103 善と悪の果実
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ミスター、私怖くないわ
[広間から此処に来たのならば、少なくとも新たな死をひとつ見てきた、それはジェフにもわかっていただろう。 それでも強がる台詞そのままに、まっすぐに瞳を見返して
それでも、先に逸らしたのは少女だった。 急くように階段を上れば、少しは息もあがり 新しい血の匂いには気づけぬまま、グロリアの部屋を目指す。 主の部屋がある廊下は、扉までが長く、ゆっくりと整える息と同じリズムで歩けば、開いたままの扉が近づいてくる]
(45) 2012/09/28(Fri) 16時半頃
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― グロリアの居室 ―
まあ…
[扉から覗いた少女を迎えたのは、増えた死の匂いだった。 ガウンをかけられた小さな影。 少し覗いた細い足で、その中が誰かは知れたが 少女は眉を顰め、怒ったようにそれを見ていた]
嫌、ね
[髪をかきあげ、少し俯く。 酷く、気分が*悪かった*]
(46) 2012/09/28(Fri) 16時半頃
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/* 赤もかこうかとおもったけど完全にねむくてもはやなにをいえばいいのか
ねむ
ねる かみん
(-15) 2012/09/28(Fri) 16時半頃
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―3F女主人の部屋―
[警官を見送ると、今一度酸化したプレートに視線を落とす。 遠い記憶の生物たちにもタグが付けられていた。 あれは、何番だったか]
――……おや
[>>46 ブロンドの少女が扉から惨状を覗き込む。 辺りには血の匂いが満ちているが 少女は恐れる素振りも見せない。 長い髪を揺らし、夕闇伯は扉へと向かい、少女に話しかけた]
……見学するには些か悪趣味だが。 気になるのなら存分に見るがいい。
[良識もって止めたりはしない。 夕闇伯の一貫した態度である。]
(47) 2012/09/28(Fri) 18時頃
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―大広間/回想―
―――――…はい。ずっと、一緒ですよ。
[血を吸った黒い蝶を、再び己の髪へと舞わせて。 柔らかな少女の手を最後に一度優しく包み込んでから、 その甲へ"紳士"のように口付を]
"薬"をとってきてあげましょう。
[穏やかな微笑みを残して、学者は大広間を後にする]
(48) 2012/09/28(Fri) 18時半頃
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お強いのですね。ご立派です。
[まぶしがるように、囁く言葉]
可愛い、可愛い、ポーチュラカ。
[呪文のように、繰り返す]
(*2) 2012/09/28(Fri) 18時半頃
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俺じゃない俺じゃない俺じゃない………!!!
[廊下を走りながら、幻聴>>+11に両耳を塞ぐ。 招かれざる客から転げ落ちていく滑稽な男の耳に ぬちゃり、と塞いだ耳が。少年の赤い血で、汚れた。]
(*3) 2012/09/28(Fri) 19時半頃
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/* 追い詰めるの上手いひとが多過ぎて…つらい…
(*ノノ)
(-16) 2012/09/28(Fri) 19時半頃
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―回想・階段―
[見上げる大きな瞳は、投げた男の声に答えた後、すぐに逸らされた。>>45 小さな身体で段を踏み越え行き過ぎて行く少女。
強がりなのかそれとも―― 、ふと、あの少年の生前の大きな黒い目が今の少女の目と重なったが。
男は、それ以上少女を止める事はせず階段を降りて行った。]
(49) 2012/09/28(Fri) 19時半頃
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―1階・使用人部屋―
[まだ血が残る銀のナイフ。 それを差し出した時、男を応対した使用人の顔が怯えるように歪んだが。 男の問い掛けには、すぐに応えた。]
「はい―― 、これは全ての客間に置いてあります。 ペーパーナイフでございますね。」
[使用人の言葉を聞いた後、ナイフをハンカチに包んだまま懐に仕舞う。]
探してくれ。 このナイフが無くなっている部屋が無いか。 今すぐだ。
[男の低く、だが鋭く言う声に使用人が急いで頷く。 そして、他の使用人数人に声を掛け、客間のある2階へと上がって行った。]
(50) 2012/09/28(Fri) 19時半頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2012/09/28(Fri) 20時頃
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/* ほんとは、全部屋にあるから足hつかない、大丈夫〜 なのかも知れないとも思いつつ。
追いつめてみる。(
(-17) 2012/09/28(Fri) 20時頃
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―階段― [さて、ポーチュラカは答えたか。 いずれにせよ、夕闇伯が階段へと向かうのは変わらない。]
…………林檎の手掛かりでも持っていたか、それとも……
[思案しながら降る階段。 手当てのことなどすっかり忘れている]
(51) 2012/09/28(Fri) 20時頃
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ヴェスパタインは、ジェフのお手並み拝見となるか、と密かに思った。
2012/09/28(Fri) 20時頃
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/* 相討ち狙いだけどどうなるかね〜>お手並み
(-18) 2012/09/28(Fri) 20時頃
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―廊下/回想―
[ストロベリー・ブロンドを風に揺らして。 黒い蝶を舞わせた"学者"が廊下で見かけたのは、 生前の刺青の男の姿だった]
ヘクター様、と、仰りましたか。
[既に新たな夕闇が降り始めた頃合いだったか。 蛇は唯、変わらぬ穏やかな微笑みを浮かべて]
先ほどは、随分と…激しくて、いらっしゃいましたね。
[くすくすと肩を揺らす。彼はどうしただろうか。 ゆっくりゆっくりと、彼へ歩み寄る足先]
(52) 2012/09/28(Fri) 20時半頃
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―――――…お怪我を…。
[そっと彼の頬へ触れれば、朱は既に止まっていたか。 人影のない廊下。 背伸びをして白いフードを揺らしつつ、 伸ばした舌先は傷を舐める]
うふふ。
いけません。本当に何かを手に入れたいのならば。 最初にことを荒立てては。 …目立ってしまっては。
[囁きながら、緩やかに指先は頬を撫でて]
(53) 2012/09/28(Fri) 20時半頃
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[それは、まるで、かつて擦り寄った"猫"のように。
肌を辿る指先は、刺青をなぞりながら、 下へ下へと降りていき―――]
ヘクター様。 私(わたくし)は知っているのです。
禁断の果実が誰の手の元にあるか。
[彼の顔を間近で見つめたまま、 唐突な言葉と共に無邪気ににっこりと微笑んだ。 彼は虚を突かれただろうか、さあ、それとも―――]
(54) 2012/09/28(Fri) 20時半頃
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[―――――――ぐさり]
(55) 2012/09/28(Fri) 20時半頃
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[フードの内に隠していたナイフを深く脇腹へ突き刺した。 其れは通常の人間相手ならば致命傷たり得るものだった。 彼の"呪い"を果たして学者は知っていたか否か]
ですが。 貴方様にはもう、あまり関係のないことでございましょう。
何しろ本物の楽園――――…死国へ旅に出るのですから。
[返り血を浴びて赤く染まるローブ。 血を吸った其れは、やがては酸化し赤黒く―――…。
蛇は表情一つ変えない。 笑っていた。ただ、楽しそうに笑っていた]
(56) 2012/09/28(Fri) 20時半頃
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舞台を動かすためには、 多少の"景気付"というものが必要なのでございます。
怯え、歪み、憎しみ、奪い合う。
きっかけは栄光様の死だけでは、 なおも足りないようでございますから。
――――――…ならば、私が。
人の子を唆す、"蛇"の役目を仰せつかりましょう。
(57) 2012/09/28(Fri) 20時半頃
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/* おぉ。そっちか。
(-19) 2012/09/28(Fri) 20時半頃
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善と悪が入り乱れ、混沌のふちに落ちた林檎。
(58) 2012/09/28(Fri) 20時半頃
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最後に拾うのはこの"僕"だ。
[口許に作る三日月。 学者の瞳に灯る光とも闇ともつかない狂気の色は、一瞬で]
さようなら、ヘクター様。
[別れを告げる頃にはすっかり生りを潜めて。 血痕を残さぬよう慎重に。 人目を避けて自室へと戻る。
…誰かに見られていれば、それは、それ]
(59) 2012/09/28(Fri) 20時半頃
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―大広間から程近い廊下―
[>>30何も見ていない、と言う男に対して]
そう、ですか……
[言葉を紡ぐその口を、目を、見逃さないように観察する。 動揺や、取り繕いのようなものは無いか。
安心させるように微笑って身を案じる言葉を受ければ、 礼を述べつつ、少しでも自然な笑みを返せただろうか。]
(60) 2012/09/28(Fri) 20時半頃
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[男がこの場を立ち去る姿をちらと目で追って、思考する。
刑事がただ一人で刺青の男の傍に蹲っているのを見た瞬間 その光景から彼がやったのかと連想した。 だが、遠くから見ただけでは男が柄を掴んでいるのかすら 見ることは叶わず。
こことは別の場所で、新たにもう一つの物言わぬオブジェが 生まれている事は、未だ知らない。]
(61) 2012/09/28(Fri) 20時半頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2012/09/28(Fri) 21時頃
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―回想・大広間―
[刺青の男と夕闇伯の騒動の最中、 少女と、その傍らに寄り添っていたストロベリー・ブロンドは 血を流して争っていた二人とは違う意味で目を引いた。
二人の周囲にはただ、穏やかさのみがあった。 喧騒など、遠い世界での出来事であるかのように。
少女が黒い蝶細工を受け取り、ストロベリー・ブロンドがその手に口付ける姿を。 少女が熱に浮かされたように相手を見詰める様を。
大広間全体を見渡すために少し離れた場所に居たため 会話は聞こえなかったものの、ただ、見ていた。
私が大広間を後にしたのは、ストロベリー・ブロンドがそこから去ったしばらく後の事。]
(62) 2012/09/28(Fri) 21時頃
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―二階・廊下―
[使用人がひとつひとつ、客間を調べて行く様を男は見守る。 在室の客で文句を言う者があれば、その鼻先に自身の身分証を突き付けて黙らせる。
―― 使用人の仕業でもなければ必ず、この何処かにナイフの消えている部屋があるはずだ。
廊下の隅に立ち、時に移動しながら捜索の結果を待つ。 煙草に火を点け、マッチの燃えさしを床に捨てると靴底で踏みにじり、消した。]
(63) 2012/09/28(Fri) 21時半頃
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―自室―
[自室に戻って湯を浴びて、 白いローブも水につけて染み抜きをする。 "薬品"の扱いは手慣れたものだ。
…ただ、流石に乾かすことまではできないので]
――――――…♪
[流行の歌を口ずさみながら、濡れたローブを部屋に干し。 部屋に備え付けていた衣服の内、 簡素な白いワンピースを身に着ける。 まだわずかに濡れた髪をまとめれば、 少しは女のように見えるだろうか。
…いや"それ"は、何処か歪な雰囲気を纏っていることだろう]
(64) 2012/09/28(Fri) 21時半頃
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―大広間から程近い廊下―
[>>39騒動を聞きつけてやって来たのだろう。 ポーチュラカは一度刺青の男を一瞥すると、すぐに目を逸らした。
……見ない方が良いだろう。 言葉にはせず、後ろからそっと少女の肩に手を掛けて、感情が捉えられないその表情を見詰めた。
>>43『姉様に、もう一度会ってくる』と駆け出した少女を見送った後、林檎を探すために幾つかの部屋を回っていると、慌てた様子の使用人と擦れ違う。
刺青の男の件で慌しいのだろうか、と思っていたが、どうやら話が違うようだ。
グロリアの寝室で新たな事件が起きていたと言う知らせを聞き、慌てて3階へと向かう。]
(65) 2012/09/28(Fri) 21時半頃
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/* ペラジーのとこにも行ってみてぇ…w
(-20) 2012/09/28(Fri) 22時頃
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―2階、自室―
[やがて、扉を叩く音がする。 特に臆することもなく、学者はあっさり扉を開けた。 お疲れ様です、と労りの言葉すらかけて]
―――――…御機嫌よう。 捜索ですか? どうぞ、ご自由に。
[其処には警官の姿もあっただろうか。 事件の後、湯を浴び着替えを済ませた蛇の姿は、 彼の目にどう映るだろうか。
彼らのお目当てのペーパーナイフの方は、 使われることなく自室に残されたままではあるが]
(66) 2012/09/28(Fri) 22時頃
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