167 あの、春の日
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[夕暮れ時。豆腐屋のラッパが薄暗くなりかけた空を流れていく。幼い頃、この時はいつも理由もなく物悲しい気分にさせられた。仲間との別れ。遊びの終焉。明日になれば、また会えるのだし遊べるけれど、心の底で、でもそれは絶対ではない……と感じていたように思う。 毎日巡ってくる、一日のこの時間帯。昼から夜へ、その橋のような時間。このぼんやりした橋を渡る。人攫いが出てくるのなら、こういう時か。]
[談話室――会場に向かう頃、誰かに呼ばれた気がした。振り返るがそこには誰も居ない。此方を見ていたのは、時代に取り残されたような小さい郵便受け。呼ばれるが儘にその扉を開ける。どうせ中に入っているのは追試の日程か。]
――あれ?
[冬銀河を投影したかのような紺碧の封筒。差出人は書かれていない。まさかルームメイトへのラブレターを間違えて、自分のところに入れてしまったのだろうか。そういうミスは過去に1度だけある。その時は彼を逆恨みしたものだ。けれどもそういった手紙は、ハートや四葉をあしらった、女の子らしい装飾を施していたように思える。]
?
[首を何度か傾げながらクロッキーブックに挟み込む。己がそれを読むかどうかは――…*]
(47) 2014/03/07(Fri) 15時頃
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/* >>2 後悔を持つ片割れ――…やっぱり首無し騎士か!! まじか。もうLWなのか……。
(-23) 2014/03/07(Fri) 15時頃
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-追いコン会場-
………。
[食事は一番早くに食べ終えたから(決して早食いという訳では無い。食事の絶対量が少ないだけだ。)、恐らく自分が一番乗りだろう。>>2:14 昼間からずっと傍に抱えていた、追加のお菓子やジュースの類を持って会場に入る。 >>46 まさか自分が寄り道をしている間に、腐れ縁が先回りしているとも知らず。クラッカー攻撃を受けてしまうのだろうか。もし怒涛の攻撃を食らったならば、素っ頓狂な悲鳴をあげたに違いない。そして(食らった側なのに何故か)自分が掃除しなければならないのだろう。
もしまだ会場に上級生が揃っていないならば、呼びに行かなくてはいけないだろう。談話室と呼ばれている部屋は二つある。卒業生が、会場を間違えていなければ良いのだけれども。]
(48) 2014/03/07(Fri) 16時頃
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[マユミからの手紙は、鍋のあとすぐに回収した。 まだ封は切っていない。
ハルカはまだ読んではいけない。 その手紙を読むことが許されるのは、きっと]
(*2) 2014/03/07(Fri) 16時頃
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……む。
[クラッカー(3個)を構えたまま、ドアの向こうの気配>>48に聞き耳を立てた。 急いては事を仕損じる。 ちらりと腕時計に目を落とす。まだ開始時刻ではない]
この気配……シーシャか。
[ジリヤやエルゴットの重さを感じない足音でも、フィリップの軽快な足音でも、ゴロウのゆったりとした足音でもない。 フライングでクラッカーを鳴らすのは台無しだ]
ご苦労。
[果たして、菓子類を抱えて入ってきたシーシャに、ドア陰に潜みつつぼそりとねぎらいの言葉をかけた。 クラッカーは鳴らなくても、驚かせるには十分かもしれない]
(49) 2014/03/07(Fri) 16時半頃
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ハルカは、シーシャが驚いて菓子類をぶちまけたなら、しれっと「拾いたまえ」と言って、クラッカーを構えるお仕事に戻る。**
2014/03/07(Fri) 16時半頃
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-追いコン当日-
[飲み会ーといっても酒ではなくジュースだろうがーが始まる前に自分のキャンパスを処分しようと決めて、エルゴットはノアと友に美術室に向かっていた。 追いコン参加に関して、小犬を連れて行くことは先に了承してもらっている。 途中、夕日の差し込む談話室で何やらぼんやりしているシーシャの姿を見かければ>>47、一度はそのまま通り過ぎようとして、立ち止まり。 少し考えると来た道を引き返して、声を掛けた。]
・・シーシャさん
[遠慮気味に小さく名を呼んで、ふたつの生徒手帳を重ねて差し出す。]
ごめんなさい・・ 美実室で拾ったのだけど、その・・
[何と言えばいいのか口ごもり、俯いて。]
(50) 2014/03/07(Fri) 17時頃
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良かったら、これを使ってください。 中身は同じ、ですから――ー・・・
[下にある自分の手帳だったものをズラして示す。 それには無駄に律儀に端に描かれていたイラストまで模写してあることが、後で見たなら解っただろうか。 唯一違うのは、内容照合時、栞代わりにしていた雛菊の押し花を挟んだままにしていたことだけ。
半ば強引に押し付るようにして、何もなければ談話室を離れる。 もし行先を聞かれたならば、裏庭、と応えて。*]
(51) 2014/03/07(Fri) 17時頃
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/* >>49 足音も解るのwwww凄いwwwニンジャみたいだwww
(-24) 2014/03/07(Fri) 17時半頃
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/* そして時系列が定まらない。
>>47(手紙を受け取る)→>>51(生徒手帳を受け取る)→>>48(会場)→>>49(会場でハルカに会う)→
こうか。
(-25) 2014/03/07(Fri) 17時半頃
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/* 思うんだけど、マユミ落とした時点で、コレ狼勝利はないよねw
(-26) 2014/03/07(Fri) 18時頃
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-少し前・追いコン会場に到着する前-
[――…彼は誰時、逢いたい人は、不在なり、うつむいて、魔が時の、橋渡る。黄昏時は、誰そ彼の時。 夕闇に己の陰が曖昧になった頃――手紙をクロッキーブックに挟み込んだ丁度その後だっただろうか、>>50背中に投げられるのは、控えめな声。消え入りそうな程に弱い声は、]
ん……? ぁ、ぇ、エリーさん…… と、犬…?
[夕闇に焼かれた黒髪は、淡く紫が掛かったように見える。 何か思いつめたように俯く彼女。――と、犬が居る。何故だろう。そう言えばこんな風に、美術室以外のところで二人で話す事なんてあっただろうか。 やがて。押し付けられるようにして手渡される、それは。]
……?! ぇ、え、あれ…これ…生徒手帳ですか…? び、美術室で、ですか…?
[御礼より先に驚きが口をつく。ポケットを探ると確かにいつもあるはずの手帳が無かった。 確かに落としたのだ。まさか。あそこで。]
――…って、あ、エリーさん…どこへ…?
[問うまでもなく先に進む彼女。会場とは全く違うところへ足を進めていく。振り向く事もなく答えられた行先は、裏庭だった。――何をしに?]
(52) 2014/03/07(Fri) 18時半頃
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/* 今気が付きました。 追いコンと鍋は別の日?
(-27) 2014/03/07(Fri) 18時半頃
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-追いコン会場-
ぅえ゛?!……しょ、食堂に居たんじゃねぇの…?
[>>49 クラッカーを破裂させる事もなく淡々と言う姿に、忍者の姿が重なる。必殺仕事人か。派手な音を立てたのは自分の方だった。床に盛大に広げてしまった菓子やペットボトルを拾い上げる。会場は卒業生どころか、まだ誰も来ていないようだ。当然だ、一番乗りだと思ったのだから。開始時間まではあと30分弱ある。 >>52 先程すれ違った先輩は果たして来てくれるのだろうか。 夕ご飯時でも、自分は顔を合わせる事が無かったのだけれど。]
……。
[生徒手帳を開く。手元には二冊、同じものが。否、ひとつはズタズタになっていた。もう一つは新品同様の綺麗なもの。――…捲れば、二つの同じアニメーションが動きだす。 数秒程のアニメが終われば、ひらり。足元に落ちる雛菊。]
……来て早々悪ぃけれど…ちょっと俺、また出ていくわ。 追いコン始まるまでには…も、戻るから…
[長い黒髪によく合った赤紫のワンピースと、白いカーデガンが脳裏に浮かぶ。 Days eye――太陽の目と呼ばれる花を栞にしていた、彼女。可憐な花は、蒼穹への憧れなのだろうか。それとも。*]
(53) 2014/03/07(Fri) 19時頃
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― 夕食/寮・自室 ―
ううん、別にいいのよ。 私が、勝手にしたことだし。
[ 美味しそうに食べるエルゴットたちを>>41 微笑み、着替えながら見つめる。
「 そういえばにんじんがね… 」と、 食事の最中に起こったことをペラペラと話していれば、 心優しいエルゴットの事、 きっと静かに聞いてくれてくれただろう。 ]
エルもいたら、もっと楽しかったかも。
[「 ね?ノア。」とノアに微笑みかけるのだった。 ]
(54) 2014/03/07(Fri) 19時頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2014/03/07(Fri) 19時頃
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-寮・裏庭-
――…寒っ、
[春とは言えど。夜はまだ冬の厳しさを残していた。両腕で自分の身を庇うようにする。 見上げれば東の空にアークトゥルスが青白く輝いている。 よく晴れた日には、ここでデッサンをした事もあった。 腐れ縁の読書の邪魔にならないように隅で絵を描いていたが、もし例の悪癖が出るようならば、すかさず何かしら飛んできたのを覚えている。ここで描いた絵はどうなったのだったか。]
エリーさーん……
[薄暗くなった裏庭で小さく呼びかける。居ただろうか。 もし居なければ途方に暮れたまま、暫し幽霊か不審者のように彷徨う。]
ぅわっ…?
[>>1:55 足元にはなぜか紙皿が置いてあった。危うく踏みつけるところだった。 二冊増えた生徒手帳がポケットのなかで、ぶつかり合う。]
(55) 2014/03/07(Fri) 19時半頃
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-裏庭-
[エルゴットがシーシャに告げた行き先は嘘ではない。 美術室から自分のキャンバスを回収した後、使っていた画材道具や水彩画用スケッチブックと纏めて、ここで燃やしてしまおうと考えていた。 行き先を告げた所で、彼がここに姿を現すなど微塵も考えていなかった。
だから。]
…どうか、され、たので、すか…?
[大きな紙袋を抱きかかえるようにして、薄闇の中。 名を呼び佇むシーシャの影に声を掛ける。>>55 驚きで息が詰まって、言葉が不自然に途切れた。
シーシャの足元、紙皿に気付いたノアが走って行く。]
(56) 2014/03/07(Fri) 20時頃
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[>>27慣れればどうという事はない。シーシャはそう言っていたけれど。
不意に、家庭科の授業で人間が活動するのに必要な栄養素を覚えさせられたのを思い出した。 脂質、炭水化物、無機質、ビタミン、…… 既に全部言えないのでテストの結果は残念なものだったのだけど。 目の前の先輩はどう考えても取れていない気がして。]
――…お疲れ様でした。
[満腹で雑炊は食べられないらしい彼の細い背中を見送る青年の眉は下がっていただろう。]
(57) 2014/03/07(Fri) 20時頃
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(――え?あ…。)
[>>28ジリヤの変化に気付いたのは、シーシャに小突かれてから。――だから「顔だけは」と評されるのだろう。 囁きを受けて青年は目を瞬かせた後にちらと視線をやって。再度、彼に視線を向ける。]
(…か、可愛いですね。アリだと思います。)
[神秘のヴェールに包まれた先輩のプライベートを垣間見たような感動に、青年はこくこくと頷いて同意した。 写真を撮るのは野暮だろうからしない。 その代わり、心のフィルムに刻み付けた。*]
(58) 2014/03/07(Fri) 20時頃
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[>>30丸め方も重要。とフィリップに教えられれば、そうなんだと素直に受け取って。 少しは役に立てたらしい事を嬉しく思う。]
おぉー…。
[>>31キムチ鍋の方に卵が投入されたのを見れば、青年は歓声を上げ。 薄らと黄色の混じる雑炊を、息を吹きかけて冷ましてから美味しそうに食べただろう。]
あ、それゴロウ先輩がやってくれたんですよ? 綺麗ですよねー。
[誰が、という話題になれば、何故か得意げに報告した。]
(59) 2014/03/07(Fri) 20時頃
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あ。――…わっ、
[>>56 先程と同じように背中に掛けられる細い声。己が振り返るより先に聞こえる、犬の鳴き声。 足元に寄り付く大きな綿毛。そこにお目当てのものが無いと解ると、子犬は無言で自分を見上げていた。 褐色が、ボタンのようなくりくりとした目を捉える。]
エリーさん…、ぁ、その……――…む、迎えに、き、来ました。
[迎えに行く、とは素直に言い難かったけれど。他に表現が思いつかなかった。 間の悪い会話。互いに目を見合わせようとしない。子犬が空間を埋めるように、右へ左へと動いたか。 ――…しかしながら、視界の端に映る、大きなキャンバス。 それだけでない。筆、絵具、クロッキーブック等々。
こんな夜にスケッチな、訳がない。]
――…ぇ、エリーさん…? あ、あの、何を……?
[ほんの少しだけ、声が硬質なものになる。]
(60) 2014/03/07(Fri) 20時頃
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ご馳走様でしたー! お腹いっぱいです。
[やがて鍋が空になった頃合いに、青年は両手を合わせて軽く頭を下げる。 満腹と言いながらも、恐らくは時間が経てば部屋に置いているストックのお菓子を摘まんだりするのだろうが。 皆で鍋を囲めた―エルゴットとは顔を合わせていなかったが、同室のジリヤが普段通りの様子だったので寝込んでいるわけではないのだろう、と。―という事が青年の心を満たしていた。
落とさないように細心の注意を払いながら皿を流しに運び、片付けの手伝いをしてからは追いコンの写真の準備をする為にも急いで退室しただろう。*]
(61) 2014/03/07(Fri) 20時頃
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………未だ、時間には――…、早いで、しょう?
[迎えに来たという後輩に伏し目がちにそう言って。>>60 闇に乗じて震える手を隠しながら、持っていた"荷物"を土の上に重ね置く。]
(―――――決めたのだから。もう。 迷わない……。)
[そう自分に言い聞かせて。]
何って…?
[若干強張る声にぴくり、と肩が震える。 屈んで、積み上げられた荷物を嗅ぎまわる小犬を呼び寄せて。]
―――――…全部、燃やす…、つもり、です…
[ライターを取り出して見つめる。]
(62) 2014/03/07(Fri) 20時半頃
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な…なんで……
[>>62夜帳に光る一筋の弱い炎。ライターの炎にぼんやりと光る、キャンバス。 そのなかの――…世界に、何度救われたことか。 点が線になり。線が形になり。形に色が重ねれば重ねるほど、この身に走る興奮。 それが灰になる。桜とともに、散って空へ空へ――…還ろうとしている。]
――…ゃ、やめて下さいっ!
[珍しく大きな声を出してしまった。中庭に響く声。 驚かせてしまったかもしれない。それでも、]
も、燃やす位なら――…俺に…… 下さい。
(63) 2014/03/07(Fri) 21時頃
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シーシャは、エルゴットの持つライターを奪おうとしたが。果たして。
2014/03/07(Fri) 21時頃
紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/03/07(Fri) 21時半頃
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[素敵な役者に>>2:199ルーカスの言葉にはそうだな。と軽く答えた。
自分の才能の無さはよくわかっている。 無謀な挑戦で、結果的に舞台に立てなくなって、ホスト崩れ、紐生活となるまであっという間であるのは、この時にはまだ知らないからだ。]
へぇ、そいつは楽しみだ。 鍋のことを思い出したら急に腹が減ってきたよ、まっすぐ行こうかね。
[特に寄り道をする事なくまっすぐ食堂に向かう、 空腹に先ほど考えていたことはとりあえず置いておくことにした。]
(64) 2014/03/07(Fri) 21時半頃
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[ エルゴットに話した中で、 ルーカスからゴロウが作ったというにんじんの花を 褒めすぎたせいできっとゴロウにお礼を、だなんて 言ったのだろう、と。>>41
得意げに話すルーカスの姿は内緒に。 ]
[ 話終えればシャワーを浴びてそのまま就寝。 終わって欲しくない一日を振り返りながら眠りに。 ]
(65) 2014/03/07(Fri) 21時半頃
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[エルゴットが食堂に現れなかったことに気づき、余ったご飯でおにぎりを作る。 ジリヤがタッパーに鍋の具を入れているのを見ていたが、足りなければ食えと同室の彼女におにぎりも渡した。
キャサリン>>43に嫁と言われたが、男だから嫁にはなれないだろうと真面目な顔で答えた。
片づけを終え、自室に戻る。 意外と人気のあった人参の花。 女子は花が好きなのかと思った。]
(66) 2014/03/07(Fri) 21時半頃
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―食堂― [食堂に入ったタイミングはちょうど良かったようだ。 いい匂いが鼻を刺激すれば、とりあえず空いている席に腰掛けた。 食堂に一同が揃う頃を見計らって控えめに]
いただきます…。
[そう言葉にして箸を伸ばした。 うん、うまい。肉を食べたのはなんだか久し振りな気もする。
途中キャサリンがジリヤ先輩やフィリップ先輩にちょっかいを出しているのを見れば]
またか…。
[と小さく呟いた。 普段であれば、ちょっとは諌めたりするものだが、今日は放置した。 こうやってこのメンバーで食事をするのもあと少しだ。 好きにさせて騒がしくなるのも別にいいじゃないかと**]
(67) 2014/03/07(Fri) 21時半頃
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―食堂→体育館― [食堂で食事を終えれば、静かに食堂を抜け出した。 騒がしいのは嫌いではないが、特別好きなわけでもない。 食後の腹ごなしに軽く運動でもしようかと、寮を抜け出し体育館へ向かう。 途中、郵便物を覗くのは何時もの癖だ。 大抵ラブレターが入っているが、今回はどうやら異なるようだ。]
だれからだ?
[中を読むのは後回しにして…この手紙、何が書いてあったんだっただろうか? 今は思い出すことはできない…。 とりあえず体育館に向かって、バスケでもしようかと…。]
(68) 2014/03/07(Fri) 21時半頃
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―体育館― [体育館に着くと舞台を眺めた。]
『あすが来、あすが去り、そしてまたあすが、こうして一日一日と小刻みに、時の階を滑り落ちて行く』
[小声でセリフを呟いて、足元に転がっているバスケットボールを拾った。]
さてと…運動、運動…。
[舞台のために鍛えた身体は、体力も運動部並みだ。 元来の運動神経の良さも相成って、そこそこ勧誘も受けたが全て断った。 女性の告白を無碍にするのは美徳に反するが、男の誘いになど断るのはたいしたことではない。
ポーンポーンと体育館中にボールをつく音が響いて、そのままハーフラインからボールを放った。 長い放物線を描いたボールはそのまま音を立てずネットを潜り、地面に落ちた。]
(69) 2014/03/07(Fri) 21時半頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/03/07(Fri) 21時半頃
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―追いコンの日・自室―
良かった。間に合ったー。
[青年は無事に現像し終えた写真を見てほっとしたように息をつく。 一人で現像出来るようになったのはつい最近。細かな気配りの必要な一連の作業をしている間はひどく緊張する。 そこに映っているジリヤ達の姿を見れば青年は青灰の目を細め。 ひいふうみい、とその数を数えて…]
――えっと…、大丈夫だよな?
[指折りながら追いコンに参加するメンバーと照らし合わせる。 その数は合っているように思えた。]
(70) 2014/03/07(Fri) 21時半頃
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