258 【突発誰歓】鬼渡し弐
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/* コミットしたから、まだ一日あるんですね。 明日は休みだし、時々見にこれそう。
今夜は一旦休みます。ではまた〜ノシ
(-67) vitamin-girl 2016/11/23(Wed) 00時頃
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/* おっと、あきくんはお休みですよ。
てか、俺、今日は早出日だった……。 [休日? 旗日? それおいしい? なひとです]
今書いてるの落としたら寝ないと睡眠がヤバい。
(-68) tasuku 2016/11/23(Wed) 00時半頃
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みんな帰ってきた。一人も欠ける事なく、帰ってきた。 呪われた伝説に終止符が打たれたんだ。
[あれから、明之進君を消防団の人達と協力して大病院まで運んだり、地元の新聞社から取材を受けたりてんやわんや。 あたし達にとっちゃ大きな出来事だったけれども、どうせ半年もすりゃ世間からはすっかり忘れられて。きっとあたし達の体験も、いつかは信憑性の無い都市伝説の1つになってしまうのだろうな。]
さて、あたしも過去とすっぱりオサラバできた事だし、大団円といったところかな?
(13) きたきつね 2016/11/23(Wed) 00時半頃
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──────本当に?
(*2) きたきつね 2016/11/23(Wed) 00時半頃
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[どう見ても大丈夫そうに見えない彼>>11に瞬き一つ。 そうしている間に、外人さんが運び始めたか>>9。
他に行くところもなく、どうすればいいかわからないから、みんなが行く方へと着いていく。 行く先は少し離れた都会の病院。*]
(14) あんもびうむ 2016/11/23(Wed) 00時半頃
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夕顔は、失礼しました
あんもびうむ 2016/11/23(Wed) 00時半頃
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[本能が警戒心を生み出すその声に、ぞわりとなって振り返る。 そこには何も無い。せいぜい後ろにいた人が首を傾げるだけ。]
本当に、決まっているさ。そうでなきゃ、困るんだ。
[鬼の声、あたしの声。その声に耳を傾けてはならない。これ以上振り向いてはいけない。]
(15) きたきつね 2016/11/23(Wed) 00時半頃
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[彼岸花(ヒガンバナ)とは――
ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草。 別名:曼珠沙華
「口にすれば彼岸(死)しかない」から彼岸花と名付けられたという説がある。 リコリンを摂取すると、悪心、嘔吐、下痢、発汗等々。 大量に摂取すると心停止を起こすこともあり、最悪は死に至る。
全体的にリコリンという毒があるが、特に濃度が高いのは球根であり、 15mgのリコリンが含まれている。 これは1500匹の鼠の致死量に相当すると言われている。 鼠やモグラから田圃を守るために畦に植えられた。 墓地に生えているのも、野犬から土葬された遺体を守るためである。
このリコリンは水でよく洗えば流れるため、救荒食としても用いられた。 しかし、最低でも七回は洗わないとといわれるほど、よく洗わないと毒は残るようだ。]
(*3) あんもびうむ 2016/11/23(Wed) 00時半頃
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―回想:彼岸花― [かか様、どうしてあねさまの方のまんまを多くよそるの? 同い年なのよ? 私も多くしてよ。
かか様は同じによそってるって言うけど嘘。 どう見ても、あねさまの方が多いもの。
貧しいから我慢してって言われるの。 私は我慢してるのよ? 何であねさまは我慢しないの?
私だってもっと食べたいよ。
どうしたら食べられるかな。]
(*4) あんもびうむ 2016/11/23(Wed) 00時半頃
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[あねさまがいなくなれば、もっと食べられるかな?]
(*5) あんもびうむ 2016/11/23(Wed) 00時半頃
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[曼珠沙華の根っこ、洗わずに食べちゃダメだよって。 “しんじゃう”から食べちゃダメだよってかか様に言われたの。
“しんじゃう”ってなぁに?
って聞いたら、“二度とかか様やとと様やあねさまに会えなくなること”だって。 それって、まんまも食べられなくなる? って聞いたの。 そしたら、二度と食べられないって言われたの。
それなら、あねさまに食べて貰おう。
季節じゃないから見つからないかな。 そう思いながら探していたらみつけたの。
季節はずれの、まっかなお花畑。]
(*6) あんもびうむ 2016/11/23(Wed) 00時半頃
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[ねぇねぇあねさま。 私あねさまのために曼珠沙華の根っこ掘ったの。
よくよく洗えば食べられるよ。 (洗わずに食べるとしんじゃうんだって)
いっぱいいっぱい採ってきたの。 (どのぐらいでしんじゃうかわからなかったの)
頑張って掘ってきたの。 (洗うのは、泥を落としただけだけど)
ねぇあねさま。悪いのは咲いてたこのお花なの。 きっと、神様が私のために咲かせてくれたのよ。 食べられない、大嫌いなこの花を。 だから、ね]
(*7) あんもびうむ 2016/11/23(Wed) 00時半頃
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[ わたしのためにしんでちょうだい? ]
(*8) あんもびうむ 2016/11/23(Wed) 00時半頃
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―その後― [周りの説得やら話を聞いて、やっと現実だと理解した夕顔は、その後明之進の話し相手として篁家にお邪魔することとなった。
うちには帰れなかったが、夕顔は満足していた。 知らない物はいっぱいあったし、寝床も着るものも与えて貰った。
何より、お腹を空かせることがなかったから。]
(16) あんもびうむ 2016/11/23(Wed) 00時半頃
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[それでも、まだ物足りないの。 みんなに心配される、あきのしんさまが羨ましいの。]
(17) あんもびうむ 2016/11/23(Wed) 00時半頃
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クス
(*9) あんもびうむ 2016/11/23(Wed) 00時半頃
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クスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクス
(*10) あんもびうむ 2016/11/23(Wed) 00時半頃
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[篁家に宛がわれた自室の押し入れに隠してあるのは。
どこから採ってきたのかわからない。 根っこのついた、季節はずれの*彼岸花*]
(18) あんもびうむ 2016/11/23(Wed) 00時半頃
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/* 明日どのぐらい時間取れるかわからないので連投しましたすみません。 きたきつねさんは挟んですみませんでした…
そして私も寝ます…… 明之進は……うん。なんか、すまん**
(-69) あんもびうむ 2016/11/23(Wed) 00時半頃
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[──全員の帰還が確認された後。 とにかく、最優先された事項──容体が悪化しているらしい明之進の救急搬送に手を貸した。 その時、どーしても、どーしても黙っている事ができなくて]
……あー。 その症状で病院手配するなら、俺、ちょっと宛てありますけど。
[正直、あんまり言いたくはなかった。 けれど、この状況で沈黙しているのも精神的にきつくて。 搬送先をどうするか、と相談する消防団にこう切り出した]
……あ、うん。 先に連絡して、受け入れできるか確かめる程度っすけど。 正規手続きは、その後でやってもらう方向で。 ん、まあ、多分、だいじょーぶじゃないかなー。
[なんてへらっと笑って連絡した先は──ご無沙汰していた実家。 散々怒られたりなんだりしたものの、無事、父と兄の勤務する病院との繋ぎは取れて。
一先ずの大事は回避できた、けれど]
(19) tasuku 2016/11/23(Wed) 01時頃
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……あー……いろいろ、ややこくなった。
[問題ばかり起こした挙句、高卒で家を飛び出して。 それでも、やりたい事をやらせてくれている実家。
元々、頭の上がらない存在であった兄に、また借りが増えたなあ、と。
一段落してから漏らしたのは、そんなため息。 それでも]
……ま。 いつまでも、逃げ回ってたって、なぁ……。
[どうしようもないんだ、と。 『鬼』に憑かれ、走り回った事で知るに至った事もあるから。 ある程度は観念しないと──と、思う。思いはする]
(20) tasuku 2016/11/23(Wed) 01時頃
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[──でも、本当に、『逃げず』にいられる?]
(*11) tasuku 2016/11/23(Wed) 01時頃
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[過るそれは自問か内なるモノの囁きか。 判別はつかない、けれど]
…………俺、は。
[淵に沈めた自分の弱さ。 直視したくないに変わりはないモノ。 今だって、逃げたい、逃げだしたいと叫ぶそれを抑え込むように、ぐ、と拳を握る]
…………。
[逃げない、と。 ここで言い切る強さは、自分にはない。 それもわかってしまっているから──代わりに、きつく唇を噛み締めた。**]
(21) tasuku 2016/11/23(Wed) 01時頃
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/* 後日見舞いに行けそうな接点をじわっと作りつつ、ループエンドっぽい兆しを落としつつ。
まあ、そう簡単にふっ切れるモンじゃないよねー……とかしみじみとしながら、俺も落ちまーす。
今日はもうちょっと早く戻ってこれる、はず……! と言いつつ、お休みなさいですよっと。**
(-70) tasuku 2016/11/23(Wed) 01時頃
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そうさ、うちに帰ればみんな同じ。どんだけ怖い目に遭ったって、後になってみれば良い思い出でしかないんだ。
[拳をぐっと突き出してみる。
大変なのはこれからだ。環境を変えるってのは、それだけ労力がかさむ。 いい年してんだから、やる事はいくらでも。]
よーし、頑張るぞー!
(22) きたきつね 2016/11/23(Wed) 01時頃
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なーんてね。
(*12) きたきつね 2016/11/23(Wed) 01時頃
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忘れ物、してないかい? どいつも、こいつもさ。 あの時間はぜーんぶ本物だってのに。
[見えなくなったって、消えた訳じゃないのさ。 あんたの隣に居るそいつはどうだい? 何か心に一物持っていないかい?]
(*13) きたきつね 2016/11/23(Wed) 01時頃
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あたしはとうに振り返ってしまったのさ。あんまり楽しすぎたもんだから。
[人として築き上げてきたものが多すぎる。それが彼女が彼女でいられる唯一の理由。 それがもし無くなったら? それは美夜子本人ですら想像がつかない。]
大人ってのは辛いものだよ。あたしがあと30年若かったらねえ。
また
(23) きたきつね 2016/11/23(Wed) 01時頃
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地獄の果てまで、追い掛けてやったってのにさ。
(*14) きたきつね 2016/11/23(Wed) 01時頃
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おかしかったな。今でも思い出し笑いしそうだよ。
おもんの姉さんの焦り顔、あの外国人のパニックっぷり、キリヤマの息を切らした様子だなんてほんと腹痛い。
[追ってくる男子共をあざ笑っていたあの日の"みょんこ"がそこにはいた。]
(*15) きたきつね 2016/11/23(Wed) 01時半頃
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[あのガキンチョの時は失敗したってもんだよ。 いい策だと思ったんだけどねー、あの子が苦しむのと引き替えに鬼を困らしちまえって思ったのだけれど。所詮あの結果たい。
やっぱり最初の作戦通り、同じ方向へ逃げて撒き餌にしてやれば良かったんだ。]
うん、次はそうしよう。決めたっと。
[次が誰かは知らないけどね。くすりと笑う。
あの日の自分には勝てなかった。全勝の女帝みょんこ。なんて手強いのだろうか。]
ちゃんとけじめつけたかったんだけどね。ふふふ・・・・・・
[だから、面白い。いつだってみょんこは最速でなきゃいけない。 妙ちくりんな世間体に捕らわれたあたしが簡単に勝てちゃつまらないんだ。]
(*16) きたきつね 2016/11/23(Wed) 01時半頃
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