106 しろいゆめのなか Re:Write
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ホリーはようせい ポプラに投票した。(ランダム投票)
レティーシャは双生児 ホリーに投票した。(ランダム投票)
ポプラは双生児 ホリーに投票した。(ランダム投票)
――――Prologue for Epilogue
それは、不運な事故だったとしか、言えない。
少年の身体をトラックが跳ね上げる。全身を打ち付けられた少年は、すぐさま病院に運び込まれたが、一向に意識を取り戻すことはなかった。
ただ呼吸だけを機械によって制御され、一定のリズムで生を刻むだけの人形として、少年は眠り続けていた。
彼の名前は、オスカーといった。
(#0) 2012/11/09(Fri) 01時頃
涙を禁じ得ない両親の嗚咽が聞こえる一方、目覚めを知らないオスカー少年は、長い、長い夢を見ていた。
それは真っ白い画用紙に今までの思い出や大好きなひとや両親やその他様々をひたすらに描いていく夢だった。
やがて空間はどこまでも広がっていく。画用紙は視界全体を覆って、世界は天地の区別ない広大な"キャンバス"になった。
少年は意識の中でたくさんの物を描き、たくさんの人を描き、そして絵の中の彼らといつまでも遊んでいた。
いつしか少年はここを"秘密基地"と呼び始めた。
"キャンバス"であるこの世界では、何もかもを描き、消すことすら容易で。
少年はこの秘密基地を、いたく気に入っていた。
本来は、ここは少年の夢の中であるから、彼とほんの僅かでも顔を合わせたか、すれ違ったりだとかして意識の中にある姿しか、描かれないはずだった。
だったのだが、如何せん子供の絵であったが故に、間違って呼ばれるような人のほうが多かったのも、事実。
しかし、所詮夢のなか。間違って呼ばれた人も、いつしかふっと覚めていなくなっている。それがここの常だった。
(#1) 2012/11/09(Fri) 01時頃
けれど、両親はついに決断してしまった。
高額な医療費で保たれていたオスカー少年の生命維持装置は、外されることとなる。
そして少年の心の臓の灯火は、そっと吹き消された。
少年自身の途絶えと同時に、夢は急速に崩壊を始める。
白はほころび、迷い人は落ちる。はじめからここに来るはずだった精神も、迷い人を帰すのに躍起になった。
夢とも現実ともつかないはざまは、ただ、黒い世界。
扉が一つ。開けば、見知った世界が迎えてくれたはずだ。
しかし一度「白い世界」に描かれてしまった肉体。
何度元の世界に行っても簡単に白い世界に引き戻される。それなのに、白い世界という居場所はもう滅びを迎えている。
行き場を失った魂は、また扉の前で目を覚ますのだ。
(#2) 2012/11/09(Fri) 01時頃
あなた達は、これを繰り返す。
夢が、完全に崩壊してしまうまで。
もし、もしも、白が完全な崩壊を迎えるまでに、落ちることができなかったら、あなたは――
(#3) 2012/11/09(Fri) 01時頃
*がらがらと、何かが崩れるような音が聞こえる*
(#4) 2012/11/09(Fri) 01時頃
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