182 【身内】白粉花の村
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……?ドレス?
[唐突に出てきた単語>>5に、首を捻らせて。 抱き付いてきた彼女の、真っ赤に染まっている耳を見れば、先程自分が言った台詞が、告白じみたものであると、漸く気付いた。 カッと顔に熱が集まるのが、嫌なくらい理解できた。彼女が顔を埋めていることが、今はとても有難い。 ふたりして顔を赤くして抱き合っているこの様子は、はたから見れば充分奇妙なものに映るのかもしれないけれど。]
…うん、真っ白で可愛いドレス、絶対デメテルに似合うよ
[小さな声で呟いて、胸に埋まる少女を慈しむように、綺麗な髪をさらさらと撫でる。その実、恥ずかしさに飲まれそうになるのを、必死に耐えているのだけれど。本音には違いない。]
(7) 2014/07/06(Sun) 16時頃
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……これ、もらってくれる?
[ポケットから取り出してデメテルに差し出したのは、青い鳥が形取られた、小さな髪留め。 一目見てデメテルに、と、衝動買いしてしまったものだけれど。彼女の求める青い鳥の代わりと言うには、あまりにもちっぽけで、ずっと渡しそびれていたもの。
けれど、どうかこの青い鳥が、僕らの病を治してくれますようにと。柄にもなく願わずにはいられなかった。
返事も聞かずに少女の髪に青い鳥を着ければ。もう一度さらりと長く綺麗な髪に触れて、満足そうに笑みを零した。
ーーまるで君が青い鳥みたいだ、なんて。妙に照れて、流石に口には出さなかったけれど。]
(8) 2014/07/06(Sun) 16時頃
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/* もうハッピーエンドですけっこんする;;;;まいえんじぇる;;;;;;
(-35) 2014/07/06(Sun) 16時頃
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/* 唯一まともに見えるペド野郎(すき)
(-36) 2014/07/06(Sun) 16時頃
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なんで……?どう、して……?
[どうしてここまでしているのに嘘を吐くのか、と動揺を隠しきれずに何度も何度も繰り返す。]
――怖く、ないの? 逃げてもいーんだよ?
[もちろん、簡単に逃がすつもりなんてないんだけど、と心の中で呟いた。ただ、逃げようとするなり、反撃するなりしてくれたほうが、こうして良心との狭間で迷わなくてもいいのにな、と思ったりもして。いっそ、彼に嫌な奴だと思われて嫌われたほうが楽なのだろうか。それとも、そこまで思われてもこの執着心は消えずに彼を求めるだろうか――。答えには辿り着くことはなかったけれど、そのうち自ずと分かるからいいや、と彼に刺したそれをさらに押し込んだ。螺旋が2周程彼の体内に刺さったのを確認すると、そのままくるくるとハンドルを回すのはあまり面白くないかな、と上唇をそっと舐めた。]
(+63) 2014/07/06(Sun) 16時半頃
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クシャちゃんの、嘘吐き。
[吐き捨てるように囁けばハンドルを斜めに勢い良く引っ張ると、螺旋が皮膚を引き裂いて。じわじわと溢れる赤い液体を右手の指先てすくうと湿った唇に塗り、それを綺麗に舌で拭い去ると満足気に笑みを浮かべた。]
ねぇ、嘘を吐いてないなら教えてよ。
[背後から幸せそうに笑ったまま、彼の顔を覗き込んで目にかかる前髪を撫でて。]
――わたしの髪は何色だった?
[意地悪く、彼が答えられないであろう質問を投げ掛けると螺旋の先で彼の頬を突ついいた。これでも彼が顔色を変えたり、嘘を吐くようならば、どうしようか、と考えながら彼の反応を伺って。]
(+64) 2014/07/06(Sun) 16時半頃
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/* くそうくそう爆発しろおおお←
(-37) 2014/07/06(Sun) 17時頃
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……ふ。 何だ、あんたからしろって言ったんだろう。
[我儘な奴だ、と。苛立ちを見せる彼に、呆れた様に言ってやった。 向けられるのが苛立ちでも、嘲笑でも。先の白々しい笑顔よりは幾らかマシだ。ぶつけられる感情はせめて、偽物よりも本物であって欲しい。
酷く不快だろうその唇を、ゆるりと撫ぜて。これで多少は仕返し出来ただろうと、うっそりと笑う。依然体の震えは取れなくとも、小さく首など傾げてみれば、彼の苛立ちは増すのだろうか]
い゛……ッ! ――何なんだよ、あんたは!
[唐突に傷口に伸ばされた手に、咄嗟に逃れようとするけれど。彼の上であれば、そんな事が出来る筈も無く、小さく背を反らすだけになる。 伸ばした腕も無意味で、だらりと血を流す傷口が露になれば、険しく眉を寄せた。
やれと言われた事は、きちりとやった筈なのに。未だ何か不満だというのか。 何をしても許されないのであれば、もうどうでもいい。許しなど、一生乞うものか。言う通りになど、なってやるものか]
(+65) 2014/07/06(Sun) 18時頃
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[――そんな思いがあったのと、仕返しの成功が重なって、少し気が大きくなっていたからだろうか。悪意ある笑みに萎縮する事は無く、ただそれを睨みつける。 晒された傷口は酷く痛むけれど、今はそんな事どうでもいい]
こ、の……!
[一度やり返してしまえば、何だかもう、ただ怯えるのは馬鹿らしくなってしまった。 此方からも手を伸ばして、頬にひたりと手を当てる。そこからついと指を滑らせて――彼がいつもつけているピアスに触れた。 ほんの少し、躊躇う様にそこに留まって。けれど此処まできたら引く事なんて出来ないと唇を噛む。
……後の事なんて知ったことか。そうして後悔した事は数ある筈なのに、またそんな事を考える。今回もどうせそうなると、分かってはいるのだけれど。
赤いピアスにぐ、と。指を引っ掛ける。抵抗が無い様なら、そのまま引きちぎろうと力をかけた。 もしそのピアスを引きちぎる事が出来たなら、してやったとばかりに嘲笑をその唇に乗せただろう]
(+66) 2014/07/06(Sun) 18時頃
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[雫が滴り落ちるに任せ、まだ濡れた身体のまま、浴室から出る。足元の絨毯がだいぶ濡れてしまったが、空調の効いたこの部屋ならば、どうせすぐに乾くだろう。 椅子の上に掛けて置いたバスタオルを手に取り、適当に身体を拭うと、着替えを。とチラリと視線を彷徨わせる。
眠っている間にでも、職員が置いて行ったのだろうか。ベッドの上にきちんと畳まれた真新しい病衣。 幼馴染の病院で着ていた物とは、形も色も違うそれに目をやれば、ただ深い溜息が漏れる。]
さみしい……よ。
[ぽつり、低く呟いた言葉は相手に伝わることなく、冷ややかな空気の中に溶ける。
視線を窓の外に向ければ、夏の日差し。 外はあんなにも暖かく、光に満ちているのにこの部屋は。そう思えば、ここにいることすら耐えられなくなり
人目を恐れながらも、病室を後にする。]
(@0) 2014/07/06(Sun) 18時頃
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/* ディーンも大概情緒不安定
(-38) 2014/07/06(Sun) 18時半頃
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/* さみしがらせてごめんカリュくん。゚(゚^Д^゚)゚。
(-39) 2014/07/06(Sun) 18時半頃
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ー中庭ー
[初夏の緑に光の粒子が落ちる様に、ほぅ。と息を飲む。 光の溢れる中庭は美しく夢のようで。そして、幼馴染と訪れたあの紫陽花の咲く中庭を彷彿とさせる。
あの場所に戻ってきたのではないかと憧憬する。錯覚する。]
………。
[中庭の片隅を見れば咲き誇る紫陽花。 けれど、それは自室の物とはちがい純白で、酷く脆弱で頼りなくみえる。見る者が違えば、儚く美しい花とも見えるのだろうが。]
キリシマに逢いたいよ……。
[ポキリと紫陽花を手折る。
弱っていたのだろうか、本来ならば鋏でも使わなければ折れないはずのその茎は容易に折れ、手の中に大輪の白を咲かせる。
そのまま茎を片手にしっかりと握り、もう片方の手は花の付け根を握る。 力を込め茎を引けば、バラバラと白い花弁が地面に落ち]
(@1) 2014/07/06(Sun) 18時半頃
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[後に残ったのは、ただの緑色の茎。 それを、日に翳し口角をあげる。]
にが…い…
[紫陽花の茎を一口、強く噛んだ。
細い茎は唾液と混じり、青く苦い液を口内へジワリと広げる。
それに毒があるのは知っている。勿論、死にたいわけでもない。 命を絶ちたいのならば、もっと良い方法を選んだだろう。
中庭から上を見れば自室の窓、最上階の彼処から飛んだなら、ここに落ちることも可能だろうけれど。]
ああ。でも…… キリシマに、潰れた姿をみられるのはいやだな。 標本にすら、なれなくなる。
(@2) 2014/07/06(Sun) 18時半頃
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[ くらり
陽射しの強さにやられたのか。 じくじくとした熱と痛みを放つ、膝の傷のせいか。 はたまた、繰り返される『治療』のせいか
答えは誰にもわかるはずもなく。
ただ初夏の庭に
昏倒した]
(@3) 2014/07/06(Sun) 18時半頃
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[誰も居なくなった院内を一回りして。 嫌なことばかりでもなかったけれど、此処にはもう未練は無い。 自分の居場所は此処ではなく、彼の隣である筈だから]
――さて、
[ゆるりと口角を上げて]
彼を迎えに行かないと。
[長らく共にしたそこを、軽い足取りで後にした]
(9) 2014/07/06(Sun) 19時頃
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