223 豊葦原の花祭
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[随分と手前勝手な言い分で、男は歩を進める。 橋の向こうに居る青年を、祭の夜に誘うため。
そうして、いとも容易く距離を詰めると、なんの前触れも無く脚の悪い彼のその身体を──ひょい、と担ぎ上げた。]
せっかく橋の上にいるんだ、向こうじゃ見れないモンを見ていこう。 暴れるなよ、亀吉=B
(67) 2015/04/19(Sun) 12時頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2015/04/19(Sun) 12時頃
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/* >>>>姫だっこ<<<<
>>>>どうしてこうなった<<<<
どうしてそうなられましたのですか?(純粋なきょとん顔)
(-44) 2015/04/19(Sun) 12時頃
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小娘 ゾーイは、メモを貼った。
2015/04/19(Sun) 12時頃
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…迎え、に?
[私は花を、彼の方は迎えにと。>>66 仰る事の意味が半分ほど飲み込めぬまま、 目を丸くする私などお構いなしに、歩み寄られます。 縮まる距離、すこうしばかり上に御座います、やはり見慣れぬお顔を疑問げに見上げ。
たのも、束の間。 突然襲われるのは、浮遊感]
っ、!? こ、 れは、 何の、
[お戯れを。 そう続く言葉は、誰でもなく私の名により阻まれました]
(68) 2015/04/19(Sun) 12時半頃
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[何故でしょうか。 其の名前にか、はたまた名を紡ぐ声にか。 薄らと覚えたものは、一抹の懐古だったように思います。
しかし、はたりと我に返ってみて。 自分の状態を自覚すれば、何がどうして今に至ったのか。 戸惑いと、驚きと、ほんの少しの羞恥に、 水墨画の如く淡く滲んだ其れは、掻き消されてしまいます]
…物好きなお方ですね。 私などを連れて、何を見られると仰るのでしょうか。
[暴れるなとあれば、その通りに。
けれど橋の向こうには、今しがた離れていった喧騒。 内に宿るは僅かな焦り。 もしこのまま、其方へ向かわれてしまったら。 杖はまだ、咄嗟にでも手に握ったままのようでした]
(69) 2015/04/19(Sun) 12時半頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2015/04/19(Sun) 12時半頃
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/* なんなんだーー? 華月斎さんのことを覚えてられない、とか? それなら既知は避ける…?よく知るはずもない、ってあったから知らない認識にしましたが、うーーん気になる あったのしいですありがとうございますまさか迎え(物理)とは思いませんでした。単にエンカ的な意味の迎えかとばかり
(-45) 2015/04/19(Sun) 13時頃
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->>51-
[ミツボシは、砂利と煤で汚れた身体も気にせず、ほいっと手渡された、幻の菓子――少なくとも、少女の生きてきた世代には絶滅していた――を恐る恐る受け取る。]
ほぉをぉぉ……! これが…What'a amen...!
[眼をキラキラ輝かせ綿飴を眺めるミツボシ。 はむはむと綿飴の端を口に咥える彼女は、ふと気がついたように男に向かって問いを投げた。]
はっ…!肝心なことを忘れてた! おじさん、なんでみんなお祭りなんかしてるの!? River San-Zuを渡る時ってお祭りなの!?
[どうやら ミツボシは さくらんしているようだ! 意味不明なことを口走る少女に、男は花祭りのことを教えてくれただろうか。]
(70) 2015/04/19(Sun) 13時頃
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/* うっかりするとミツビシって打っちゃう癖なんとかしたい。 誤字ってたらみんなそっと心の中で読み変えてください。
(-46) 2015/04/19(Sun) 13時頃
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はは、それでいい。 怖けりゃ伏せてな、
[戸惑うみたいな間の後、物好きと誹られる。>>69 痛くも痒くもない非難には、敢えて答えてはやらない事にした。
抗うでも無い青年の身体は、筋肉が減ってしまっているのか厭に軽い。もっとも、重かったところでどうということは無いのだが。]
花見は上ばっか見るモンだって、思ってたかい? ──そら。
[人一人をを抱えたまま、掛け声ひとつでふわり宙を舞う。爪先が橋の欄干に触れ、音もなく着地する。高くなった視界で、下を見るよう促してやる。 堀の中に溜まった水は、一面が薄桃色の花弁に覆われていた。]
花筏だ。悪くないだろ?
(71) 2015/04/19(Sun) 14時頃
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どうせだ、近くで見よう。
[青年の視線が水面に移ったのを確認してから、わざとらしい程にぃと笑うと男は欄干を蹴った。
一瞬の浮遊感、の後、どぶんと派手に上がる水飛沫。 太腿辺りまでの水に浸かって、驚いたか?カラカラと笑う。青年を取り落としたりはしなかったが、もしかしたら着物の裾くらいは濡れてしまったかもしれない。]
(72) 2015/04/19(Sun) 14時頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2015/04/19(Sun) 14時頃
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−屋台村→巨木の方へ−
バイバイ、おじ…お兄さーん!
[綿菓子を貰ったからか、すっかり気を許した面持ちで手を振り男に別れを告げる。 袖の近くでヒラヒラと舞っていた蝶はホログラムだろうか?とミツボシは一瞬思ったが、どうやら男の話を聞く限りこの場所はそれほど電子技術が発達しているようではないらしい。 その代わり、旧世代のアミニズム的な信仰の下、この祭りが行われていると聞いた。花祭り。 そもそも、ミツボシの住んでいた世界では祭りなど開かれなくなって久しい。
だから、少女にとっては、初めてのお祭りなのだ。]
おぉー…なるほど、糖をひも状に溶融させてるだけなんだなー…キシシ、糖の粘着力があるから幾重も絡みついて綿のようになるわけねー……構造は単純なのに不っ思議ー…
[あむあむ、と妙な咀嚼音を出しつつ、屋台通りを巨木に向けて抜ける。 綿菓子の男と話をした結果、巨木――薄墨桜に向かえば迷わないだろうと推測がついた。]
……外神(ことかみ)、ねぇ。
[綿から覗いた芯棒をペロリと舐めながら、少女は先程の男がチラリと口にした言葉を反芻した。]
(73) 2015/04/19(Sun) 14時半頃
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ー巨木→屋台街ー
[ お爺さんと別れた後>>62
甘い匂いの場所>>32は何処かと足を動かしたんだ。 もしかしたら誰か>>73とすれ違ったかもしれないけれど、気付かずに。
でもその途中、大きな囲いの中に揺らぐ赤>>6を見つけた。 ]
…きんぎょ。
[ 狭くて底の見える世界の中を ゆらゆらと尾を揺らして滲む金色の鱗。
ふと、立ち止まったぼくに、 「やって行くかい?」と薄い紙で出来た網を手にしたおじさんの声が聞こえる。
その間際にも綺麗な着物を身に纏った女の人が、同じくらいの男の人と腕を組みながら透明の袋を下げて歩いている。
小さな箱庭の中では金魚が心狭そうに水泡を生み出して、ぷかりと浮かび上がっていた。 ]
(74) 2015/04/19(Sun) 14時半頃
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[ あの子たちは、幸せなんだろうか。
暗くて、冷たくて、奥の見えない海の底。
そんな場所とは無縁の薄い水面の中に閉じ込められて、掬い上げれることは。
―――ねえ、聞こえてる?
鼓膜を叩く音。 雑踏の中でも妙に響く声。
水の張られた桶の中。 視界いっぱいに落ちる薄紅を乗せた白が、
夕闇に 蝶の如 浮かびいる ]
(75) 2015/04/19(Sun) 14時半頃
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―――君は、だれ?
(-47) 2015/04/19(Sun) 14時半頃
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[ ―――お嬢ちゃん!
大きな声。 それが目の前のおじさんから自分に向けられたものだと気付くのに、 遅れてしまった。 ]
………ぁ、ごめん、なさい。
[ いつの間にかしゃがみ込んでいたらしい。 足先の痺れる感覚に、自分が魅入ってしまっていたことに気付いた。
慌てて姿勢を正せば、おじさんが呆れたように肩を竦めていて。 親切にも小銭を幾らかくれた。
「気分が悪いようなら、新しい飲み物でも買って来な。」なんて。 温くなって底の見えるペットボトルと交換だなんて言いながら渡してくれたんだ。 ]
(76) 2015/04/19(Sun) 14時半頃
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…ありがとう。
[ 途端に、色付く頬を、水面が映し出すから逃げるように半歩下がって。
何かお礼をとあたふたしていると、犬や猫でも払うように片手で制される。
困った顔のまま、素直に踵を返して後ろを見やれば、皆が皆好きなように自由に祭りを楽しんでいて。
耳を澄ませてみたけれど、
あの子の声は 聞こえやしない。 ]
(77) 2015/04/19(Sun) 14時半頃
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…何処にいるの?
[ ぼくは、どうして、何も覚えていないの。
名前。 告げる前に一瞬響いた声と 金魚を眺めていた時に脳裏に過った声。
似ているような、同じもののような、異なるような。
ギュッと小銭を握りしめる手の力を強めながら、無意識に視線は移ろう。 さっき、見えた白い花が、 見つけることが出来たなら、
何か、思い出せるんじゃないかって。 ]
(78) 2015/04/19(Sun) 14時半頃
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[ そうして足を動かした先。
いつの間にか辺りが甘い匂い>>32に包まれていることを知った。
つられるように足を動かせば 大雑把に纏められた黒髪を、 夕映えに輝くだろう金色の櫛で飾った女性>>34とお面を身につけた女の子>>65の姿。
ちょうど飲み物が欲しかったから並んで声をかけようとして。
黒い二本の尻尾。 猫のようなそれが、生えてた。 ]
(79) 2015/04/19(Sun) 14時半頃
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ーーー〜〜〜!
[ 驚いて、びくりと跳ねた肩が強張る。
雪の精に桜の木。 今更じゃないか。
そう思っているのに、“人間じゃないかもしれないもの”に左胸が騒ぎ出す。
砂利を踏み締める音は案外大きく聞こえたけど、祭囃子に紛れてしまうくらいの大きさだろう。
こっそりと忍び足で踵を返す素振り。 心もとない足取りで立ち去る心算。
心臓に芽吹いた感情に操られるまま、人混みへと身体を割り込ませた。]**
(80) 2015/04/19(Sun) 14時半頃
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[怖くなど、と。>>71 言いかけて、口を噤みます。 自分の問いは流されてしまいましたのに、此方が反応するのは何となく不公平な気がしたものですから]
――っ、
[意味を咀嚼する暇さえなく、再び風を切る心地。 自分と大して背丈も変わらぬ筈のこの方の、 一体何処にこんな力があるというのでしょうか。
溢れる疑問もそのまま、それでも素直に視線を向ければ。 敷き詰められた桜の絨毯、 水面に揺れる花筏は、宵の中でも鮮やかで。
専ら、手の届かない頭上で空の色と溶ける薄紅や桃色ばかり見ていたものでしたから。 確かに私は見とれていて。
続く言葉も、笑みも、気付くのはとうに遅かったのです]
(81) 2015/04/19(Sun) 15時頃
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――っ、わ、
[今度こそ、声をあげてしまいました。 落下する感覚に、思わず身を縮ませ体を寄せ。 けれど水に打ち付けられると覚悟していた痛みはなく、 陽が落ち気温の下がる春の夜に、濡れて増す冷えもなく。
快活に笑うお姿を、瞬きを繰り返しながら見上げ。 状況をやっと飲み込めば、行動の理由は理解出来ずとも、 驚きは徐々に笑みをもたらして]
…不思議なお方だ。
[僅かに眉を下げ、仕方ないですねといわんばかりに。 小さな苦笑を返してさしあげました]
(82) 2015/04/19(Sun) 15時頃
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「おねえさん それなあに 売り物?」
[甘酒を温める背に細い声>>65がかかり、振り向けば。]
―――あらァ、かわいい狐様だにィ。
[そう言って目を細めた。]
もちろん売り物だよォ……取って置きの麹で作った甘酒だにィ。 狐様でも飲めるやつだにゃァ。
[そう言って温めている甘酒に指先を付け、ほかほか湯気の出るそれを味見した。]
ん――ばっちりだにィ。
[見ていた少女をどう反応しただろうか。 反応しようがしまいが、小さめの木の杯にとぷりと出来立ての甘酒を注ぎ差し出す。]
ちょうどいいから味見してくれないかにゃァ?……お代は気にしなくていいよォ。
(83) 2015/04/19(Sun) 15時頃
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[近くで見ようと、そのお心のままに。 先よりもっと、手の届きそうな場所で漂う花弁達を、 連なり重なり流れる桜の海の中、 私自身もその一部となったような想いで見遣ります。
空に咲いては、散りて土となり泥へと果てる姿。 常は陸の桜ばかりを見上げて想いを馳せていて。 水に浮かべば、こうも美しく世の果てへと流れ行くのかと。 嗚呼そういえば、鈍間と称される亀とて、 己の生まれた水中では四つの手足で自由そのものでしょう。
近くの提灯が仄かに照らす色は影を携えながらも 淡く、鮮やかで、 美しく。]
――… 散ればこそ いとど桜は めでたけれ ……
[眺める双眸は、花筏を、見ていたでしょうか。 気付かぬ内に腕の中、すこうし、身を乗り出したような、]
(84) 2015/04/19(Sun) 15時頃
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[差し出したときだったか、じゃり、という音>>80に気づいてそちらを見やれば踵を返す茶色い髪が見えて。
少しの間、くびを傾げてから気付く。]
……にゃァー!
[着物の裾からのぞく2本の尻尾。 しまい忘れていたそれを見て驚かせてしまったのかも知れない。
慌ててしゅるりと着物の中にしまい込む。]
あァ……ぼんやりしてたにゃァ。
[接客業失敗だと少しだけ落ち込みつつ。]**
(85) 2015/04/19(Sun) 15時頃
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/* おもんさんかわいいいいいサンドイッチすみません(深々
(-48) 2015/04/19(Sun) 15時頃
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旅籠 おもんは、メモを貼った。
2015/04/19(Sun) 15時頃
座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2015/04/19(Sun) 15時頃
座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2015/04/19(Sun) 15時頃
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/* 何故二回貼られたし。 メモの「驚かされました…」は「いいねぇ…驚かせてもらったぜ…(重傷)」にしたかったですがこれやるとナギさんに身バレする
(-49) 2015/04/19(Sun) 15時頃
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/* にしても華月斎さんはあまり粋なことをしてくださると軽率に好きになるからやめてほしい(憤怒)(ちょろい)
(-50) 2015/04/19(Sun) 15時半頃
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散ればこそ いとど桜は>氛氈c
[意識してか、無意識か。抱え上げた一人分の重みが口ずさんだ詩>>84に、左胸の奥がぎゅうと鳴る。
そうだ。男は思う。 そうだ。永遠は、不変は、選び取るのが酷く難しい。]
(でもさ、)
[欲しかったのは、それじゃない。 男に必要だったのは、果たされなかった約束を待つための、時間。 その為にだったら、]
(神様、ってのは、以外と不便なモンだなぁ。)
[飲み込んだ音は誰に届く訳でも無い。 それでも、一夜限りの紛い物の肉体でも、心臓が痛むような感覚には、まるで人の身を得たような密やかな喜びがあった。]*
(*4) 2015/04/19(Sun) 15時半頃
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/* そういえばあの和歌使ってしまったけれどもし華月斎さんが使いたかったとかあったら大変申し訳ないです(土下座
(-51) 2015/04/19(Sun) 15時半頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2015/04/19(Sun) 16時頃
座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2015/04/19(Sun) 16時半頃
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[青年の顔が驚愕から苦笑いに変わるのを、男は何故か得意顔で眺めていた。>>82
満足げにざぶざぶと水の最中を歩くと、起こった波で花筏もゆらゆらと流れ揺蕩う。 堀の中を暫し歩いてやると、腕の中の重みがほんの僅かに身を乗り出した気がした。見え易いようにと背をしっかり支えてやるも、しかし、微かに耳に届いた詩が、自然男の歩みを遅くする。>>84
登っていく半月を背に、少しだけ何かを言い淀んだその顔は青年から見えただろうか。 ふ、と短く吐いた息の後、浮かべた表情は快活に笑っていたそれとは違っていて。]
──…全く、酷ぇこと言いやがる。
[寂しげに笑った意味は、きっと彼には分からない。]
(86) 2015/04/19(Sun) 16時半頃
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ン、頃合いだな。そろそろ行くとするか。
[ふと上空を振り仰いで呟く。堀から祭りの喧騒まではやや遠い。 移動を口にしながらも一向に水から上がろうとしないのに、青年は不審がったろうか。
落とさぬように片手でしっかりと抱え直し、空けた片手で青年の双眸を隠すように覆った。 揺れた袖を追う光の蝶が融けると同時に、微かに漂う、桜の薫香。]
目ェ閉じてな。 何、手品みたいなモンさ。
[くつ、と笑い声が喉の奥。 一瞬の沈黙、足元からするりと巻き上がった風が髪を浚う。
再び手が離れた時には、そこは甘酒の香り>>32が漂う屋台村の一角で。]
(87) 2015/04/19(Sun) 16時半頃
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