25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―
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記者 イアンは、心が彼岸と此岸をさ迷うからか、何かの気配に辺りを見る
2010/08/08(Sun) 21時半頃
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[は?と、言われれば困ったように]
……蓮を育てるのと、舞うのと、 約束をしたから……
[さらに、相手が分けわからなくなりそうな]
(=21) 2010/08/08(Sun) 21時半頃
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―渡り廊下― [ふわり、と歩みを進めたそれは、迷い花の姿を見出す。 ――腕に抱かれる佳人は、既にその色を失って]
本郷様……
[腕には太刀を抱いたまま、 けれど近づくのは躊躇われて 何事か言葉を紡いでいるイアンのその姿を見る]
なぜ……
[殺めてしまったのだろうか、 殺めたのなら何故そんなふうに大切そうに抱いているのか。 きつくそれを見据えていた]
(@14) 2010/08/08(Sun) 21時半頃
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本屋 ベネットは、明乃進の袖の端を噛んで引いた。
2010/08/08(Sun) 21時半頃
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>>98
そうか。
[その答えに目を伏せる。]
あんた、狼の場所、知ってるな? 普通、花や花主が、己の花、主をこの場で失った場合、 それらは、復讐心をたいてい持つ。 大体は狼を殺してやると騒ぎ出す。
だが、たまに、それを言い出さないものもいる。
[高嶺をじろりと見る。]
そういう奴は、狼を知っている。
(100) 2010/08/08(Sun) 21時半頃
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私の花を散らしたのは、人狼病の者ではない。
[違うか、と刷衛に言った。]
(101) 2010/08/08(Sun) 21時半頃
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/* 本郷のそれは見えず触れれぬ私への 焦らしぷれいだとしか思えnくそう。
(-30) 2010/08/08(Sun) 21時半頃
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本屋 ベネットは、記者 イアンが自分のいる辺りを見た様子に、小さく吠えた。音も姿も、きっと届かないだろうけれど。
2010/08/08(Sun) 21時半頃
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[またますますわからなくなったが、 殲滅、の話とは縁遠いのは、ありがたいのかどうなのか。]
そうか。 それをやる気があるんだな?
(=22) 2010/08/08(Sun) 21時半頃
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落胤 明之進は、つ、と袖をひかれる感覚にふりかえり――びくり、とひいた
2010/08/08(Sun) 21時半頃
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/* てちてちあるいちゃいやだ!! なんてやつだ なんてやつだ
わかっててやってるでしょうwwwww
(-31) 2010/08/08(Sun) 21時半頃
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>>101
そもそも、こうなった原因は人狼病だ。
[そうだろ?と見返す。]
(102) 2010/08/08(Sun) 21時半頃
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本屋 ベネットは、明乃進を見上げながらゆらゆらと尾を揺らした。それからイアンのほうを見る。
2010/08/08(Sun) 21時半頃
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― 本邸・廊下 ―
[双花の元を離れた風は、木々を揺らし、本邸の廊下に小さな円を描いて木の葉を舞わす。 虎鉄はその円の中心にふわりと舞い降りた。]
……あれは、…。
[舞い降りた廊下の先に見えた黒い獣。 虎鉄は琥珀を瞬かせた後、歩いていく狼の後を追った。 やがて渡り廊下に着けば、狼に袖を引かれる明之進の姿を見つける。 そのまま足を止める事はせずに近寄って。 相手が此方に気付けば、少しだけばつが悪そうな顔で片手を挙げるだろう。]
(@15) 2010/08/08(Sun) 21時半頃
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― 渡り廊下 ― [儚い姿。大広間でも見かけた姿 腕に抱く遺体の名を呼ぶ声にも聞き覚えがあったから 彼がアケノシンとは判断がついた]
えーと……アケノ、シンだったかな?
[何を指して何故なのか、わからないまま 己が置いてきた太刀を抱える姿に首を傾げた]
(103) 2010/08/08(Sun) 21時半頃
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記者 イアンは、本屋 ベネットの姿は見えないからアケノシンの様子に首を傾げた。が、まぁ、自分も幻聴聞くしと思った
2010/08/08(Sun) 21時半頃
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というか、俺が殺した時も、ただ、お前は受け入れただけだ。 俺に何かしら文句もなかった。
お前は、探られたくない、何かを知っている。
そうだろ?
[そして、高嶺の周りの人物の名前をゆっくりとつむぎだす。]
(104) 2010/08/08(Sun) 21時半頃
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記者 イアンは、もう一人増えた姿…虎鉄といったか、に首を傾げた
2010/08/08(Sun) 21時半頃
説法師 法泉は、メモを貼った。
2010/08/08(Sun) 21時半頃
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[高嶺の瞳は目の前の男を見つめ、逸らさない。]
―――…それは、お前がそうであって欲しいと。 そう勝手に思っているだけのことだろう。
私の花が無残に喰い殺されたのであったのなら その人狼に恨みも抱こう…
…だが、私の花は人狼に殺されたわけではない。 お前達が殺さなければ、今も傍に二つ在ったかもしれん。
[大柄な男の言葉に、黒檀を細めて緩く首を傾げ]
(105) 2010/08/08(Sun) 21時半頃
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あれが普通の人間の反応だね。
[ちら、と 視線流す先に高嶺の 対峙する相手の言葉に、吐息でわらう]
(+43) 2010/08/08(Sun) 21時半頃
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―――…其れが…お前の、言い訳か……"研"。
(106) 2010/08/08(Sun) 21時半頃
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約束をしたから……約束は守る、為にある
[本郷は叶えてくれなかったけど 叶えてくれようとはしたから。 なら、自分もなすべきだと]
(=23) 2010/08/08(Sun) 22時頃
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[骸に合わせられた手が、また一つ区切りをつける。
苦心する人の傍、か細い光を残しながら。 意識は響く声に向き、引かれた]
若し、あのとき?
[獣の面を持てる者にも哀も愛もあるとはまだ理解及ばぬ所。 声のする方へと顔を向け。 獣と伝えられた花が僧の腕に抱かれているのを見、言葉失う]
(+44) 2010/08/08(Sun) 22時頃
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……狼、
[怯えてあとずさる、 それは己を喰らうたもの、既に躯無き身なれど、 その根源的な畏れは、根強く魂に染み付いて――
すがるように、きつく太刀を抱き。 その瞳の色を見る――見覚えのあるその色と、揺れる尾を]
あ……
[獣の眼差しの先、――イアンにへと映るを見れば。 黒紅は揺らいで、歪んで、口唇を噛む]
(@16) 2010/08/08(Sun) 22時頃
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[少しばかり表情を歪めたまま、 イアンに視線を移せばこくり、と頷いて]
……本郷様を殺められたのですね。
[小さく謂うのだけれど、 けれど、何故と問うたその理由は、もう。 わかってしまった、気がした]
(@17) 2010/08/08(Sun) 22時頃
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[聞こえてきたのは白鳥と対を成した蝶の声。 此方に似合わぬ生者と同じ音。
そちらを一度見て。
揃った花へ薄っすらと笑みを向ける]
仏にはなれぬか。
私も、そのようなものにはなれぬ。 けれど。人を獣を憎むことは出来ぬ。
(+45) 2010/08/08(Sun) 22時頃
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……狼…… あ…えっと、おまえ、それを、何処で知った?
[本郷は確かに獣だ。けれど、本郷は本郷だ。 ……人の一人…青年を殺せなかった本郷に 青年はそう思っていたから、 アケノシンの言葉は抱えた遺体の正体について 言っているのかと思い弱った]
(107) 2010/08/08(Sun) 22時頃
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門下生 一平太は、メモを貼った。
2010/08/08(Sun) 22時頃
懐刀 朧は、霞の名が呼ばれても持ち前の面の皮の厚さを崩さぬ貌は
2010/08/08(Sun) 22時頃
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>>105
ああ、そうであってほしいな。 俺の仕事は人狼病を探すことだ。
あんたが何か知っているのなら、教えてもらおう。
[人狼病に殺されたのなら、恨む、という言葉にはほお、と。]
先に予告はしていた。 ああ、言い訳かもしれんがな。
じゃあ、お前、華月を殺したのは誰だ? お前の言い訳はなんだ?
(108) 2010/08/08(Sun) 22時頃
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懐刀 朧は、本郷の名が挙がった時に、少しだけ目を伏せたのかもしれない。
2010/08/08(Sun) 22時頃
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……やあ、夜光
[庭の見える廊下、 主の膝の上に座り擁かれたまま 片手でひらりと挨拶をかける。 困ったような笑みで]
気分は、如何?
(+46) 2010/08/08(Sun) 22時頃
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[が、続いた言葉に最初紅を丸くしたが 直ぐに静かに頷く]
……ああ、俺が殺めた。
[何故、は此処にかかるのだろうか? けれど、言語化するのは難しく ただ、そっと本郷の頭を抱えたまま撫でた]
(109) 2010/08/08(Sun) 22時頃
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そもそも知らぬのなら、なぜ、すぐに知らぬといわない?
[あえて顔を硬くする様子を見ながら……。]
今、残っているのは、月瀬、邦夜、本郷、それにあの歌う鳥だ。 この中で、お前によく似ている人物がいるな?
[誰とは言わず…。]
(110) 2010/08/08(Sun) 22時頃
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――夜光。
貴方も此方に参ったのですね。
[新たに増えた声。 そちらを見れば花が一つ。
抱いた冬の花へ横に下がるように促して、けれど手は握ったまま。 着物を正す]
(+47) 2010/08/08(Sun) 22時頃
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――え?
[イアンに問われた意味が、 己の言を捕らえてのことと気づけば、少しうろたえて]
知った、というわけではない ……のですけれど、その。
[虎鉄の手を上げる姿が見えれば、 困ったように眼差しをそちらへ向ける]
(@18) 2010/08/08(Sun) 22時頃
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約束か。 約束ならば仕方ないな。
(=24) 2010/08/08(Sun) 22時頃
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/* うーん、誘導尋問としてはちょっと早計過ぎるかな。
(-32) 2010/08/08(Sun) 22時頃
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[訊いたわけでもない。確証があったわけでも。 人狼の名を出した時の機嫌の悪い反応から感じた違和。 付き合いの長さがあるからこそ感じた、なんとなくの勘。]
―――…私は、何も知らない。
[刷衛にはそう答えただろう。 また華月の名前を出されれば、 今度は眉をはっきりと、厭うように寄せて]
―――…華月は、私の花だ。 だから、他に奪われる前に主が摘んだ。
[高嶺が摘んだ理由に、言い訳などないと言った。]
(111) 2010/08/08(Sun) 22時頃
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[自分についてくる足音。 それをからかうかのように黒い尾はゆら手ゆらゆら、廊下を進む。
明乃進がおびえる様子に黒い狼は首を捻ったが 其の鉄色の瞳を細く細く、月の形に描いてからゆらりと尾を揺らした。 イアンから見えていないのだということは、その言葉でわかる。
抱えられた自分の体。 其れを抱えた花の姿。 狼は、それから視線をそらすことはない]
(112) 2010/08/08(Sun) 22時頃
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