25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―
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/* 動けねえwwwwwww時間早送りしたいのぅ。 自業自得なんだけども。
(-69) 2010/08/03(Tue) 22時頃
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[親は天性の誘惑者だった。 何故彼が裏町に居たのか、知る事は結局無く 教わった事といえば満月の夜毎行われる――
多才な芸妓を持つ花と その稽古を身につけたのは少年なれど 型どおり 譜面どおりの所作 毒花咲かずしては凡才に留まる
噂のロビンは、少年の内で眠る朱いろの花 芽吹くときは、もうあと僅か]
(*30) 2010/08/03(Tue) 22時頃
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― 表座敷 ―
[か細い歌は途中で止まってしまった。 咳き込み、続く音は出なくなる]
……
[酷く、喉が渇いていた。 身体はまるで自分のもので無いよう]
(347) 2010/08/03(Tue) 22時頃
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― 本邸/表座敷 ―
[首を捻って戸口を見遣る。 熱が引くまでは休めと 無理矢理に浚われてきたこの場所は、何処だろう]
……
[動けない。 高嶺に命じられたから 熱が身を侵食しているから 足を傷つけているから
静かな部屋 物音立てねば、誰も少年が此処に居ることなど 気付かないのだろう]
(358) 2010/08/03(Tue) 22時半頃
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/* じたじた。 動けない、ぐすんぐすん
寝ようかなorz
(-73) 2010/08/03(Tue) 22時半頃
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― 表座敷 ―
[静寂に押し潰される 走馬灯にも似た
とりとめも無い出来事が思い出されては消える。 翌朝には、身を侵す熱も引いているだろう 眼鏡さえ届けば、視界も晴れる
冷たい瞳は明日も 冬の空を映すのだろう*けれど*]
(370) 2010/08/03(Tue) 23時頃
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/* だめだ、このままソロールでPT食うのは駄目だ。 歌、もーちょい人が通るタイミング待てばよかった。 失敗zzz
(-83) 2010/08/03(Tue) 23時頃
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[聞こえた音、ふたつ]
この身宴に在らずして 知り得る事叶わぬが
[病の元は、いま此処に。 硬い蕾が人食い花に化けるまで、動けずに居る]
先刻の 夜光の音とはまた違う
食欲そそる音――…嗚呼、私の目覚めは
満月は、未だか**
(*33) 2010/08/03(Tue) 23時半頃
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/* 華月人魚かな ……ええ、寝るといいつつ こんな早くに眠れませぬ。
(-89) 2010/08/03(Tue) 23時半頃
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― 本邸/表座敷 ― [寝床には相変わらず少年一人。 夜も更けてきた頃か
宴の席はまだ続いているよう 漏れ聞こえる多種多様な音
技術こそあれど表現に感情が乗せられない 自らの芸妓にせめて花の色香でもあったなら]
――…ぅ、ン
[静かな其処に混じるひとの気配。 独白に 額に汗浮かべた少年の意識が揺らぐ]
(407) 2010/08/04(Wed) 00時半頃
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― 表座敷 ― [入ってきた彼に見えるのは、熱を出した子供ひとり。 怪我は布団のした、眼鏡は未だ届いておらず]
……気持ち…ぃ
[やがて、ひやりと冷たい布があてられる。 掠れた声で呟いた。 呟き声は意味を取れず 意識は夢うつつ 薄ら開いた視界に映るは、相変わらずぼやけた世界]
……何故、戻って ?
(410) 2010/08/04(Wed) 00時半頃
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……このまま、目覚め なかったら
[これは独り見る夢の続き。 少年の視線は定まらず 冷たい印象はすっかりなりを潜めている。 掠れ声は変わらず、ぽつり呟く]
前を 向いても――何処にも 道……が
[舌が喉に張り付いて、上手く伝えられず 口を噤む]
(418) 2010/08/04(Wed) 01時頃
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休 む――ひま な、て
[首を振る。 先ず可笑しなほどの介抱 労わる言葉も、先ほどの続きならば在り得ないが 夢の続きならば]
みず
[じくじくと痛むのはどこだろう 身体が熱い。 重い身を両肘で支え起きようとしたけれど、半身に力が入らず、少年は自身の身を持て余す]
(426) 2010/08/04(Wed) 01時半頃
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[触れられても、くたりと身を預けるだけ 水差しを咥えれば、ゆっくりと傾けられて 冷たい水と一緒に流れ込む 理性]
――――――…
[夢から覚めた少年は 自分の置かれた環境がわからず、冬色をした瞳を見開いた。 ぼやけた視界でも手の届く先ならいくらか判別はつく]
(434) 2010/08/04(Wed) 01時半頃
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嗚呼……
[理解した。 相貌を歪ませて 次に、漏れたのは自虐の笑み]
はは……馬鹿だな、何を謝ってるんだい ボクが間違えた 勝手に期待して
本当に、愚かだ
[気だるさは変わらず。 寝かしつけられるまま、敷布の上に転がる]
イアン、キミは何かボクに用事でもあった? それとも
[言いかけて、止める。 まだ夢を見ようと謂うのか]
(443) 2010/08/04(Wed) 02時頃
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――…逢いたい? 違うよ、ボクのは……ただ
今一度花になれなんて あんな事謂うから、若しかしたらと
[少年は決して彼と視線を合わせない。 横になって、身体ごと顔を背ける。 ばつが悪い。 偶然に立ち寄ったと謂うのには、だろうねと短く息を吐いた]
ボクを介抱したってキミの得にはならないよ。 点数稼ぎなら、花主のところで芸でも見せてくればいい。
[辛辣な言葉を捜すけれど、咄嗟に出るのは拗ねた一言くらい]
(451) 2010/08/04(Wed) 02時頃
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………
[言い当てられ、むっつりと黙り込む]
花主がイラナイなら、何で此処にいるのさ。 ボクと違って、シュレーゲルさまに呼ばれたわけでも無いだろう?
……ボクは 別にこのまま帰っても、他にいくらだって行く所くらいあるんだ。 ロビンの舞も唄も――欲しがる人は幾らでも……
[行き先はあれど、噂の真相が知れればどうなるのか 考えるのは、怖い。 掛け布を握る手に力が篭る] ここに? …………ボクはキミと違って繊細でね、他人が居るところじゃゆっくり休めもしないんだけど。
(466) 2010/08/04(Wed) 02時半頃
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……シュレーゲルさまに、執拗に……?
[信じがたいと漏れる声。 気付けばイアン相手に幾らも気安く感情を表に出していた]
寒いなら、布団くらいかけておくんだね。 畳の上で風邪を引きたいなら止めないけど。
[溜息ひとつ。 無言で掛け布を押しやった。 熱を帯びた身が、夜の空気にひやりと触れる。 身震いをして、敷布をくるり丸めて防いだ。 巻き寿司のような格好だったが、直ぐに寝入ってしまったイアンにはわからない]
誰の花になったって……結果は、同じさ 噂の芸なんて何ひとつ無いボクじゃ 駄目なんだ、きっと
[寝息を立てている相手には聞こえないだろうと、零す音]
(472) 2010/08/04(Wed) 03時頃
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せめて一つでいいんだ……ボクにも 何か秀でた所があれば
……そんな考えも、出来るかもしれないけどね。
花主を選びたい ボクだって
けど、もうあと二日――…とても足りないよ
(474) 2010/08/04(Wed) 03時頃
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せめてひとつ……手に入るなら 悪魔に魂売ったって……
[呟きながら、少年の意識はおちていく。 深く
*深く*]
(475) 2010/08/04(Wed) 03時頃
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― 深夜→翌朝へ ― [短い髪に触れるなにかに、薄らと意識が戻る。 回廊では使用人の声 高嶺の花がふたつ剪定されたと、それはもうキマリごとのように。噂は常に尾ひれをつけて広まっていく]
嗚呼……
[小さく呻いた。 撒いた敷布に吸い取られて、それはイアンまで届かない。 絶妙のタイミングでまた頭を撫ぜられ、ゆっくりと瞳を閉じた]
(498) 2010/08/04(Wed) 09時頃
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子供の居る場所など、何処にも無いじゃないか
[遠い昔の記憶。 親は子を持つ年とは思えぬ美しさで けれどあの人は花ではなかった 仕切りなど無い一つ間取りの小屋 夜毎違う男を招いて囀る彼の声を覚えている]
――いっそボクも安宿でなら、芸など無くても…… 嗚呼、どうして花になれなんて謂われたのか
[鳴き声はやがて止まり 寝付けずに居た少年の傍へ、残り香と共に舞い降りて あの唄を歌ってくれたものだ]
誰が雛鳥を……殺したの
[夜は明ける 人知れず蕾をはらんでいた花が一つ*散った*]
(500) 2010/08/04(Wed) 09時頃
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[そして散った花のあとに咲くのは 生あるものを惑わせからめとる、毒の花]
我こそ 巷に流れる噂の花
月夜に、艶やかに咲き誇る――私の名はイビセラ。
愚かな駒鳥は、もう要らぬ**
(*36) 2010/08/04(Wed) 09時頃
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永遠など……生有るものには訪れぬ
[宵待月冴える夜 薄い笑み零し、聞こえた音を拾うは 泡沫に消え行く名も無き花でなく]
死と生が、我等が力 そうでしょう
(*38) 2010/08/04(Wed) 11時頃
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満月の前夜の小望月――…子持月 ……臨月は訪れた
明日はお目見え出来ようか この声届く貴方方に**
(*39) 2010/08/04(Wed) 11時頃
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― 朝/表座敷 ― [座敷に差し込む光は、障子を通し柔らかく 薄らと持ち上げた瞼 冬色をした眼で間近の温もりを見遣る]
大きな……狗。
[瞳を細め、薄く笑みをひいた。 丸まっていた敷布は白。 広げ、其の上に皺のついた服のまま寝そべった。 他人に触れる事を嫌っていた指が、隣に眠る彼の髪へと伸びる。 頭の形をなぞり、確かめるような仕草 愛撫のような手つきで同じほどに短い髪を掻き乱すと、ゆっくり身を起こした]
(520) 2010/08/04(Wed) 12時半頃
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― 本邸/表座敷 ―
嗚呼……良い目覚めだ 否 是が謂うなら 口調は改めねば
[伸びをして、顔を上げる。 熱の引いた顔には、目元に朱が残っていて けれど返って色を添えていた。 発した声音は凛と 硬いだけでなく含むものを感じさせる]
――誰か、いないかい? 着替えたいんだ。
[少し間を置いてひとを呼んだ。 口調はなるだけ幼く]
(521) 2010/08/04(Wed) 12時半頃
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[目覚めた花は、ふと思い出す]
――…して、晩餐に並ぶは 誰ぞ?
(*42) 2010/08/04(Wed) 13時頃
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/* しまった描写不足した 赤ベネの時間軸とずれてる気がするんだぜ。
目覚める前のことを思い出した的な一文が必要だったかしら
(-112) 2010/08/04(Wed) 13時頃
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/* ま、いっか
(-113) 2010/08/04(Wed) 13時頃
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