207 Werewolves of PIRATE SHIP-2-
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ミナカ、二人で話をしようか。
[私は甲板に集まった面々から嗅ぎ分けて仔犬の正体を的確に見抜いていた。なるべく穏やかに聞こえるように聲を風に乗せた。]
(-30) 2014/12/11(Thu) 20時頃
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[命令を告げ終えると道化は「私とミナカが上がってくるまで、勝手に船底に降りてきた者は切り刻む」と睨みを効かせてから、ミナカを半強制的に伴って牢へと消えた。*]
(-31) 2014/12/11(Thu) 20時頃
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……いい貌だ。
[絶望の中、息絶えたであろうサイモンの顔を見て、無機質な声を零す。
絶望は畏れを産み、畏れは絶望を喰らい、成長する。 産声あげた畏れの行く末を、愉しむかのように。
ほんの微かに、唇の端が持ち上がった。*]
(*6) 2014/12/11(Thu) 20時頃
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―船尾楼:夜―
ぬ。 なら貸してやんね。
[予想通りの答えだったので、別に気を悪くするでもなく。あったけえのになー?と猫の頭をなでながら。>>32]
うん?そうだな、ダリウスが死んじまったからな。 ……真面目に舵やりそうなの、他にあんまいねえしなー。 ジェレミーはともかく。
[セシルからの頼みを快諾した。>>45]
明日には吹けばいいんだがな。風。
[風もなく、紅い色の月に照らされる海上は、不気味なほどに静かで。猫も同意するように、大人しくセシルに撫でられている。
まずはジェレミーが覚えるのが先だということで、しばらく余計な口出しをしていたが。今夜は約束があるから、と明日から手伝う旨を示して、甲板を下りていった。]
(47) 2014/12/11(Thu) 20時頃
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―8号室―
おう、来たか。
[夜、訪ねてきたグレッグを出迎える。>>20 こうして誘ったのはグレッグへの気遣い3割、自分が酒を飲みたかったからが7割。キティはベッドの上で丸くなって、横目でグレッグを迎えた。拾われたのが若干先なので、キティはどうも、グレッグより自分の方が兄貴分だと思っているらしい。]
今回も、よく死なずに帰ってきた。 乾杯、ってな。
[厨房から持ちだしてきた木杯二つ、かち合わせた。 自分より若い奴、強いと思っていた奴の死を何度か見ている男は、グレッグのことが何だかんだで心配である。常に付きっきりというわけにはいかないので、強くなってもらうくらいしか対処法は思いつかないが。
他愛もない話を交わしながら、いつしか酒によって睡魔に襲われていた。]
(48) 2014/12/11(Thu) 20時半頃
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[紅い月。
森の中を駆けていく影。 犬に似た遠吠えが響いている。 遠吠えは、自分を呼んでいるようだった。
――…うるせえな。 俺は海の男だ、そっちには行かねえよ。
夢の中の呼び声を無視して、男は夢さえ見ない眠りに落ちる。 熟睡していて、グレッグが夜中にそっと出ていったのにも気づかず。>>22]
(49) 2014/12/11(Thu) 20時半頃
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―8号室:朝―
あ゛あ゛……? うるせえ……いてぇ……
[ガンガン響く音に、頭を押さえて唸った。>>41 少し飲み過ぎたようだ。 朝から不機嫌になりながら、ずるりと寝床から這い出し。 まだ眠る猫を部屋に置いて、甲板へと向かう。 行く途中、船長命令だとわかり、急ぎ足になった。]
(50) 2014/12/11(Thu) 20時半頃
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[夜中のともかく扱いは不服だったが、実際あまり舵の扱いは巧くはなかった。ホレーショーにつつかれつつ、風のない夜の航海は続いた。 二人になったあと、セシルが眠りに落ちるのに、こちらもまどろみながら。 迎えた朝はまずは静か、しかし直ぐにも騒がしくなる。 ものを打ち付ける音。リーが聞けば発狂しそうだ。]
――何だろうな。
[セシル>>46と見合わせてから、下を覗く。 船底の出来事は、上の舵にはすぐに伝わらず。 甲板に降りてようやく、口々に狼だのなんの言うのを聞こえた。 ゆるりと、事態を把握しはじめる。]
(51) 2014/12/11(Thu) 20時半頃
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ジェレミーは、セシルに、毛布だのは置いておいていいと、早く降りるよう急かした。
2014/12/11(Thu) 20時半頃
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[雲を運ぶ風が無いせいか、甲板に注ぐ陽が強い。 明け方から続く凪は今も変わらないようで、波音も常よりずっと頼りない。その分、集う面々が交わす会話や、身動ぎの気配は明らかに伝った。
昨日ミナカに巻いてもらった包帯の上から、左耳孔の辺りを掻いた。モソモソとした布の感触の下で、皮膚と筋肉が微かにヒクついている。
現れた料理長が騒ぐと、男の目はそちらへ向き。 キンキンキャンキャン高らかな喋くり(>>37)を傍観していたら、下っ端船員に「黙らせろよぉ」と命じられた。]
ニコ、黙ル ファッキン
[ノソリと立ち上がると、ニコラスの口を大きな手のひらで覆い塞ぎに行く。意味を知らずニコラスの言葉をなぞりながら。……周りの誰かに小突かれ彼が大人しくなれば“命令”の効力は切れ、手は引っ込めた。]
(52) 2014/12/11(Thu) 20時半頃
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墓堀 ギリアンは、メモを貼った。
2014/12/11(Thu) 20時半頃
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/*>>52wwwwwwwwwwwwww
はあかわいい
(-32) 2014/12/11(Thu) 20時半頃
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─ 翌朝 ─
[深く眠ることはない。 眠るときも、鉤爪は常に傍に置く。
ヘクターの声>>41には、扉を叩かれる前から気付いていた。 もっと言うなら、騒然とする下っ端達の声や、珍しい船長の怒号も聞こえていた。 但し、「聞こえた」と「起きる」は同義語ではない。
なので身を起こすのは、ヘクターが扉を開けてからのこと。]
……壁が壊れる。
[寝ぼけているわけでも何でもなく、いつものように感情の殆ど無い顔のままでそう呟いて。 それから漸く、甲板への移動を始める。]
(53) 2014/12/11(Thu) 20時半頃
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セシルは、ジェレミーに急かされつつ、なんとなく、ギリーからの童話は手にして甲板へ。
2014/12/11(Thu) 20時半頃
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/*ヴェラとセシルときいちがまだ、かな? ああグレッグもか。
(-33) 2014/12/11(Thu) 20時半頃
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/*モンド、フランク、リーもいないね (´・_・`)
(-34) 2014/12/11(Thu) 20時半頃
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/* >>49 ちょ、お前赤側かもしかしてwwwwww
(-35) 2014/12/11(Thu) 20時半頃
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/*いやモンドはいるのか。 ええいめんどくさい、もう回しちゃっていい??
(-36) 2014/12/11(Thu) 20時半頃
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/*あかん、いっちゃん重要なミナカくんがおらんやん。 流石にそこは確定させたらあかんやろ。
(-37) 2014/12/11(Thu) 21時頃
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ぎゃっ
[>>52立ち上がった大男へ向けて、短い悲鳴が上がった。
小突かれておとなしくなっていたというのに、ギリアンの口真似が面白かったのかそれ以外が琴線に触れたのか、ヒヒッ、と笑いがこぼれだす。
その喧しい口は、命令に忠実な大男によって塞がれた]
んぎゅ、むー!!
[鼻まで塞がれかねない大きな手を、なんとか引き剥がそうとしてみる。 が、体力お化け相手に料理人の腕では当然無理なので、そうかからず再びおとなしくなった。
ふぁっきん、と手の下でモゴモゴ言って。 ついでに掌を舐めてみるくらいはしたが]
(54) 2014/12/11(Thu) 21時頃
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/* ホレーショーが半狼ちゃんでいい? となるとセシル魔術っぽいしーだいぶ赤も透けてきたかな 飯!
(-38) 2014/12/11(Thu) 21時頃
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[声をどやし、徐々に皆が動き出すのを数え。 ヴェラがまだ出てきていないと組員から聞けば、 3号室のドアを乱暴に開けた。 身体を起こし、相変わらず抑揚のない口調で注文をつけるヴェラ>>53を見れば不機嫌そうな顔になる]
起きてんならちんたらしてねーでとっとと出て来い。 船長命令だっつってんだろーが。
[手ェわずらわせんな、と急かすように顎をしゃくり。 甲板に向かう彼を促す。何かを聞かれれば分かる範囲で答えるだろう]
(55) 2014/12/11(Thu) 21時頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/11(Thu) 21時頃
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[朝。 水平線に太陽が触れ、白んでいた空を染め上げる。 新しい朝だ。 絶望の船に似つかわしくないほど、清々しい。 天気だけなら、だが。
夜が明ける前には部屋を抜け出し、修理に向かう。 部屋を出る前、同室者の唸り声>>11に 煩いと言わんばかりに軽く傍の壁を蹴った。 それで壁に穴が開いたとしても、 修理するのは自分だ。何も問題ない。]
(56) 2014/12/11(Thu) 21時頃
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[道具を持って、甲板に上がる。 被害の酷いところを先にと、道具を広げた。
その為、船長からの号令の際もそこに居た。 どうしたのだろうと、のこぎりを引く手を止めた。]
(57) 2014/12/11(Thu) 21時頃
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[ニコラスの口元を覆った手が、呼気の温度と篭った声の振動のせいでむず痒い。さらには手の平を舐められると、こそばゆくてかなわない。]
ア゛ ァ ッ ア゛ ニコの舌 悪い舌
[声を塞き止めていた手を離すかわりに、モゴモゴ開閉する口腔へ親指と人差し指をムズと押し込み。よく動く舌をチョイと抓む。舌の根抜けば大人しくなるだろう……という理に適った折檻のつもりはさっぱり無く、動くものを反射的に抑えたってな具合で。]
(58) 2014/12/11(Thu) 21時頃
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/*エロい
(-39) 2014/12/11(Thu) 21時頃
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知っている。 これから向かう。
[>>55そのわりに、行動はマイペース。 欠伸などしつつ身なりを落ち着かせると、無音でヘクターの後に続いた。]
壁が壊れるとリーが怒る。
[甲板へ向かう途中、質問じみたことは何もしなかった。 かわりに、彼の所業か他の誰かの仕業かは知らないが、大きな壁の凹みを見つけ、独り言のように言った。*]
(59) 2014/12/11(Thu) 21時頃
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[目が覚めれば、第二甲板の隅に転がっていた。 昨夜の記憶よりほんの少し横にずれただけの床。 寝ている間も波が穏やかだったことを知り、大きく伸びをしながら、絶好の釣り日和を逃したことを嘆く。
船底からぞろぞろと集団が上って、通り過ぎていく。 ぼうっと見送っていると、お前も来い、なんてどやされて それでようやく、立ち上がることにした。
船底から血の匂いがしたとして、そんなことに気づくほど、敏感な鼻もしてないし、何より麻痺していた。 だからいつものように、ぼさぼさの頭を掻きながら、 甲板に顔を出したのは最後の方だったろう。]
(60) 2014/12/11(Thu) 21時頃
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肥代取り 置壱は、メモを貼った。
2014/12/11(Thu) 21時頃
ヴェラは、ヘクターに続き甲板に着くまでに、もう4度ほど欠伸**
2014/12/11(Thu) 21時半頃
風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2014/12/11(Thu) 21時半頃
革命家 モンドは、メモを貼った。
2014/12/11(Thu) 21時半頃
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[血、血、血……。一面に広がる血溜まり]
(61) 2014/12/11(Thu) 21時半頃
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― 翌朝 ―
うわあっ。
[グレッグは飛び起きる。今まで見た夢よりも、さらに鮮明なヴィジョンを見た。それこそ、血の匂いまで感じられるような]
どうかしちまったんスかね。俺は。
[昨日の楽しい酒盛りの余韻は立ち消えて。 苛立たしげに頭を搔いた。 その瞳には、茫洋とした暗い光が宿っていた]
……とりあえず、起きよう。
[二度寝する気にもなれず、廊下に出た途端。 船内の雰囲気が慌ただしい事に気付いた]
船長命令?
[嫌な予感が増大した]
(62) 2014/12/11(Thu) 21時半頃
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― 甲板へと ―
[急いで甲板へ向かう道すがら、船員達の囁きが聞こえる 曰く「人狼が出た……」「血で真っ赤」「惨たらしい死体」だの。 比較的、仲の良い船員をひとり捕まえて]
……死んだのは、ルイスと捕虜ッスか?
[ある確信を持って質問をした。船員は頷く]
そっか。ありがとッス。
[短く礼を言った。 グレッグは酷く混乱する。夢の通りだった]
(63) 2014/12/11(Thu) 21時半頃
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― 甲板 ―
[いよいよ、グレッグは夢を無視するわけにはいかなくなっていた]
(予知夢、なんスかね)
[甲板に整列しながら、思考を巡らせた。 問題なのは。昨日から度々見る、あの一連の悪夢が。全て本当だとしたら。 ――グレッグは近い将来、死ぬということだ]
(死ぬんスか、俺が)
[なんだか、ふわふわとして実感が沸かない。 いや、今はそれよりも。人狼が本当にいるとしたら]
………………らなきゃ。
[誰にも聞こえない小さな声で呟く。 その呟きは、潮騒に消えた]
(64) 2014/12/11(Thu) 21時半頃
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ホレーショーは、時々頭押さえながら、甲板に立っている。*
2014/12/11(Thu) 21時半頃
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[露骨に苛々した自分の声にも、船長命令だと聞いても目の前の男は何ら焦ることは無い。悠長なもんである。>>59 足音を立てずに後ろを歩かれるのは妙に落ち着かず、無言のヴェラをちらりと目を遣って]
……ああ?
[ふいに言われた言葉に、その視線を追えば壁には大きな凹みの後。 先程皆を呼ぶ時殴った時についたものだったかもしれない。船大工には文句をつけられるかもしれないが、それがどうした。いつものことだ。 明らかに不穏な空気が蔓延するこの状況に至っても気にするところはそこなのかと、小さく溜息をついた。]
なんつーか……… 本当何考えてんだかわかんねぇ奴だな、テメェは。 顔色一つ変えねぇのか。
[仏頂面でもう一度ヴェラを見れば大きな欠伸をしている。 調子狂うぜと呟き、共に甲板の上へと*]
(65) 2014/12/11(Thu) 21時半頃
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