]
私は……、なれる、と、思います――――
[エルゴットが夜風に乗せて届けたのは小さくとも柔らかく、強い、意志の声だった。]
(1) 2014/03/08(Sat) 00時頃
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/* 投票デフォのままだった… しかもシーシャさん…、私、酷い…
そして今日のデフォもシーシャさん… 私、どれだけシーシャさんを…
(-4) 2014/03/08(Sat) 00時頃
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-裏庭-
[振り返ることのない背中。 黒々とした衣服に身を包んでいるからか、エルゴットには後輩の銀色の髪だけが丸く浮き上がって見えて。 それはまるで、闇を照らす銀月のよう。
声だけが溶けるように響き届く。>>2]
――――――…っ
[自分の絵が見たいと言う。 もっと上手くなると言う。
息が詰まる。
何も、何ひとつ、言葉に出来なくて。 ぱたり、と雫が零れる。]
(38) 2014/03/08(Sat) 04時半頃
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良かっ、た…
[消えるような小さな声は、後輩が背を向けていたことに対してだけではない。]
[エルゴットは雛菊に"彼"自身を投影していた。 世界の全てを温かく見つめる、優しい目を持ったひと。 生徒手帳に挟んだままだったのは故意ではないが。 雛菊を大事にしていたのは彼女の意思で彼女の心。]
[彼の花にもうひとつの意味があることをシーシャは知っているだろうか。 卒業への祝辞の後に続けられた言葉。 その時のエルゴットには何も告げることは出来なかったけれど、シーシャのその言葉は雛菊に"彼女"自身も投影させることになった。]
( 私も貴方と同じ気持ちです―――… )
[太陽の花が示す、もうひとつの想いを。]
(39) 2014/03/08(Sat) 04時半頃
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-自室→会場-
[前日にジリヤに選んでもらったのは、紫紺のドレス。 髪も顔を覆わないように横髪を編み込んで後ろで纏める。 これもきっと、そのほうがいいとの、ルームメイトのアドバイスだった筈。
時間ぎりぎりまで待っていてくれたのか、全ての準備がしてあった。 ジリヤの優しさに心から感謝しつつ、エルゴットは着替えて、ノアと共に会場に向かう。
透ける程に薄いピンクのショールを巻いて。]
……遅れて、ごめんなさい…
[そーっと会場の扉を開けて、 中に声を掛ける。 盛大な、クラッカーでの出迎えはエルゴットの性格を考えてか中断されているようだった。
ノアは尻尾を振りつつ、勢いよく会場に入っていく。**]
(40) 2014/03/08(Sat) 04時半頃
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-少し前/玄関口-
[裏庭から寮に戻ってきた時、エルゴットはなんとはなしに郵便受けを見た。 絵を片づけようと寮を出た時、何か声が聞こえたような気がしたが、あの時は立ち止まらなかったのだ。
見れば中にあるのは瑠璃色の封筒。]
…誰から、"だった"かな…
[不思議な既視感にエルゴットは無意識にそんなことを口にする。
曖昧な思考、思い出せない何かは今は未だとでもいうように、彼女にその封を開けさせることはなかった。*]
(41) 2014/03/08(Sat) 05時頃
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-追いコン会場-
…お、お邪魔します…
[会場入りに際し、誰かが気付けば何かを話したか。 気付かれなくても、賑わいの邪魔にならないようにエルゴットはそっと中に入っただろう。 最も、勢いよく走って行ったノアには誰かしら気付くだろうが。]
(…あ、あれ、ジリヤさん、居ない?)
[所在なく目を泳がせて、エルゴットはルームメイトの姿を探すが、来ている筈なのに見つからない。 彼女が居れば、すぐに声を掛けてくれそうなものだ。 生徒会長でもあるジリヤの周りにはいつも誰かが居て、けれど、そういう時、エルゴットを見つけるといつも手招きしてくれていた。 遠慮か怯えか、エルゴットが談話室などで離れた所に座って居ても、廊下でそのまま通り過ぎようとした時も、見つけては彼女はいつも。]
―――…
[例えようもない違和がエルゴットを襲う。 地に足が着いていないような、夢の中に居るような。 有り得ないようなことが起こったばかりだから、余計に。]
(42) 2014/03/08(Sat) 18時半頃
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…っ
[今度は何処か慌てるように後輩の姿を探す。]
(あ……、居た……)
[彼はジロウの隣に座っていた。 エルゴットは人知れず胸を撫で下ろし、飲み物を求めてテーブルの前まで歩いていった。]
(43) 2014/03/08(Sat) 18時半頃
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何か、お勧めありますか…?
[何処か陰を帯びたハルカの背中にエルゴットは声を掛ける。>>36
足元ではノアが何処から持ってきたのかチーズ鱈を加えて尻尾を振っていた。]
(44) 2014/03/08(Sat) 19時頃
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-少し前・ルーカスと>>48-
あ、ルーカスさん… ありがとうございます、 は、はい、いらっしゃいました…
[明るく出迎えてくれる一年生。 エルゴットはいつもとは違う自分の装いに恥ずかしがりつつも、言葉を返す。 まともに顔を見れず、俯きがちなのは相変わらずであっただろうが。
そうして彼の関心が小犬に向けば、そろりと移動して。 ルームメイトの姿を探し始めるのだった。]
(50) 2014/03/08(Sat) 19時半頃
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[ハルカのお勧めは何であったか。 例えアルコールであっても―そも飲み物の中に、酒が混じっているとはエルゴットは想像すらしていない―、それをグラスに注ぐ。]
…あ、はい、こんばんは…
[シーシャに名前を呼ばれれば、グラスを手に今更な挨拶をして、俯く。>>49]
(51) 2014/03/08(Sat) 20時頃
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…ありがとうございます…
[持っていたグラスに後輩のグラスがあたる。>>52 カラン、という音が僅かな振動と共に手元に響いて。]
…あ、はい…
[空いている手に差し出された色紙に視線を落とす。 一度グラスをテーブルに置いて、伏せられていた色紙を両手で受け取り、表を向ける。]
(53) 2014/03/08(Sat) 20時頃
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[上から順々に色紙を見て行く。 書かれている言葉を頭の中で反芻しつつ。 途中、振られた小犬の話題にはぴくり、として。>>54]
……い、いいえ、 今、飼ってくれるひと… 探しているんです…
[消え入りそうな声でそう伝え、]
(57) 2014/03/08(Sat) 20時半頃
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――――…!
[最後、視界に飛び込んできた目の前の後輩の色紙にエルゴットは息を詰まらせた。
そこには遠い昔、エルゴットが初めて描いたものと同じものが描かれていた。 ただただ一面に広がる澄んだ青。 どこまでも続くような果てしない蒼穹。]
(58) 2014/03/08(Sat) 20時半頃
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(彼はどうしていつも… こんな、こんなに――――…)
[込み上げてくる感情に手が震えそうになる。 また、泣きそうになる。]
―――…ぁ、ご、ごめんなさい…
[右手で口を抑えるようにして、]
ありがとう…ございま、す…
[顔もあげずに、何とかお礼を言って。]
(60) 2014/03/08(Sat) 21時頃
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エルゴットは、色紙を伏せてテーブルに置くと、一度その場を離れようと。
2014/03/08(Sat) 21時頃
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[捨てようとすると拾って。 忘れようとすると、思い出させる。
乱されるのはきっと。]
―――…
[後輩から離れて、暫く独り、落ち着く為に目を瞑り。]
……?
[ふと新たに並べられた飲み物達に気付く。>>63]
(65) 2014/03/08(Sat) 21時頃
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い、頂いていいですか?
[静かにジェレミーにそう声を掛けて、>>632を手に取った。
彼は学校の中でもファンクラブが出来る程に女生徒に人気がある。 ジリヤくらいの美人なら未だしも、エルゴットが彼と話そうものなら、彼女達の嫉妬から免れることはほぼ不可能で、普段なら翌日から、聞こえるように話される悪口で大変なのだが、今は治外法権であることに助けられていた。]
(66) 2014/03/08(Sat) 21時半頃
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-少し前・フィリップと>>56-
こんばんは…
[手を振るフィリップにエルゴットは挨拶する。 彼とは真逆の、小さ過ぎて聞こえないような声量で。
フィリップなら、ジリヤのこと、何か知っているかもしれない。 その時はそう考え、後で話してみようと思っていたエルゴットだったが、シーシャの色紙を見た瞬間、全ての思考が彼方へと飛ばされてしまうのであった。]
(67) 2014/03/08(Sat) 21時半頃
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…ハルカさん?
[オレンジジュースを飲みながら、ふと扉に視線を送れば、会場を抜け出すハルカの背中が見えて、エルゴットは暫く扉をじっと見つめ。
先程、大人になったらワインを飲もうとグレープジュースを注いでくれた彼女を思い浮かべる。>>69]
(77) 2014/03/08(Sat) 22時半頃
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…
[暫く扉を見つめた後、テーブルに戻り、 伏せ置いた色紙を手に取った。 ぎゅうっと一度抱きしめてから、用意されていた袋に入れる。
――少し、お腹が空いていた。 ゴロウが作ってくれたおにぎりの味が思い出されて。 会場にはお菓子以外の食べ物はあっただろうか。
そんなことを考えていると、ノアの頭を撫でるフィリップから視線を投げられ>>88、彼が自分を気遣ってくれているのが解り、彼らの元に向かえば。]
………わ、私が、い、今までずっと…、隠して飼っていました……
[ごめんなさい、と告白し、]
あの……、どなたかこの子、貰って、頂けないでしょうか……?
[寂しさを抑え、瞳を揺らしながらも、真剣に聞いてみる。]
(93) 2014/03/08(Sat) 23時半頃
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―――…はい。
[ルーカスの返答は内情の察しが付いていたようで、特別驚く風でもなく。 続けられた核心には、フィリップと話した時と同じように手で胸を抑えるようにして、けれど、あの時よりはしっかりとした意思を保ち。]
……居たい、です… 出来ることなら、一緒に…
でも…っ!
出来ない――――…から… だから―――… ずっと、このままでは居られないから…
[眉根を下げる一年生に弱々しく微笑む。]
せめて、新しい居場所、探してあげないと―――――…
(105) 2014/03/09(Sun) 00時頃
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