22 共犯者
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─回想・広場─ [ 広場に迷い込むようにヴェスパタインが足を踏み入れた時、まだ儀式は始まっていなかった。 彼が見たのは、ようやくいくらか覚えられるようになった人たち──ミッシェルやオスカーたち。
そしてもう一人、厳しい顔をした両親と兄たちに囲まれて項垂れる、ボリスの姿だった。 ボリスの家族は、ヴェスパタインの姿を認めると、一様に激しい憎悪の視線で睨みつけた。]
(451) 2010/08/01(Sun) 23時頃
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─回想─ [「あんたの所為で……」
母親が吐き捨てる。 父親や兄たちの殺気から見て、今日が潔斎の日である祭の日でなければ、彼を半死半生の目に遭わせるくらいのことはしたに違いない。
ヴェスパタインは漸く事態が飲み込めた。 ボリスと自分の「関係」が発覚したのだ。必死に目を逸らすボリスの顔付きからもそれが分かる。 それで、ボリスを生贄に──巡礼に差し出すことにしたのだ。 居てはいけない、一族の恥となる存在であるが故に。
本来であれば、ボリスの家族はヴェスパタインの方を突き出したいところだろう。 だが、「よそもの」のヴェスパタインは、祭に加わる資格がないのだ。 パピヨンが余所者を生贄に選ばないことを長老に進言したから、誰も彼を選ばないし、御籤を引く場にも呼ばれない。 彼はそういった事情を知っていた訳ではないが、誰もよそものの彼を呼びに来ないことで、推測は出来た。]
(466) 2010/08/01(Sun) 23時半頃
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>>*42 …………。
[ 彼は沈黙したまま答えようとはしなかった。 何の感情も伝わってこない。]
(*44) 2010/08/01(Sun) 23時半頃
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─回想─ [ このまま知らぬふりをすることも出来ただろう。 祭が終わった後、この家族がどうなろうと、「かれ」には関係ない。 そして、「巡礼たち」から距離を置いた方が、この先の儀式の進行には有利となる。 もし、彼が「本物のヴェスパタイン」であっても、恐らくはこの状況下では将来の迫害の危惧より目の前の恐怖に口を噤み、非難に耐えるしかない筈なのだ。「彼」は既に、そのようにして街から逃げようとしたのだから。
だが。]
(478) 2010/08/01(Sun) 23時半頃
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─回想─
僕が……私が、ボリスの代わりに行きます。
[ ヴェスパタインが拳を握り締め、歯を食い縛るようにしてそう口にした時、「かれ」は一体何を思っていたのだろうか?]
(481) 2010/08/01(Sun) 23時半頃
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─回想─ [ それから暫く後のこと。 広場に集まった生贄──巡礼たちの中に、壇の傍でぐったりと座り込む、蒼褪めた彼の姿があった。
仕度の暇もなかったのか、特に武器になるようなものは何も持っているような気配はないし、気力も最低のようだ。 何か話しかけられても、半死人のように最低限の反応しか返って来ない有様だ。]
(489) 2010/08/02(Mon) 00時頃
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