60 ─昨夜、薔薇の木の下で。
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[晒された素肌に纏わりつくのは薔薇の香か、黒い茨か。]
は、……ッ、ん
[胸元に触れる舌に、唇に、零れるのは吐息と、声との境の音。 ベルトを抜き、前を寛げると、其の形を辿るように、下着越しにゆるゆると撫で上げて。]
……っ、
[あつく、熱を持っているのがわかれば、直に触れようと、その着衣に手をかける。]
(+28) 2011/08/11(Thu) 17時頃
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[薔薇の香と、黒い茨が混ざる。 ルーカスの肌にまだ黒い茨が纏わりついているなら、僅かに眉を顰めて。茨と肌の間に、手を差し入れて隙間を作ろうとする。
血が流れるけれど、痛みは甘さの前に麻痺していくようで。]
ひぅっ…あっ、撫で…っ あっ、……直接、さわって…
[布越しのもどかしい刺激に高い声を上げると、足を擦り合わせた。要望に応えられて下着に手がかけられれば、それを見つめる空色が潤む。]
(+29) 2011/08/11(Thu) 17時半頃
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[蜜のように光を失くしていた眸に、ふっと何かが戻る。 琥珀の中に閉じ込められた蟲のような、瞳孔が目の前の人を映した。]
テッド、それは……―――
[聴こえた名を口の中で転がす。 名を得て、個を取り戻せば、目の前の人の名もまた取り戻す。]
(+30) 2011/08/11(Thu) 17時半頃
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俺の、呼び名ですね……セシル…先輩。
[まだ、呼び捨てるには戸惑いがあるのか、はにかんだ表情で相手の名を紡ぐ。]
俺で、いいんですか?
[残った理由。自分でない誰かを演じた訳。 それは、全ては……―――。
きっと、目の前の人を知りたかったから。
尋ねながらも、拒否の言葉は望まないように、 繋いだ手で引き寄せて、その身を抱きしめた。]
(+31) 2011/08/11(Thu) 17時半頃
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[伸びてくる茨を厭わずに、ゆるゆると、晒した熱に指を絡ませる。 誘う色を青磁に乗せて、空色の眸の傍らに一つ、唇を落とした。]
……あまり急くな、……っ
[茨と肌との間に差しいれられる手に、心の奥がきしりと痛む。
追い詰める様に、手の動きを早めて。 ノックスが果てれば、精の絡んだ指を後孔に伸ばすだろう。*]
(+32) 2011/08/11(Thu) 17時半頃
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/* つか せんぱいが黒茨絡み付かせてんの 俺のせいだって、、
ばか〜!悪魔のばか〜!www
独り言が枯渇しそうだ・・・
(-35) 2011/08/11(Thu) 17時半頃
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[全身を捕らえ、蹂躙していた蔦が緩む。 相手の腕に抱きとめられれば、その胸に顔を埋め。 弱弱しく首を振り]
……君が、いい。 もう、テッドじゃないと、駄目なの。
[空白の心はとても脆く。 何かに依存しなければ保てず。 だからこれは保身の為。 そんな卑怯な、愛情だけれど]
お願い……傍にいて…… 俺の事を、離さないで。
[濡れた瞳で、見つめる]
(+33) 2011/08/11(Thu) 17時半頃
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[自分だけ……と、囁かれる声。 緩く抱きとめた人の温もりに、壊れるのは倫理観という枷。
彼が、心の中で思っていること、それは判らないけれど。 けれど、卑怯なのは、少年も同じこと。]
――……俺は、貴方の為って思わないと何もできないし 貴方の所為って思って狂うのかもしれない
それでも?
[親によってかせられた枷がなければ、 自分は男にも腰を振れる淫売かもしれないと…… 実はどこかで知っていたのかもしれない。
その枷を外すのも、 かせる理由にするのも貴方にしていいのかと。 濡れた眸を、じっと見つめる。 彼の願い通り、視線は離さない。]
(+34) 2011/08/11(Thu) 18時頃
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や…だって、だって……ぁ……
[ルーカスの前に曝け出された熱に、頼りなげに頭を振る。 そこに指が絡めば、喉を引き攣らせ、小さく声を漏らした。]
ふっ、くっ…ん…、あっ、あ、
[頬に赤を増し、動きが早まれば声を抑えられなくなり。 縋るようにルーカスに抱きついて]
や、ああっ……!
[やがて白濁を放ち、かくりと項垂れて力が抜ける。 己が汚した指が、後孔へと入ってくるのを感じれば、ひくりと体がまた動き。]
ん……
[思わずルーカスを抱きしめた。]
(+35) 2011/08/11(Thu) 18時頃
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[腹をうつように硬く反り返った己のいちもつをまるで愛しい物を扱うかのように頬ずりして、焦らすように笑ったまま先端をチロチロと舐めあげられれば… その怪しく美しい顔から視線を外すことはできず。]
ヤニク…っ ふっ…ぁ あ もう
[柔らかな白金の髪をつかみ、自分の一物を押し付ける。 流れるシャワーの音が、タイルの床に当たってびちゃびちゃと音を立てるなか、その水音に混じって、別の音も聞こえ始めた]
(38) 2011/08/11(Thu) 18時頃
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いいよ……君の、全部が、欲しいから。
俺も、全部を君にあげるから。
私の、全てを君にあげるから。
[視線を外さぬまま。外せぬまま。 言葉を紡ぐその唇を、寄せる。 吐息の触れる間近まで。 奪いたい。 奪って欲しい。 全てを]
(+36) 2011/08/11(Thu) 18時半頃
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[跪くヤニクの口の中を無理やり犯す。 腰を激しくふって 先端が喉奥にあたれば快感に眉を顰めて… 自分勝手に 舌が裏側を刺激すれば
―もっ
ドクドクと勢いよく どろりとした粘液を喉の奥まで流し込んだ]
(39) 2011/08/11(Thu) 18時半頃
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[言葉を紡ぐ唇と唇が寄る。寄せる。]
――……じゃあ、俺の全部は貴方のもので 貴方の全ては俺のものだ。
[重なる言葉と、唇と。
奪ったのはどちらか。奪われたのはどちらか。
契約を結ぶように、 吐息も何もかも奪い奪われるような接吻けを。 ぐちゅぐちゅと立つ水音も、 もうどちらの口腔の中での音かも判らない。]
(+37) 2011/08/11(Thu) 18時半頃
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[他者を受け入れるのはまだ二度目。
けれど、精を欲しがる体は、やはりすんなりとほぐれていく。 慣れていないのは、完全には消えてくれない羞恥心。]
う、んっ……
[指の数が増えていくのに、耐えられなくなって腰を揺らめかせた。誘うように中は蠢き、熱を帯びていく。
完全に受け入れる準備が出来た頃には、空色も蕩けていた。*]
(+38) 2011/08/11(Thu) 18時半頃
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[一度欲を吐きだしても、まだ足りないと思ってしまう。]
花をさかせる為 ジョージも ノックスも そういってたなぁ
いいよ やるよ お前に全部
咲くって… お前を薔薇を満足されればいいの?
[自分の出した白濁の液にまみれたヤニクの顔の顎をすく上げると上をむかせてそのまま唇を合わせ ちゅぷちゅぷと音を立てて唾液を啜って激しく舌を吸った]
どうすれば 満足するの?
[耳元で囁きながら…首筋を、水のたまる肩を唇でなぞる]
(40) 2011/08/11(Thu) 18時半頃
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/* 男が嫉妬に燃えるとき〜 嫉妬マスクを呼ぶ合図〜
ヘクター…(ギリッ
中の人が本当に嫉妬している件について!www
あ、もちろん現実と物語は区別はつくよ〜
だがヘクター…!(ギリッ
ちなみにイアン×ヤニクのときも結構嫉妬していましt
(-36) 2011/08/11(Thu) 18時半頃
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/* イアンに感染させるとか、我ながらマゾいと思ったがね! wwwwwwwwwwwwwwwwww
だがノックスはおにぎりシャイボーイ(※学園ハンサム)だから、本当に好きな人とは「好きです、つきあってください」「はい」という段階がないと、なかなか出来ないタイプ
(-37) 2011/08/11(Thu) 18時半頃
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――うれ、し…い……
[交わされる契り。 重なる唇。 飢えた獣が貪るように。 舌を絡め、歯列をなぞり。 混ざり合う唾液を零しながら。 全てを奪うかのように。 背に回した腕は髪を梳き。 時節擽るように耳朶に触れる。 その間も唇を離そうとはせず。 漏れる声すら、飲み込んでいく]
(+39) 2011/08/11(Thu) 19時頃
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[呼気を奪われ、口腔の粘膜を犯される苦しさも、 喉奥を突かれるえづきも、きっと遠くにある。
うっすら涙は浮かんでいたけれど、 口の中、膨れ上がったそれから青臭い体液が流し込まれれば、 その熱さに陶然と薔薇は微笑んでから、咽込んだ]
――ッ、けほ、うッ…… はぁ、 あ……
[咳き込めば、口から精は零れ落ちる。 唾液と精とで汚れる顔は、シャワーから降る水に濡れて流されて。ぼうっと見上げた顎をすくわれる]
ば、ッ、 やめ……! ―――んんッ、
[薔薇の蜜、甘い毒。注がぬように、うつさぬように、と。 重ねられたくちびるを、拒絶するように腕が跳ねる。 まだ大丈夫、芽吹くほどではない『もっと』と薔薇が言っている。 声に、また――意思と反して、体は誘う]
(41) 2011/08/11(Thu) 19時頃
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[首筋を這うくちびるから、逃れるように。逃れるふりで。 壁に手を這い、濡れた眼差しは肩越しに流し見る。
濡れたシャツが張り付く背はしなやかな線を描く。 シャワーの音に、強請る言葉はところどころかき消された]
くれるんでしょう、――あなたを?
[開いた片手が後ろ手に濡れたシャツの裾を捲り上げた。 先ほどの行為で精を注がれ熟れた後孔は、零れた白い体液を脚に伝わせて、その雄を受け入れることを誘う]
(42) 2011/08/11(Thu) 19時頃
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/* だめだにほんごりょくがだめだ。
(-38) 2011/08/11(Thu) 19時半頃
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[薔薇へと流れ込む幾つもの感情は、 狂おしく切なく何かを求めている。
『……誰でもいいんだ』
薔薇の精を宿した少年の寂しさは、 花咲くことを求める薔薇の意思とどのような共鳴をしたのだろう。 けれど――]
(*4) 2011/08/11(Thu) 19時半頃
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――……俺は何もいらない。
(*5) 2011/08/11(Thu) 19時半頃
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来るなって言ったの に、
(-39) 2011/08/11(Thu) 19時半頃
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―いいよ 別に。 どうせ、俺みたいなやつは… ろくな死に方しないと思ってたんだ どうでもいいさ
[濡れたシャツが捲られる、褐色の双丘が目にさらされる。脚をながれる水とは違う粘りのある液。 確かめなくても分かる。まだ残っている他の男の種。 背後から強く抱き締めヤニクの首筋に顔をうずめて唇を耳許に滑らせて想いを告げる]
―その代わり、これ以上他の奴を求めるな。 俺で お終いにしろ
(43) 2011/08/11(Thu) 20時頃
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[初めての時、まねるだけだった接吻けは、今は少し違う。 時折、タイミングを外すように、舌を吸い、軽く歯を立てるのは、 身体を交えた2人のどちらから学んだものだろう。
その経験さえも上塗りするように、セシルが奪うなら、 彼の経験も上塗りしようと、指先は蠢く。 片手は柔らかな髪を湛える後頭部を抱き、交わりを深め。 もう片方の手は、腰を抱き、下肢を擦り合わせて。]
(+40) 2011/08/11(Thu) 20時頃
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…んっ、ふぅっ、ぁ
[接吻に、指の動きに、あげる声はきっと2つ。 それに混じり、どこか遠く、脳裏に走る声がある。
――……そう、誰でも良かった。 なにもいらない。
唯、ピースにはまったのが彼で。 けれど、それが唯一ならば、恋といっていい。 そして、その彼が手に入るなら、他にはなにも……――。
このまま身体中の酸素を奪い尽くされて死んだとしても。 この命さえも、いらない――そのような、狂気ごと与えて、奪う。]
(+41) 2011/08/11(Thu) 20時頃
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/* 声すら呑み込むなのに、声あげてしまったな。 ……推敲orz
(-40) 2011/08/11(Thu) 20時半頃
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[きっと、何でもいいんだと思う。 居心地さえよければ、そこに心なんかなくとも。
ただの逃避だと。 このまま逃げてしまえば後は衰弱死するだけだとも、分かっては居るけれど。
寄りかかる楽さを知ってしまったから、もう一人でたてそうにない。]
このまま、何もかも忘れて…お前の腕の中で消えてしまえたら…
[あの時、苦しくても死のうなんて思わなかったのは、 そこで終わればずっと苦しいから。 今は苦しくないから、終わっちゃってもいいかな、なんて。]
(+42) 2011/08/11(Thu) 20時半頃
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/* 時々思い出すこと:寮母さんどうなったんだろう
せめて寮母さんだけでも無事で…!(ぶわっ
(-41) 2011/08/11(Thu) 20時半頃
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