158 雪の夜に
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ヒュー! 今日がお前の命日だ!
2013/12/28(Sat) 01時頃
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[人間が己を見てそう思うからこそ、 狩りの手口としての価値が出て来るというだけだ。 情に厚い人間は勘違いをする。 人の形をしたものに、人間と同じように情を移してくる。
人間だって、鶏肉に恋をする道理はないだろうに。]
(*0) 2013/12/28(Sat) 02時半頃
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[人狼として捕縛されたのだから、警戒は厳重だろう。 すぐの手出しが難しいのは察しがつく。]
(*1) 2013/12/28(Sat) 03時半頃
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[要するに何らかのタイミングで、ハナは表に引き出される。]
(*2) 2013/12/28(Sat) 03時半頃
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[――とはいえ、 老人は女が誰だかわからないのだ。
何から説明すればいいのか、 説明などしないほうがよいのではないか。 どちらつかずに、迷うまま]
(*3) 2013/12/28(Sat) 23時頃
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なあ、アンジェ。
[一人旅の長い都合上、普段は余り発しない囁きに、 己が疑われている最中だという動揺は、 なるべく乗せないように。]
何か解ったら教えるっつってたじゃん。
どう? あの後、自警団かどっかにでも行ったか?
(*4) 2013/12/29(Sun) 01時頃
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今、……そこにいるの。 わかったこと、なんて……、
拘留されていた人の容疑は、 とりあえずは晴れた、ということくらいだけれど。
……どうしたの?
[そう問いを返したのは、 特に用件のあるでなく囁きかけてくるのが、 少し珍しかったからだ]
(*5) 2013/12/29(Sun) 01時頃
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んー。
[唸り声がどこか幼い色を帯びた。 決まり悪い気分になっている時の。 いつかの、女が生きる理由と言った、思い出話の。]
……嬢ちゃんをどうにかする方法ってあんのかなーって、
割と今、考えてる。
[ものすごく柄じゃない事を言っている、という自覚の所為だ。]
(*6) 2013/12/29(Sun) 01時頃
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[長らく働いていないさび付いた処刑台、 拘置部屋は喧嘩した酔っ払いの頭を一晩覚まさせる、 その程度にしか使われることもないのだろう。
大した事件など起きもしない、田舎の港町。 警備といっても、たかが知れたものだ。 ――あの頃は、そんなことわからなかった。 この小さな町しか知らず、それがすべてだった]
……あなたがあの子を連れて、 逃げてしまえばいいのではなくて。
[無力な少女には出来なかったこと]
(*7) 2013/12/29(Sun) 01時半頃
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流石にあんだけの集団に追い回されて、 猟銃でも向けられたら俺だって死んじゃいますし。
[おいそれと突っ込んで大成功と言う訳にはいかない。]
だから、どういう状況なのか知りたいなーって。
(*8) 2013/12/29(Sun) 01時半頃
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あら、想像つかない? 設備なんて粗末なものよ。
なんなら人狼を捕まえた祝いとでもいって、 薬でも混ぜたお酒でも差し入れしてあげましょうか?
[状況はどうとでもなる、と踏んでいる。 あとは当人たちの意志次第だろう、と]
(*9) 2013/12/29(Sun) 02時頃
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……ああ、
[そして、ふつりと、途切れる]
(*10) 2013/12/29(Sun) 02時頃
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[人間は、人を殺す事と人を喰らう事を、 往々にして混同するものだ。]
(*11) 2013/12/29(Sun) 02時半頃
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[喰い裂かれる苦痛と恐怖に、いつまで笑っていられよう。 教えてやろう、どうしようもなく解り合えない事もあると。]
[――例えばちょっとした手違いで、 喰われ、死にかけた女が一命を取り留めたとしても、 それは己が知った事ではないし、]
[捕食する本能が恍惚と笑みに彩る。]
(*12) 2013/12/29(Sun) 04時頃
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