298 終わらない僕らの夏休み!
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[親に祭りに行ってくるとは事前に言っていたから、二階の自室を出て階段を降り、リビングに顔を出せば、行く時間?と母親に尋ねられた。]
息抜きがてらね。 あ、ご飯いらないから。
[屋台でなんか適当に食べるのもお祭りの醍醐味だろうと。]
じゃ、
[財布と携帯を、尻のポケットに突っ込んで家を出た。]
(98) 2019/09/01(Sun) 21時半頃
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[「彼氏じゃないから。」(>>71)呆れたままに放とうとした言葉は宍井の声の第一音が聞こえた時に咄嗟に引っ込めた。まさかの丸かぶりだ。言わなくてよかった… 実際口に出していたら、また冷やかされていたことだろう。 これ以上宍井からうんざりされるきっかけを作るのはやめてくれ。
そして俺はまた息をついて、地面の底の底まで視線を落とすのだ。]
(99) 2019/09/01(Sun) 21時半頃
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は? ばっかなの?(>>77)
[またうつむいた俺にかけられた言葉には、ちょっと驚いた。 それを馬鹿にする気はないけど、心底意味がわからない。というより理解が及ばない。 皆そんな事考えてるヒマがどこにあるんだろう。俺はうだつの上がらない自分のことで精一杯だ。]
……うわ
[そんなようなことを考えていたら肩に腕がまわってくる。こいつはいちいち行動が急なんだよな。]
(100) 2019/09/01(Sun) 21時半頃
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だから、違うって。 これは、ほら…その人、いつもそういう感じだろ。(>>86)
[見かけたから声をかける。さっき大須賀にもしていた通りのその程度のことだ。なんていうか、クラスの中心…って感じじゃあないかもしれないけど似たようなものを俺は宍井に感じている。つまり、それだ。哀れみ。 俺はもはや弁解をすることすら申し訳のない気分になってきた。 それに俺はちょっと、このガキ、やっぱり苦手だ。]
なんでこんな大所帯に…
[眉間をくしゃくしゃにしながら小さく愚痴ると、俺の肩にあった腕がガチガチに固まっている。(>>85)これを機に腕から抜け出して、鹿崎の視線の先を見るとまたも苦手な人種がそこにはいた。]
(101) 2019/09/01(Sun) 21時半頃
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/* いったいこのなかの誰が死ぬんだ……?! (お任せなのでもちろん私かもしれない)
(-55) 2019/09/01(Sun) 21時半頃
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―祭へ行く途中のどこかの道―
あっれ ぇーー??
[外はまだじわっと暑くて、家を出てコンビニとかに避暑りたい気持ちを抑えて神社へと向かう途中。偶然にも友人秋山翔の後姿に驚いた声と、ちょっとだけ心が喜ぶ。久々に会えたのもあり足早に秋山の近くへ駆け寄り肩に腕を回す。]
なンだよ。 行くならメッセージくらいよこせって。
[嬉しそうな笑みは隠せないまま、そのまま2人で神社へと向かう。]
(102) 2019/09/01(Sun) 21時半頃
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/* あっ秋山にさわってくれてる ありがとう
(-56) 2019/09/01(Sun) 21時半頃
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/* 秋山くんと合流してるーーー!!かわいーーーー!!!ワタルくん高3なんだなあ良さだあ
(-57) 2019/09/01(Sun) 21時半頃
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ちがうやつかー。 ふっ。
[>>96そこまで否定されてしまえば、ちぇーつまんないの、で相手への興味は薄れるが。 うちの颯成――その響き、カレカノ通り越して家族じゃない?夫婦じゃない? なんとなく勝ち誇った気持ちになって、ドヤ、と笑った。]
レイ姉が俺のことオトコとして見てくれたら変わるかもねー? なんて。
――うん。
[ちゃんと受かってよ、には返事だけした。 学力的には、おそらく申し分ないはず。学力的には。]
(103) 2019/09/01(Sun) 21時半頃
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/* 秋山と友達うれしいすぎんか!?!?!? ありがてー!プロロの時点でそれやっておいてもらえると二日目スムーズでは?!てんさい!いいおとこ!ヨッ!生徒会長!
(-58) 2019/09/01(Sun) 22時頃
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やった、俺何味にしよっかな。
[けど、ほんの微かに翳ったそんな未来の話は、目の前のかき氷>>97に吹っ飛んでった。 あとで食べよ、の魔法だと思う。 そんな魔法使いの姉ちゃんが言うんだから仕方ない、串焼きの一本も奢ってやろうじゃないか。]
いつもそんななんだー。
[ふぅん、ってちょっと勘ぐるみたいにレイ姉を見る。 確かに姉ちゃんが立ってるだけで、男子がこうやって集まってくるんだ、そういう感じ>>101なのかも。 知らない1年半の高校生活に、ほほう、とにやにやしちゃうのは当然だと思う。]
(104) 2019/09/01(Sun) 22時頃
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/* 弟分かわいいな… おませさん風を出したり身長だってのびましたし???←これこれこれ
(-59) 2019/09/01(Sun) 22時頃
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ところでオニーサン。 そろそろ曲がんないと、このまま神社行っちゃうよ。
[確か図書室行くんじゃなかったっけ。 途中までは道が同じでも、このあたりから道を違えないと行き過ぎて戻るみたいな道のりになってしまう。 こんな日に図書室とか、もしかして宿題詰まってたりしてんのかなー、なんて失礼な予想しながら、彼氏じゃないオニーサンを見た*]
(105) 2019/09/01(Sun) 22時頃
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[朝からの淀んだ気分からは少し上向いた。 祭り会場から聴こえて来る囃子のメロディ──子供の頃から殆ど変わらないそれをほんの少し鼻歌交じりに聴きながら通りを渡って鳥居の方へ。
そう言えば友人からのメッセージに返信していないままだ。ポケットに突っ込んでいたスマートフォンを取り出して、暫く画面を眺めた後でアプリを閉じ、スマホをしまい直した。 ごめんねエミちゃん、夜にはちゃんと反省の弁を述べるから。
そうして改めて顔を上げれば参道の両脇に並んだ色とりどりの屋台が誘うようだ。 取り合えず参拝が先かしらと中へ向かおうとした所でこちらを見るいくつかの視線を感じて振り向いた (>>85(>>89)(>>97)(>>101)]
(106) 2019/09/01(Sun) 22時頃
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?……え、なにィ?
[こんな人数に一斉に見られるとかこちらも集団ならわかるけど何で私一人の今この時? え、喧嘩売られてる?キモ、ウザ、とか言うとこ?それともフレンドリーに挨拶?見知った顔もあるような気もするけど、ええっと… 前言撤回して今すぐエミちゃんに連絡したいんですけど……と一瞬で思考がぐるりと回った。 その視線の先に同じクラスの生徒会長会堂と秋山(>>102)を見かけて思わずそちらへ。 彼らが鳥居を潜っていくのなら後を追おうか]
ッ、かいちょー、と秋山、じゃん!
[かいちょ、かいちょー!と呼ばう声はわざとらしく大声になってしまったかも。 私一人じゃないですから。*トモダチいますから。と主張するように*]
(107) 2019/09/01(Sun) 22時頃
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[死にたい…(>>89)
こんなガキにも秘密がバレた俺は、下唇を噛みしめながら一心に願うしかなかった。ニヤニヤと近づいてきて囁く颯成を捕まえると、その小さな頭にヘッドロックを見舞いながら願う。こいつを殺して俺も死ぬ…
だけど少し冷静になってみれば、宍井(>>97)にも、根岸(>>101)にも、なんだか一瞬で筒抜けたようだった。俺は唇を噛みしめたまま天を仰いだ。夕焼けが綺麗だった。時間よ遡れ。]
おっちゃん!串焼き4つ!!豚ね!!!
[口止めだ。*]
(108) 2019/09/01(Sun) 22時頃
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/* あっけんとくんおった
(-60) 2019/09/01(Sun) 22時頃
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/* けんとくんの事こっちは知ってていいのかなあ? 学年はどうなんだろ ソワソワ
(-61) 2019/09/01(Sun) 22時頃
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/* やったー! 串焼きだ!!!
(-62) 2019/09/01(Sun) 22時頃
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― 神社の鳥居あたり ―
[久々に会った秋山とくだらない話で盛り上がりながら祭囃子に誘われる。学校の生徒もちらほらといるようだった。立場上、人より生徒の顔は知っているし、知られているので挨拶をされれば返す。
鳥居を潜る少し前、>>107名を呼ぶ声が聞こえて見ると、クラスメイトの女子の姿だ。]
雛子。
[クラスメイトの女子(過去も含む)となれば、下の名で呼んでもおかしくない間柄だ。珍しく1人の彼女の姿に、珍しいな、と内心で思うが口にはしない。彼女は受験もなく無事に就職を決め、祭りに来てもなんら問題ない立場だ。]
元気そうだな。
(109) 2019/09/01(Sun) 22時頃
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/* クラスメイトYEAHHHHHHHHHHHHHH 雛子ポジ楽しいな
(-63) 2019/09/01(Sun) 22時半頃
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/* こうか、こうだな ちょっとソレっぽく勘違いされそうな感じ みたいに話しかけてみる
(-64) 2019/09/01(Sun) 22時半頃
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/* このわたるの顔さぁ…… 使って実感した 腹黒 めっちゃ似合う 二面性ありそう 好き
……、ああ、だから選んだのか ってストンと納得したのが今 イや別に、この航はちがいますけどね
(-65) 2019/09/01(Sun) 22時半頃
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[このままだと神社にたどり着いてしまう。(>>105)それは俺もそう思っていた。 俺に『付き合え』と組まれていた腕からも解放されたことだし、と視線を鹿崎に向ける。 鹿崎は…天を仰いでいた。そんなにギャルが怖いか。いや、俺がギャル怖いだけだけど。かと思えば次は串焼きを手渡された。だから、急なんだって。(>>108)]
……いくら?
[聞いて、ズボンのポケットの中に小銭を探す。多分500円玉入ってたと思う。串焼きを受け取って、代わりに500円玉を鹿崎に差し出した。]
(110) 2019/09/01(Sun) 22時半頃
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………じゃ。
[串焼きを持ったまま、軽く頭を下げる。 内心、早くここから抜け出したかった。大須賀は俺のことなんて覚えてないみたいだけど、俺はあいつがなんとなく苦手だ。ああいう見透かした態度とか。 もう一体何度目だよ、みたいな解散の挨拶をして今度こそ俺は神社を後にする。
進行方向の先ではさっきのギャルが生徒会長に絡んでいる。会長も災難だな。すれ違いざま、ちらりと横目に二人を見た。なぜだか一瞬眩しくて、目を細めた。**]
(111) 2019/09/01(Sun) 22時半頃
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[会長、会長としつこいくらいに呼びながら近寄れば、休みを挟んで久々に見るクラスメイトが自分の名を呼んでくれる事に何故かほっとして、えへ、と気の抜けたように笑い崩れた]
うん、元気!でも今日さァ、皆忙しくってお祭り行けないってゆーの。 受験生って大変だよねェ…ちな会長も秋山も今日いいの?遊んでても
[彼に雛子と呼ばれると何だかちょっと嬉しい。 男子に名前で呼ばせるのかっこいいじゃん、ってギャル友が言ったからだ。 その癖自分からは彼の下の名を呼ぶ大胆さがあるわけでもなく、あだ名のように会長と呼んで済ませている。 誰か来てるなら浴衣着て来たら良かったかな、と考えながら二人に並んで参拝に行く?と本殿を指さした]
(112) 2019/09/01(Sun) 22時半頃
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― 祭りの喧騒の中 ―
あ、あれ。岸か。
[しまいどころの無くなったチョコバットを片手に、野球部のマネージャーに出ぐわした(>>91) 確か、今年入ってきたマネージャーだったと思う。]
(113) 2019/09/01(Sun) 22時半頃
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うるせぇ、ホームランバッターはどんな時でも素振りを欠かさねぇんだよっ!!
[大声をあげながら持ってたチョコバットを岸に見えるように(>>92)軽く振って見せる。 冗談を交えつつも、打球の狙いは、レフトスタンド。]
(114) 2019/09/01(Sun) 22時半頃
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[先程此方を見ていた少年(>>111)が通り過ぎて行く間際、こちらも気になって横目に見ていた。偶然も偶然、ほんの一瞬チカリと音が立つのではないかと思うくらいに彼の細められた瞼の奥を見た。
そして勝手にガン付けられた!?と勘違いしてほんの数秒固まった 少しも機微など読み取れてはいない。]
何あの子やばばなんですけどォ……
(115) 2019/09/01(Sun) 22時半頃
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終わっちまったンだな、夏…………
[明日から、学校が始まる。 高校最後の夏、そして3年間打ち込んだ野球生活に終わりを告げて。 来年、どうするかもまだ決まってないまま。
少し涼しげな風でも吹いていれば、色々と諦めきれるのに――――**]
(116) 2019/09/01(Sun) 22時半頃
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