251 【誰歓RP】鬼渡し
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─→鎮守の森─ [地面を蹴ると地面との接地面から神経を伝わる痛覚。
捻った足首は違和感を痛みと言う形で訴え続ける。 これでは全力疾走は難しそうだ。]
ふん…。 所詮次までの繋ぎ。消耗品にすぎぬ。
[これで興ざめにはさせぬ、と笑みは絶やさぬまま。 足に気を取られて姿を見失ってしまったが ガサガサと動く茂みが居場所を告げる。 辰次はそう思い込む。]
なあ、晶。 昨日言ってたろ、ジジババニャン。 俺まんずよぅ知っとるっけ、一緒に話そうや。
[実代子から聞いた話だとは言わないけど>>0:43まだ辰次の振りでもしてくれたら出てきてくれるんじゃなかろうかと。]
(30) 2016/07/20(Wed) 19時半頃
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辰次の振り……。 あれ、俺誰だっけ。
七尾辰次……だよな。
あれ、じゃあ今の「俺」は誰?
[思考の中に潜むもう一人、いやそれがもう一人と呼ぶほど分化されているのかわからない。もう一つの人格と呼んだ方がすんなり受け入れられるくらい混じりあった意識と思考。
捕まえようとしているのは誰。 万が一自分に鬼がついた時、刻限まで自分の中に閉じ込めよう、なんて思っていたのは誰。]
わっかんねぇ…。
(-18) 2016/07/20(Wed) 19時半頃
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まぁいいか。 止まらない、寂しいのが止まらないから。 早く誰か捕まえないと。
(*4) 2016/07/20(Wed) 19時半頃
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―鎮守の森―
[ある程度距離が取れたかと、茂みに隠れながら息を潜め。 じっと、オニの姿を見つめる。>>30 どうやら見失ってくれているようだが、油断大敵。 智花に、口元に人指し指を当ててしー、のポーズ。
ジジババニャンの話題に、 ふざけんなと叫びそうになるのを耐えた。 俺は辰おじと雑談したかったんだ、お前とじゃない。 辰おじを利用すんな、と心の中で文句を言う。 我慢しろ、我慢と自分に言い聞かせ。
足元に落ちていた木の枝を拾い、なるべく遠くへ投げた。 枝は地面に落ち、石に当たって、微かに音を立てる。**]
(31) 2016/07/20(Wed) 20時頃
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[鬼の面を正面から被り直して顔を隠す。]
なぁ、俺さぁ…。 親父が死んでから寂しくて寂しくて……。
寂しくて 寂しくて さみしくて さみしくテ サミシクテ サミシクテサミシクテ……──── しょうがないんらっけ。 俺のこと慰めてくれや。
[そう言えば相手は出てきてくれたろうか。
いずれにせよ、辰次の求める通りにならないとわかると 他を狙うのみ、と踵を返して拝殿の方へと向かった。]
(32) 2016/07/20(Wed) 20時頃
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[さくちゃんの手を握ったまま、走る、走る。 どれくらい走っただろう。先ほどまでいた拝殿が見えてきた。色褪せた鈴緒に、ひび割れた賽銭箱。石でできた灯籠の元まできて、やっと息を吐いた。]
……っ、はあ……。
[こんなに全速力で走ったのはいつぶりだろうか。 深く息を吸って、呼吸を整える。にたり、と笑った叔父の表情が、瞼の裏に残っていた。]
(33) 2016/07/20(Wed) 20時半頃
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……ねえ、さくちゃん。 辰次おじちゃん、どうして捕まっちゃったの?
[何処か抜けていて子供っぽい部分もあるけれど、優しくて頼りになる叔父。脳裏で笑う彼の顔が、先ほど目の当たりにした不気味な鬼の顔に塗りつぶされていく。激情が胸の中を焼き尽くそうとしている。頭を振って、さくちゃんの顔を覗き込む。]
……辰次おじちゃんは、さくちゃんを助けに行ったんだよ、ね?
[私の視線は、彼女にはどう映っただろうか。 さくちゃんのことを責めたいわけじゃない。さくちゃんは何も悪くない。自分の中の良くないものを出さないように、心の中で呟く。 その行為にはどれだけ意味があっただろうか。]
(34) 2016/07/20(Wed) 20時半頃
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看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2016/07/20(Wed) 20時半頃
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――拝殿――
[櫻子も実代子と走った。 走って走って、そうして徐々に辰次から離れていく。 逃げていく。 あの恐ろしい笑みを浮かべたオニから。
そうして、無事に逃げ果せたと思ったのに。 目の前の実代子はそれを許してはくれない。>>34]
辰っちゃんは…。
[言葉に詰まる。 あの時、オニを目の前にして自分が声をあげなければ。 自分の足で逃げていれば。 オニを引き付けるために向かった辰次を引き留めていれば。
オニに捕まる前に辰次も思った もし が櫻子の脳裏を過る。]
(35) 2016/07/20(Wed) 20時半頃
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[櫻子の脳裏を過る もし はすべて、櫻子が何かを成していれば防げたはずだ。 実代子には責めるつもりはないのだろう。 けれど、目の前でオニに捕まった辰次を、歪な笑みを浮かべる辰次を、見てしまった櫻子には、その視線は糾弾のように感じられた。]
実代子ちゃんには、わからない――!
[櫻子の口から悲鳴が漏れる。 この世界に来てから何度叫んだだろう。 それでも、声は枯れる事なく異世界に響き渡る。]
(36) 2016/07/20(Wed) 21時頃
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/* あ、実代子ちゃんって言っちゃった。 みょんちゃんね…
(-19) 2016/07/20(Wed) 21時頃
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/*あぁーーー!実代子ーーーー!!!いいぞぉーいけぇーーー!! 闇!その闇いいぞぉーーー!!
カタツムリの大学生の内情をもっと知りたい。
そんでもって晶くんが可愛すぎて。ありがとう、そんな風に言ってくれておじちゃん嬉しい!そしてジジババニャンの安価を未練たらしく貼ってた伏線を回収できてよかったwww
(-20) 2016/07/20(Wed) 21時頃
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── 鎮守の森 ──
[ 晶くんと同じ様に私も背を低くして走った、飛び出た枝が服や髪に引っかかるのも気にせずに ]
(こわい…──)
[ この知らない空間が。帰れないかもしれないっていう、不安が。変わってしまった辰次さんが──
今までふざけて怒られたってこわいと思ったことは一度だってなかったのに。晶くんへ話しかける声>>3:30さえも、背筋が凍るほど恐怖を感じさせるものだった
茂みから辰次さん…ううん、鬼の様子を見てみたら、私たちのことを見失ったみたい。どうしようかと晶くんへ視線を向ければ、立てられた人差し指>>3:31 小さく頷いてわかったと告げる。それから投げられる枝を目で追って、鬼のお面をかぶり直した辰次さんへ視線は吸い寄せられる ]
(37) 2016/07/20(Wed) 21時頃
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[ 寂しく さみしくて、サミシクテ
これは本当の辰次さんの気持ちなのかな 私にそれを知るすべはない。だけどその声は私の心を揺らすのには十分だった 大丈夫だよ、そう伸ばしそうになる手を口ものに持って行って、声が出ない様に抑えることで必死に押しとどめる せっかく隠れてるんだから 私が勝手に動いて晶くんまで危険な目に合わせるわけにはいかない
ほんの少し前に差し出した小指。ごつごつとした感触と温かい体温が伝わっていたそこは、森を抜ける風で冷たく感じた ]**
(38) 2016/07/20(Wed) 21時頃
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みょんちゃんは、自分で進路を決めて、自分で仕事を決めて、都会に出て行った。 みょんちゃんは、自分のやりたい事をちゃんと持って、自分でその道を切り開いた!
[実代子を見て叫ぶ。 憧れのお姉さんで、高校卒業と共に憧れの都会に行ったお姉さん。 一人でだって生きていける強い人。]
私知ってるもの。 おじ様もおば様も、みょんちゃんには辛く当たるけど、本当はすごく心配してる。 辰っちゃんも晶も、村のみんな、みょんちゃんを心配してる。 そしてそれ以上にみょんちゃんに期待してる!
[村から都会に向かう姿は目立ち、色々と言われた事もあっただろう。 それでもこのご時世、女の身一つで働いている実代子をみんなが見守っていることを知っている。 過去があるから皆口に出来ないだけで。]
(39) 2016/07/20(Wed) 21時頃
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私にはそんな事出来ない!
[辰次は頼れと言った>>2:75。甘えろと言った>>2:82。 頑張ると言ったけれど、期待に応えようと言う事を聞いて育った櫻子にはまだ、実代子に甘える事が出来なかった。]
私がオニになれば良かった…。 だったら辰っちゃんはきっとオニにならずに、皆が助かる方法を探してくれたのに…。
[時間稼ぎだろうが何だろうが。 それでも、その方が何倍も助かる確率は高かっただろう。 それに。]
実代子ちゃんは、村に戻らないと。 おじ様もおば様も、それに晶くんも智花ちゃんもみんな、みょんちゃんの事待ってるよ。
[冷静ではないのだろう。 今、辰次から逃げたとしても村に帰る方法は何一つ見つかっていないのに、ここで実代子を逃がせば何とかなると櫻子は思った。]
(40) 2016/07/20(Wed) 21時頃
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―七尾家前― [よく知った、見知らぬ景色の中を走る、走る、走る。 何かが中に並んでる明るい機械や、天まで聳える高い柱。 こんなものがある場所なんて、知らない、知らない、知らない。]
はぁ…はぁ…
[次に向かったのは、幼馴染みであった善一のいた七尾家。 明かりの漏れる、その家の前には大人が数名屯していた。]
なァ、善ちゃんおる……?
[「見つかったか?」などと話している人集りに、ふらふらと近付きながら話しかける。 大人たちはこちらを見ると、ギョッとした顔をした。それを見れば、こちらも竦む。]
「お前、どこの家の子だ?」 「名前は?」
[聞き知った訛りのない言葉に途惑いながら、怖ず怖ずと名前を名乗る。]
(+3) 2016/07/20(Wed) 21時頃
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アスカ……綾瀬、明日香
[その名を聞いた大人たちは、どこか不気味そうな顔をした。 その異様なものを見る目に――実際は違ったのかも知れないが、子供の明日香にはわからない――怖くなった明日香は大人たちに背を向けて、再び駆けだした。
ここは一体どこ? 帰ってきたんじゃないの? 父と母はどこ? 皆はどこ? なんで皆あんな顔するの?
夜に、白装束を着てる女の子がいたら怖いだろうということには気づかない。 ただただひたすらに、怖い。**]
(+4) 2016/07/20(Wed) 21時頃
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/*
櫻子ちゃん;;
(-21) 2016/07/20(Wed) 21時頃
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それに、辰っちゃんに恩返ししないと。
[助けてくれた辰っちゃんを置いて逃げているから、実代子の視線がこんなに突き刺さるのだ。]
私、辰っちゃんを呼んでくる。
[脳裏には辰次の恐ろしい笑みが浮かんでいるが、このままではいられない。 皆が逃げるにしても、囮は必要だ。 今度は、櫻子が囮になる番だ。]
(何か目立つもの…)
[思い出したのは辰次が落とした物ら。>>19 曇天でうす暗いこの世界に、きっと辰次の方から火を灯せばすぐに見つけてくれるだろう。 櫻子はじりじりと実代子から距離を取る。 そうして実代子と別れようと。 せっかく晶が二手に分かれようと提案してくれたのに。>>21]*
(41) 2016/07/20(Wed) 21時頃
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/* 展開が早くて申し訳ないです…orz もっと早くに来れれば良かったんですが…
(-22) 2016/07/20(Wed) 21時頃
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/* そして、あと300pt切ってたって言うね☆ (すみませんすみません) (何なら明日回収する…!)(明日オニだがな!)
(-23) 2016/07/20(Wed) 21時頃
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− 手水舎 −
[木の棒は柱に立てかけておき、カタツムリを眺める。]
おおお左巻き。 殻色が濃いが、黒変種はわりとあるからな… とりあえず、確保して後ほど、精密調査だ。
しかし、1匹いたということは、探せば他にもいるという仮説のもと、僕は頑張るぞ。
[採集したカタツムリを、手水舎にぶら下がっていた手拭いに包んで、これまた備品の柄杓におさめ、手拭いの余りで封をして、そのまま柄杓はハーフパンツのベルトループに、刀のように差す。 半裸のみならず、ますます奇矯な恰好になっているが、当人は気にしない。]
(42) 2016/07/20(Wed) 21時頃
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カタツムリは中間宿主になっていることがあります。 触った後は、よく手を洗いましょう。
[教育的指導をつぶやきながら、手水舎で手を洗う。]
(43) 2016/07/20(Wed) 21時頃
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[どうやら鬼は本殿裏の広い鎮守の森へ誰かを追って行ったようだ。 少なくとも視界の中に動きはない。]
愁嘆場になって鬼渡しの連鎖が発生する可能性もあったけど、 晶少年が逃げろと指示を出していたからな。
辰次さんが奪われた瞬間にそれができるとは、さしづめ、群れを率いる若きリーダーの誕生といったところだ。
僕は素晴らしい瞬間に立ち会ったぞ。
(44) 2016/07/20(Wed) 21時頃
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/* 左巻きのかたつむりって珍しいらしいっすね()
(-24) 2016/07/20(Wed) 21時頃
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[ふとみると、柄杓はまだ1ダースほどもあった。]
♪だれかさんが だれかさんが だれかさんがみつけた
[有名な童謡を口ずさみながら、周囲の土を手水舎の水でいくらか湿らせて柄杓に詰めてゆく。 ひとまずアイデアを形にすると、試しにひとつ、木の幹を狙って柄杓を振り抜いた。 泥玉が放たれて、命中するとパシンと砕けて飛び散る。]
いい出来。
(45) 2016/07/20(Wed) 21時半頃
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これなら、女子供にも扱えるでしょう。
[残った柄杓にも泥玉を詰めて並べておく。 うまく鬼の顔にぶつけられれば目つぶしになるか。 石を混ぜていないのは、ダメージを与えるのが目的ではないからである。]
(46) 2016/07/20(Wed) 21時半頃
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/* 発想が上手いなこの人
(-25) 2016/07/20(Wed) 21時半頃
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[枝が効を奏したかかはわからないが、とにかく辰次の姿が遠のいて、は、と息を吐き出した。心臓がばくばくとうるさい。>>32]
ああ……くそっ。 辰おじのばか……
[姿が見えなくなってから、ぼそりと呟いた。 寂しい、寂しい。>>32
その声が本物にしか聞こえなかったから、どきどきする心臓がちょっと切ないのだ。]
(47) 2016/07/20(Wed) 21時半頃
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/* 組みつかれてはいけないルールでのバトルと想定して対策を考えてみると、楽しくてな
(-26) 2016/07/20(Wed) 21時半頃
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