22 共犯者
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貴女に依頼したものは、私の本心そのものです。 それに対して、私は一切の偽りをも持ち合わせておりませんし、私にとって彼女が大切であることもまた事実です。
ですが、私はもうあの場所には戻れません。 誰もそれを赦してはくれない。おそらく、永遠に。
「御使い様」に惹かれ、その正体を知ることを望む者は、ヒトの世界に立っていてはいけない。当たり前ですよね。私は人間でありながら、人間を裏切ったのですから。
(22) 2010/08/10(Tue) 02時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/10(Tue) 02時半頃
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……そうですね。 「私はこの村の人間ではない」。
[ふと表情を緩めるように、或いは自嘲的に笑う。]
だから、この場所を……貴女のおっしゃる通り「思い出」にすれば、全てを私の記憶ひとつに押し込めることも可能でしょう。
赦してくださるかもしれないという貴女の心は、ありがたく頂戴いたします。
(25) 2010/08/10(Tue) 02時半頃
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私が貴女を「殺さなかった」理由――…
[森の中を、血に濡れた風が駆け抜ける。]
それはね、貴女の目が、彼女と同じ色をしているからですよ。 私があれを送ろうとしている、あの宛名の人と同じ目の色をしているからです。
完全に「月」が満ちていない今宵、私は貴女を殺せなかった。 「月」が満ちたら――精神錯乱を呼び覚ます光が私の脳を支配したら――もしかしたら私は、貴女を殺すことを厭わなくなるかもしれません。
――…彼女と同じ目の色をしている、貴女のことを。
(26) 2010/08/10(Tue) 02時半頃
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無事に広場に戻れることをお祈りしております、ミッシェルさん。
[森から去るミッシェルの背中を見送ると、テッドの亡骸を見下ろし、口許に浮かんだ笑みを消した。]
――…テッドさん。 私は本当に人を殺したのが初めてなのですよ。 不慣れな手管で殺されたのは、さぞや苦しかったでしょう。辛かったでしょう。
その点に関しましては、深くお詫び申し上げます。
(27) 2010/08/10(Tue) 02時半頃
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記者 イアンは、まだ満ちぬ月を、そっと見上げた**
2010/08/10(Tue) 02時半頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/10(Tue) 02時半頃
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−夜の森−
[月明かりに照らされた「かれ」の膚の色、そして質感。 それらは全て猛々しく、また天上の女神でさえも敵わぬ程に純潔なものであった。
「かれ」がトニーの肉を喰らうのを、ただじっと見つめる。 少年の身は、肉は、自分と同じ人間のものであるというのに、不思議と恐怖感の類は起こらなかった。 それはヘクターがマーゴの肉を喰らう時のような距離感とは、おおよそ異なるものである。]
……もうすぐ、満月ですね。 全てが満ちる満月の刻。
何故でしょう。トニー、私は貴方が「かれ」に食べられる様を見ても、哀しいとは思わないのです。そう、貴方は「死んだ」のではなく、「かれ」と一体となり、「還った」のですね……
……私は貴方が羨ましい。
[雲の狭間で揺れる月光の下、首だけになったトニーと、聖母のような眼差しでそれを抱く「かれ」を見て、微笑んだ**]
(33) 2010/08/10(Tue) 13時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/10(Tue) 23時頃
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―深夜の森 >>38―
……それがあなたの「巡礼」なのですね。
[「かれ」が巨木の下に、トニーの遺体を並べてゆく。 それは初めて「かれ」を見た後に、森の中に「転がっていた」遺体――即ちソフィアのことであるが――とまるで同じ様式で並べられてゆく。]
無理に教えていただきたいとは思いません。 ですが、興味を抱いているのも確かなことです。
ここが何処で、この森が何の役割を持ち、そしてあなたが何者であるか。 あなたの巡礼者となった今、私は知ることも可能でしょう。
[仄白い膚に赤黒い染みを纏うだけの「かれ」が、手を広げる。 そこには月の光が届いていないというのに、先ほどよりもずっと強い光を浴びているような心地を、イアンは感じていた。
一歩、また一歩と、「かれ」――そして「月」の信望者となったイアンは、ヒトならざる美をたたえる笑みを浮かべる「かれ」の元へ、迷うことなく近づいてゆく。]
(45) 2010/08/10(Tue) 23時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/10(Tue) 23時半頃
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/* >>43 想像したらちょっとすごい光景だった件。 工房に祈りを捧げるじじばば…w
(-29) 2010/08/10(Tue) 23時半頃
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―翌朝のこと:教会―
[物言わぬステンドグラスの光を浴び、青年記者は神像に祈りを捧げている。近づいてきた司祭の気配に顔を上げ、そちらの方に振り向いた。]
いいえ、司祭様。 これは別離の祈りです。 ……何に別れを告げるのかは、「神」と私の間の秘密ですよ。
[神像を背にして、歩き出す。]
きっと私は職務怠慢で新聞社を解雇されてしまうかもしれません。一応、それらしい記事は書いたのですけれども。
原稿と資料の全ては、アレクサンデル家の客室に置いてあります。アレクサンデル家の方々にもお伝えしましたが……もしものことがありましたら、その時はよろしくお願いします。
[そう言って微笑むと、イアンは教会を後にした。]
(46) 2010/08/10(Tue) 23時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/10(Tue) 23時半頃
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―深夜の森 >>47―
あなたが私におっしゃった通りのことです。 「心に何かを秘めている時の私は饒舌である」…と。
[己の肉体に絡む腕を、拒むことなく受け入れる。 「かれ」の腕に、胸に刻まれた筋肉のかたちが服越しに伝わるのを感じ、イアンは目を細めて熱い息を吐いた。]
あなた達の……聖地。 この森は、あなた達の領域であると…… 森の神々への信仰の地であると…… そういうことだったのですね。
(48) 2010/08/11(Wed) 00時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/11(Wed) 00時頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/11(Wed) 00時頃
記者 イアンは、太陽の光が降り注ぐ森を、音を立てて歩いてゆく。
2010/08/11(Wed) 00時頃
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−夜の森:>>52−
[唇が塞がり、背中の探るような感覚が走る。もはやそれを嫌がる理由などなく、イアンはそれを全身で受け止めた。
己が纏う布の存在がもどかしい。そう思いながら、イアンは「かれ」に擦り寄った。]
(60) 2010/08/11(Wed) 01時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/11(Wed) 01時半頃
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−深夜の森:>>61−
[己の殻、或いは薄膜のように巻き付く衣服を剥がされる感覚に抵抗する理由など、何ひとつ存在しない。]
……あなた。
[鍛えられていない、理性の枷に飼い馴らされた膚を曝して、「御使い様」たる彼の肉体の中でびくりと身を動かした。脳が痺れる心地と、全身の血が皮膚を熔かして己の肉をぐちゃぐちゃに崩しそうな錯覚が襲ってきて、イアンは思わず「かれ」の肉体に縋り付いた。]
(63) 2010/08/11(Wed) 02時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/11(Wed) 02時頃
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−朝の森−
[「かれ」とミッシェルが対峙するその場に、イアンもまた姿を現した。
ひとりは、イアンを狂わせる者。 ひとりは、イアンに正気の世界を思い出させる者。
ふたりの姿に、声に、彼は目を凝らし、耳を傾けることにした。]
(65) 2010/08/11(Wed) 02時頃
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−深夜の森>>69−
[隆起と陥没のある肉体が、己の肉体の上に重なった。 背中に草の感覚がちくりと刺さる。それはまるで彼に与えられた性的な刺激の如く感じられていた。]
ああ……あなた。
[息を吐き、何かを解放するかのように微笑むと、黄金色の炎を帯びたような「かれ」の双眸を見つめた。
脚の付け根にある茂みの奥から、肉塊がその身を大きく乗り出し、無遠慮に唾液を垂れ流している。]
……すみません。酷い状態で。 悦楽というものに、私はおおよそ不慣れなのです。
[イアンは自嘲的に息を吐き出して笑った**]
(70) 2010/08/11(Wed) 03時頃
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―深夜の森 >>71―
[「かれ」がイアンに迫るのは沈黙。 制御を失いそうになる口許は、歯を強く噛むことで無理矢理にねじ伏せた。
悦楽と、それを外に漏らしてはならぬという、一見せめぎ合いのようにも見えるその一連の作業は、徐々にその遂行が困難になってゆく。
指先に、腕に、胸に、腰に、生温くざらついた舌の感覚が走り、気まぐれに髪がそれをなぞって遊ぶのだ――熱く強張った下肢の辺りには触れられることのないままに。
イアンの足が藻掻き、がさがさと下草やそれを支える土をかき混ぜる。夜露に濡れた草の匂いが鼻の中に侵入するのを、「ヒトならざる者」に制圧された男は静かに受け止めた。]
(72) 2010/08/11(Wed) 07時半頃
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―朝の森―
[「還ってきた」と告げる「かれ」の横顔を黙って見つめる。そして、「かれ」の言葉に臆することなく立ち向かってみせるミッシェルの横顔も。]
これが最後の儀式――… 全ての命を捧げて終わりになるか、或いは旧い歌にあるように、「夜明けは誰もいない」となるのか。
道を選ぶべきは誰でしょう? ミッシェルさん。貴女が「かれ」の信奉者になれば、物事は全て無事に解決するでしょうけれど……貴女はそうではない。
[ミッシェルの碧色の目を見つめて、首を傾げる。]
……ですよね?**
(73) 2010/08/11(Wed) 08時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/11(Wed) 12時半頃
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−夜の森>>74−
[逞しさとも神秘性とも程遠いイアンの膚に、小さな赤が丁寧に刻み込まれる。何かに縋るように、ヴェスパタインの闇色の髪を指で梳き、宵の空を見上げた。
月がぼんやりと滲み、イアンの視界の中で徐々に大きなものとなってゆく。そしてそれは、彼の中で熱く蠢く悦楽の価値とほぼ同じものであった。]
………っ………は
[「かれ」の顎が、自分の下肢で暴れる肉塊の食らっているのは、すぐに分かった。噛み切られるのは一瞬であろうという恐怖感が背筋を駆け抜けるが、それ以上に快楽に己の身が押し潰されてゆくのを、彼自身が止められる筈も無かった。
それから。 程無くして、イアンの視界の中にある月は元の大きさに戻ってしまった。 荒い息を吐き、彼が信奉する男の手管により吐き出されたものを思い、言いようのない羞恥と悦びの狭間で震えながら、草むらの上で膚を晒したまま、ただじっと横たわっていたのだった**]
(77) 2010/08/11(Wed) 12時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/11(Wed) 12時半頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/11(Wed) 13時頃
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−朝の森:>>76−
これは「御使い様」を森に還す儀式……
[言われて、ふと言葉を止める。 そして、ミッシェルのことを見て、朧げに郷里の婚約者のことを思い出していた。脳が何かに焼かれ焼かれるように、仄かな熱cを帯びてくるのを、イアンは感じていた。]
……「そうなの」? うん、伝承というのは、時代の流れと共にいつの間にか変わるものだともいうし。その時代に合わせて皆勝手なことを言うんだよね。
まったく、皆はその言語の変遷を研究するなんて馬鹿げていてくだらないって言うけれど。 どうして君は皆と一緒になって否定したりはしないの? 相変わらず不思議だね、君は。
[木に凭れて、安らいだような笑みを見せる。だがその目は、ミッシェルの向こう側にある何かを見つめていた。]
(78) 2010/08/11(Wed) 13時頃
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−朝の森−
……ああ、そうだ。 君に渡さなくてはいけないものがあるんだ。
私の帰りが遅くなってしまうかもしれないから、送って貰うように頼んだんだ。君を護ってくれる力を、君にあげるよ。
……今いる場所はね、不思議な力に満ちているんだ。ヒトならざる者の力が未だに生きている森なんだよ。君が幼い頃に一緒に読んだ絵本のような話だろう?
お伽話のように幸せなことばかりではなくて、夜の森は昏くて恐ろしい顔をも持っているけれども。
ああ、いつか君にその写真を見せなくちゃね。 君は私の書く記事にいつも手厳しいから、写真じゃなくちゃ納得してくれないでしょう?
……ちゃんと、届けるから……ね……
[木に凭れていたイアンの身体が、ずるずると崩れ落ちていった**]
(79) 2010/08/11(Wed) 13時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/11(Wed) 17時半頃
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―深夜の森 >>80―
[身体を「かれ」の思うがままに動かされ、脚を大きく開く恰好となる。さすがに羞恥が先立ったのか、沈黙を守れと言われていた筈なのに、小さな声を上げてしまう。
肉を穿つ舌の感覚が、神経を刺激する。 本人は身を捩って抵抗しているつもりなのに、第三者から見ればもはやただ悶えているようにしか見えないだろう。
小さくなったはずの欠けた月が、滲んで揺らぐ。 その景色はイアンの脳裏にしっかりと焼き付いていくのだった――]
(81) 2010/08/11(Wed) 18時半頃
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―朝の森― [木に凭れ、誰にともなく語りかける。]
ねえ…眩しいよ。君は、とても。 清廉な白い光は、時に闇色を貫き、穿つ――…
私は……
[シャツの胸元を強く握りしめ、くつくつと笑う。]
――…自分の「欲求」、か。 そうだね、それで私は私の全てを台無しにした。 これから起こることじゃない。もう既に起きてしまったことなんだ。
だから私はもう戻れないんだ、「ヒト」の世界には。たとえ君が赦そうと言ってくれても、誰が赦してくれたとしても、私の中に僅かに残る「理性」がそれを拒むんだ。
(82) 2010/08/11(Wed) 19時頃
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―朝の森―
だって私は――… こんなにも、「月」の引力に頭のてっぺんから足の先まで侵食され、支配されてしまった……
そして、それは何より、自ら選んだことなんだよ。 他でもない私が。 私が「それ」に支配されようと望んだんだ。
だから神の声なんて聞こえなくなっても構わない。 欲しいものは、ヒトの世界の安住ではない。
肉体と精神の脈動――生命の証と、それと引き替えに暴かれる血と肉。私の肉体の中で眠っていたそれが呼び覚まされていくのは、たまらなく快感なんだ。
[目と口許に浮かべるのは、ひどく穏やかで緩やかな笑み。]
ああ、だから…… 私は「かれ」の声が聞こえれば、それで十分なんだ――**
(84) 2010/08/11(Wed) 19時頃
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記者 イアンは、ランタン職人 ヴェスパタインに話の続きを促した。
2010/08/11(Wed) 19時頃
記者 イアンは、ランタン職人 ヴェスパタインに話の続きを促した。
2010/08/11(Wed) 19時頃
記者 イアンは、飾り職 ミッシェルに話の続きを促した。
2010/08/11(Wed) 19時頃
記者 イアンは、飾り職 ミッシェルに話の続きを促した。
2010/08/11(Wed) 19時頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/11(Wed) 20時頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/11(Wed) 20時半頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/11(Wed) 21時頃
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―朝の森 >>86―
……何ですか?
[ぼんやりとした視線で、宵闇の色を下ろす影を見やる。 そこには、イアンが信奉する「かれ」の姿があった。]
ああ……すみません。 少しだけ、朝の光が眩しすぎて……軽く目眩を起こしていたようです。
もう、平気です。
[ふと緩やかな笑みを浮かべる。]
(87) 2010/08/11(Wed) 21時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/11(Wed) 22時半頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/11(Wed) 22時半頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/11(Wed) 22時半頃
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―少し刻は流れて、2枚の葉が摘まれた頃―
……満月。
[ぽつりと呟き、空を見上げる。]
あなたの言った通り、月は満ちました。 そして私の身も心も、完全にあなたに支配されてしまった。
――あなたは一体何者なのです?
「ヒトではない獣」。 私にはそれしか分かりません。
この森があなた達の聖地ということは分かりました。 ですが、その芯の部分――…「あなたが何者か」が分からない。 そして、私はそれを知りたいのです。
(89) 2010/08/11(Wed) 22時半頃
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―満月の夜―
それ以上のお答えは、下さらないのですか?
……いいえ。 その必要は無いのかもしれません。
「ヒトではない獣」を目の前にして、今の今まで殺されなかったという「それ」だけで、私にとっては十分なのだと思います。
[血に濡れた風が渦巻き、月の方へと昇ってゆく。]
ああ――…「あなた」。 私は、もはやヒトではなくなりました。 私はヒトの身をしておきながら、ヒトの事を裏切り、そしてたくさんのヒトを死に追いやりました。
――そこで、ひとつお伺いしたいのですが。
(92) 2010/08/11(Wed) 23時頃
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[月明かりを頭上に浴び、「かれ」の目を真っ直ぐに見て告げる。]
私は、あなたがあなたの神に捧ぐ生贄にはなれませんか?
精神は「獣」でありながら、肉体は「ヒト」の態(なり)をしている私は、果たして「ヒト」なのでしょうか?それとも「獣」なのでしょうか?
――…私はそれが知りたいのです。
(93) 2010/08/11(Wed) 23時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/11(Wed) 23時頃
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……そういうことになると思います。
[ふと緩い笑みを浮かべ、風の流れる方を見つめる。]
私には、帰る場所もありません。もしこの取材を終えて本国に帰ったとしても、私の心はここにあらずでしょう。
それに、あなたは私をどこかに連れて行くことなどできないでしょう?たとえ私があなたの信奉者となったとしても、私の身はヒトのまま――…ヘクターのように、私はあなたの横を歩き、「同胞」と呼ばれることは、未来永劫ないでしょう。
――…いいえ、私は誤魔化してはならない。
この血と肉を。 沸騰しそうなくらいに熱く煮えたぎるそれを。 月が満ちているうちに、あなたの中に取り入れて欲しいのです。
あの時ヘクターが、マーゴさんにしていたように。 ――…余計な感情は、要りませんけどね。
[すっと右手を差し出し、ヴェスパタインの双眸を見つめた。]
(95) 2010/08/11(Wed) 23時頃
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[一歩、また一歩、イアンは「かれ」の方へと近づく。 それが「死」への旅路であることは分かっていても、なお。]
あなた。
月が、綺麗ですね。
――…今宵は、いちばん、綺麗です。
[深い深い金色の目を見つめ、肺のあたりから熱い溜息を吐き出した。]
(98) 2010/08/11(Wed) 23時半頃
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[かつて彼は言った。 彼が本当のことを言っている時は、いちばん嘘をついている――…と。
では、今こうして、満月の下で無言劇を繰り広げている時はどうなのだろう?かれは嘘をついているのか、或いは――]
(そんなことは――…どうでもいいことです。)
[そして、「かれ」のヒトならざる逞しい肉体に、己の胸が合わさる程までに近づき、イアンは目で告げる。
時は満ちた、と。]
(99) 2010/08/11(Wed) 23時半頃
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記者 イアンは、「かれ」の手を、ぐっと握った。
2010/08/11(Wed) 23時半頃
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[首を仰け反らせ、完全に満ちた月を見上げる。 逞しくもなく、神秘的なものでもなく――ただ人間の形をしているだけの肉を、「かれ」の御許に差し出す為に。
月が滲み、視界の中で大きくなる。 そう――昨晩かれに侵入された、あの時のように。]
(103) 2010/08/11(Wed) 23時半頃
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(願わくば、この痛みを、この恐怖を――書き留めておきたい。けれどそれは叶わぬ希望でしょう。
今こうして、私の身ひとつに刻んで、私個人の「痛み」に昇華して、それで全てを終わりにしよう。)
[深い深い口接け。 それは、この世で最後に刻まれるであろう、柔らかな悦楽。 これから与えられる、痛みを伴う快楽の前に味わう、甘い甘い美酒なのだ。]
(村に残る人々は、私が「遺した」記事を読む人々は、きっと私のことを「狂人」と呼び、後の世まで揶揄することでしょう。
けれど私は――…それでいいのです。 この悦楽を、この熱を、私の身ひとつで独占できる。 それは誰にも与えずにいよう。 そう――…これは私だけのもの――…)
(104) 2010/08/12(Thu) 00時頃
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